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宅配便

(写)

ガソリンス テーション

(写)

自動車販売 店(写)

製鉄所

(写)

中古車販売 店(写)

→ボタンによるリンク

  〉テキストによるリンク

…・…r隠しボタンによるリンク

図7:「自動車と私たちの生活」の構造

78

実際に開発した「自動車と私たちの生活」の画面の一部である(図8)。

圃町一画姻晒

「自動車と私たち の生活」のサブ メニュー

教材のセンターノ ード。このグラフ と具体的写真資料 がリンクしている。

図8:「自動車と私たちの生活」の画面例

      ・一 79 一

 以上のように,「自動車と私たちの生活」の教材はハイパーテキスト 構造の基本型1によって構成した。よって,センターノードとリンクす るノードは1次ノードに限られた簡潔な構成となっている。具体的には,

自動車関連産業の就業人口のグラフから,宅配便や自動車販売,製鉄所,

自動車組み立てなどの関連産業の具体的資料を参照することができるよ うになっている・なお,本教材では自動車産業が私たちの生活を支える 重要な側面を持つ産業であることには一切触れていない。それを,導き 出すのは学習者自身である。

2. 「自動車産業の発展と私たちのくらし」の開発

 戦後の日本の奇跡的とも言える経済復興は,工業の発展によってもた らされたものである。現在の日本の豊かさは工業製品の輸出によって支 えられているといっても過言ではない。その戦後日本の工業の発展の典 型が自動車産業である。日本の自動車産業は,昭和20年代に自動車の 生産を再開,30年代には輸出を開始し,40年代には低価格・高品質 の自動車生産の技術を培い,50年代には低価格・高品質の小型車を武 器に世界一の自動車生産国にまで発展し,60年代には貿易摩擦から輸 出の自主規制・海外生産へと展開し,現在に至っている。戦後の自動車 産業の発展の歴史は,そのまま戦後の日本の発展を反映しているといえ よう。よって,教材の開発にあたっては単に自動車産業のみに視点をお くのではなく,自動車産業を含む日本の発展を視野においておくことが 重要である。

2−1 「自動車産業の発展と私たちのくらし」の知識モジュール  「自動車産業の発展と私たちのくらし」では, 「自動車工業の発達と       一 80 一一

ともに,私たちの生活はどのように変化していったのか。」を知識ベー スとした。そして,この知識ベースに関連する知識モジュールを「戦前

.の自動車産業」 「昭和20年代」 「昭和30年代」 「昭和40年代」

「昭和50年代」 「現在」の6つに分割した。知識モジュールに位置づ ける知識内容については,自動車産業を含む.日本の発展を考慮し,

「自

動車」 「生活」 「都市の様子」 「道路網の整備」の4つとした。よっ.て,

6つの知識モジュールと4つの知識内容に,取材した資料をメディアの 種類を明らかにして位置づけると, 「自動車産業の発展と私たちのくら

し」の知識モジュールが完成する(表9)。

表9:教材「自動車産業の発展と私たちのくらし」の知識モジュール 教材「自動車産業の発展と私たちのくらし」の知識モジュール

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知識内容と活用メディ

知識モジュール 自  動  車 生   活 都 市 の 様 子 道 路 網 の 整備

T型フォード(写) アメリカでのモータリ アメリカでの自動車生産 ゼーションの発達(文)

と都市の様子〔V) 昭和7年ごろ東京での 1 戦前の自動車産業 日米の自動東生産の違い(文) 円タクの流行(写)(文)

昭和11年生産の日本車 トヨダAA型.(写)

トヨダAA型の価絡(文)

昭和22年生産の トヨペットSA型の価絡と 終戦直後の東京〔写)

2 昭和20年代 トヨベットSA型(写} 当時の平均給与の比較(文)

トヨペットSA型の完成(V) 配給に並ぶ人々(写)

当時の自動車生産(v)

昭和33年発売の ダットサン210型の価格と 昭和33年当時の東京(写) 当時の舗装されていない

ダットサン210型(写) 当時の平均給与の比較(文) 日本の道路(V)

3 昭和30年代 日米の自動車生産台数(文} 当時の小学校.(写)

アメリカで走る 当時の電器製品売り場(写)

ダットサン210型(V} 自動車の保有率(グ)

日本車の品質の悪さ(文}

昭和42年発売の カローラの価絡と当時の工場 東京での高速道路建設

カローラ(写) 労働者の給与の比較(文) の開始(写)

自動車の保有率(グ) 全国に広がる高速道路網(地)

4 昭和40年代 ドライブを楽しむ家族(写〕

交通戦争の始まり(写)

交通安全教室の始まり(写)

1 東京オリンピック(写)

昭和54年発売の カローラの価絡と当時の 全国に広がる高速道路

カローラ(写) 労助者の給与の比較(文〕 中央自動車道(写)

5 .昭和50年代 アメリカで流れる 自動車の保有率〔ク)

B本車のCM(V)

アメリカへの自動毒輸出(V)

自動車生産台数世界一(文.)

