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ジョブスケジューラサービスが起動しない【Windows 版】

ドキュメント内 トラブルシューティングガイド (ページ 167-173)

jobschmsgevent event_name[:project_name[/job_net_name]

4.13.20 ジョブスケジューラサービスが起動しない【Windows 版】

対象バージョンレベル

・ Windows版:V5.0L10以降

対処

確認ポイント

サービスのスタートアップアカウントの設定は正しいですか

原因

Systemwalker Operation Managerのサービスのスタートアップアカウントは、以下の条件が必要です。

a. ローカルコンピュータのAdministratorsグループに所属していること b. 以下のユーザの権利が与えられていること

- サービスとしてログオン

- オペレーティングシステムの一部として機能

- クォータの増加

- プロセスレベルトークンの置き換え c. 無期限パスワードが設定されていること d. 空白を含まない名前/パスワードであること

対処方法

以下のマニュアルを参照し、サービスのスタートアップアカウントを正しく設定してください。

・ “導入手引書”の“インストール後の注意事項”

4.13.21 /var/tmp に大量のファイルが存在する【UNIX 版】

対象バージョンレベル

・ Solaris版:5.0以降

・ Linux版:5.2、V10.0L10以降

・ Linux for Itanium版:V12.0L10以降

・ HP版:5.1以降

・ AIX版:5.1以降

・ DS版:V20L10

対処

確認ポイント

以下の出口プログラム起動時に作成される一時ファイルを削除していますか

・ ジョブネット正常終了出口

・ ジョブネット異常終了出口

・ ジョブネット異常終了拡張出口

・ ジョブ終了出口

原因

ジョブスケジューラは、確認ポイントに記載した出口プログラムを起動する際に、ジョブ名、終了コード、ジョブの状態を一時ファイルに 記録した上で出口プログラムを起動します。この一時ファイルは、ジョブスケジューラは削除しないため、ファイルが残ります。

対処方法

・ 大量にファイルが存在してしまった場合の対処

ファイルを確認して、以下の形式の記述があるファイルをrmコマンドなどで削除してください。

ジョブ名 終了コード 状態

・ 大量にファイルが存在しないようにする場合の対処(防止策)

出口プログラムを起動するときに、一時ファイルのファイル名が引数として渡されます。この引数に渡されたファイルを出口プログラ ム内で削除してください。

4.13.22 無効状態のジョブネットの開始予定時刻に、起動遅延出口が起動される

対象バージョンレベル

・ Windows版:V11.0L10以降

・ Solaris版:12.0以降

・ Linux版:V11.0L10以降

・ Linux for Itanium版:V12.0L10以降

・ HP版:11.0以降

・ AIX版:11.0以降

対処

原因

以下の起動条件が設定されているジョブネットは、ジョブネットの状態が無効状態であっても、開始予定時刻に起動遅延出口が起動 します。

・ [ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートで、[メッセージ事象発生時のみ起動]チェックボックスにチェックしている

・ [ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートで、[一日一回]チェックボックスにチェックをしている。

・ [ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[基本情報]シートで、[開始予定時刻]を設定している。

対処方法

上記の起動条件のジョブネットに対する起動遅延出口を起動させたくない場合、[起動日]ウィンドウで、該当するジョブネットを非起動 日に設定してください。

4.13.23 ジョブスケジューラデーモン/サービスが動作していない

対象バージョンレベル

・ Windows版:V5.0L10以降

・ Solaris版:5.0以降

・ Linux版:5.2、V10.0L10以降

・ Linux for Itanium版:V12.0L10以降

・ HP版:5.1以降

・ AIX版:5.1以降

・ DS版:V20L10

対処

確認ポイント

syslog/イベントログにメッセージが出力されていませんか

対処方法

syslog/イベントログのメッセージを確認し、後述する“4.14 ジョブスケジューラからエラーメッセージが通知される”に記載されているメッ セージごとの対処方法に従って対処してください。

4.13.24 ジョブネットが開始、正常終了、疑似正常終了したにもかかわらず、これらの

メッセージがイベントログ/SYSLOG に出力されない

対象バージョンレベル

・ Windows版:V5.0L10以降

・ Solaris版:5.0以降

・ Linux版:5.2、V10.0L10以降

・ HP版:5.1以降

・ AIX版:5.1以降

・ DS版:V20L10

対処

1

確認ポイント

[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[イベント出力]シートの[ジョブネットの状態]チェックボックスで、該当する項目([正 常終了]/[疑似正常終了]/[ジョブネットの開始])にチェックをしていますか

対処方法

[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[イベント出力]シートの[ジョブネットの状態]チェックボックスで、該当する項目([正 常終了]/[疑似正常終了]/[ジョブネットの開始])をチェックし、ジョブスケジューラサービス/ジョブスケジューラデーモンを再起動してくだ さい。

