版】
対処 3 【 Windows 版】
確認ポイント
メッセージ連携するホスト間にファイヤーウォールを構築し、NetBIOSインタフェースのポートを制限していませんか
原因
イベントログの記録にはNetBIOSインタフェースが利用されるため、メッセージ連携するホスト間にファイヤーウォールを構築し、NetBIOS インタフェースのポートを制限している場合、メッセージの通知が正しく実施されなくなります。
対処方法
jobschmsgeventでホスト名を指定しての利用は取りやめ、ネットワークジョブとして実行するようにしてください。
対処
4【Windows版】
確認ポイント
Serverサービスは起動されていますか
原因
jobschmsgeventコマンドでメッセージ事象を発生させるホストにおいて、Serverサービスの起動は必須です。
対処方法
メッセージ事象を発生させるホストにおいて、Serverサービスを起動してください。
対処
5確認ポイント
メッセージ事象名にダブルクォーテーション「”」を使用していませんか
対処方法
ダブルクォーテーション「”」は、OSに応じて直前に円記号「¥」を以下の個数付加することによって、ワード囲み記号ではなく、通常の 文字として認識されます。メッセージ事象名にダブルクォーテーション「”」を使用している場合は、以下の対処を行ってください。
・ Windows版の場合
メッセージ事象名のダブルクォーテーション「”」の前に、円記号「¥」を3個付加してください。
・ UNIX版の場合
メッセージ事象名のダブルクォーテーション「”」の前に、円記号「¥」を1個付加してください。
4.10.2 エラーメッセージ「RegisterEventSource() 5:アクセスが拒否されました。」
が出力される【Windows 版】
エラーメッセージ
MpJobsch:エラー :7300:func=jobschmsgevent - main:RegisterEventSource() 5:アクセスが拒否されまし た。
対象バージョンレベル
・ Windows版:V5.0L10以降
対処
確認ポイント
以下のいずれかに該当していませんか
・ メッセージ事象を発生させるホストにおいて、jobschmsgeventコマンドが実行可能なユーザアカウントが登録されていない
・ メッセージ事象を発生させるホストにおいて、jobschmsgeventコマンドの実行ユーザが無効(アカウントが無効)となっている
・ メッセージ事象を発生させるホストにおいて、jobschmsgeventコマンドの実行ユーザがロックアウトされている
・ メッセージ事象を発生させるホストにおいて、jobschmsgeventコマンドの実行ユーザのパスワードの有効期限が終了している
原因
Windows版のjobschmsgeventコマンドにおいて、ホスト名を指定した場合、Windows OSの機構により相手ホスト上のイベントログに
直接、イベントを書き込む動作をします。
jobschmsgeventコマンドの実行者の権限が、メッセージ事象を発生させるホスト上のイベントログへアクセスする権限が不足している場
合、jobschmsgeventコマンド内部で利用しているAPIの実行エラーを示すメッセージが出力され、イベントログへの書き込みに失敗 し、結果としてメッセージ事象が相手ホストへ通知されません。
対処方法
このエラーが出力される場合、jobschmsgeventコマンドを実行したユーザアカウントでは相手ホストにおけるWindowsの認証が通過 できていないため、以下のいずれかの対処を実施してください。
・ 相手ホストで認証されるように、コマンドの実行者のユーザアカウントを変更する。例えば、Systemwalker Operation Managerのジョ ブとして実行する場合は、Systemwalker MpMjesサービスの起動アカウントがメッセージ事象を発生させるホストにおいて認証が 通過できることを確認してください。
・ jobschmsgeventコマンドによるホスト名指定をやめ、ネットワークジョブとして実行する。
4.10.3 エラーメッセージ「RegisterEventSource() 1722:RPC サーバーを利用でき ません。」が出力される【Windows 版】
エラーメッセージ
MpJobsch:エラー :7300:func=jobschmsgevent - main:RegisterEventSource() 1722:RPCサーバーを利用 できません。
対象バージョンレベル
・ Windows版:V5.0L10以降
対処
確認ポイント
指定された相手ホストは存在しますか。また、相手ホストはWindows OSですか
原因
Windows版のjobschmsgeventコマンドにおいて、ホスト名を指定した場合、Windows OSの機構により相手ホスト上のイベントログに
直接、イベントを書き込む動作をします。
指定された相手ホストが実在しないまたは動作していないか、相手ホストがWindows OSではない場合(UNIXサーバである場合)、
Windows OSの機構による相手ホストとの通信ができないため、jobschmsgeventコマンド内部で利用しているAPIの実行エラーを示
すメッセージが出力され、jobschmsgeventコマンドの実行に失敗します。
対処方法
このエラーが出力される場合、jobschmsgeventコマンドで指定したホスト名(Windowsのコンピュータ名)を見直し、誤っている場合は 修正してください。相手ホストがUNIXサーバの場合、jobschmsgeventコマンドでホスト名指定をすることはできないため、ネットワーク ジョブとして実行するように設定変更してください。
4.10.4 エラーメッセージ「ReportEvent() 997:重複した I/O 処理を実行していま す。」が出力される【Windows 版】
エラーメッセージ
MpJobsch:エラー :7300:func=jobschmsgevent - main:ReportEvent() 997:重複した I/O 処理を実行してい ます。
対象バージョンレベル
対処 確認ポイント
メッセージ事象を発生させるホストのアプリケーションイベントログの容量はいっぱいになっていませんか
原因
このエラーメッセージが出力される場合は、アプリケーションイベントログがいっぱいになっています。
対処方法
以下のいずれかの対処を実施してください。
・ アプリケーションイベントログをクリアする
・ イベントログのプロパティで、ログサイズを十分に大きくする
・ イベントログのプロパティで、“必要に応じてイベントを上書きする”設定をする