1.7.1 コンテンツ作成室の活動内容
コンテンツ作成室では,大学において教育・研究活動のために必要となるコンテンツの作成を行っている.具体 的な領域として,冊子やポスター,Webサイト,ディジタルコンテンツの作成などインターフェースやグラフィッ クデザインに関わる分野と,写真・実写映像の撮影,編集や3DCGなど映像に関わる分野を扱っている.
支援サービスとしては,全国共同利用サービスとして,依頼者の持つリソースから教材,広報用コンテンツ,プ レゼンテーションツールといったマルチメディア技術を利用したコンテンツを企画・制作・提供する支援を行って いる.
また,学内の教員より,コンテンツ作成を必要とする研究テーマを募集し,採択したテーマについて,センター の教員およびコンテンツ作成室のスタッフで取り組む「コンテンツ作成共同研究」や,学内外からの申し出によっ て,教材等のコンテンツ作成に関連する共同研究にも取り組んでいる.
その他の活動としては,バーチャルスタジオシステムなどのコンテンツ作成に関するセンター設備や機材の管 理運用を担当しているほか,センターの教育研究活動に関わるコンテンツ作成支援や大学の社会貢献に関わるコ ンテンツ作成支援を行うことがある.
1.7.2 コンテンツ作成室の体制
コンテンツ作成室の活動は,ディジタルコンテンツ部門マルチメディア情報研究分野所属の教員と非常勤職員
(教務補佐員)が行っている.教員は主にサービス内容や体制の整備,組織の統括等を担当しており,窓口対応と 実制作をセンター内のコンテンツ作成室に駐在している助教と教務補佐員で対応している.なお,2007年度は助 教1名と教務補佐員6名で実務を行った.また,案件によってはセンターの他教員や,情報環境部技術系職員に アドバイスとサポートを受けている.
本サービスの事業報告は年1回の全国共同利用運営委員会で行うとともに,コンテンツ作成室の活動,機構にお けるディジタルコンテンツの作成・管理・配信システムの運用,広報及び技術的な事項についても審議を行う場 として,情報環境機構運営委員会の下にメディア運用委員会を設けている.メディア運用委員会はセンター,情 報環境部の教職員と学内関連部局の教職員による委員で構成されており,2007年度は委員会を1回開催した.ま た,メディア運用委員会委員のうちセンター,環境部の委員による連絡会を,月に一度開催しており,さらに日常 的な業務やシステム運用における問題に迅速に対応できるような体制をとっている.
1.7.3 施設・設備
コンテンツ作成室として整備している機材・施設・設備は,支援サービスで必要になる機材やソフトウェアと その保守については,年間の運営費交付金の中で予算化し,プロジェクト等で必要になる機材やソフトウェアは,
そのプロジェクトの予算に組み込み補填している.導入にあたっては,標準化された業務機,あるいはメジャー なソフトウェアを選択する事で,長期にわたった耐用を可能にしている.
以下に,主に整備している機材・施設・設備を挙げる.
マルチメディアスタジオ Vi[z]Virtual Studio System 映像音声収録用機器
SONY DIGITAL HD VIDEO CAMERA REORDER HVR-Z1J,SONY DIGITAL CAMCORDER DSR-PD150,Canon DIGITAL VIDEO CAMERA DM-XL1,SONY DIGITAL VIDEOCASSETTE RECORDER DSR-70A,SONY DIG-ITAL VIDEOCASSETTE RECORDER DSR-45,SONY TRINITRON COLOR VIDEO MONITOR PVM-9042Q,
FOR.A TIME CODE GENERATOR READER TGR-2000,MACKIE MIC/LINE MIXER 1202VLZPRO,SONY CON-DENSER MICROPHONE C-38B,audio-technica SHOTGUN MICROPHONE AT835ST
表1.7.1: 2007年度スタッフ一覧 美濃 導彦 教授 統括
角所 考 准教授 統括補佐
舩冨 卓哉 助教 技術アドバイザー
元木 環 助教(室長) 写真,情報編集,コンテンツディレクション担当
岩倉 正司 教務補佐員 ビデオ撮影,映像編集,マルチメディアスタジオ管理運用担当 上田 寛人 教務補佐員 Webデザイン,DTP担当 ※愛媛大学との共同研究「大学における
情報リテラシ教育の標準化に関する研究」担当(2007年7月〜)
高橋 三紀子 教務補佐員 ビデオ撮影,映像編集,イラスト,マルチメディアスタジオ管理運 用担当 ※愛媛大学との共同研究「大学における情報リテラシ教育の 標準化に関する研究」担当(2007年7月〜)
永田 奈緒美 教務補佐員 イラスト,DTP,Webデザイン担当
納谷 陽平 教務補佐員 Webデザイン,イラスト担当 ※科学技術振興調整費新興分野人材育 成プログラム「メディア情報処理専修コース」担当
嶺倉 豊 教務補佐員 3DCG担当,マルチメディアスタジオ管理運用担当
三原 昌郎 教務補佐員 3DCG担当 ※愛媛大学との共同研究「大学における情報リテラシ教 育の標準化に関する研究」担当(〜2007年6月)
映像音声編集機器
SONY DIGITAL VIDEOCASSETTE RECORDER DSR-2000,SONY DIGITAL VIDEOCASSETTE RECORDER HDW-M2000,Digidesign Didi002 PROTOOLS,PIONEER DVD RECODER PRV-LX1など
入出力装置
PSON ES-10000G,NIKON SUPER COOLSCAN 8000 ED,EPSON PX-9000 ソフトウェア
Softimage —XSI, 3ds MAX, Apple Final Cut Pro,Adobe Premiere,Adobe After Effects,Apple Soundtrack,
Apple Compressor,Apple DVD Studio Pro,Autodesk Cleaner XL,Adobe Photoshop,Adobe Illustrator,Adobe Dreamweaver,Adobe Fireworks,Adobe Flash,Adobe Captivate,Microsoft Office,Adobe Acrobat,モリサワフォ ントパスポート,Adobe Font Folio
1.7.4 コンテンツ作成支援サービスの提供状況
コンテンツ作成支援は,2007年10月より全国共同利用として,受益者負担で支援を行うサービスを正式に運用 開始した.負担金は,スタッフ(非常勤職員)が作成にかかる時間分の人件費と消耗品費を目処に算定している.
