• 検索結果がありません。

グループの終了直後に、同じグループが連続して起動してしまった

ドキュメント内 トラブルシューティングガイド (ページ 70-77)

第 4 章 ジョブスケジューラに関するトラブルシューティング

4.1 グループの動作がおかしい

4.1.2 グループの終了直後に、同じグループが連続して起動してしまった

対象バージョンレベル

・ Windows版:V5.0L10以降

・ Solaris版:5.0以降

・ Linux版:5.2、V10.0L10以降

・ Linux for Itanium版:V12.0L10以降

・ HP版:5.1以降

・ AIX版:5.1以降

・ DS版:V20L10

対処

確認ポイント

前日以前に起動予定のグループが起動されずに本日まで持ち越され、グループが起動されたときに本日分のグループの起動条件が すでに満たされた状態ではありませんか

対処方法

グループが連続して動作することに問題がある場合、グループの先頭のジョブネットを停止し、グループが起動されてもジョブネットが 停止するように配慮してください。

説明

ポイント

グループが翌日以降に持ち越された場合について グループは、1日に1度しか自動起動されません。

しかし、個々のジョブネットの実行時間が延びた場合や、待ち合わせているメッセージ事象がそろわないといった理由により、本日中 にグループの実行が完了しなかった場合、グループの起動予定はそのまま翌日に持ち越されます。持ち越された前日以前のグルー プの実行が終了した時点で、本日分のグループのスケジューリングが遅れて実施され、本日分のグループが実行待ち状態となりま す。

この時、本日分の起動条件がすでに満たされている場合は、スケジュールされてすぐに本日分のグループも起動されます。持ち越さ れたグループの実行直後に本日のグループが起動されるため、1日に同じグループが2回連続して起動されるように見えます。

以下に示すマニュアルも併せて参照してください。

・ V10.0L20/10.1以降の場合

“使用手引書”の“グループのスケジュールのされかた”

4.1.3 グループにジョブネットが追加できない

対象バージョンレベル

・ Windows版:V5.0L10以降

・ Solaris版:5.0以降

・ Linux版:5.2、V10.0L10以降

・ Linux for Itanium版:V12.0L10以降

・ HP版:5.1以降

・ AIX版:5.1以降

・ DS版:V20L10

対処

確認ポイント

ジョブネットは、グループに含めることができる条件に適合していますか

原因

グループは、グループ内のジョブネットに定義されている起動日、起動時刻条件などを考慮して、ジョブネットの実行を制御します。グ ループとして動作する際に、個々のジョブネットの起動条件が考慮される反面、グループに含めることができるジョブネットの起動条件 は限定されています。

対処方法

ジョブネットの条件が以下に適合しているか確認してください。

・ ジョブネットは、グループと同一プロジェクトである

・ ジョブネットには[起動条件]として[時刻起動]が指定されており、登録している起動時刻が1つだけ(一日一回起動)である(グルー プに登録したい場合、[間隔起動]/[サーバ起動時に起動]/[メッセージ事象発生時のみ起動]を指定してはいけません。また、一日 に複数回の起動時刻を設定してはいけません)

・ メッセージ事象の起動条件として[ジョブネット実行中も有効]を指定していない(グループに登録したい場合、指定してはいけませ ん)

・ すでにジョブネットをグループに登録している(1つのグループに同一のジョブネットを複数登録することはできません)

・ ジョブネットは他のグループに登録されている(他のグループに登録されているジョブネットを別のグループに登録することはできま せん)

4.1.4 サーバの再起動により実行待ちのグループの起動予定日が次の起動予定

日となってしまう

対象バージョンレベル

・ Windows版:V5.0L10以降

・ Solaris版:5.0以降

・ Linux版:5.2、V10.0L10以降

・ Linux for Itanium版:V12.0L10以降

・ AIX版:5.1以降

・ DS版:V20L10

対処

確認ポイント

メッセージ事象がそろわなかったことにより、グループが翌日以降に持ち越されていませんか

原因

メッセージ事象がそろわなかったことにより、グループの起動条件が満たされず、翌日以降に持ち越されている場合、Systemwalker

Operation Managerサーバが再起動されると、サーバの起動時に、新しい起動予定に再スケジュールされます。

この動作は、サーバが長期間停止されていた場合に配慮した動作(古い起動予定で誤って動作することがないように配慮した動作)で すが、この動作のため前日分の起動予定を実行することができなくなる場合があります。

