エラーメッセージ
MpJobsch: ERROR: 0412: getpwnam() No such file or directory
対象バージョンレベル
・ Solaris版:5.0~11.0
・ Linux版:5.2~V11.0L10
・ HP版:5.1~11.0
・ AIX版:5.1~11.0
・ DS版:V20L10
対処 確認ポイント
ネットワークジョブで、ジョブの実行ユーザが依頼元サーバに登録されていますか
対処方法
ネットワークジョブの実行ユーザをジョブの依頼元サーバにも登録してください。
以下のマニュアルも併せて参照してください。
・ 11.0以降の場合
- “導入手引書”の
“ジョブ実行時の権限について”の“ネットワークジョブ/分散実行機能の権限”
・ 10.1以前の場合
- “Q & A集”の
“ジョブ実行制御に関する Q & A”の“ジョブ実行時の権限は”
4.14.33 イベントログに「MpJobsch イベント ID:7012 詳細:Past EventLog record を捕捉しました。」が出力される【Windows 版】
エラーメッセージ
ソース:MpJobsch イベントID:7012 詳細:Past EventLog record を捕捉しました。
対象バージョンレベル
・ Windows版:V5.0L10以降
対処
対処方法
ジョブスケジューラサービスのプロセスが、WindowsAPIのReadEventLog()APIの異常を回避したことを示すメッセージです。対処は 不要です。
4.14.34 ジョブスケジューラのコマンドを実行したところ、「0017:共有メモリの獲得に失 敗しました。」メッセージが表示される【UNIX 版】
エラーメッセージ
MpJobsch ERROR 0017:共有メモリの獲得に失敗しました。
対象バージョンレベル
・ Solaris版:5.0以降
・ Linux版:5.2、V10.0L10以降
・ Linux for Itanium版:V12.0L10以降
・ HP版:5.1以降
・ AIX版:5.1以降
・ DS版:V20L10
対処 原因
ジョブスケジューラが使用する共有メモリと実際の共有メモリに不整合が生じた可能性があります。
共通メモリに不整合が発生している場合、ジョブスケジューラのコマンドを利用することはできません。コマンドは、本メッセージを標準 エラー出力に出力して終了します。
不整合が生じる可能性として、ジョブスケジューラ動作中にバックアップを実施した情報をリストアした、またはジョブスケジューラが使 用する共有メモリを削除したことが考えられます。
対処方法
ジョブスケジューラを再起動してください。
ジョブスケジューラの再起動で現象が回避されない場合、システムを再起動してください。
4.14.35 「MpJobsch: ERROR: 0412: shmget() No space left on device」が SYSLOG に出力される【UNIX 版】
エラーメッセージ
MpJobsch: ERROR: 0412: shmget() No space left on device
対象バージョンレベル
・ Solaris版:5.0以降
・ Linux版:5.2、V10.0L10以降
・ Linux for Itanium版:V12.0L10以降
・ HP版:5.1以降
・ AIX版:5.1以降
・ DS版:V20L10
対処
確認ポイント
システムのカーネルパラメタ(/etc/systemファイル)の「shminfo_shmmni」の値は、正しく見積もられていますか。小さな値が設定されて いませんか
原因
ジョブスケジューラはサブシステムごとに共有メモリを利用しています。「shminfo_shmmni」の値が不足している場合、前述のメッセージ
がsyslogに記録され、ジョブスケジューラデーモンは起動できません。
対処方法
shminfo_shmmniの値を再度見積もりしてください。ジョブスケジューラ用には、サブシステム数×1を加算してください。
4.14.36 エラーメッセージ「要求された資源は使用中です。」が出力される【Windows 版】
エラーメッセージ
funk=XXXX:ReadFile() 170:要求された資源は使用中です。
XXXX: 任意の文字列
対象バージョンレベル
・ Windows版:V5.0L10以降
対処
確認ポイント
ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ配下のファイルにアクセスするようなアプリケーションが存在しませんか
原因・対処方法は、“4.14.4 エラーメッセージ「プロセスはファイルにアクセスできません。」が出力される【Windows版】”を参照してくだ さい。
4.14.37 「shmget() Invalid argument」、「shmget() No space left on device」ま たは「0009: The jobscheduler failed to create shared memory.」のエ ラーメッセージが出力される【UNIX 版】
エラーメッセージ
MpJobsch: ERROR: shmget() Invalid argument MpJobsch: ERROR: shmget() No space left on device
MpJobsch: ERROR: 0009: The jobscheduler failed to create shared memory.
