第1節 保健・医療・介護・福祉の連携
第2節 計画推進のための体制
第1 節 保健・ 医療・ 介護・ 福祉の連携
住み慣れた地域で、健康を実感しながら安心していきいきとした生活を送ることは、市民 一人ひとりの願いです。しかし、予期せぬケガを負ったり、病気にかかったり、介護が必要 になることもあります。
そうした時、保健は保健、医療は医療、介護は介護、福祉は福祉のように、それぞれが縦 割りのサービスのまま対応していたのでは、サービスとサービスの隙間からこぼれ落ちて気 が付かない、または見えないままの課題を置き去りにしてしまうことが考えられます。
そこで本節では、それぞれの分野との「連携」を最も重要な課題と捉え、健康増進や医療、
そして在宅医療を進める上で欠くことができない介護・福祉を含め、一人の対象者に対して 切れ目ないサービスが提供できる仕組みづくりを目指していきます。
市民に対して、健康増進から疾病予防、特定健診・特定保健指導、各種の健(検)診、
各種の相談、治療、リハビリテーション、介護サービスなど、保健から医療、さらに介 護、福祉に至るサービスを切れ目なく提供できる仕組みづくりが必要です。
市民のニーズの変化に対応できるよう、保健・医療・介護・福祉のそれぞれの施策間で の連携や体制の構築が重要です。
高齢化の進展に伴い、継続的に医療や介護が必要な高齢者が今後も増加することが見込 まれることから、在宅医療と介護の体制充実や連携強化を推進する必要があります。
市民に対して、保健・医療・介護・福祉の包括的なサービスが提供できるよう、各サー ビスに関する情報提供及び市、関係機関、関係団体等が有機的に連携する体制の構築に 努めます。
医療関係団体と連携して、疾病の早期発見、重症化予防に取り組みます。
既存の組織や会議体を再構築することも含め、新たな連携のあり方や仕組みを検討します。
1 課 題
2 今後の市の方向性
地 域
医 療
保 健
介護・福祉 市 民
第2 節 計画推進のための体制
本計画は、市民の健康保持・増進と、安心して医療を受けられる医療提供体制を実現する ために、市や関係機関が実施している保健・医療分野の取り組みを整理し、本市の施策を効 果的・効率的に推進するための計画としています。
計画の推進にあたっては、庁内の関係部署で構成する会議体と、市民、関係機関、関係団 体等の代表者、学識経験者等から構成する会議体をそれぞれ設置して、計画を定期的に点検・
評価し、必要に応じて計画内容の見直しの検討などを行っていきます。
また、計画を点検・評価した結果については、ホームページ等で公表していきます。
計画の推進を図るため、計画を立て(P la n )、実施し(D o )、その進行状況を点検・評価
(C h e c k )した上で、その後の取り組みに反映(A c t io n )、といった P D C A サイクルの考 え方に基づき、毎年度進捗状況の点検や評価を行うとともに、必要に応じて計画等の見直 しを行います。
また、計画の進捗状況を把握するため、各節の設定した目標指標の達成状況を管理して いくとともに、各章各節の小項目にある「今後の市の方向性」の各項目についても、進捗 状況を管理していきます。
目標指標の達成状況と「今後の市の方向性」の進捗状況について、庁内の関係課による
「(仮称)所沢市保健医療計画庁内推進会議」において取りまとめ、その結果を、市民、関 係機関、関係団体等の代表者、学識経験者等から構成する「(仮称)所沢市保健医療計画推 進委員会」にて点検・評価を行い、必要に応じて意見等をいただきながら、確実な計画の 実施に努めます。
本計画を市民に周知するため、計画書を市ホームページや市政情報センター等を通じて、
情報発信していきます。
また、計画の進捗状況や目標の達成状況、点検・評価結果についても公表していきます。
さらに、市役所の関係部署間においても情報の共有を図っていきます。
1 計画の進行管理
2 計画の推進体制
3 計画の情報発信
◆ 計画の推進体制とPDCAサイクルのイメージ
所沢市保健医療計画
P la n
A c t io n
(仮称)所沢市保健医療計画庁内推進会議 市役所内の関係課
(仮称)所沢市保健医療計画推進委員会 市民、関係機関・関係団体の代表者、学識経験者 等
C h e c k
計画改定時・計画見直時
等
D o
A c t io n
保健医療関係団体 医師会、歯科医師会 薬剤師会、柔道整復師会
鍼灸師会、母子愛育会 食生活改善推進委員会
等
関係行政機関 埼玉県、狭山保健所 埼玉西部消防局 等
医療機関 病院、診療所、歯科診療所
薬局、助産所 等 事 業 所
介護サービス事業所 民間企業 等
教育機関 幼稚園、小学校、中学校
高等学校、大学 等 所 沢 市
関係各部署 等 福祉施設
保育園、障害者施設 高齢者福祉施設 等
市 民
◆ 計画期間における目標指標
( 1) 保健・医療・介護・福祉の連携 ( 第 1 節)
指 標 名 単位 現状( H 2 6 年度) 目標( H 3 1 年度) 新たな連携のあり方や仕組みの検討 ― ―
具 体 的 な 方 策 を ま とめる
保健から医療さらに介護、福祉に至るサービスを切れ目なく提供できる新たな連携のあり 方や仕組みづくりを検討し、具体的な方策をまとめます。
( 2) 計画推進のための体制 ( 第 2 節)
指 標 名 単位 現状( H 2 6 年度) 目標( H 3 1 年度)
指標の達成状況 % ― 1 0 0
計画の達成状況を示す指標です。
目標値は、各節の指標の平均達成率 1 0 0 %を目指すものです。