34 第2編言語諸能力および発達諸要因の相関 表2−3各雅語能力に対する各要因の相関順位
書語能力 要因順位
羽羽用用測測解速読い甘くす幻恥
︵ ︵ ︵ ︵ ︵ ︵ ︵ ︵
字字掌字字字 文文 読書読書読書逆読音語文聞詩作作
1位:
習習習習習習習能能能面能習習習
学学学学学学挙知内知知知識学学 2位
能能能能能能能習習習習習能能能
知知知知知知知学学割学学知知知
4 同一言語能力の各学期間の発達的相関 35
(計18学期)を遍してテストされたものという線で,〈漢字読字力〉,〈漢字書 字力〉,〈語い力〉,ぐ文法力〉,〈読解力〉,〈読書速度〉,〈作文(A)力〉の7つに
限定したが,それでも作文(A)力をのぞいて,他の6言語能力には1〜5学
期分のテストが行なわれなかったものがある。なお,相関係数の算出は,ピアスン(Pearson)の偏差積法(ただし,その省略算法)によった。
(1) 各言語能力別にみた全学年学期の相関係数の平均値
ここにとりあげた七つの言語能力につhて,同一君語能力の各学年学期闇の 相関係数の全体の平均値をだした。その結果は表2−5,図2一14の通りであ
る。これによれば,
衷2−5各降嫁能力愁こみた全学年学期ごとの相関係数
論能力樽(訓漢字㈲語い文法読解読速倣(A)1
相関係数 .62 .64 .45 .46 .40 .r)s .tt8
1) 七つの各言語能力の申 で,最も相関係数が高くでてい るのは,漢字の書字力(.64)で あIO,以下,漢字の読字力,作 文(A)力,読書速度,文法力,
語い力の順となり,最も低いの は読解力(.40)である。
2)おしなべて,これらの言 語能力の中で各学期のテストが
柑。5 関,4 係、.3
数 .1
図2−14 各言語能力別にみた全学年学期 ごとの相関係数
比較的単一の言語能力を調べたと考えられるものの方に相関係数が高くあらわ れるという関係がみられる。漢寧の読字力,書字力のように:,提出された漢字 は各学期で若予州なりはあるが,漢字を読むこと書くことという能力であり,
作文(A)力などは生活作文ということで,課題が「わたくしの家」「ともだ
36 第2編言語諸能力および発達諸要因の縮関
ち」「せんせい」と通してある。ところが読解力などはこれにくらべて,テス トされた能力は広範囲にわたっている。
3) 漢字の読字力と書字力とでは,書字力の方が相関係数がわずかながら高 くでている。この結果は,書くことの方が能力としてより定着するのではない かということと結びつくかもしれない。
4)各言語能力の間の,相関係数にみられる順位は,2)に述べたテストし た能力が単一か広範にわたったものかと対応するように思われることと同時 に,小学校期間を通して大きな発達的変化があると考えられる能力ほど,相関 係数が低くあらわれるという関係も考えられるが,この点については,(2)
以下で明らかに:される。
(2)三胎語能力別にみた各学期ごとの相関係数の平均値
同一書語能力を各学期ごとに,他のすべての学期間との相関係数の平均値を だした。たとえば,漢字の読字力に:ついていえ.ば,1年1学期の相開係数の平 均値(.50)は
1−1×1−2, 1−1×1−3, 1−1×2−1一一一1−lx6−3
の相関係数を出し,それを平均した結果である。7つの各言語能力についての 結果は次ページのtc 2−6,図2−15の通りであるQこれによれば,
1)漢字の読字力,漢字の書字力は比較的規則的にしてなだらかな放物線を えがく相関係数のあらわれかたを示している。この放物線は比較的不規則な姿 では作文(A)カ,読書速度にもあらわれており,学期がへだたれば,相関係 数が低くなるという傾向と対応するものである。これについては,(4)を参 照されたい。
2)おしなべて,各言語能力とも,低学年のころの相関係数の平均値は高学 年のころの相関係数の平均値よりも低くあらわれている。これは,第1学年時 より第6学年時の言語能力テストの方が全学年学期の,その書語能力を予測す ることがより可能であることを示している。
3) さらに:,学年が下lcなればなるほど,各言語能力の闘の相関係数に開き
4 同一雷電能:カの野田期間の発達的稲閥 37 表2−6各書語能力別にみた各学期ごとの相関係数
学焦学期
書語能力
123123123123123123
[
【
一
【
一
1
2
3
4
5
6
漢 字
(読)
007244 945 555666×直直過 3︻DO﹃︶85n6 ×5666566
︐ 冒 ● ■ 量 O .漢 字
(書)
054839 70987436020 渇﹂誘惑緬め×めコ直道あゆ︒6︒65﹂矯
語 い
5 49 3 83907938908 2×40×3×4惑3 ︒4 4 4瀞55 ︒54
文 法
44679392 73349863112444445×455455555
・ ・ ●
「
一
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読 解
1351249741151764 X×4︒434訴33β3憾瀦44β44
読 速
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作 文
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1−1 1−2 13 2−1 2−2 2B 3−1 3−2 3−3 4−1 4−2 4−3 s−1 Jr−2 5−3 6−1 6−2 6−3
▽::ly 弊一学期
図2−15各言語能力別に:みた各学期ごとの相関係数
38 第2編 言語諸能力および発達諸要因の相関 が大きくあらわれていることも,特徴的なことである。
4)読解力,語いカの場合は放物線をえがくというよりむしろ直線的であ る。読解力は各学期に大きな変化があらわれず,語いカはむしろ学年が上にな るにつれて相関係数が高くなっていく傾向がみられる。
5)各言語能ヵとも,ある学期は他の学期の相関係数の平均値ICくらべて,
いちじるしく高低のあらわれている学期がある。たとえば,低い椙関係数があ らわれている学期として各言語能力別にみると,
漢字(読)1−1,1−2,4−3
言吾 い 1一1, 2−1, 4−1 角撃 言売 3−2, 4−2
作文(A)1−1,6−3 また,学期別にみると,
4−1, 6−1
エ 一 5 12︐
︻﹇6 ーオ ユ エ
一一一 1 1 4
︵法速 謝 漢文読
字に,いくつかの言語能力に急激な相野係数の変化がみられる。この点について は,(3)でさらにたしかめられる。
(3)各言語能力別にみた隣接する学期間の相閲係数
(2)において学期によっては,他の学期と異なる高い,あるいは低い相関係 数があらわれることがみられたので,ここではさらに,相隣接する学期間のみ にしぼって,それらの発達的相関係数の変化に着露することにした。その結果 は表2−7,図2−16の通りである。これによれば,
1)漢字の読字力では,4年3学期と5年1学期との間に相関係数が最も低
く,これを接点にして,二丁の発達曲線を区別している。なお,1年3学期と 2年1三期との聞にも発達曲線の区別がみられる。2)漢字の書字力では,漢字の読字力の場合と同様に,4年3学期と5年1
学期との問,および1年3学期と2年1学期との間に,発達三線の区分がみられる。
3)かように,相関係数が低下するのは,覇者の学期間に,それまでの学期
4 同一言語能力の各学期間の発達的稲関 39 衷2一ア各言語能力別に:みた隣接する学期間の発達的相関係数