対象バージョンレベル
・ Solaris版:5.0以降
・ Linux版:5.2、V10.0L10以降
・ Linux for Itanium版:V12.0L10以降
・ HP版:5.1以降
・ AIX版:5.1以降
・ DS版:V20L10
対処
1確認ポイント
システムのカーネルパラメタ「shminfo_shmax」を設定している場合、50000byte以上の値が設定されていますか
原因
ジョブスケジューラデーモンが獲得する共有メモリが不足しているためです。
対処方法
「shminfo_shmax」を設定している場合、50000byte以上の値を設定してください。
対処
2確認ポイント
システムのカーネルパラメタ「shminfo_shmmni」の値が小さくないですか
原因
「shminfo_shmmni」の値が小さいことにより、ジョブスケジューラが共有メモリの獲得に失敗したためです。
対処方法
shminfo_shmmniの値を再度見積もりしてください。ジョブスケジューラ用には、サブシステム数×1を加算してください。
4.14.38 無効状態のジョブネットの開始予定時刻に、開始遅延メッセージが表示され る
エラーメッセージ
MpJobsch: WARNING: 0310: XXXX YYYY は起動予定時刻を過ぎても起動されませんでした MpJobsch: WARNING: 0310: XXXX YYYY did not start at scheduled time.
MpJobsch:警告:4305:XXXX YYYYは起動予定時刻を過ぎても起動されませんでした
XXXX: プロジェクト名 YYYY: ジョブネット名
対象バージョンレベル
・ Windows版:V11.0L10以降
・ Solaris版:11.0以降
・ Linux版:V11.0L10以降
・ Linux for Itanium版:V12.0L10以降
・ HP版:11.0以降
・ AIX版:11.0以降
対処
原因
以下の起動条件が設定されているジョブネットは、ジョブネットの状態が無効状態であっても、開始予定時刻に起動遅延出口が起動 します。
・ [ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートで、[メッセージ事象発生時のみ起動]チェックボックスにチェックしている
・ [ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートで、[一日一回]チェックボックスにチェックをしている。
・ [ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートで、[開始予定時刻]を設定している。
対処方法
対処不要です。参考
なお、[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[イベント出力]シートで[ジョブネットの起動予定時刻を過ぎても実行されな い場合に通知を行う]チェックボックスにチェックをし、ジョブスケジューラデーモン/サービスの再起動を実施していない場合、開始遅延 状態になっても上記のメッセージは出力されません。
[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[イベント出力]シート
4.14.39 サブシステム環境で jobschmsgevent コマンドを実行すると、「デーモンが 起動されていません」が出力される【UNIX 版】
エラーメッセージ
MpJobsch: ERROR: 0014: デーモンが起動されていません
対象バージョンレベル
・ Solaris版:5.0以降
・ Linux版:5.2、V10.0L10以降
・ Linux for Itanium版:V12.0L10以降
・ HP版:5.1以降
・ AIX版:5.1以降
・ DS版:V20L10
対処
原因
スケジュールジョブとして登録したjobschmsgeventコマンドのオプションにホスト名を指定すると、メッセージ事象は、起動したジョブが 含まれる同一のサブシステムに対して発生します。
そのため、発生先ホストで同一サブシステムが動作していないと、本メッセージが出力されます。
対処方法
jobschmsgeventコマンドのオプションとしてホスト名を指定し、異なるサブシステムにメッセージ事象を発生させる場合、-sysオプション
を指定してください。
発生先ホストのサブシステム0に対してメッセージ事象を発生させる場合、[-sys 0]を指定してください。