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キューミックスとゼロレーテンシーモニタリング

ドキュメント内 Studio One 2リファレンスマニュアル (ページ 80-83)

5 録音

5.10 キューミックスとゼロレーテンシーモニタリング

Studio One

は、一部の

PreSonus

製オーディオインターフェースとのパワフルなハードウェア統合機能を搭載しています。こ

のセクションでは、この統合を利用して、キューミックスを作成しゼロレーテンシーモニタリングを使用する方法について説明 します。

5.10.1 キューミックス出力を作成する

Studio One

では、すばやく簡単に複数のキューミックスを作成できます。キューミックスは、メインミックスから分離させ、通常、

録音中のモニタリング用にミュージシャンに対して提供されます。

たとえば、ボーカルを録音する際、エンジニアとボーカリストでは聴きたいミックスが異なります。ボーカリストは、自分の声が よりはっきり聞こえ、より自然な聞こえになるよう少しリバーブをかけたミックスを好みますが、エンジニアは、ミックス内での バランスにより重点を置いたミックスを好みます。

Studio One

FireStudio ™

シリーズのインターフェースを組み合わせて使用 することで、この操作が簡単に行えます。

キューミックスを構築するには、まず、別の出力チャンネルを作成します。ソングから

[

ソング

]>[

ソング設定

]>[

オーディオ

I/O

設定

]

を開き、

[

出力

]

タブへと切り替え、新規ステレオ出力チャンネルを追加します。次に、この出力チャンネルのキューミッ クスチェックボックスをクリックし、キューミックス出力として指定します。オーディオインターフェースで使用できるステレオ出 力の数だけ任意数のキューミックスを作成できます。

拡張再生内蔵 内蔵 ControlLink 編集設定録音基本ペー

キューミックス出力が作成されると、コンソールのチャンネル内にセンドオブジェクトが表示されます。このセンドオブジェクトは、

キューミックスオブジェクトと呼ばれます。コンソールビューを小さく表示すると、キューミックスオブジェクトは拡張されたチャ ンネルの右端列に表示されます。コンソールビューを大きく表示すると、キューミックスオブジェクトは各チャンネルの

[

センド

]

デバイスラック下に表示されます。

各キューミックスオブジェクトには、有効ボタン、レベルとパンのフェーダー、チャンネルにロックするボタンがあります。

PreSonus FireStudio

シリーズのインターフェースをアサインされたオーディオ入力のあるオーディオチャンネルで使用する場合、

キューミックスオブジェクトにゼロレーテンシースイッチも表示されます。この機能については下で説明しています。

5.10.2 キューミックスをミックスする

キューミックスは、キューミックスオブジェクトを使用して作成されます。デフォルトでは、レベルとパンの値はチャンネルのレベ ルとパンのフェーダーに合わせてロックされています。つまり、各キューミックスは、コンソールのメインミックスと同じになります。

キューミックスオブジェクトのレベルまたはパンを変更すると、両方の設定のロックが解除され、各チャンネルのレベルとパンを 各キューミックスで独自にコントロールできるようになります。つまり、キューミックスのチャンネルのレベルとパンを、メインミッ クスのレベルとパンとまったく異なる値に設定することができます。

チャンネルロックボタンをクリックすれば、いつでもキューミックスのレベルとパンをチャンネルの設定に戻すことができます。

キューミックスからチャンネルを完全に削除するには、キューミックスオブジェクトをそのチャンネルに対して無効に切り替え ます。

ペー録音内蔵 拡張基本編集 内蔵 設定ControlLink 再生

5.10.3 ライブ入力をキューミックスでモニターする

キューミックスは、通常、

1

つまたは複数のライブ入力をモニターする必要のある録音シチュエーションで使用されます。これこそ、

PreSonus FireStudio

シリーズのインターフェースと統合した

Studio One

のキューミックス機能がそのパワーを発揮する場面

です。

FireStudio

シリーズのインターフェースには、ゼロレーテンシーモニタリングを提供する内蔵ハードウェアミキサーが搭載されて

います。これらのミキサーの操作は簡単ですが、

Studio One

を使用すればミキサーをソフトウェアからコントロールできるよう になり、操作がより簡単になります。この機能は、ボタンクリック

1

つで使用できます。

ボーカル録音の例に戻りましょう。ボーカリストがよりよいパフォーマンスを発揮するには、パフォーマンスができるだけ自然か つ洗練されたサウンドであることが重要です。ボーカリスト自身が自分の歌声をはっきりと聞き取ることができ、ミックス内で歌 声の遅れがないようにする必要があります。リバーブを加えることで雰囲気を加え、歌声が無味乾燥で精彩に欠けたものになら ないようにします。

Studio One

では次の手順で行います。

ボーカリストに対してキューミックス出力を設定します。

ボーカルトラックを録音可能およびモニター可能にします。

ボーカルチャンネルのキューミックスオブジェクトのゼロレーテンシーボタンをオンにします。キューミックスのこのチャ ンネルに対するハードウェアからのゼロレーテンシーモニタリングがオンになります。

好みのリバーブエフェクトを使用した

FX

チャンネルへのセンドをボーカルチャンネルに作成します。

これで、ハードウェアからのゼロレーテンシーライブ入力と、リバーブの出力を含むキューミックスの残りの両方がボー カリストに聞こえるようになります。キューミックスのボーカルと他のチャンネルのレベルをボーカリストの好みに合わ せて調整すれば、録音準備は完了です。

わずかな手間で、ボーカリストは自分の歌声をエフェクトを含むカスタムミックスで聞くことができます。同時に、エンジニアはまっ たく独自のメインミックスを聴くことができるため、エンジニアは作業に、アーティストは演奏に集中することができます。

ゼロレーテンシーボタンがオンの状態でモニターすると、ソフトウェアでの処理前の信号をモニターしている状態となるため、

そのチャンネルのインサートエフェクトは聞こえません。インサートエフェクトを聞く必要がある場合、ゼロレーテンシーボタン をオンにしないでください。

拡張再生内蔵 内蔵 ControlLink 編集設定録音基本ペー

5.10.4 キューミックスとしてのメイン出力

[

オーディオ

I/O

設定

]

でメイン出力をキューミックスとして指定することができます。この設定は、

FireStudio

シリーズのインター フェースで録音することが多く、ライブ入力のゼロレーテンシーモニタリングにすばやくアクセスする必要がある場合に便利です。

メイン出力がキューミックスに指定されている場合、コンソールでアサインされているオーディオ入力とともに、ゼロレーテンシー ボタンがオーディオチャンネルのミュート、ソロ、録音、モニターのボタンの下に表示されます。

ゼロレーテンシーボタンとモニターボタンがどちらもオンになっている場合、

FireStudio

シリーズのインターフェースから(ソフ トウェアを経由するのではなく)直接のゼロレーテンシーライブ入力が聞こえます。この場合、チャンネルのインサートエフェク トは聞こえません。しかし、バスチャンネルと

FX

チャンネルは通常どおり出力するため、チャンネルのセンドの効果は聞こえます。

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