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lo70nline(2001)http://www2.edu−c.pref.gunma.jp/search/search.sp?index=4

機種  :DOS/V 内容の要約:

 進路指導における上級学校の情報収集を援助するために、コンピュータの活用方法 を工夫したもの。具体的には、上級学校の校風や特徴、学校生活の様子、入学試験の 実績や様子をHTML形式でデータベース化し、随時閲覧できるようにした。また、

インターネットや電子メールなどの通信ネットワークを利用して、上級学校のホーム ページから情報収集を行ったり、質疑等の情報交換を行った。

ソフト名:職場体験学習の事前学習におけるCAI教材 作成者名:平成10年度 特別研修員 佐藤明彦

作成年月:1999年3月

単元   :職場体験学習

機種  :DOSIV

内容の要約:

 中学校2年生で実施している職場体験学習の事前学習にコンピュータを利用して、

生徒の学習を支援し、活動に対する興味・関心を高め、意欲的に体験学習に取り組め るためのCAI教材の作成をめざしたものである。生徒自身が活用することをふまえ て実施協力事業所の細かな情報の整理に加えて体験したい職場の選択・決定が、職種 や職業の面から順次絞り込めるようなコースウェアを工夫した。(PowerPointを活用)

このようにソフトウェアが開発され、進路学習の授業等で活用されていくことは望 ましいことである。

2)ネットワークの活用

 ネットワークを活用した進路学習の実践事例は、Eスクエア・プロジェクト108な どの実践に見られる。インターネットや電子メール、メーリングリスト、チャット、

テレビ会議システムを活用した調べ学習や学校間交流・遠隔共同授業が行われてい

る。

(1)調べ学習

 インターネットに接続している中学校であれば、進路学習にもインターネットを 活用する学校が多いと思うが、Eスクエア・プロジェクトにも授業実践事例が見ら れる。埼玉県草加市立松江中学校では、1年生が日本エアシステム(JAS)の整備工場 での勤労体験学習の前に、JASのウェブページで調べ学習を行っている109。佐賀県

108Eスクエア・プロジェクトは,100校・新100校プロジェクトの後を受けて,全国の学校がイ ンターネット利用教育を実践するための支援プロジェクトであり,文部科学省と経済産業省の共 同事業である。

109Eスクエア・プロジェクトのウェブページ(http:〃p100.mgt.ipa.go.jp/E−square/)の「授業実 践事例集」(online2001)より(以下,「Eスクエア実践事例」と略記)

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玄海町立有浦中学校では、3年生がインターネットで「職業調べ」と「高校調べ」

を行い、調べたことを手書きのワークシートにまとめ、それをデジタルカメラで撮 影して、画像データに変換し、FTPで転送して、自校のウェブページ上に掲載して いる110。愛媛県松山市立脚中学校は、2年生の職場体験の事前学習で、インターネ

ットで職業調べを行い、職場体験後にはフリーソフトのHTMLエディタを利用し て、体験活動をホームページの形にまとめている。それを生徒が相互に閲覧して、

感想や評価を電子メールを使って伝える活動を行っている111。福島県葛尾村立葛尾 中学校は、2年生の進路学習「働くことと学ぶこと」の題材で、働いている人に電 子メールで働く目的のアンケート調査を行い、返信メールをウェブ上にあげて学習 を行っている112。沖縄県那覇市立川蔵中学校は、1年生の進路学習「働く人々に学 ぶ」の題材で、いろいろな職業についてインターネットで調べ、質問事項を電子メ ールで送信し、返信メールや調べたことを発表している113。

 電子メールを生徒に使わせる際は、いたずらや誹諺・中傷メールなど情報倫理(ネ チケット)の指導を行う必要がある。また、職場体験学習の様子や感想を自校のウ ェブページに掲載する学校が増えてきている。

