一タベース構造であるため,選択されたノードから常にサブメニューに 戻るようになっている。実際の教材から具体例を図3に示しておく(図
3)o
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「自動車のまち豊 田市」のサブメ ーユー。
豊田市に関する2 5の資料が分類さ れている。
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1935年
っている(図4)。例えば,「自動車のまち 豊田市」では,知識ベー スに基づくサブメニューを「今の豊田市」「昔の豊田市」「豊田市の工 場」「地図」の4つに分類し,関連する資料を位置づけている。そのた め,学習者は「今の豊田市」や「昔の豊田市」の資料等を自由に選択し,
比較し関連づけて思考することが可能になっている。
第3節 チュートリアル構造に基づく
ハイパーメディア教材の開発事例
チュートリアル構造は,教材に学習課題が位置つく線形的・系統的な メディア構成であり,ある程度学習者の興味・関心に沿った双方向的活 用が可能な教材の設計理論である。本節では,このチュートリアル構造 に基づいた教材の開発事例について示す。
1. 「自動車の開発」の開発
自動車の開発はデザイン,設計,試作,テストと3〜4年の年月をか けて行われる。その間,何万枚ものアイデアスケッチを描き,会議を重 ね,クレイモデルを作り,設計し,数多くのテストを通して自動車がで きあがっていく。そして自動車の開発の過程には,様々な場面でコンピ ュータが活用されているのである。自動車の開発に関わる知識は,これ れらの開発の過程の中において位置づけていく必要があろう。つまり,
自動車の開発に関する知識の獲得には,開発に関係する資料を順次に提 示することが必要なのである。よって「自動車の開発」の教材において は,チュートリアル構造の理論を根拠に開発を行った。
一67一
1−1 「自動車の開発」の知識モジュール
自動車の開発における知識ベースを構成する要素を,デザイン・設計,
テスト,研究・開発の3つとした。この3つの要素から「自動車の開発」
の知識モジュールの項目を試作車,デザイン,クレイモデルの製作,設 計,テスト,研究・開発の6つに分割する。そして,この6つの知識モ
ジュールに位置づける知識は,自動車の開発の方法,現在のコンピュー タを中心とした開発の技術と開発に携わる人々の努力や工夫の3つとし た。よって,6つの知識モジュールと3つの知識内容に,取材した資料 をメディアの種類を明らかにして位置づけると,「自動車の開発」の知 識モジュールが完成する(表5)。
表5:「自動車の開発」の知識モジュール
教材−「自動東の1二二」の知識モジ;L 一ル
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知識内容と活用メディア
、
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wモジュール\\
発 方 法 新 し い 技 術 開発の努力や工夫一 一 一
1 試作車 試作車(写)
自動車が開発されるまでの 時閻(文}
2 デザイン IIデザイン会議と アイデアスケッチの分量(文)
アイデアスケッチ(Vl 何度も話し合う会議(文}
アイデアスケッチ(写)
3 クレイモデルの製作 クレイモデルの製作(V) コンピュータの活用(文)
1 クレイモデル(写}
41
.設計 3 コンピュータによるシミュレ一ションと設計(V)
コンピュータ活用の利点(文)
手作業の設計(V)
5 テスト 試作車の走行テスト(写) 安全な自動車を作る(文)
高速・高温・低温テスト(V)
衝突・空力テスト(V)
完成車(写〕
6 研究・開発 エアバッグ(写) 安全な自動車・公害の少ない
自動運転装置(写) 自動車の開発(文}
実用化された 自動運転装置(V}
ソーラーカー(写}
居眠り運転防止装置開発 の新聞記事(写)
※( )内は活用メディアを表す。(写)は写真.(V)はビデオ.(文)は文字資科。
一68一
自動壷と私たちのくらし
自動車と関係の深い
仕事箆配便
iパスi自動車販売店 i中古郵眼売店 i製鉄所 i自動車組み立て i自動車の解体
1がソリンスタンド(写)1
(写)i ぐ写)i
(写)i
(写)i
(写)i ,
(写)i
(写月
グ ラ フ 覧じロロロコロロロコ コロココ ロロ コ コ
:自動車関連産業の(グ)1
ロ ぴ
: 従事者の割合 :
コ ロ
:自動車関連産業の(グ)1
コ ロ
: 種類と従事者数 :
ロ ロ
1自動車保有率 (グ):
ぼ ロ
1 の推移 :
自動車産業の発達 と私たちのくらし
自 動 車
:192マ年のア刈力車
i1936年の日本車 11947年の日本車 i1958年の日本車
:1967年の日本車
11989年の日本車 itg93年の日本車 i
:日本の自動車生産(グ)1
台数と輸出
(写)i
(写)i
(写)i
(写月 く写)i
(青月
(写)i
i