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ユース

ドキュメント内 小学生の言語能力の発達 (ページ 177-183)

ニユpmス ニヨース

ニユ・・一ス

ジウス

1 2 3 4・﹁D6

789101112131415−6σ娼1920212223242526

 176 第3編 言語要素の習得

 「ニュ…ス」の語は,教科書では,3年(u)の92ページにi新出されている から,おそくとも3年の3学期までには学習されるはずである。その後,4年 で,4年(1)の66ページ,88ページなどで「ニュ・・一ス」の語はくり返し提 出されているから,かなり定着するはずであるのに,読み(2−3〈87.5%>3−1

〈95・8%>4−1〈97.5%〉)ICbltべると,やはり低い習得率である。しかも,これ が二=.  一トン(人名),ニュ・一ヨーク(地名)と,同一音を含みながら,語の 構成要素が多少違ってくると,表に:みられるように,同一音にまでひびいて,

前学幾できたものまでが誤るという現象もあるのである。ことに「ニュートン」

は教科書で学習しないとしても,「二=、 一ヨーク」などは,すでに3年生で,

(3年(の97ページで)学習されていて,決して,薪しい語ではないはずであ

る。

 これなども,この語が耳慣れぬ,ということもあろうが,それよりも拗・長 音を含んでいるこれらの語表記に,正しく書く上での抵抗があるからではなか

ろうかと思われるのである。

 このようにみてくると,チューリップをはじめ,これら一連の語は,児童に とって親しい語である,読むことはほとんど完全に近くできる,文掌1字ずつ に還元してみればそれほど書けないわけでもない,にもかかわらず,不安定な 習得状況であるのは,拗・長,促音がからみあったこの語の表記に対する抵抗 としか考えられない。同質の語で教科書では学習されなかったが,男児には,

非常に親しい「キャッチャー」の反応を見ても,学習の如何ICかかわらずほと んど同様の結果がみられ,この推論が肯定されるのである。

 (参 考)表3−59個人別テスト反応表(キャッチャー)男児

男  児

123

4

1 学 期

(文脈 中)

  o

キャ ッチャ キャ ッチャ

3 学 期

(文脈 中)

  o

キャ ッチャ きゃっ しゃ

5

3 学 期

(文脈 中)

  o

キャ ッチtr キャシチャー

3 学 期

(単 語)

 一ヤ  チチ ○ツシ  ヤヤ  キキ

456789101112B1415妬17181920 アヤ一一や一一ヤア ・  チチャちや∵ 皆       ツシ チ○チ○○○○       ツッ○○チ      ヤ   

ヤ    ヤヤ や ヤヤ  や キ    キキキキき キキ  キ キャッチャ   o   o

キャッチャ

  o キ ャチャ キャッチー キァッチャ キャシちゃ

  0   0   0

キ ャチ ャ

  o   o

キャヅチァー キャッチヤー

キ  キキキキキキキ キキキ キ    ヤヤヤヤ ヤァ ヤヤや ヤ ∵・∴凱鵠函・揖禽・㌫

ヤ    や一アヤ﹇ ︻ア陣 ア

*キャッチャーとしては学習しないが,擬声語キャッキャツは,3年(琵)6ページ で学習ずみ。

表3−60個人別テス1・反応表(キャッチャー)

女 児

12345678910111213

4

1学期

(文脈中)

キヤッチャpm

  o

キャシチャ(二)

キヤッチャ・一一

  〇   〇   〇 キャッチャ

キャーッチャー

チャhaチ   o   o

キやッチャド

3学期

(文脈中)

キャツチャ   o

キャッチャア

  o   o   o   o キャッチャ

キャーツチャー

きゃきゃ一   〇 キャッチー   o

5

3学期

(文脈中)

一一 一 

ヤ ヤ

ヤヤやチキ ・み∴・・・・・⁝ ヤヤや ヤヤ キキき  キキ

3学期

(単  語)

キャッチヤー

キャチャー   o

キャッチャー

  o   o

キャッチャー

  o

  o

  o

178 第3編 言語要素の習得

4567890123456 11正1正12222222 ︻ やチアア一陣︻アーや一 詮チヤ∵チ雰葬∴ ・  チャヤヤ轄ヤヤ キ やキキキキキキキキキキ  や﹇オ 一ア階一一ヤ ︒諺諺︒げみ㌃チ︒       ツ  ツッヤ

 やヤヤ  

ヤヤヤヤヤ  きキヤ キキキキキキ

キャM一チャー

  o

キ ャ チ ャ

きゃっちゃ

キャチャアー

○○○

キャチャー一

○○

キャッチャ

キ ャ チ ャ キヤッチャ…

キャチャー

キ ャ チ ャ

キャチャー

  0   0

 なお,こうした拗・長・促音を含む一連の語の習得状況は,単に実験学校児 童にみられる特殊現象,問題点であるというより,他の学校の児童にも共通し た現象であることは,下表によっても明らかであろう。

 表3−61かたかな語表記テスト結果表(4〜6年)〈協力学校〉

チューリップ

キャッチャー

ニユートン

イギリス(人)

実験校 協力校 実験校 協力校 実験校 協力校 実験校 協力校

4年3学期

5年3学期

6

・学剃・学期

57.4 43.7 54.7 チョコレtW卜  64.2  (5校)

1

 59.6

42.6

66.e

95.8

(7校)

59.8 x15.8 i 39.6

51.5 60.4 71.8 97.9

59.1 66.0 75.4 100.0

97.3 99.4

(5校)

67.4 チューインガム

 43.4

55.6 ニユ・・一一ヨーク

 69.8

(5校)