(2)学校間交流や遠隔共同授業

 京都には、近隣の小学校(2校)・中学校(4校)・高校(1校)がメーリングリストに参 加し、進路学習の連携を行った実践例がある。中学校のウェブページには小学生向

けのコーナーがあり114、高校のウェブページには中学生向けのコーナーがある。こ れを小・中学生が閲覧して、質問があれば電子メールで送信し、質問内容に応じて 生徒または教師がその回答を電子メールで返信したり、ウェブ上に回答を掲載した りするユニークな実践を行っている115。進路指導における小中高の連携の重要性が 指摘されているが、なかなか実現していないのが現状である。それをウェブページ と電子メールにより実現した貴重な実践であるといえよう。栃木県大平町立大平南 中学校は、電子メールやテレビ会議システムによって鹿児島県西之表市立住吉中学 校と交流や遠隔共同授業を行っている。大平南中学校における社会人講師による進

http:〃www2.tokyo−shoseki−ptg.co.jp/cec/19/19_028/028.htm

llo Eスクエア実践事例http:〃www2.tokyo−shoseki・ptg.co.jp/cec/18/18_02」3.htm また,佐

賀県玄海町立有浦中学校のウェブページの「職業調べWebサイト」 online(2001)

http:〃www.saga−ed.go.jp/school/edq13251/SYOKUINISINROISYOKU/indexsin.html 丹野到 2000 インターネットを利用した進路学習一職業調べ・高校調べ一 進路指導,73−9

(財)日本進路指導協会,3・8.

111Eスクエア実践事例http:〃www2.tokyo−shoseki−ptg.co.jp/cec/18/18_02_12.htm 112Eスクエア実践事例hもtp:〃www2.tokyo・shoseki・ptg.co.jp/cec/04/04_02_35.htm

113この実践はEスクエア実践事例ではなく,日本教育工学振興会ウェブページの「実践事例ア

イディア集」Vol.8から online(2001)http:〃www.japet.or.jp/idea/vo18/jirei/47.htm 114和知町立和知中学校ウェブページの「小学生の皆さんへ」のページ online(2001)

http:〃www1.kyoto.be,ne.jp/wachi・jhs/guidance/child,htm

1王5Eスクエア実践事例httpl〃www2.tokyo・shoseki・ptg.co.jp/cec/04/04_02_67.htm

路学習に、テレビ会議システムによって住吉中学校も参加し、講師と住吉中学の生 徒がチャットによって質疑応答を行っている116。福島県葛尾村立葛尾中学校は、山 間部にあるため他地域との交流がほとんどないが、テレビ会議システムによって、

県内の郡山市内の中学校と3年生どうしが「進路の悩み相談会議」という交流授業 を行った117。また、豊吉(2000)は、テレビ会議システムを進学指導と職業指導に利 用している。前者は、岐阜県内の4つの中学校と2つの高校、NTTマルチメディア 館イオの7地点を結び、初めに2つの高校の教師と生徒が高校の説明を行い、その 後、各中学校の生徒が順に質疑応答を行った。参加した中学生は、体験入学のとき よりも質問がしゃすく、2つの高校の比較ができたなどの感想を述べている。後者 は、NTTマルチメディア館イオに3人の職業人が講師として集まり、4つの中学校 を結んで職業講話を行い、生徒との間で質疑応答を行った。多地点を結ぶテレビ会 議システムは、同時に多数の参加者に対して進路情報を提供することが可能になる。

テレビ会議に参加した中学3年生221名を対象に、進路決定後(1999年2月)に質問 紙調査を実施したところ、「進路選択で役に立った情報(複数回答)」は、「中学校の 先生との話し合い」と「高校とのテレビ会議システム」が同率(15%)で第1位であ った。また、「進路決定に対するテレビ会議の効果」は、「役立った」が27%、「ど ちらかといえば役立った」が51%であった。以上から、テレビ会議システムを利用

