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タイムストレッチ

ドキュメント内 Studio One 2リファレンスマニュアル (ページ 102-106)

6 編集

6.7 タイムストレッチ

オーディオイベントは、そのピッチを変えることなくあるテンポに合わせてストレッチすることができます。これは「タイムストレッ チ」と呼ばれ、オーディオイベントのテンポを変更するのに使用することができます。たとえば、

120 bpm

で録音された

1

小節 のドラムループを、元のテンポのピッチと全体的なサウンドに大きな変化を生じさせることなく、

1

小節のまま

100

または

140 bpm

にストレッチすることができます。

タイムストレッチとファイルテンポの操作は非破壊ですので、取り消しとやり直しが可能です。任意のオーディオトラックのテン ポモードをオンザフライで切り替えることも可能です。たとえば、

[

タイムストレッチ

]

[

追従

]

または

[

追従しない

]

に切り替 えることで、トラックに含まれるオーディオイベントのタイムストレッチのオンとオフを切り替えることができます。

タイムストレッチ中、テンポを大幅に(

30 bpm

以上)変化させると、オーディオがわずかに歪むことがあります。これはおもし ろい効果をもたらすこともありますが、限界がありますのでご注意ください。

Studio One

では、タイムストレッチを自動または手動で設定することができます。次のセクションでは、これらの機能につい

て説明します。

6.7.1 手動によるタイムストレッチ

手動でタイムストレッチを行う場合、ソングテンポまたやオーディオファイルテンポとは無関係にオーディオイベントをストレッチ できます。

矢印ツールを使用してオーディオイベントを手動でストレッチするには、マウスカーソルをオーディオイベントの端に合わせ、

Alt/Option

キーを押し続けます。タイムストレッチツールが表示され、イベントの端をクリックして左右にドラッグし、イベント

をタイムストレッチすることができます。この場合、

[

スピードアップ

]

値を使用してイベントの長さが変更されますが、イベントに 含まれるオーディオのピッチは維持されます。タイムストレッチに対して選択したイベントのみ影響されます。

[

スピードアップ

]

値は、オーディオクリップのピッチを保ちながら長さを変更するためのタイムストレッチ関数です。

1

より大き な値ではクリップが短く、

1

より小さな値ではクリップが長くなります。元のオーディオクリップのテンポを定義したくない場合に オーディオイベントをストレッチするのに使用します。この設定は、このクリップに関連するすべてのイベントに影響します。

[

スピー ドアップ

]

値は、イベントインスペクターから入力できます。

拡張再生内蔵 内蔵 ControlLink 編集設定録音基本ペー

6.7.2 自動によるタイムストレッチ

自動タイムストレッチは、ソングテンポとオーディオのファイルテンポ間の関係に基づきます。

各オーディオトラックにはテンポモードがあり、ソングテンポに応じてトラック上のイベントの動作をコントロールします。テンポ モードは、イベントインスペクターから選択できます。次のモードから選択できます。

[追従しない]:このトラックのイベントはソングテンポに依存しません。これらは自動で移動またはストレッチされま せん。

[追従]:このトラックのイベントのスタート位置はグリッドに固定されます。そのため、ソングテンポが変更されるとイ ベントは移動しますがストレッチはされません。

[タイムストレッチ]:

[

追従

]

モード同様、イベントのスタート位置はソングテンポに従います。加えて、イベントはソン グテンポに合うようストレッチされます。

6.7.3 オーディオファイルのテンポ情報

上記のとおり自動タイムストレッチが動作するには、

Studio One

がオーディオファイルの元のテンポを認識している必要があり ます。認識すれば、ソングテンポに合うようファイルのストレッチを計算することができます。オーディオループの多くには、コー ド化されたこの情報が含まれています。

テンポ情報を持たないファイルは、トラックのテンポモードを

[

タイムストレッチ

]

に設定してもタイムストレッチされません。

Studio One

では、

2

つの方法でオーディオファイルの元のテンポ情報を定義または変更することができます。

オーディオイベントの元のテンポが不明な場合、矢印ツールのタイムストレッチ機能を使用して、オーディオイベントを特定の 時間長さ(小節、拍など)に合わせて手動でストレッチすることができます。これを行うには、トラックのテンポモードを

[

タ イムストレッチ

]

