本セクションでは、ControlCenter環境の監視と管理に使用できるイ ンタフェースを説明します。
◆ ControlCenterコンソールは、Javaアプリケーションで、
ControlCenter環境を表示および管理するためのインタフェース
です。検出、監視、管理、ControlCenter管理(権限を持つユー ザーのみ)などの基本的な機能を実行できます。
リモート・ユーザーは、ControlCenterコンソールの代わりに WebConsole(次セクションで説明)を使用できます。または、
VNC、ターミナル・サービス、Citrixを使用してControlCenter
コンソールにアクセスできます。
◆ WebConsoleは、Webベースのインタフェースで、
ControlCenterの機能のうち、監視、レポート作成、アラート管
理などの一部の機能を実行できます。WebConsoleは、
ControlCenterコンソールのようにインストールする必要があり
ません。ブラウザを開いてアクセスできます。WebConsoleは、
ControlCenterをリモートに監視するユーザーや、すべての機能
を必要としないローカル・ユーザーに適しています。
ControlCenterインタフェースのインストールと実行をプランニング
するには、以下のステップに従ってください。
◆ 9.1 「ControlCenterコンソールのインストールに適したタイミン グを把握する」(次セクション)
◆ 9.2 「ControlCenterコンソールへのリモート・アクセスが必要か どうか決定する」(43ページ)
◆ 9.3 「ControlCenterコンソール・ホストを決定し、設定を検証す
る」(44ページ)
◆ 9.4 「WebConsoleを使用する状況を把握する」(45ページ)
9.1 ControlCenterコンソールのインストールに適したタイミングを把握する
ControlCenterコンソールは、ストレージ環境を表示および管理し、
エージェントの実装などの管理機能を実行するためのユーザー・イ ンタフェースです。スタンドアロンのJavaベース・アプリケーショ ンで、Microsoft Internet ExplorerまたはNetscape Communicator を使用してWindowsおよびSolarisホストにインストールできま す。起動には、デスクトップ・アイコンまたはコマンド・ラインを 使用します。1つのControlCenter構成内で、複数のControlCenter コンソールを実行することができます。
ControlCenterアプリケーションのほとんどは、ControlCenterコン ソールへのプラグインとして実装されます。オブジェクトが
ControlCenterコンソールに表示されるためには、まずエージェント によって検出される必要があります。検出されたオブジェクトは ControlCenterコンソールに表示され、[Storage Systems]、[Hosts]、
[Connectivity]などの適切なフォルダにグループ分けされます。
ControlCenterコンソールに表示されるオブジェクト情報は、リポジ
トリから取得されるか、エージェントから直接リアルタイムに取得 されます。オブジェクトに対して発行されたControlCenterコン ソール・コマンドは、まずControlCenterコンソールからECCサー バに渡され、そこから適切なエージェントに転送されて、処理され ます。
対象ユーザーが、以下の項目に関連する機能の大半またはすべてを必 要とする場合に、ControlCenterコンソールをインストールします。
◆ ストレージの割り当て
◆ 監視
◆ パフォーマンスの管理
◆ 管理保守
◆ データの保護
◆ レポートの作成(ControlCenterコンソールから直接
StorageScopeにアクセスして作成)
ControlCenterコンソールをインストールする前に、以下の項目につ
いて検討してください。
◆ 1つのホストにコンソール・ソフトウェアを複数回インストール することは避けてください。同じホストから複数のECCサーバ にアクセスするには、1つのコンソール・ソフトウェアをインス トールし、そこから複数のインスタンスを個々に実行します。
◆ VPN上でアクセスする予定のコンソールをインストールしない でください。コンソールはVPNアクセスをサポートしません。
代わりに、ターミナル・サービス、Citrix、VNCを使用して VPNの外側からコンソールにアクセスできます(次のステップ 9.2で説明)。
9.2 ControlCenterコンソールへのリモート・アクセスが必要かどうか決定する リモート・ユーザーは、Citrix、ターミナル・サービス、および VNCを使用して、サーバ・コンポーネントが実行されるホストにイ ンストールされているControlCenterコンソールにアクセスできま すが、表示画面は、ネットワークを経由してクライアント・ホスト に転送されます。Citrix、ターミナル・サービス、およびVNCにつ いての詳細は、ステップ 24:「リモート・アクセス用サービスの検 討」(120ページ)を参照してください。
9.3 ControlCenterコンソール・ホストを決定し、設定を検証する
最小要件に適合するホストに、ControlCenterコンソールをインス トールします。最小要件は、ControlCenterインフラストラクチャ・
コンポーネント(ECCサーバ、リポジトリ、STSリポジトリ、スト ア)とログ機能がオンで実行されるControlCenterコンソールを含 まないホストです。
