ControlCenterの実装において、インフラストラクチャ・コンポーネ
ントであるECCサーバ、ストア、リポジトリ、STSリポジトリをど のように構成するかを決定するのは、非常に重要なステップです。
以下の項目について検討してください。
◆ 単一のマシン(単一ホスト・インフラストラクチャ構成)に、
ECCサーバ、リポジトリ、ストア(複数可)、StorageScopeリ ポジトリをインストールすべきかどうか。
単一ホスト・インフラストラクチャ構成は、今後2〜4年以内 に急激なデータ増加が見込まれない小〜中規模の導入に適して います(ステップ 2:「インストール・サイズの決定」(6ペー ジ)を参照)。ControlCenterインフラストラクチャの管理に必 要なコストや手間を最小限に抑えますが、将来のパフォーマン スやスケーラビリティの拡大には対応できません。
注: ファイル・レベルのレポート作成を実行する場合は、1つのホストに
STSリポジトリと他のインフラストラクチャ・コンポーネントを配置する単 一ホスト構成を推奨しません。
◆ 複数のマシン(分散インフラストラクチャ構成)に、ECCサー バ、リポジトリ、ストア(複数可)、StorageScopeリポジトリを インストールすべきかどうか。
注: 分散インフラストラクチャ構成では、インフラストラクチャ・コンポー
ネントのECCサーバおよびリポジトリを同一ホストにインストールするこ とを推奨します。その他のインフラストラクチャ・コンポーネントは別のホ ストに分散させることができます。
分散インフラストラクチャ構成は、中〜大規模の導入、および、
近い将来に急激なデータ増加が見込まれる小規模導入に非常に 適しています(ステップ 2:「インストール・サイズの決定」(6 ページ)を参照)。複数のマシンにコンポーネントを分散するこ とによって、最適なパフォーマンスとスケーラビリティが得ら れます。
ControlCenterの適切な構成タイプを決定するには、以下のステップ
に従ってください。
◆ 4.1 「適切な構成タイプの決定」(16ページ)
4.1 適切な構成タイプの決定
ステップ 2:「インストール・サイズの決定」(6ページ)で決定した インストール・サイズに基づいて、ControlCenterの構成タイプを以 下の中から決定します。
◆ 単一ホスト・インフラストラクチャ
◆ 分散インフラストラクチャ
単一ホスト・インフ ラストラクチャ
ECCサーバ、ストア、リポジトリおよびSTSリポジトリを、1つの ホストに置きます。この構成は、今後2〜4年以内に急激なデータ 増加が見込まれない小〜中規模のインストールに適しています。
注: ファイル・レベルのレポート作成を実行する場合は、1つのホストに、
STSリポジトリと他のインフラストラクチャ・コンポーネントを配置する構 成を推奨しません。
分散インフラストラ クチャ
ECCサーバ、リポジトリ、ストア、およびSTSリポジトリを、複数 のホストに分散します。この構成は、中〜大規模の導入、および、近 い将来に急激なデータ増加が見込まれる小規模導入に適しています。
注: 分散インフラストラクチャ構成では、インフラストラクチャ・コンポー
ネントのECCサーバおよびリポジトリを同一ホストにインストールするこ とを推奨します。その他のインフラストラクチャ・コンポーネントは別のホ ストに分散させることができます。
たとえば17ページの図5のように、ECCサーバとリポジトリを同 一のホストに配置し、STSリポジトリを別のホストに、1つ目のス トアをまた別のホストに、2つ目のストアをさらに別のホストにイ ンストールして、初期構成を作成できます。インストール規模が拡 大し、必要になれば、さらに他のホストに3番目以降のストアをイ ンストールできます。
図5 ストアを別に配置した分散インフラストラクチャ
インフラストラクチャ・コンポーネントを複数のホストにインス トールすることを検討するときは、以下の点に注意してください。
◆ ストアのアクティビティは、各エージェントがデータ・コレク ション・ポリシーを実行するタイミングに対応する。データ・
コレクションと再検出のスケジュールをバランス良く設定する ことが重要。特に大きな管理オブジェクトに対しては、そのよ うな設定が推奨される。
◆ 複数のストアがインストールされている場合、エージェントへ のストアの割り当ては、ストア上の現在の負荷に基づいて動的 に行われる。負荷分散に加えて、このようなメカニズムが機能 することにより、冗長性が確保される。1つのストアがダウンし
StorageScope
CC-000372
ストア
ストア ControlCenter
ユーザー・
インタフェース
ControlCenter インフラストラクチャ
管理環境
WebConsole
ControlCenter コンソール
Performance Manager 自動作成レポート
Performance Manager
ECCサーバ リポジトリ
WebConsoleサーバ
StorageScopeリポジトリ
マスター・エージェント エージェント
マスター・エージェント エージェント
ホスト/エージェント/
ソフトウェア製品 ホスト/エージェント/
ソフトウェア製品
◆ ファイル・レベルのレポート作成を実行する場合は、同一ホス トに、STSリポジトリと他のインフラストラクチャ・コンポーネ ントを配置する構成は推奨されない。パフォーマンスが低下す るため。
インフラストラクチャ・
ホストのパフォーマン ス・ベスト・プラク ティス
インフラストラクチャ・ホストでのディスクの可用性を高めるには、
以下の推奨事項に従ってください。
インフラストラクチャ・ホスト上でディスクの空きスペースを割り 当てる場合
◆ ディスクの可用性を高めるに、ミラーされたディスク(RAID 1)
を使用する(追加の物理ハード・ディスク・ドライブが必要)。
◆ 許容可能なシステム・パフォーマンスを確保するために、少な くとも、ディスク・ミラーリングにRAIDコントローラを使用 する。システム・パフォーマンスを高める場合は、Symmetrix
(メタボリューム)やCLARiX(RAID-10 LUN)などのディス ク・アレイを使用する。
ホスト・ベースのミラーリングは推奨しません。
ストアが過負荷になるか、構成サイズが拡大して、より上の分類に 該当するようになった場合は、ストアを追加するか、DCPの分散を 検討します。
コンソールの[Alerts]ビューにStore Loadアラートが表示され、1 時間経ってもリセットされない場合は、ストアが過負荷になってい ます。このアラートは、ストアのワークロードがしきい値を超える と発生し、新しいストアを追加する必要があることを意味します。
過負荷の原因を特定するには、以下を実行してください。
◆ DCPが適切に分散されているかどうかを検証する。複数のDCP が同時に開始するようにスケジュールされている場合は、適宜、
スケジュールを変更する。
注:DCPは、エージェント・ホストのシステム時間に基づいて実行さ れます。エージェント・ホストのシステム時間とストアのシステム時間 が異なる場合があるので、注意してください。
◆ 既存の関連するDCPの再分散や検討が適切に行われずに、管理 オブジェクトが、ControlCenterに長期間、追加されたことがな かったかどうかを調べる。
過負荷の原因となっているDCPを特定したら、以下のいずれか、ま たはすべてを実行して、過負荷に対処します。
◆ ボトルネックが発生しないように、DCPを長期的に均等に分散 する。
◆ DCPの実行頻度を減らす(たとえば、1分間隔から5分間隔に変 更する)。
◆ 単一ホスト構成から分散構成に移行する。単一ホスト構成のス トア・コンポーネントをアンインストールして、別のホストに ストアをインストールするか、新規ホストでストアを追加する。
注:ストアをアンインストールした後も、コンソールには非アクティブ なストアが表示されます。非アクティブなストアが表示されないように するには、コンソールを使用して管理オブジェクトを削除する必要があ ります。