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1.13.1 電話交換機(PBX)設備

京都大学主要地区の電話交換機(以下PBX)は,本部地区,病院地区,宇治地区,桂地区,熊取地区,犬山地 区と6台のPBXがあり,そのうち情報環境部においては,本部地区PBX,病院地区PBX及び各地区を接続する 機器の運用管理を行っている.

近年,IPネットワークが広く普及してきたことにより,PBX設備においてもIP電話,ソフトフォン等のIP対 応機器が広まってきている.また,既存ネットワークを再構築した次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)が今後普及するに従って,電話,インターネット,さらには放送網を融合したサービスが展開されてい くと考えられる.このような変化の中,管理者はユーザサービスの向上やランニングコスト等を考慮して新しい サービスの導入を検討していく必要がある.

図1.13.1:京都大学全体の現行音声ネットワーク図

1.13.2 電話交換機設備管理

運用管理は共同利用支援グループが担当しており「京都大学統合情報通信設備等の運用監視一式」として株式 会社富士通エフサスと契約し,平日の午前9時から午後5時30分まで吉田地区に2名常駐している.これにより,

本部地区PBX設備及び病院地区PBX設備の設定や障害対応,相談業務を行っている.

また,吉田地区における設備管理のランニングコストは,以下の表(図)に示す通りとなっている.これを見 ると,吉田地区における通話料金が平成18年度と比較して平成19年度は低くなっているが,これは耐震改修の ため一時的に回線を休止している部局が多いためと考えられる.今後,ランニングコストの削減のため現状のマ イライン業者の見直し及び本学が契約しているNTT接続回線のIP回線化などの課題について検討を進める.

1.13.3 今後について

“現行音声ネットワーク図”にある通り,老朽化してメーカー保守サポート期間の10年を過ぎて運用している

PBXが半数を占める.また,各通信キャリアが提供している新サービス,今後普及すると考えられるIP電話及び IP携帯端末(デュアルモード端末等)等には現行のPBXでは対応出来ない(ただし,本部地区PBXは対応可).

図1.13.2:平成19年度設定変更件数及び障害対応件数

表1.13.1:吉田地区におけるランニングコスト(年間)

設備維持経費(円) 電話回線基本料金(円) 通話料金(円) 合計

平成19年度 45,784,871 5,375,160

33,387,363 84,547,394 (1月当り:447,930)

平成18年度 44,199,487 5,375,160

35,159,271 84,733,918 (1月当り:447,930)

図1.13.3:吉田地区における月毎通話料金

従って,今後のIP化,新サービスへの対応等も含めて老朽化している各地区PBXを順次更新していく必要が ある.また,電話交換業務について職員の退職に伴う対策の検討を進める.

図1.13.4:将来の音声ネットワークイメージ

表1.13.2:京都大学電話交換機(PBX)更新年次計画表 (平成19年11月現在 情報環境部)