対処方法

グループをいったん削除して新規作成し、ジョブネットを登録しなおしてください。

4.1.5 グループおよびグループ内ジョブネットの起動予定日時で起動予定時刻が表

示されない

対象バージョンレベル

・ Windows版:V5.0L10以降

・ Solaris版:5.0以降

・ Linux版:5.2、V10.0L10以降

・ Linux for Itanium版:V12.0L10以降

・ HP版:5.1以降

・ AIX版:5.1以降

・ DS版:V20L10

対処

原因

グループは、グループ内ジョブネットの起動日により日々フローを変更します。起動予定時刻は日変わり時刻のスケジュール処理で、

その日のグループおよびグループ内ジョブネットの起動予定時刻を決定します。そのため、本日起動済みの場合、または本日起動し ない場合、起動予定日時の起動予定時刻が表示されません。

注意

日変わり時刻のスケジュール処理について

グループは、状態により以下の時点で再スケジュールされます。

・ 日変わり時刻が到来した時に、前日以前の起動予定のグループが未起動または実行中の場合:

前日以前の起動予定のグループの終了後

・ 日変わり時刻が到来した時に、確認操作が有効な状態で前日以前の起動予定のグループが異常終了または強制終了の場合:

- グループの確認操作を行った時点(V5.0L30/5.2以降は、強制終了も確認操作の対象にできます)。

- グループの起動、再起動操作を行い正常終了した時点

4.1.6 グループ内ジョブネットの起動条件が整っていないにもかかわらず、起動して

しまった

対象バージョンレベル

・ Windows版:V5.0L10以降

・ Solaris版:5.0以降

・ Linux版:5.2、V10.0L10以降

・ Linux for Itanium版:V12.0L10以降

・ HP版:5.1以降

・ AIX版:5.1以降

・ DS版:V20L10

対処

1

確認ポイント

グループの起動予定時刻前に、Systemwalker Operation Managerクライアントから、またはjobschctlgrpコマンドで、グループの起動 操作を実施していませんか

原因

グループに対してSystemwalker Operation Managerクライアントから、またはjobschctlgrpコマンドでの起動操作が実施された場合、

メッセージ事象発生や、起動時刻の到来を待ち合わせずにジョブネットが起動します。

対処

2

確認ポイント

以下のすべての条件に合致していませんか

・ サーバが停止していた時間帯に、グループの起動予定時刻が経過した

・ [グループのプロパティ]ウィンドウの[電源未投入時の処置として電源投入時に起動]チェックボックスにチェックがある

・ サーバを起動した

原因

上記確認ポイントの条件に合致しているグループは、サーバ起動時に起動します。

対処方法

上記確認ポイントの条件に合致するグループを起動させたくない場合、サーバ停止前に、グループに対して無効操作を実施すること で、サーバ起動時にグループが起動することを防ぐことが可能です。

対処

3

確認ポイント

グループが前日以前のスケジュールで動作していませんか

原因

グループ内ジョブネットは、起動時刻の到来と待ち合わせているメッセージ事象の発生(時刻とメッセージのAND条件)を契機に起動 することができます。グループ内ジョブネットの起動予定時刻が到来しても、メッセージ事象が未発生の場合、日変わり時刻が到来し ても、ジョブネットは、メッセージ事象の発生を待ち続けます。

このため、前日以前のスケジュールが当日に持ち越された後にメッセージ事象が発生した場合、当日の起動予定時刻以前にグルー プ内ジョブネットが起動したかのように見えます。

対処方法

・ トラブル発生後の対処方法

グループが実行待ちの場合、グループに対して、無効操作を実施することで、当日の起動予定はスキップされます。(翌日以降が 起動予定日となります。)

グループが実行中の場合、運用に合わせて、グループに対して強制終了操作を実施します。

・ トラブルを未然に防ぐための対処方法

グループ内ジョブネットが待ち合わせているメッセージ事象が、グループ内ジョブネットの起動日に合わせて発生するように、運用 を見直してください。例えば、グループ内ジョブネットが待ち合わせているメッセージ事象が、別のジョブネットのジョブによって発 生するように設定されている場合、そのジョブネットと、グループ内ジョブネットの起動日が一致するように、起動日雛形を利用して 起動日を設定するなどの方法があります。

参考

グループが前日以前のスケジュールで起動している場合の、[ジョブネット一覧]ウィンドウの表示例を以下に示します。

また、“4.2.3 メッセージ事象と起動時刻で待ち合わせるジョブネットが意図しない時間に起動されてしまう”も併せて参照してください。

ドキュメント内 トラブルシューティングガイド (ページ 70-77)

Outline

関連したドキュメント