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第 2 章 業務評価と今後の課題

2.4 今後の課題

機構,メディアセンター,情報環境部は,中期目標・中期計画の平成20年度計画に沿った課題を処理すると共 に,第一期の目標に向けた対応を行わなければならない.

1)学術情報ネットワークサービス

老朽化が著しいネットワークにおいては,

汎用計算機レンタル経費を用いた中核部分の整備,館内ネットワークの高速化

さらなる遠隔地のネットワークの高速化

無線LANの拡充

耐震改修工事におけるネットワーク機器の更新及び再構築 等があげられる.

中期計画においては,

「研究のための情報ネットワークや電子ジャーナル等の情報サービス体制を整備する.」については,附 属図書館,教育システム支援グループとの連携で電子ジャーナル認証システムが構築され,サービスと して認証システムの管理・運用について附属図書館との協議が必要となる.

「海外研究拠点並びに国内遠隔地の研究施設等とキャンパスを結ぶ情報ネットワークを計画的に整備す る.」及び「遠隔地に散在する事務組織を一元的に運用するため,情報ネットワークの整備を進める.」は,

海外研究拠点とのネットワークについては着実に整備されつつある.遠隔地については順次整備されて いるが,今後さらに迅速な対応が必要である.

2)コンピューティングサービス

スーパーコンピュータの効率的な運用,新たなサービス形態の確立.

利用者との共同研究の促進,若手研究者の利用促進,教育利用の継続.

平成20年6月稼動をめざしたスーパーコンピュータの設計,運用体制の整備.

イノベーション事業の継続,スーパーコンピュータの民間開放への検討.

T2K 3大学連携のスーパーコンピュータ連携の検討,要員の養成.

神戸に設置されるペタコンへの対応.

3)情報教育支援サービス

図書館OSLの拡充及びメディアセンター北館のOSL設置の検討.

附属図書館電子ジャーナルの認証システムの運用.

TA教育の充実,相談内容の充実.

利用者のニーズとして

土曜開館の再検討.

講義室における障害者対応のパソコン机の増設の検討.

さらに,情報システム監査後の改善策の検討がある.

4)語学教育支援サービス

「e-learningに適した教材」の開発.

CMS上で活用可能な教材の開発.

マルチメディア教材の開発・展開.

により,さらなるサービスの向上を図る.

5)学術情報基盤サービス

ホームページサービスにおいて映像コンテンツの取り扱いの検討.

Ploneの試験的導入,PostgreSQLの導入の検討.

利用者向けSSLの整備.

汎用コンピュータシステムの更新に向けたサービスの再検討,仕様策定委員会への参画.

などを行い,より一層の利用者拡大を図る.

6)遠隔講義支援サービス

遠隔講義システムの標準化.

古い機器の更新・高性能化.

遠隔での機器の制御の確立,技術支援の整理.

研究から実用への施策の検討.

新たな機器を管理するための技術職員,TAのスキルアップのための教育体制の検討.

授業教材としての様々な著作権等権利関係の処理の検討.

海外事務所との遠隔会議や東京連絡事務所等からの遠隔講義・遠隔会議支援の充実.

が挙げられる.

7)コンテンツ作成室

共同研究の公募を行いつつ,業務支援と教育・研究支援のバランスの再検討.

利用規程の制定後の全国共同利用としての事業の確立.

コンテンツの質の向上に向けた要員のスキルアップ及び適切なスキルを持った人材の確保.

コンテンツ作成室で作成されたCGや画像・映像等の情報知財の登録.

が挙げられる.

8)知財活用室

各研究室で創造されたソフトウェアや種々の研究成果,コンテンツ作成室で作成されたCGや画像・映 像等の情報知財を登録し,スムーズに社会に還元する流れの確立.

情報知財のメリットをアピールしたパンフレットの作成及び教員への配布.

産学連携イベント(ICTイノベーション)へ積極的に関与し,情報知財の登録への啓発活動.

が挙げられる.

9)情報セキュリティ対策室

情報セキュリティに関しては多くの中期計画項目があるが,

情報セキュリティ監査の継続(担当部署の調整).

政府省庁統一基準に準拠する情報セキュリティポリシー改定については,NIIや情報処理学会合同で策 定された「高等教育機関の情報セキュリティ対策のためのサンプル規程集」を基に,平20年度の改定に 向けた作業.

e-learningの受講率向上に向けた対応の検討.

定期的な情報セキュリティ講習会開催の検討.

が挙げられる.

10)電子事務局推進室

平成18年度にメディアセンターのネットワーク研究部門に経営情報システム研究分野が措置され,全学統合 認証システムの構築に向けた検討が開始された.また,平成19年度には全学事務用グループウェアが利用限 定ではあるが教員にも開放された.さらに,出張旅費システム,就業管理システムをSSOにて認証連携を行 い,順次運用に供している.今後の課題としては,

全学事務用グループウェア用の統合認証システムとの連携に向けた検討.

全学事務用グループウェアの各種便利機能(電子申請,電子決済,文書管理,モバイル対応等)を有効 に利用することにより,学内の諸手続きを電子化し,一層の業務の効率化・合理化の推進.

が挙げられる.

11)業務システム運用支援

平成20年度に運用を開始した旅費システムの全学展開への支援.

KULASISの全学展開.

教務事務用電子計算機システムの更新に向けた仕様策定の検討.

情報リテラシー向上のための,引き続きパソコン研修会の開催.

が挙げられる.

12)電話交換

電話交換手の退職に向けた対応.

本部地区以外の地区の交換機更新の検討.

基盤コンピュータ設置に向けた対応.

が挙げられる.

13)図書室

メディアセンターの拠点拡大(2拠点から3拠点へ)による,機動的な図書の管理を行える図書室の役 割の検討.

電子ジャーナルの追加購入の検討.

が挙げられる.

14)情報システム管理センター

ソフトウェアの全学ライセンス取得の更なる推進.

著作権等セミナーの開催及びパンフレットの配布等による啓発活動の推進.

教員系パソコンの台数把握及びパソコンソフトウェアの実態調査についての検討.

なお,平成17年度に評価の低かった2項目については,

1 平成18年度に研究分野の設立により,全学統合認証システムの検討が開始された.

2 情報システムについても一部部局に対して情報セキュリティ監査が行われた.

により目的は概ね達成された.

ただ,平成18年度評価で情報セキュリティ教育について,全体的な実施状況として機構では「B」評価で提出 したが,学生に対するe-learningでの情報セキュリティ教育に対して実績が不明瞭な点から大学としては「C」で の報告となった.この点について,平成19年度は利用促進を加味した早急な対策を講じたが(各部局の受講状況 を部局長に通知),20年度についても引き続き行う必要がある.

平成20年度については,暫定評価が行われる予定なので,各サービスとも中期目標・中期計画に沿ったものと なっており,外部評価にも耐えうるものではなくてはならない.また,技術職員については退職者の再雇用を含め た再配置を早急に考えなければならない.