Common Mapping Agentを使用することにより、単一のローカル・
ホストまたはリモート・ホスト(プロキシ経由)上のデータベース とホスト構成情報を検出および監視できます(管理はできません)。
CMA(Common Mapping Agent)は、1台のホスト上で動作して、
リモート・ホスト上のデータベースやファイル・システムを検出し ます。したがって、必要なCMAは1つだけで、個々の対象データ ベースやホスト・システム用のエージェントは不要です(これによ り、ホストのパフォーマンスが向上し、オーバーヘッドが減少しま す)。CMAが収集するデータは、ControlCenterコンソールと WebConsoleの[Topology]、[Properties]、[Relationship]の各ビュー で使用されます。
以下の機能は、ホスト・エージェントでは使用できますが、
Common Mapping Agentではサポートされません。
◆ アクティブ・コマンドの発行
◆ リアルタイム検索
◆ アラートの送信
◆ ホスト・デバイス・プロパティの表示:空き容量、シリンダあた りのトラック数、トラックあたりのセクタ数
◆ VERITAS Volume Manager用の情報の表示:VMディスク数、最 大空きスペース、使用状況、VMディスク、VERITASサブディ スク、プレックスなどの詳細情報
◆ HP-UX用の情報の表示:論理ボリュームの割り当て状態
◆ Windowsドライブ・サイズ
◆ Windows:ControlCenterコンソールの[Relationship]ビューに、
PowerPathの親子のリレーションシップが表示されない。
◆ Informixデータベース:一時テーブルスペースのデータ・ファイル
に関する情報を収集しない(コンソールに、一時テーブルスペース の名前は表示されるが、データ・ファイルは表示されない)。
表25 Common Mapping Agentの概要 パラメータ 説明
管理オブジェクト 「ControlCenter Support Matrix」を参照。
ライセンス・キー 不要。Open Integration Components(基本パッケージ)に同梱。
実装数 詳細は、「ControlCenterパフォーマンスとスケーラビリティのガイドライン」を参照。
場所 WindowsまたはSolarisホスト。HP-UXおよびAIXホスト上のデータベースをプロ
キシ経由で検出および監視。AIX、HP-UX、Linux、Tru64ホスト上のファイル・シ ステムをプロキシ経由で検出および監視し、論理ボリューム、ストレージ・デバイ ス、パーティション、ボリューム・グループに関する情報をレポート。BS2000ホス ト用のホスト・デバイスに関連するストレージ・デバイス、パーティション、ホス ト・デバイス、VSN(ボリューム・シリアル番号)に関する情報をレポートするが、
ファイル・システム情報はレポートしない。
前提条件 CMA(Common Mapping Agent)を実装する前に以下を実行する。サポートされ るソフトウェアのバージョンについては、Powerlinkの「EMC ControlCenter Support Matrix」を参照。
◆ EMC Solutions Enabler 6.4以降を、エージェントのあるターゲット・ホストにイ ンストールする(「Solutions Enablerの実装」(194ページ)を参照)。
• ControlCenterメディア・リポジトリからSolutions Enablerをインストール する場合(メディア・リポジトリ・ロード・キットのインストール後)、デ フォルトではすべての必要なコンポーネントがインストールされ、SYMAPI サーバ(エージェントが正しく機能するために必要)が開始する。
• 別の方法(マスター・エージェントがターゲット・ホストにインストールさ れていない場合のプロキシ設定で必要)でSolutions Enablerをインストール する場合、SYMAPIサーバが開始していることを確認する。インストール時 に、[Install SRM Database Components]で[Yes]を選択し、インストール
後にSYMAPIサーバを開始する。
• Common Mapping Agentがリモート・ホストのプロキシとして動作する場 合は、ローカルとリモートの両方のホストにSolutions Enablerが必要。
◆ MS SQL、Sybase、Informix、DB2の各データベースのインスタンスを監視する には、エージェント・ホスト(CMAがローカルにインストールされている場 合)またはプロキシ・ホスト(CMAが1つ以上のリモート・ホストのプロキシ として動作する場合)上で、データベースが実行していることを確認する。
