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期間の退院をしたが、1994 年 4 月 14 日に再入院したということが明らかになった。当該 書類は、1994年3月第2週のある時に請願者の現在の弁護人に渡された。1994年3月4日 に、M/s. De Penning and De Penningによって請願者の現在の弁護人に対して書状が送ら れたが、それは、1994年 3月 3日の彼とカルカッタ事務所の間の当該事項に関する電話に よる会話について言及しており、そこからまた、上訴、猶予申請および遅延の宥恕を求め る申請書を準備するために、請願者の現在の弁護人に対してその文書を送るようにという 指示がボンベイ事務所に対して与えられていた。当該書類は、1994 年 4 月 27 日に当該弁 護人に対して速達で送られ、1994 年 4 月 28 日に受領されたと陳述されており、上訴はそ の後速やかに、即ち、1994年4月29日に申請された。

このような情況の中で、被告の弁護人は、1994年4月8日から上訴申請日、即ち、1994年 4月 29日まで、何の説明もなされなかったと述べた。委任状は 1994年 4月 8日に効力を 発し、当該弁護人に転送するために、M/s. De Penning and De Penningに送り返されたこ とは明らかである。当該委任状には消印が付けられており、それは 1994年 4 月 25日とさ れている。

前述の事実は、開示されている記録から、当該上訴をできるだけ迅速に優先するための手 段が請願者によって取られたが、予測不能なやむをえない状況のために、当該上訴は優先 され得なかったということを明らかにしている。遅延の宥恕は、裁判所の裁量事項であり、

司法的に行使されるものである。不履行の当事者によってなされる説明が妥当かつ有効な ものとして受け入れられ得なければ、遅延の長さはあまり意味を持たない。

この訴訟においては、請願者の側に、裁判所に接近し、上訴を申請するのに何らかの過失 があったという可能性はあるが、請願者はDe Penning and De Penning Advocatesの海外 の顧客であり、De Penning and De Penning Advocatesは、弁護士事務所であり、本国の 裁判所で請願者の代理を務めている。従って、当該申請は認められるものであり、上訴申 請における遅延は宥恕され、当該上訴は規定の期限内に申請されたものとして扱われるべ きである。

意見/勧告:

当該訴訟が、管轄権のある裁判所の前に十分時間的に間に合うように申請されるよう保証 するためにあらゆる努力が払われるべきである。しかし、遅延の発生が避けられないよう な場合、遅延の宥恕の裁量は裁判所にゆだねられるので、裁判所にとって満足のいくよう な説明がなされるべきである。遅延の期間の長さは、その遅延全体に対して十分な説明を 行うことができれば、大して重要ではない。

この訴訟においては、遅延について適当な説明がなされなかった中断期間が存在したが、

請願者は英国企業であり、請願者の弁護士はインド国内の異なる場所に存在していたため、

裁判所は寛大な見方を取ったのである。

しかし、裁判所はこのような宥恕要求に対して統一的な反応を示すわけではないので、裁 判所側のこのような恣意や寛大さは、当然のことと考えられてはならない。同じ事実に関 して、寛大な裁判所もあれば、そうでないものもある。

従って、原則的、実際的な問題として、訴訟は常に、時間的余裕を持って始められるべき である。