対処

2【UNIX

版】

確認ポイント

・ /etc/syslog.confに、user.infoの情報が出力されるように設定していますか

・ syslogdに対してHUPシグナルを送信していますか

対処方法

ジョブネットが開始、正常終了、疑似正常終了した場合に、SYSLOGに出力される各メッセージのファシリティ.レベルは、user.infoで す。

/etc/syslog.confに、user.infoの情報が出力されるように設定し、syslogdにHUPシグナルを送信してください。

なお、infoレベルのメッセージをコンソールやmessagesファイルに出力する場合は、syslog.confで以下のように設定してください。

user.info /dev/console user.info /var/adm/messages

ただし、上記設定を行った場合、システム内のすべてのinfoレベルのメッセージが、コンソールおよびmessagesファイルに出力される ようになることに注意してください。

参考

ジョブネットの状態に対応してSYSLOGに出力される、各メッセージのファシリティ.レベルは以下のとおりです。

・ [ジョブネットの開始]:

user.info

・ [正常終了]:

user.info

・ [異常終了]:

user.err

・ [強制終了]:

user.err

・ [実行中断]:

user.err

・ [実行拒否]:

user.warning

・ [スキップ]:

user.warning

・ [疑似正常]:

user.info

4.13.25 デザイアドステート管理の機能が有効とならない

対象バージョンレベル

・ Windows版:V5.0L10以降

・ Solaris版:5.0以降

・ Linux版:5.2、V10.0L10以降

・ Linux for Itanium版:V12.0L10以降

・ HP版:5.1以降

・ AIX版:5.1以降

・ DS版:V20L10

対処

1

確認ポイント

[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[イベント出力]シートの[デザイアドステート管理]チェックボックスで、該当する項目 をチェックしていますか

対処方法

[デザイアドステート管理]チェックボックスで該当する項目をチェックし、ジョブスケジューラサービス/ジョブスケジューラデーモンを再起 動してください。

対処

2【UNIX

版】

確認ポイント

・ /etc/syslog.confに、user.warning、daemon.warningの情報が出力されるように設定していますか

・ syslogdに対してHUPシグナルを送信していますか

対処方法

[デザイアドステート管理]の設定でSYSLOGに出力される、各メッセージのファシリティ.レベルは以下のとおりです。

・ [ジョブネットの起動予定時刻を過ぎても実行されない場合に通知を行う]:

user.warning

・ [ジョブの実行予測時間を過ぎても終了しない場合に通知を行う]:

daemon.warning

・ [ジョブネットの終了予定時刻を過ぎても終了しない場合に通知を行う]:

user.warning

/etc/syslog.confに、user.warning、daemon.warningの情報が出力されるように設定し、syslogdに対してHUPシグナルを送信してくだ さい。

なお、warningレベルのメッセージをコンソールやmessagesファイルに出力する場合は、syslog.confで以下のように設定してください。

user.warning;daemon.warning /dev/console

ただし、上記設定を行った場合、システム内のすべてのwarningレベルのメッセージが、コンソールおよびmessagesファイルに出力さ れるようになることに注意してください。

4.13.26 メッセージテーブルに設定したイベントが発生したにもかかわらず、ジョブネッ

トが起動しない【Windows 版】

対象バージョンレベル

・ Windows版:V5.0L10以降

対処

確認ポイント

[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[利用機能1]シート(注1)にて、[メッセージ待ち合わせを行う]のチェックボックス、

または以下のチェックボックスのチェックをはずした状態で、“Systemwalker MpJobsch”サービスを起動していませんか

・ [アプリケーション](注2)

・ [セキュリティ] (注2)

・ [システム] (注2)

注1) V5.0L20以前の場合、[利用機能]シートになります。

注2) 監視するイベントが記録されるイベントログの種類によって異なります。

原因

上記チェックボックスをはずした状態で“Systemwalker MpJobsch”サービスを起動した場合、チェックがされていないイベントログは監 視されません。

対処方法

[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[利用機能1]シート(注)にて、監視するイベントログをチェックした状態で、

“Systemwalker MpJobsch”サービスを起動してください。

注) V5.0L20以前の場合、[利用機能]シートになります。

4.14 ジョブスケジューラからエラーメッセージが通知される

4.14.1 警告エラーメッセージ「ログ情報のファイルサイズが上限値を超えました」が

出力される

エラーメッセージ

ログ情報のファイルサイズが上限値を超えました

The size of log information has exceeded the maximum value

対象バージョンレベル

・ Windows版:V5.0L10~V10.0L10

・ Solaris版:5.0~10.0

・ Linux版:5.2、V10.0L10

・ HP版:5.1、10.0

・ AIX版:5.1、10.0

・ DS版:V20L10

対処 確認ポイント

ログファイルが切り替わっていませんか

対処方法

ジョブスケジューラのデータベースディレクトリに記録されている、ジョブの実行履歴のログファイルサイズが上限値を超えましたが、特 別な対処は不要です。

[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウ-[データベース]シートで設定されているログファイルのサイズ(省略値は3MB)を超

えたため、ログファイルが切り替えられました。

3つのログファイルをサイクリックに切り替えているため、古いジョブ履歴が参照できなくりますが、オペレータとして警告メッセージに対 処する作業は不要です。

4.14.2 イベントログ【Windows 版】/SYSLOG【UNIX 版】にジョブスケジューラのエ

ドキュメント内 トラブルシューティングガイド (ページ 167-173)

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