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国際的なAML分野における重要な出来事の概要

国際的な AML 分野における重要な出来事

1986 ■米国でマネー・ローンダリング取締法が合衆国法典第 18 編第 1956 条に盛り 込まれ、世界で初めてマネー・ローンダリングが犯罪とされる

1988 ■ウィーン条約(麻薬および向精神薬の不正取引の防止に関する国際連合条約)

が可決される

■バーゼル委員会が銀行規制監督に関する原則を発表する

1989 ■パリで行われた G-7 経済首脳会議において、金融活動作業部会(FATF)が発 足する

1990 ■ FATF がマネー・ローンダリングに関する 40 の勧告を発表する

■カリブ金融活動作業部会(CFATF)が発足し、マネー・ローンダリングに関 する CFATF の 19 の勧告が発表される

■犯罪収益の洗浄、捜索、没収、押収に関する欧州評議会条約が提案される 1991 ■ FATF の加盟国が “ 相互審査 ” のプロセスについて合意する

■欧州評議会によるマネー・ローンダリングを目的とする金融システムの濫用 防止に関する指令(91/308/EEC)が発表される

1992 ■米州機構(OAS)のマネー・ローンダリングのモデル規制および法案が可決 される

■ CFATF のマネー・ローンダリングに関するキングストン(ジャマイカ)宣言 が発表される

1993 ■麻薬問題に関連して、マネー・ローンダリング、没収、国際的な協力の国連 モデル法が提案される

1995 ■金融情報機関(FIU)から成るエグモント・グループが形成される

1996 ■ FATF の 40 の勧告が改訂され、マネー・ローンダリングの前提となる犯罪が 薬物犯罪から重大犯罪に拡大される

■初めての FATF 犯罪類型報告書が発表される

1997 ■アジア太平洋マネー・ローンダリング対策グループ(APG)が設立される

■ PC-R-EV(現マネーバル)が設立され、FATF 非加盟の欧州諸国において、

AML 対策の自己評価が行われる

1998 ■不正麻薬取引およびその他の重大犯罪に関連するマネー・ローンダリングに 対する OAS モデル規制が改正される

1999 ■脱税をマネー・ローンダリングの前提犯罪と認める、FATF の 40 の勧告の解 釈に関する FATF のガイダンスが発表される

2000 ■ FATF から非協力国および地域(NCCT)の条件が発表され、最初の NCCT リストが公表される

■南米金融活動作業部会(GAFISUD)が発足する

■ウォルフスバーグのプライベート・バンキングに関する AML の原則が発表さ れる

国際的な AML 分野における重要な出来事

2001 ■テロ資産凍結を求める国連安全保障理事会決議 1373 号(S / RES / 1371

(2001))が可決される

■バーゼル委員会が「銀行の顧客管理」の文書を発表する

■テロ資金供与に関する「FATF 特別勧告」が発表される

■米国愛国者法が制定され、米国のマネー・ローンダリング対策において非常に 重大な変化をもたらす

■ 1991 年の指令を改訂した「EU 第 2 指令(指令 2001 / 97 / EC)」が公表 される

■ IMF の理事会が、マネー・ローンダリングは金融システムの信頼性を脅かす ことを断定する

2002 ■「テロ資金供与に関するウォルフスバーグ声明」が発表される

■テロ資金供与に関する国連安全保障理事会決議 1390 号(2002)(S / RES

/ 1390(2002))が可決される

■「ウォルフスバーグのコーポレート・バンキングにおける AML の原則」

(Woflsberg AML Principles on Corporate Banking)が発表される

■「テロ資金供与における情報交換に関するバーゼル委員会の報告書」(Basel Report on Sharing Information on Terrorist Financing)が発表される

■ FATF が「金融機関のためのテロ資金供与の検知に関するガイダンス」を発 表する

■「ウォルフスバーグのプライベート・バンキングに関する AML の原則」が改 訂される

■マネー・ローンダリングに関する 40 の勧告を改訂する「FATF の諮問文書」

が発表される

■「FATF 全体会議の結論とマネー・ローンダリングおよびテロ資金供与対策 の基準遵守に対する評価方法の承認に関する提案に関する IMF 報告書」(IMF Report on the Outcome of the FATF Plenary Meeting and Proposal for the Endorcement of the Methodology for Asessing Compliance with Anti-Money Laundering and Combating the Financing of Terrorism)が発表される

2003 ■バーゼル委員会が「銀行の顧客管理」に基づいた「口座開設と顧客確認に関す るガイドライン」および「グッド・プラクティスに関する一般指針」を発表する

■ FATF が 40 の勧告を改訂する

■ EU 加盟国による EU 第 2 指令の実施期限

■「モニタリング、スクリーニング、検索に関するウォルフスバーグ声明」

2004 ■ FATF 加盟国により FATF の設立許可が最長の 8 年延長され、恒久的な機関 となる可能性が示される

■ FATF が「FATF 特別勧告第 9」を発表し、各国に対して、マネー・ローンダ リングおよびテロ資金供与への関与の疑いがある通貨や通貨代替物の国境を超え た移動の禁止、およびこれら資金の没収を呼びかける

■バーゼル委員会が「KYC に係る連結ベースでのリスク管理」を発表する

■ FATF 型地域体である MENAFATF が発足される

■ FATF 型地域体であるユーラシア・グループ(EAG)が発足される

■ FATF が 2003 年の 40 の勧告のうち 19 の勧告を改訂する

2005 ■改訂された FATF の 40 の勧告の要素に基づいて、マネー・ローンダリングお よびテロ資金供与を目的とした金融システムの利用防止に関する EU 第 3 指令 が可決される

復習問題

■テロ資金供与に関するFATF特別勧告について説明してください。

■バーゼル委員会の「銀行の顧客管理(Customer Due Diligence: CDD)」の文書に関して説 明してください。

■マネー・ローンダリングに関するEU指令は法的拘束力がありますか。法的拘束力がある場 合、指令の適用対象を説明してください。

■FATFは、法執行権限を持たないのにもかかわらず、どのような手段をとることで、国際的 なAMLポリシーや措置の制定を主導することを可能にしているのでしょうか。

■ウォルフスバーグ・グループの発表したマネー・ローンダリング対策に関するガイドライン は、マネー・ローンダリング対策における、どの分野に関するものですか。またそのガイド ラインに法的拘束力はありますか。

■エグモント・グループのメンバーは、どのように各国のマネー・ローンダリング対策の改善 支援をしていますか。

■マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与対策において、バーゼル委員会はどのような役 割を果たしていますか。

■OFACとは何ですか。

■米国内金融機関における外国コルレス口座に対しては、どのような顧客管理が必要ですか。

■米国の法律や規制が、米国外にも適用されることによって米国以外の金融機関および個人の グローバルな商業関係に対して、どのような影響が及びますか。

■米国の法律や規制は、米国以外の金融機関の運営や顧客に対して、どのような影響を与えま すか。