第 1 章 ネットワーク研究部門
1.3 経営情報システム研究分野
1.3.7 受賞
• 該当なし
1.3.8 博士学位論文
• 永井 靖浩,同志社大学大学院ビジネススクール 博士論文審査・公聴会(副査),平成20年1月
1.3.9 外国人来訪者
• 該当なし
1.3.10 業務支援の実績
1.3.10.1 永井 靖浩
H19年度は全学の認証基盤の構築に向けて以下の業務を実施した.
1. 全学で利用できるディレクトリデータベース構築を目指して,教職員,学生のIDとパスワードのみを集約し たデータベースを構築した.来年度,これらのデータに組織などの情報を付加し,全学のディレクトリデー タベースとして充実させていく考えである.
2. H19年12月より共通に利用されるようになった教職員グループウェア(Notes/Domino)の認証エンジンお
よびID統合を実施した.今後,収容サービスの充実により効率的で効果的な業務推進が期待される.
3. 学生系共通サービス(クラシス,教育用DEEPメール,図書館MyKULINE等)のより一層の利便性向上,
利用促進を狙いとした認証機能の統合を進めるため,調達を実施しH19年度末から設計を開始した.H20年 6月に構築し,本番運用は10月となる予定である.
4. 個人認証システム検討委員会の作業部会長として,H20,21年度の認証基盤の進め方およびICカード(電 子証明書)導入について提案し,H20年2月の個人認証システム検討委員会にて了承された.これを受けて,
H20年度以降の今後の具体的な調達および設計などの動きを開始した.
1.3.10.2 古村 隆明
1. 全学統合ディレクトリデータベースの構築異なるサーバで管理されていた学生,教員,職員のIDとパスワー ドを集約し,様々なシステムから認証に利用できる全学統合ディレクトリデータベースを構築した.今後,
学内システムの認証に利用する.
2. 教職員シングルサインオンシステム(SSO)の構築支援教職員が利用するグループウェアをはじめとする学内 の業務システムへのSSOシステムのうち,教員用システムの構築を担当した.また,教員と職員とに分か れていたSSOシステムを統合するにあたり,データ格納形式の検討を行なった.
3. 学内無線LAN環境の構築本学関係者だけでなく来訪者へも無線ネットワークを安全に提供するため,eduroam とみあこネットの両方式に対応した無線環境を実現するための仕様を作成し環境構築を行なった.今後,学 内の主要なホールや会議室で利用できるよう基地局を増設する.
1.3.10.3 折田 彰
1. ネットワーク・セキュリティ監視支援本学のネットワークで発生するセキュリティに関わる事象を早期に発 見・連絡することで被害を最小限に抑えるため,不正アクセス監視装置の運用支援を行っている.さらに,
脅威を未然に防ぐために必要なセキュリティ装置の導入に関する評価・検討なども実施している.
2. 情報セキュリティ監査支援昨年度に引き続き,自己点検・監査対応小委員会の委員として監査方針の検討に 加わり,監査班員として5部局に対して内部監査を実施した.
3. 情報セキュリティポリシー改定支援政府機関統一基準への対応のため,本学情報セキュリティポリシーの全 面的な見直し作業を行なっている.
1.3.11 対外活動
1.3.11.1 学会委員・役員等
• 永井 靖浩,電子情報通信学会,和文誌編集員会,査読委員 1994年〜
• 古村 隆明,電子情報通信学会,インターネットアーキテクチャ研究会幹事2007年〜
• 古村 隆明,PUCC (P2P Universal Computing Consortium)ストリーミングワーキンググループ議長2005年〜
• 折田 彰,4th Annual IFIP WG 11.9 International Conference on Digital Forensics, Committee Member
1.3.11.2 各種委員
• 永井 靖浩,京都大学生活協同組合 教職員理事, 2007年5月〜2008年5月
• 永井靖浩,個人認証システム検討委員会委員, 2006年8月16日〜
• 永井靖浩,電子事務局推進会議委員, 2006年8月16日〜
• 折田 彰,「高等教育機関の情報セキュリティ対策のためのサンプル規程集(国立情報学研究所)」著者
1.3.11.3 客員教員・非常勤講師
<通常授業>
• 永井 靖浩,社会におけるICT戦略(ポケゼミ),2007年度前期
• 永井 靖浩,ICカードから見るICTによる市場の変革(全学共通科目),2007年度後期
• 古村 隆明,基礎情報処理,2007年度前期
• 古村 隆明,基礎情報処理,2007年度後期
<集中講義>
• 永井 靖浩,組織におけるITマネジメント,同志社大学ビジネススクール,2007年5月
• 永井 靖浩,高度情報化とセキュリティ,京都府総合教育センタ,2007年7月
• 永井 靖浩,地域情報ネットワーク,和歌山大学,2007年11月
• 永井 靖浩,京都大学技術職員研修,2007年12月
1.3.12 中期計画期間を通じた活動の自己評価
第1期中期計画について,全学認証基盤,統合データベース・システムの構築およびそれに関るサービス展開,
セキュリティ対策といった項目が研究室の担当業務ミッションとして上げられる.
これについて,第1期中期計画が終了となる平成21年度末までに主要なシステム構築および運用体制が整うマ スタープランを策定し,毎年これらの進捗および進め方を部局長会議等で付議するなど,学内の理解を得ながら 計画を推進している.また,計画したシステム等の構築や運用についても着々とその成果を出しつつあると考え ている.
これらの取組みが,少ない人的リソースにも関らず,平成18年度以降効果的に推進できたことは,関係各位の ご支援と研究室スタッフの努力によって成しえたものであると自負している.平成20年度は色んな意味で大きな 山場となるため,より一層気を引き締めて確実に取組んでゆく.また,認証およびセキュリティ等の切り口から,
京都大学としての全体最適化となるような意見提起を行ってゆきたいと考えている.