正式運用にあたっては,コンテンツ作成支援規程,コンテンツ作成支援サービス業務フロー,コンテンツ作成支 援申請書,コンテンツ作成支援計算書,コンテンツ作成支援負担金通知書,コンテンツ作成支援終了通知書を整 備し,全学へ通知文書にてアナウンスを行った.また,NCA5総会での,サービス紹介や,全国共同利用版広報で の告知を行った.
1.7.4.1 コンテンツ作成支援サービスを提供した主なコンテンツ
具体的に支援を行ったコンテンツを以下に挙げる.支援した案件数は,映像やCGを5件とWebデザインやグ ラフィックデザインが16件である.2007年度は,コンテンツ作成支援サービスとしては,2006年度とほぼ変わ らない案件を支援した.
Webデザイン・グラフィックデザイン系(16件)
• 京都大学グローバルCOE「心が活きる教育のための国際的拠点」Webサイト作成(京都大学グローバルCOE
「心が活きる教育のための国際的拠点」)
• 京都大学教育研究振興財団Webサイト作成(京都大学教育研究振興財団)
• 京都大学女性研究者支援センターWebサイトリニューアル(京都大学女性研究者支援センター)
• 京都大学ICTイノベーション2008ポスター,フライヤーデザイン(京都大学学術情報メディアセンター)
• 京都大学公共政策大学院Webサイトリニューアル(京都大学公共政策大学院)
• 京都大学工学部情報学科Webサイトリニューアル(京都大学工学部情報学科)
• 京都大学工学部情報学科 計算機科学コースWebサイトリニューアル(京都大学 工学部情報学科計算機科学 コース)
• 京都大学 総合人間学部/人間・環境学研究科WebサイトWebサイト「在校生・卒業生向け情報」に関する修 正(京都大学総合人間学部,大学院人間・環境学研究科)
• 京都大学情報システム管理センターWebサイト作成(京都大学情報システム管理センター)
• 世界トップレベル国際研究拠点形成促進プログラムヒアリング用PPTデザイン(京都大学)
• ASRU国際会議ポスターデザイン(京都大学学術情報メディアセンター河原研究室)
• 京都大学学術情報メディアセンターパンフレット作成(京都大学学術情報メディアセンター)
• 京都大学情報環境機構サービスガイドブック作成(京都大学情報環境機構)
• 2006年度情報環境機構・学術情報メディアセンター年報表紙デザイン(京都大学情報環境機構)
• 京都大学学術情報メディアセンターシンポジウムポスター,プログラム,Webページ,予稿集表紙,封筒デ ザイン(京都大学学術情報メディアセンター)
• 先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム履修生募集ポスターチラシ作成(京都大学大学院情報学研究科)
映像・CG系(5件)
• 先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムDVDビデオ作成(立命館大学大西研究室)
• 先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムDVDビデオ作成(大阪工業大学佐野研究室)
• 「映像メディア論」ドキュメンタリー番組用ナレーション録音(京都大学大学院文学研究科)
• 京都大学生態学研究センター総合博物館企画展用ビデオ編集(京都大学生態学研究センター)
• 京都大学工学研究科社会基盤工学専攻 紹介ビデオ作成(京都大学工学研究科社会基盤工学専攻ビデオ作成 WG)
1.7.5 共同研究,プロジェクトの実施状況
2007年度は,学内の教員とセンターの教員およびコンテンツ作成室のスタッフでコンテンツ作成に関連する研 究に取り組む「コンテンツ作成共同研究」の公募を行った.募集する計画は,特に新規性や独自性をもち,かつ 専門の設備や技術が必要なコンテンツ作成が必要なものとし,公募はセンターのWebサイトで2007年5月14日
〜2007年8月31日の約3ヶ月半行った.応募された計画は,学術情報メディアセンターコンテンツ作成共同研究 企画委員会において審査の上,採否を決定した.本年度は,応募・採択・実施された計画は3件で,およそ半年間 の共同研究を行った.
また,2006年度に引き続きセンターと他大学との共同研究やセンターが関係するプロジェクト4件についても ワークショップの開催,デモコンテンツや教材の作成を行った.