注:最小要件については、Powerlinkの「EMC ControlCenterパフォーマン スとスケーラビリティのガイドライン」を参照してください。
コンソール・ホストの追加要件を以下に示します。
❑ 仮想メモリを1 GB以上に設定する(仮想メモリは、オペレー ティング・システムによって管理され、通常、物理メモリの2 倍に設定される)。
物理メモリのサイズ要件については、Powerlinkの「EMC
ControlCenterパフォーマンスとスケーラビリティのガイドライン」を
参照してください。
• Windowsの場合は、[スタート]メニューから[設定]>[コ ントロール パネル]>[システム]を選択して、現在の仮想 メモリを確認する。[詳細設定]をクリックする。オペレー ティング・システムに応じて、以下のいずれかを実行する。
– Windows 2000:[パフォーマンス オプション]ボタンをク リックする。必要に応じて、[パフォーマンス オプション] ダイアログ ボックスの[変更]ボタンをクリックして、仮 想メモリの設定を変更する。
– Windows 2003:[パフォーマンス]セクションの[設定] をクリックし、[詳細設定]をクリックする。必要に応じ て、[仮想メモリ]セクションの[変更]ボタンをクリッ クして、仮想メモリの設定を変更する。
– XP:[コントロール パネル]を選択し、[システム情報]
>[パフォーマンス]、[仮想メモリ]の順にクリックし て、現在の仮想メモリを確認する。
• Solarisの場合は、vmstat 1 1(毎秒、1サンプル)と入力す る。使用可能な仮想メモリの合計が、[swap]コラムにキロバ イト単位で表示される。仮想メモリの詳細情報を表示するに
は、man vmstatと入力する。以下の例では、仮想メモリを太
字で示している。
# vmstat 1 1
kthr memory page disk faults cpu r b w swap free re mf pi po fr de sr s6 s4 s3 s3 in sy cs us sy id 0 0 0 5247512 3555336 1 9 0 0 0 0 0 0 0 0 0 944 86 126 0 0 100
❑ 以前のControlCenterコンソールのインスタンスを必ずすべてア
ンインストールする(「ControlCenterのアンインストール」
(277ページ)を参照)。
❑ Windowsでは、%TEMP%システム変数が、有効なディレクトリ
をポイントするように構成する。%TEMP%が正しく設定されて いないと、コンソールのダウンロードが初期化ウィザードで停 止する。
❑ Internet ExplorerまたはNetscape(バージョンについては Powerlinkの「EMC ControlCenter Support Matrix」を参照)
が、ControlCenterコンソールのインストールにWebインタ フェースを使用するように設定されていることが必要。
❑ コンソールのインストールに使用するブラウザに、インストー ル・ダウンロード・プログラムを実行できるJVM(Java仮想マ シン)が必要。ブラウザに適切なJVMがない場合、コンソール のインストール・プログラムの実行中に、Sun Microsystemsの Webサイトから有効なJVMをダウンロードおよびインストール してから、コンソールのインストールを開始するように促す メッセージが表示される。同時にSun MicrosystemsのWebサ イトのダウンロード・ページへのハイパーリンクも表示される。
❑ Internet Explorerを使用する場合、[ツール]>[インターネット オ プション]を選択し、[詳細設定]タブをクリックして、[Java (Sun)]の下の[<applet> に Java %version% を使用 (再起動が必 要)]チェックボックスがオンであることを確認する。%version%
は、システムにインストールされているJVMのバージョン。
9.4 WebConsoleを使用する状況を把握する
WebConsoleは、ControlCenterのWebインタフェースで、スト レージに接続されたネットワーク上で、監視やレポート作成をリ モートに実行できます。WebConsoleは、Webブラウザから簡単に
すべての機能を使用できません。WebConsoleは以下の場合に使用 します。
◆ Webブラウザを使用してControlCenterを監視する必要がある場合
◆ ControlCenterにはアクセスできるが、ControlCenterコンソール がインストールされていない場合
◆ ネットワークの帯域幅の制約により、ControlCenterコンソール を使用できない場合
◆ ControlCenterをリモートに監視する場合(ファイアウォールの
外側から)
WebConsoleでは、以下のControlCenterの機能をリモートに実行
できます。
◆ 管理オブジェクトのプロパティとリレーションシップの表示
◆ 管理オブジェクトに対するアクティブなアラートの監視
◆ コマンドの実行履歴の表示
◆ SANの動的トポロジー・マップの構築
◆ SANのI/Oパスの監視
◆ Symmetrixストレージ・アレイとファイバ・チャネル接続機器
ポートのパフォーマンスの監視
◆ アラート管理
◆ アラートの割り当て
◆ アラートの確認
◆ アラートのクリア
◆ アラート・メモの表示、追加、または編集
◆ アラート履歴の確認
◆ レポートの生成(StorageScopeにアクセスしてレポート作成タス クを実行)