に設定します。マウスカーソルをオーディオイベントの端に合わせ、コンピューターキーボードの

Ctrl+Alt/

Command+Option

キーを押し続けます。テンポ定義ツールが表示されたら、イベントの端をクリックして左右にドラッグし、

イベントをストレッチします。この場合、元のクリップのテンポはイベントがストレッチされる音楽長さに従って設定され、この元 のクリップを使用するソング内のすべてのイベントは更新されます。

オーディオイベントの元のテンポは分かっているが、イベントが参照する元のファイルにコード化された情報が含まれていない場 合、インスペクターでイベントのファイルテンポを設定できます。

[

ファイルテンポ

]

ボックスをクリックして新規値を入力し、コ ンピューターキーボードの

Enter

キーを押します。対応するオーディオトラックのテンポモードが

[

タイムストレッチ

]

に設定さ れている場合、

[

ファイルテンポ

]

に新規値を入力すると、元のクリップを使用するソング内のすべてのイベントが入力値に基づ きストレッチされます。

ペー録音内蔵 拡張基本編集 内蔵 設定ControlLink 再生

6.7.4 タップテンポ

タップテンポ機能を使用すれば、ソングテンポをオーディオイベント内で聞こえるテンポに設定することができます。これを行う には、聞こえてくる拍に合わせて、トランスポートの

[

テンポ

]

の文字をクリックします。クリックのタイミングに基づき

Studio One

がオーディオイベントのテンポを設定し、それに合わせてソングのテンポを設定します。オーディオトラックのテンポモード が

[

追従しない

]

に設定されていることを確認してください。設定されていないと、タップテンポ機能の使用中にイベントがストレッ チまたは移動され、一定のテンポを検出できません。

6.7.5 タイムストレッチ素材モード

Studio One

には、特定の種類のオーディオ素材に対して最適化されたタイムストレッチモードがいくつか用意されています。こ

れらのモードを選択するには、コンピューターキーボードの

F4

を押してインスペクターを開き、

[

素材

]

ディスプレイをクリック します。いずれかのモードをクリックし、現在選択されているトラックに対して選択します。選択できるモードは次のとおりです。

[Drums]:パーカッショントラックでパーカッシブなオーディオをストレッチする際に最適な結果を得るには、このモー

ドを使用します。

[Sound]:その他の種類のトラックには、この一般的なモードを使用します。

[Solo]:ソロ楽器またはボーカルのトラックで最適な結果を得るには、このモードを使用します。

[Audio Bend]:トラック上のいずれかのオーディオイベントのベンドマーカーを操作するときには、最適化されたこの

モードを使用します。

6.7.6 タイムストレッチキャッシュを使用する

デフォルトでは、

[

キャッシュをタイムストレッチされたオーディオファイルに使用

]

オプションが選択されています。このオプショ ンは、

[Studio One]>[

オプション

]>[

詳細

]>[

オーディオ

]

Mac OS X

[

環境設定

]>[

オプション

]>[

詳細

]>[

オーディオ

]

) でも選択できます。タイムストレッチキャッシュは、ソング内の現在のストレッチに基づき、タイムストレッチが必要なすべてのファ イルに対する正しいテンポのキャッシュファイルを作成します。この操作により、再生中のタイムストレッチプロセスが必要なく

なり、

Studio One

のパフォーマンスが向上します。

Studio One

では、キャッシュファイルを作成する際、ハイクオリティのタ

イムストレッチ設定も使用できます。

タイムストレッチキャッシュを使用するには、ハードドライブに一定の空き容量が必要です。ハードドライブの空き容量に余裕が ない場合、またはパフォーマンスの問題が生じた場合、この機能をオフにしてください。キャッシュをタイムストレッチされたオー ディオファイルに使用

]

の選択を解除すると、

Studio One

は、再生中、ファイルがコンピューターのハードドライブから読み込 まれている際にリアルタイムでストレッチします。

拡張再生内蔵 内蔵 ControlLink 編集設定録音基本ペー

6.7.7 新規トラックのデフォルトテンポモード

新規ソングを作成する際、

[

新規ソング

]

設定メニューに

[

オーディオファイルをソングテンポにストレッチ

]

チェックボックスが あります。このオプションを選択すると、このソング内に作成される新規トラックのテンポモードは

[

タイムストレッチ

]

に設定さ れ、オーディオファイルがソングへインポートされる際に現在のソングテンポに自動ストレッチされます。その他の場合、新規トラッ クのデフォルトテンポモードは

[

追従

]

になります。

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