地震災害対策編 第1編第3章第15節
「防疫保健衛生対策及びこころのケア対策」
健康な生活を送れるよう支援する。
(1)巡回保健班による健康相談等の実施
ア 福祉保健部保健衛生班長は、保健師を中心として、必要に応じて医師、栄養士等による 巡回保健班を編成し、被災地区の避難所、仮設住宅等を巡回し、健康相談、保健指導及び 生活環境の整備を行う。
イ 巡回保健班員は、巡回健康相談が効果的、効率的に実施できるよう、保健所保健師と連 携し、巡回計画を立てる。
(2)巡回健康相談・保健指導
巡回健康相談に当たっては、要配慮者の健康確保を最優先とし、次により被災者の健康状 態の確認と必要な保健指導を実施する。
また、状況への適切な処遇を行うため、医療救護、防疫対策、栄養指導、精神救護及び福 祉対策関係班等と連絡調整を図る。
ア 高齢者、障害者等の要配慮者の健康状態の把握と保健指導
イ 結核患者、難病患者、人工透析患者、精神障害者等に対する保健指導 ウ インフルエンザや感染症予防の保健指導
エ 有症状者への受診勧奨、悪化予防の保健指導 オ 不安の除去等メンタルヘルスへの対応 カ 口腔保健指導
(3)避難場所等の生活環境の整備
避難所、仮設住宅等において次の状況を把握し、被災者へ指導・助言するとともに生活環 境の整備に努める。
ア 食生活の状況(食中毒の予防等への対応)
イ 衣類、寝具の清潔の保持 ウ 身体の清潔の保持 エ 室温、換気等の環境 オ 睡眠、休養の確保
カ 居室、便所(仮設トイレを含む)等の清潔 キ プライバシ-の保護
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4 防防防防疫疫疫疫対策対策対策対策
災害発生時における防疫対策は、生活環境の悪化、被災者の病原体に対する抵抗力の低下等 の悪条件下に行われるので、福祉保健部保健衛生班長は、防疫対策を迅速かつ強力に実施する。
(1)防疫活動実施体制
災害の規模に応じて、迅速に防疫活動ができるよう福祉保健部保健衛生班長及び市民生活 部環境衛生班長は、柏崎市刈羽郡医師会及び県等に協力を求め、以下のとおり検病調査班及 び防疫班を編成する。
地震災害対策編 第1編第3章第15節
「防疫保健衛生対策及びこころのケア対策」
(ア)福祉保健部保健衛生班に係るもの
○検病調査班 (1班当たりの編成)
医 師 1人 保健師 1人 事務員 1人
福祉保健部検病調査班は、救護班と協力し、次の任務に当たる。
・検病調査及び健康診断
・避難場所、避難所における防疫指導
・臨時予防接種
・伝染病患者の救護及び隔離
・伝染病予防教育及び伝染病予防のための広報活動
○防疫班 (1班当たりの編成)
班 長 1人 班 員 3人
防疫班は、被災地、避難場所及び避難所の消毒に当たる。
○伝染病予防委員
・市長は、知事の指示に基づき、伝染病予防委員を選任する。
・伝染病予防委員は、災害の規模及び状況により適当な人数を選任する。
(イ) 市民生活部環境衛生班及びクリーン推進班に係るもの
○防疫班 (1班当たりの編成)
班 長 1人 班 員 3人
防疫班は、被災地、避難場所、避難所等において次の任務に当たる。
・ねずみ、昆虫等の駆除、廃棄物の処理及び清掃の実施、指導
・飲料水の水質検査
なお、災害の規模・状況に応じ、県に防疫活動の応援を要請する。
(2)感染症発生予防対策
福祉保健部保健衛生班長及び市民生活部環境衛生班長は、感染症の発生を未然に防止する ため、避難所、浸水地区、衛生状態の悪い地区を中心に、次の感染症発生予防対策を実施す る。
ア パンフレット、リーフレット等を利用して、被災者の健康管理について、飲料水、食物 の注意、手洗い、うがいの勧奨を指導するとともに、台所、便所、家の周りの清潔、消毒 方法を指導する。
イ 防災行政無線、広報車及び報道機関の協力を得て防疫広報を行う。
ウ 道路、構渠、公園等の公共の場を中心に清潔方法を実施する。
エ 便所、台所等を中心に消毒を実施する。
オ 県が定めた地域内でねずみや昆虫等の駆除を行う。
(3)検病調査及び健康診断の実施
福祉保健部保健衛生班長は、感染症を早期に発見し、まん延を防止するため、検病調査及 び健康診断を実施する。
ア 検病調査は、検病調査班をもって行い、緊急度に応じて計画的に実施する。
この場合、浸水地域の住民及び避難所、集団避難場所の避難者に対する調査を重点的に 実施する。
イ 検病調査班は、必要に応じ検便等の健康診断を行う。
(4)感染症発生時の対策
被災地において感染症患者又は無症状病原体保有者(以下「感染症患者等」という。)が発 生したときは、県と連携し、次の対策を実施する。