した進路指導の効果は大きかったとしている118。

 以上のように、ネットワークを活用することにより、今までにはない多様な進路 学習が行われるようになってきている。

3.3.2 実践研究の計画

 ここでは、先行実践の状況から本研究の方向性を定め、本章で取り上げたソフト ウェアなどのうち、本研究で活用するものをリストアップする。

1)実践研究の方向性

 以上見てきた先行実践は、一方は、コンピュータを活用してデジタル教材の開発 し、それを進路学習に活用する実践であり、他方は、ネットワークをいかに進路学 習に活用するかという観点から進められた実践である。この両者を結合すれば、よ

りよい実践が期待できよう。そこで、本研究では、ネットワークを活用したデジタ ル教材を開発し、それを進路学習に活用するという方向で進めたい。具体的には HTMLによるウェブページ形式の教材が考えられる。また、多くの先行実践は実践 の評価の面が弱い。そこで、本研究では、客観的な効果測定をめざすこととする。

116Eスクエア実践事例http:〃www2.tokyo・shoseki−ptg.co.jp/cec/20/20」4.htm

l17 Eスクエア実践事例http:〃www2.tokyo・shoseki・ptg,cojp/cec/18/18_02」4.htm また,葛

尾村立葛尾中学校 2000 TV会議システムを用いた学校間交流一中学校第3学年の学級活動一

進路指導,73−9,(財)目本進路指導協会,15・20、

118豊吉博義 2001 テレビ会議システムを利用した進路情報の提供 日本進路指導学会第22

回研究大会発表論文集,88・89.

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2)実践研究へのソフトウェアとウェブページの活用

 本章で取り上げたシステム、ソフトウェア(システム)、ウェブページのうち、4 章の実践研究で活用レたものは次のものである。

・ソフトウェア  職業ハンドブックCD・ROM検索システムVer.1.1          「オトナの試験」CD・ROM 第1巻一子4巻

・ウェブページ

 『生徒のひろば夢L@nd』、『PASカード』ホームページ、『シンロ.コム』、

 『立志の部屋』、『学活の時間』、『中学生のための世の中仕事カタログ』、

 『長浜市立北中学校ホームページ』、『生き方いろいろ!キャリナビ〜イ  ンターネットの「お仕事人」事典〜』、日本労働研究機構の「職業情報」、

 リクルート進学ネソト、NHK:総合テレビ「オトナの試験」ホームペー・

 ジ、NHK総合テレビ「プロジェクトX 挑戦者たち」ホームページ  ※ これらのウェブページは、筆者が作成したデジタル教材の『職業に   ついて調べてみよう』の「職場体験学習 職業調べのリンク集」のべ   一ジに取り込んだ。実際、生徒も活用している。

これらは2001年6月時点で、筆者がその存在を知っており、入手済みまたは利用

可能のものであった。

引用文献

葛尾村立葛尾中学校 2000 TV会議システムを用いた学校間交流一中学校第3学

 年の学級活動一 進路指導,73・9,(財)日本進路指導協会,15・20.

川暗友嗣 2001 職業情報 吉田ほか編著 21世紀の進路指導事典 ブレーン出

 版,,402−403.

松本真作 1995a 開発モデル 日本労働研究機構編 資料シリーズ52 マルチメ  ディアと職業情報,135・145.

松本真作 1995b コンピュータによる職業ガイダンス・システム 日本労働研究  機構編 資料シリーズ52 マルチメディアと職業情報,17−52.

文部省初等中等教育局 1999 中学校における進路指導に関する総合的実態調査  報告書

室山晴美 2000a コンピュータによる職業適性診断システムの開発 日本労働研  究機構研究紀要 19,27−38.

室山晴美 2000b 大学生におけるコンピュータ版職業適性診断システムの利用と  評価 日本進路指導学会第22回研究大会発表論文集,72−73.

日本労働研究機構 1998 職業ハンドブックCD・ROM検索システムVer.1.1利用