平成4年発売のカローラ(写) カローラの価格と現在の 現在の菓京(写) 瀬戸大橋の開通(写)

 1

E陣・

各国の自動車生産の比較(グ) 家庭の平均給与との比較(文)

ゥ動車の保有率(グ)

P家庭に2台の箪(写)

愛媛県の高速道路建設(写)

S国に広がる高速道路網〔地)

キャンプを楽しむ人々(写)

※〔)内は活用メディアを表す。(写}は写真、(V)はビデオ、(地)は地図、(グ)はグラフ、(文〕は文字資料。

一81一

2−2 「自動車産業の発展と私たちのくらし」のノードとリンク  「自動車産業の発展と私たちのくらし」では,自動車産業の発展のポ イントとなる年代を知識モジュールとした。また,その知識内容は4つ の項目に分類している。この知識モジュールに含まれる資料はそれぞれ に独立しており関連性は薄い。よって,本教材はハイパーテキスト構造 基本型2の理論によって構成する。具体.的には,戦前の日米の自動車の 写真をセンターノードとし,両国を比較する。そして,戦後の日本の自 動車生産台数の推移のグラフをセンターノードとして,各年代の知識モ

ジュールに位置つく資料をリンクした(表10)。

 表10:教材「自動車産業の発展と私たちのくらし」

       のノードとリンク

     教材.「自動準産業の発展と二私たちのくらし」のノードとリンク ノードとリンクの支法 方働

.モジュール センターノー 一 { 1 ノー  一.2 一  ご 3     1 「   ノー1ご4

戦前の自動轍

Tフぞ『

@ IT『

@      B1 一B:「でQ鄙市1.1…   ←,耽→署ン(文1 F      胃 d

Tr

←Bl タクの 一〔): ?        = C      i 昭和11年生産    B1

@トヨダAA型〔写1・

       1         ・

:唱     「

トヨベフトSA聖:T一・ 一B:S.A型のウ (V 監 2 昭和20年代 H一   ,黷a:    (写}・T一 ←H・当時の工場(V}・

1価格と給与の比較:T一

@        ,

一旧1醍給を受ける  昌

@ ・     々    :

.ダットサン    T一 1当、東京    H一 当時の爪学校():H一 一H 当時の電器製占麸iり場傷}

 210型〔写1・T一 一旧・日本の道路(V

 

3 昭和30年代

脚H唱

E

一B:価格と給与の比較lT一

@ ・    {文,

@  日米の自動車  1

←B.1米に翰出された 圏

@ 圏 日本車(Vl

@ =品質の悪さ(文〕i          , P      

・生産台数〔文⊃・B一        昌 一Bl日本の二丁毒  1  ,       ク =

         Tr fカローラ(写1 ,

:ドライブを    H一

♀yし

交通戦争{写l  H一

一H;交通安全教室開始(写)

4 昭和40年代 一Bi価格と給与の比較・T一 ・一g・東京オ9だ7,(写}・

日本の自動恵 カ産台数の鑑移(グ) H一

@         ,

:    (文} T一 一H:高速道路建設(〕:T一 一B=     (地1層  B鴫

C

←B:日本の自動車  ・

@ 1保有率の推移{グ〕=

         Trρ         .

Jローラ(写, ・T一・

一H:全国に広がる  .

@ .      ,.

黷d・米でのCM V)・

5 昭和50年代 .H噌 一Bl価格と給与の比較=T判

@       (文1

◎一a:米への輸出{V)1  ,  ・生産世 一

 Br 一Bl日本の自動車  「

@ ・       グ.:

         :Tr層カローラ(写) ・ ;環在の鯨写):H一      = 1家族に2台の   H一

E  自勤車(写1

6 現在   唱黷a:緬格と給与の比較=

    〔文)・

@ 層

←H:全国に広がる  l

@ l      = 一H;広がる轟速道路

@    の建設 写1・

一Hi瀬戸大橋(写,

Hr

一日1日本の自動車  ・

@ =保    (ク)=

T一◆

←H

K{)内は活用メディアを表す. 〔写1は写真、(V)はビデオ.(文)は文字田口.

音←Tはリンクの方向と技法を表す。Tはテキストでリンク. Bはボタンでリン久Htt隠しボタンでリンクする。

 表10に基づいて設計した教材「自動車産業の発展と私たちのくらし」

の構造図は次のようになる(図9)。

一82一

「自動車産業の発展と私たちのくらし」の構造

サブメニュー一

瀬戸大橋

(写)

     潔鍬

建設中の高

速道路(写)・一・高速道路網

      (地)

キャンプをす る家族〈写〉

     て〜家族に2台

       の車(写〉

自動車保有 率(ク)

1円タクシ

ー (V)

一現在の東京  (写)

T型フォード  増

『ミ現在の車

 く写)

自動車保有.

率(グ)

ノ!

・1927年頃

のアメリカ(文)

         !ノニ7

        u 一rt/t

昭和55年頃.〆 〆/

・1の車(写)

昭和22年配

昭和20年の./ F.給風景(写)

東京(写)

日本の自動車生産 の推移高(図)

卜i

li lt li il

 昭和22年頃tt・

.一の車(写>ttt

昭和22年の

tt

ヤ(V)

尽ここ\、

\・昭和33年頃…

  の車(写)

.昭和22年の 車工場(V)

昭和33年東

京駅前(写〉 東京の小学 校(写)

謡禁野 //

      4  手

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      14S・s,hg kt,,T,, +gLLut,

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自動車保有 率(グ)

誌    − \電器製品売

導面癖り場(写)

 昭和42年の  車く写)

.,.

C.;1]  pt1 x,...

高速道路の

建設(写)

暫㍊\

奮繭/

ドラィフ る家族く写)

交通安全教 室(写)

自動車保有 率(グ)

t交通戦争

 (写)

図9:自動車産業の発展と

      私たちのくらしの構造

一83一

一 84

→ボタンによるリンク

  {i)) ・テキストによるリンタ

ー…… r隠しボタンによるリンク

 実際に開発した「自動車産業の発展と私たちのくらし」の画面例を示 す(図10)。

囲一一一一翻

万台     二〆協 ・』E・〜e三.壽き三ミご   7.陛自   一』 四一

「二塁訟.2

和55年 アろの稼子 400

昭和42年 アろの樗子