64.7 アメ リ カ  100.0

93.0

 この場合,協力学校の方が,やや上回っているが,それは協力学校中,かな りできのよい学校が入っているからである。もっとも実験学校より低いものも あって,必ずしも一様ではない(学校での指導の如何によろう)が,総体的に

豆 表記法の習得 179 は同じ傾向を示している。

5句

占⁝

 児童の句読点の使用能力は,作文によってみることができる。低学年の段階 では旬読点の使用のし:方と作文能力との関係がかなり高いこと(報告書le「低 学年の読み書き能力」)および作文における句読点の使用状況の発達について は,本書420ページおよび,従来の報告書でも見てきた。この自由に任意に:書 き綴る作文の場合での句読点使用力とともに,表記能カテストで意図的に句読 点使用の知識をも調査してみた。テストは,句読点やそれに関連する一切の符

:号をとり去った文を与えて,あらかじめ句読点を打つように指示したものであ

:る。

 元来句読法はむずかしく,そのよりどころとして,それがはっきりと定めら れたものはまだないが,ここでは,一応読み手に文意がまちがいなく,正確に 伝わる程度に打てればよいという,ごく常識的なところを目標とした。

 〈もんだい〉

   次の文は,、や。のようなしるしが一つもついていないので,読みにくくなって   います。この文}雀,文を読みやすくするいろいろなしるしをつけて,だれが読んで   もよくわかるようにしてください。

 (4年) お・かあさんがあしたはlcちょうびだからおひなさまをかざりましょうねとお   っしゃつたので極はうれしくてたまりませんはやくあしたになればよいなあと思い   ました。   i

 (5年) おかあさんがあしたはにちょうびだからおひなさまをかざりましょうねとお   っしゃつたので私はうれしくてたまりませんはやくあしたになればよいなあと思い   ましたしかし私に:はおともだちのように担ひなさまがたくさんありませんさんycん   かんじょだけです弟がおねえちゃん男の子のおせ つくは五月だねといいました。

 〈6年) おかあさんがあしたはにちょうびだからみんなでハイキングに行きましょう   ねとおっしゃったので私はうれしくてたまりませんはやくあしたICなればよいなあ   と思いましたそばできいていた弟がわあうれしいなぼくはあたらしいくつをはいて   行くんだといいました。

 これらの文でも,文末の句点や,会話のかぎなどを除くと,まだいくとおり

 180 第3編 雷語要素の習得

かの打ち方もあるが,一応下表のように,番号の箇所にくぎり符号が使える か,その他,符号の箇所では,さらに読点がどのように打たれるか,児童のく

ぎり符号使用の実態(意識と反応の度合)をみたのが,次の結果である。

 表中ゴチックは,くぎり符号のほしいところの反応度,他は,読点のうち方 の反応度を示す。

 なお,発達状況を比較できるように,問題は,各学年共通の部分があるよう にしたが,多少の出入はある。

 表3−62 句読法のテスト結果(4〜6年)

くきり符号の閣所

テス ト時期

1 おかあさんが,

2 「あしたは……

 イ あしたは,

3 に:ちょうびだから,

4 おひなさまをかざりましょうね」

5 …………・・……・………ね。」

 ロ と,

6 おっしゃったので,

7 私はうれしくてたまりません。

 ノ・ はやく,

   あしたになれば,

 ホ よいなあと,

8 思いました0 9 しかし,

 へ 私には,

 1・ おともだちのように,

10 おひなさまがありません。

11 さんにんかんじょだけです。

12 弟が,

13 「お・ねえちゃん 14 「おねえちゃん,

 チ 男の子のお籔句は,

15 五月だね」

16 五月だね。」

4隼3学期

ア57

0りり47

742 9288083482 8369634627 454266  18

5年3学期 *6年2学期

◎り0σ9り乙7︵∠

7﹄唖2 39望208225329135071957 3ア29004423927825歪7278 34525ア  一822256242231

…・ヒ」

顧 ◆◆O潤v

ノ、……と,

   66.e    79.2

二    7.5 ホ    L9 へ   13.2    83.0 ト そばで,

   83.0    35.8 イ   28.3   ・ 22.6   みんなで,22.6

39.6 45.3 26.4

9.4

さいていだ弟が,

      3ア.ア

「わあ    37.7 わあ,    5.ア うれしv、な0  13.2

チぼくは,28.3

行くんだ」  35.9

亙 表記法の習得  181

17 といいました。 83.3 行くんだ。」 28.3

といいました。84.9  *6年の被調査者は,4・5年の被調査者と異なっている。

 これによると,こうしたテスト方法や形式にあまり恨:れていないせいか,問 題の指示があるにもかかわらず,4年から5年にかけて,著しい発達は認めら れず,時には下降傾向さえみられるところもある。6年生になると,調査児童

は違うが(乙学級),総体約には,多少の伸びを見せている。しかし,文末の 句点など,100%できなければいけないはずなのに,80%強で,むしろ4年よ り不振である。これは,どういう現象なのか,同一児童4・5年生の句読法の テスト結果を比較してみると,次のようである。

 表3−63 同一人に見られる句読法のテス1・結果(4〜5隼)男児

  12イ34 こ) ロ 6 i ノ、  ホ8

   N l = 1 N [ S I L. I  O  [ N  l ]  1 O  l N  1 N  i 1  1  0

ヨコ

4年 5年

4 514 514 5 4 5 4 5 4 5 4 5

○○○○

4 5 4

o

5

o

4

o

5

o

4

o

o

4 5

﹇D

ol−f i9

闘g

ドキュメント内 小学生の言語能力の発達 (ページ 177-183)