第1表 中学年の子どもの限球運動
獣竃鼓能
3年
弱;計数
第1衰とを比較してみよう。
図1の3年生の結果と,それと岡じA文章を読んで調べた第1表のA文童に よる実験の結果とは,だいたい間じ結果がでている。したがって,Aのような 文章なら,3年生という学年発達の段踏では,いつも,その程慶の結果がでる
ものだ,ということがわかる。
しかし,B文章による実験と、C文章による実験の結果は,図1の結果より,
だいぶ悪い結果が出ているが,これは読む文章の難易度がでたものである。つ まり,A文章よりB文章, B文章よりC文章の方がむずかしいためである。
発達段階ということでみると,4年の終りと,6年の終りとでは,低学年に でているような,はっきりした,発達の差がみえない。中学年の終りともなれ ぽ一応,小学校の卒業までに達せられるはずの諸技能は,ほぼ完成しつつあ
る。そういう二階にあるのが中学年だ,ということがわかる。しかし,そうはいっても,羅の動きが小学校で完成してしまって,中学。高校生ではもう発達
しないということではない。
2) つぎに,3年と4年では,冒の動きの上で,どんな差があるか,を考え
てみよう。それは,第1表の平均値では,3年と4年の間では,Hの動きに発達の差が見えない。
しかし,同じ文章を読ませて,1年生〜9年生の発達をみた実験では,3年と 4年との間に,はっきりした有意差がでているから,この点を考えあわせると 差が見えないというのは,先にのべたように,読む文章の難易度という別の条 件がより強く結果にきいているためであろう。ただし,結果の平均値に差がな くとも,標準偏差に注意すれぽ,3年と4年の間に差がなくはない。3年より も4年の方に,標準偏差の開きが小さい。これは,劣った子どもでも,だんだ んとBの動きの技態を身につけはじめてきて,児童間の差がなくなりつつある
ことを添している。
3) 男女による繊球運動の差
第1表にあげた目の動きの結果を.男女,ニグループにわけ,平均をとって,
男女のちがいをみた。それが第2表の結果である。男女のいずれかが,どの技
能で優劣の差があるか,をみよう。54
第2表 男女による眼球運動の差
A:文章(3年)逆行数 不適応 停留時間凝視数 読字数
「解
刺・. 7・
244 1 6.77.7 1 o. s2 27i 5. 8
i 3・ 2
3.9
B文章(3年)
臣ミ蓋讐
停留数} 男 !7 } 75.歪
逆行数 不適応 惇留時間凝視数 読字数
}3. 1 o.s6 1 26i
5. 7
}女1 ・,}・… 9. 7 o. s4 1 272 1 r」.4
理解 5.4
4.5
C文章(4年)
1\ 技能
盤\姦 停留数 逆行数 不適応 停鷲時間凝視数 読字数
男い5}…}8・・
0.7ア 264 1 5. 02女1 ・・巨・・}7…1 ・…
274 1 5.IO理解
3. 9
,.i 1
3種の文章による実験で,男子がどの実験でも,女子よりすぐれている技能
がある。それは,停留時間が少ない。
(理解度が高い。)
逆に,女子がどの実験でも,翼下よりすぐれている技饒は,<逆行数が少な
い〉ことである。逆行数が少ないというのは,文章を正確に,:文字をおって知覚していっている嘉島である。女子の高島兵馬がいつも男子より長いというの は,このことをさらに裏書きしている。つまり,女子は文章を読むとき,正確
に,ゆっくりと交二二を知覚する傾向がある。これは,女子のパーソナリティ からおこるのであろうと,大ttかに断定しておく。もう少し,綿密に,昏技能の差をみるために,有意差検定をしてみた。
それによると,男女に有意差ありとでた技能は,
1) 停留時間(3年A文章の実験)
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2) 理解点(3年B三章の実験)
3) 〃 (4年C:文章の実験)
である。他の技能については,有意な差はなかった。
ふつう,ペーパーテストの形式で読む速さを調べると男子の方が速く読め る。この実験でも,A文章, B三章のときはそういう結果が出ている。しか し,4年生のC文章による実験では女子の
ほうが速い。平均読字数が女子の方が多い という結果が出ているが,しかし;有意な差 ではない。
この実験ででた1秒間の読字数は,ペー
パーテストででてきた読字数より,少ないものである。たとえば,3年2学期末に,
この子どもたちがやった読速ペーパーテス
第3表 読速度(注4)のペーパー
テストと実験との比較
へ ノへ
テスト 実験(B文 章による)
男1 ・・ 77字【 5.6字
女巨25引
5.4字準差十蓼口 標偏
7.46字
(2. 70)
5.5字
(2. 10)
(注4) この田荘の読速度は平均1秒 間の読字数を示す。
トと実験の結果とをくらべてみよう。第3蓑にあげたとおりである。
ペーパーテストのほうが,速く読める理由は,「できるだけ速く読みなさ い。」という速読みをさせているためである。実験のほうは,ふつう読みであ る。また,実験場面では,子どもの頭を動かないように固定させてあるし,精
神的な緊張があることも忘れてはならない。2. 眼球運動の各技能の相関
臼の動きの五つの技能は,中学年の子どもでは,どのような丁丁関係にある か,をみるために,各技能間の絹関係数をだしてみた。C文章による実験結果 から各技能の相関をだしたものが第4表である。
1)読字数(読書速度)と他の技能との関係をみよう。第4表によると,読 字数は停留数との相関は十〇.83で,ひじょうに高い。逆行数停留時閣がこれ につづいている。したがって,読書速度といちばん関係の深い技能は停留数で ある。子どもが文章を速く読めるということは,文字群をすばやく知覚するよ
りも,ゆっくりでもいいから,たくさんの文字群を知覚すること,また,後も どり読みをしないこと,その方が効果的であることを示している。この関係は,A文章による実験結果から,各技能の相関をみた揚合でも,そ
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第4表 眼球運動の各技能の相関(C文章による実験)
糎徽睡磁陵魏劉膿魚油乞轍睡記
数
垂 r留 一1 o. 70 1 o. 26 i o. 26 1 o. s3
逆行数 。. 7e 1