ア 感染症患者等の入院
検病調査班は、感染症患者等が発生したときは、直ちに県に報告をするとともに、速や かに入院の措置をとるものとし、交通途絶のため感染症指定医療機関に収容することが困 難な場合は、なるべく災害をまぬがれた地域内の適当な医療機関又は臨時収容施設を設け て収容するものとする。
イ 濃厚接触者の検病調査・健康診断の実施
検病調査班は感染症患者等と飲食を共にした者、頻繁に接触した者に対し、検病調査、
検便等の健康診断を実施し、病気に対する正しい知識や消毒方法等の保健指導をおこなう。
ウ 家屋、台所、便所、排水口等の消毒の実施
防疫班は環境衛生班防疫班と連携し、台所、便所、排水口等の消毒を実施し、汚物、し 尿は消毒後に処理する。
(5)臨時予防接種の実施
市は疾病のまん延予防上必要があるときは、県の指示を受け、対象者及び期日を指定して 予防接種を行う。
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5 栄養栄養栄養栄養指導対策指導対策指導対策指導対策
福祉保健部保健衛生班長は、保健所が設置する栄養指導班、地区衛生組織その他関係機関の 協力を得て、被災者の栄養確保を図るために次の活動を行う。
(1)炊き出しの栄養管理指導
関係機関が設置した炊き出し実施現場へ栄養士を巡回させ、炊き出し内容等の調整及び給 食管理上必要な指導を行うとともに、給食業者への食事内容の指導を実施する。
(2)巡回栄養相談の実施
避難所、集団避難場所及び被災家屋を巡回し、栄養相談を実施する。
なお、高血圧、糖尿病、高齢者等の要配慮者の在宅食事療法必要者に対しては、食事指導
地震災害対策編 第1編第3章第15節
「防疫保健衛生対策及びこころのケア対策」
や栄養面からの健康維持指導を行う。
(3)食生活相談者への相談・指導の実施
被災生活の中で、健康維持のための食品や低たんぱく質食品、アレルゲン除去食品、総合 栄養食品などの特別用途食品の入手や、調理方法に問題を抱える被災者からの相談に対して、
情報提供を含めた指導を実施する。
(4)給食施設への指導
状況を調査し、給食設備や給食材料の確保、調理方法等、栄養管理上の問題を生じないよ う指導する。
(5)適切な食料供給に対する助言
避難所等への適切な食料供給を行うため、災害対策本部(商工班)と連携して一般被災住 民及び要配慮者の食料供給に関する助言を行う。
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6 広域応援の要請広域応援の要請広域応援の要請広域応援の要請
市は災害が著しく、保健衛生、防疫、栄養指導の各対策で、市だけでは体制の確保ができな い場合は、県及び隣接市町村に対して応援を要請する。
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7 防防防防疫疫疫疫及び保及び保及び保及び保健健健健衛生衛生衛生衛生資機材資機材資機材の調達、備資機材の調達、備の調達、備の調達、備蓄蓄蓄蓄
(1)福祉保健部保健衛生班長及び市民生活部環境衛生班長は、防疫及び保健衛生活動実施のた め必要な器具、機材を調達するとともに、必要量を確保する。
(2)福祉保健部保健衛生班長及び市民生活部環境衛生班長は、区域内において必要数量を調達 することができないとき又は困難なときは、次の事項を明示し、柏崎地域振興局長を通じて 知事にその調達あっ旋を求めるものとする。
ア 器具、機材の種別及び数量 イ 配布先
ウ 配達希望日時 エ その他参考事項
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8 こころこころこころこころのののケのケケア対策ケア対策ア対策ア対策
避難所等における被災住民の精神的健康状態を迅速かつ的確に把握するとともに、急性スト レス障害やうつ、長引く被災生活による精神的不調等へ適切に対応して被災住民のこころの健 康の保持・増進に努める。
また、児童生徒等が災害から受ける心の衝撃は大人より大きいと言われ、こころや身体の不 調が大人と違った形で現れる傾向がある。精神的健康状態を迅速かつ的確に把握するとともに、
精神的不調等へ適切に対応して、児童生徒等のこころの健康保持・増進に努める。
福祉保健部保健衛生班長は、災害による被災者のこころのケアを、個別的な緊急対応のほか、
災害発生後概ね3日間経過時に、県及び関係団体と連携し次の対策を行うこととし、関係機関 と連携を取りながら、適切な対策を実施する。
(1)「こころの巡回相談(健康調査)」の実施