◆ CMAが、同一ホスト上の複数のSQL Serverインスタンスを監視する場合、イン スタンスごとにユニークなユーザー名とパスワードの組み合わせを指定する。
そのように指定しないと、エージェントは、すべてのSQL Serverインスタンス に対してデフォルトのデータベース・インスタンス情報を使用する。
◆ CMAは、通常、UNIXホスト上のSybaseインスタンスを検出しない。UNIXホスト 上のSybaseインスタンスを検出するには、以下の手順に従って、Sybase実行ファ イルをPATHに、Sybaseライブラリの場所をLD_LIBRARY_PATHに追加する。
1. エージェント・ホストにrootとしてログオンし、以下の環境変数を永続的 に設定する。
export SYBASE=(SYBASE_HOME);
PATH=$PATH:$SYBASE/ASE-12_5(または使用するベース・ディレク トリ)/bin;
export SYBASE_OCS=OCS-12_5;
export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$SYBASE/OCS-12_5
(または使用するOCSディレクトリ)/lib;
2. CMAエージェント、マスター・エージェント、SYMAPIサーバを停止する。
その後、これらを再起動する。
3. ControlCenterコンソールを使用して、Sybaseデータベースを再検出する。
表25 Common Mapping Agentの概要(続き)
パラメータ 説明
構成 プロキシ・モードで実行するようにCommon Mapping Agentをインストールした 場合に、データベースやファイル・システムのプロパティを表示するには、デー タ・コレクション・ポリシーをプロキシ経由で検出されるデータベースまたはホス トに適用する。Common Mapping Agentが情報を収集するすべてのホストで、
Solutions EnablerのSYMAPIサーバ・コンポーネントが実行していることを確認す る。データベースを検出するには、データベースが実行中でオンラインに接続され ていることが必要。SQLデータベースを検出するには、SQL Serverが、SQL Server
とWindowsの認証を使用するように構成されていることが必要。SQLユーザー認
証が、Windows認証に設定されていなければならない。すべてのデータベースで、
検出を実行するユーザーIDに、検出対象のすべてのデータベースへのアクセス権限 が必要。Common Mapping Agentがプロキシ経由で収集したホスト名が、同じホスト上で ローカルに実行するホスト・エージェントが収集したホスト名と一致しない場合が ある。原因は、ドメイン名情報の不足。この問題を解決するには、以下の手順に従 う。
Windowsホストで、[マイコンピュータ]、[プロパティ]、[ネットワーク ID]、[
プロパティ]、[詳細]の順に選択し、[このコンピュータのプライマリ DNS サ フィックス]フィールドにホストが属すドメインの名前が正しく表示されているこ とを確認する。
UNIXホストで、/etc/resolv.confに、完全修飾ホスト名が含まれることを確認 する。
さらに、ホスト・エージェントが自動検出を終了した後に、Common Mapping AgentのAssisted Discoveryが実行されること、[Assisted Discovery]ダイアログ・
ボックスに検出されたホスト名がすべて表示されることを確認する。
表25 Common Mapping Agentの概要(続き)
パラメータ 説明
Common Mapping Agentのベスト・
プラクティス
Common Mapping Agentに割り当てる管理オブジェクトの数を制
限します。
管理オブジェクトの数が一定数を超える場合は、1つ以上の
Common Mapping Agentを追加して、適切なパフォーマンスを維
持することを検討してください。1つのCommon Mapping Agent が管理できるオブジェクト数は最大100です。100を超えたら、2番 目のエージェントを追加します。検出ポーリングは、低負荷時に5 時間以内に実行されます。Common Mapping Agentは、他のエー ジェントやインフラストラクチャ・コンポーネントと共存できます。
2つのCPU(700 MHz〜1.0 GHz)と1 GBのメモリを持つエー ジェント・ホスト1台を基準にして、制限事項を検討します。詳細 は、「ControlCenterパフォーマンスとスケーラビリティのガイドラ イン」を参照してください。