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救急医療

ドキュメント内 所沢市保健医療計画全体版 (ページ 107-113)

第3章  医療提供体制

第2 節  救急医療

本市の救急医療体制については、症状に応じて初期から第三次までの救急医療体制を整備 しています。初期救急医療体制は、入院を必要としない軽症の救急患者を対象とするもので、

所沢市医師会の協力により日曜日や祝休日、年末年始の診療について、在宅当番医制

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を実 施しています。 

また、入院を必要とするような重症救急患者を対象とする第二次救急医療体制

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について は、狭山保健所が中心となって整備を行い、所沢地区(所沢市・狭山市・入間市)において、

病院群輪番制を実施しています。その他、第二次救急医療体制では対応できない重篤患者に 対応する第三次救急医療として、埼玉県が救命救急センターを整備しており、防衛医科大学 校救命救急センターが所沢地区と朝霞地区(朝霞市・志木市・和光市・新座市)の第三次救 急医療機関となっています。 

休日や夜間等医療機関の診療時間外の急なけがや病気の場合に、市民が必要な医療の提供 を受けることができる医療体制の整備は、市民が安心して生活するために必要不可欠です。 

本節では、本市の医療体制、特に大人を対象とした救急医療体制として初期救急医療体制、

第二次救急医療体制について、それぞれの役割を整理しています。   

また、限りある医療資源を有効に活用するため、救急医療や切れ目のない医療体制の提供 を図るとともに、適正受診に関する知識の普及啓発を進めます。 

 

◇   小項目分類の考え方 

本市では、祝休日及び年末年始において、入院を必要としない軽症の救急患者を対象とす る初期救急医療体制として、所沢市医師会に委託し、在宅当番医制を実施しています。また、

歯科については市の歯科診療所である「歯科診療所あおぞら」において休日緊急歯科診療を 行っています。 

また、祝休日及び年末年始並びに夜間に入院や手術を必要とする重症救急患者を対象とす る第二次救急医療体制として、所沢地区(所沢市・狭山市・入間市)による病院群輪番制

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を実施し、医療提供体制の整備に努めています。本節では、本市の救急医療体制の役割を整 理し、適正受診や救急車の適正利用についての周知啓発の必要があることから、小項目につ いては、(1 )初期救急医療体制、(2 )第二次救急医療体制の 2 項目としました。 

資料:埼玉県地域保健医療計画」資料編を基に作成  休日夜間急患センター 

在宅当番医制  休日歯科診療所 

病院群輪番制 

小児科救急医療病院群輪番制 

救命救急センター   

第二次救急医療体制 

・入院や手術を必要とする重症救急患者に対応  第三次救急医療体制 

・生命の危機が切迫している重篤患者に対応  初期救急医療体制 

・入院を必要としない軽症の救急患者に対応 

第 2 節  救急医療

 

       

〔現状〕 

 平成 2 6 年 1 0 月から埼玉県が実施している、大人の急病時の家庭での対処方法や受診 の必要性について電話相談ができる「埼玉県大人の救急電話相談(# 70 0 0 )」の相談 件数は、平成 2 6 年度 1 0 ,7 8 0 件です。 

 埼玉西部消防局の「消防年報」によると、埼玉西部消防局管内で救急搬送された種別搬 送人数は下記の表のとおりとなっています。 

単位:人)

死亡 重症 中等症 軽症 その他 計

24年中 348 2,586 10,262 15,923 6 29,125 25年中 222 2,610 10,589 16,639 10 30,070 26年中 224 2,525 11,488 16,367 2 30,606

資料:埼玉西部消防局「消防年報」

種別搬送人員

 

〔本市の主な取り組み〕 

 「健康ガイドところざわ」に救急医療のページを設け、電話相談や医療機関案内などの 情報提供や適正受診についての周知啓発を行っています。 

 市内の一般の医療機関が診療を行っていない、祝休日及び年末年始の午前 9 時から午後  5 時の時間帯で、軽症の救急患者の医療を確保するため、所沢市医師会に委託し、在宅 当番医制

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を実施しています。また、広報、ホームページ、「健康ガイドところざわ」

等を通じて周知しています。 

 保健センター内にある「歯科診療所あおぞら」では、休日において緊急に診療を必要と している方に対し休日緊急歯科診療を実施しています。 

 精神疾患を有する方については、休日・夜間において、緊急的な精神医療の電話相談が できる「埼玉県精神科救急情報センター」の情報をホームページに掲載しています。 

 市内の 6 5 歳以上の方がいる世帯を対象に、医療機関、服薬内容等の医療情報や健康保 険証の写し等を専用の容器に入れ、自宅の冷蔵庫に保管しておくことで、緊急時に救急 隊が活用することができる「救急医療情報キット」を希望者へ配布しています。 

     

 救急医療体制を維持していくため、引き続き、各医療機関の理解・協力が必要です。 

 急な病気やけがについて、救急車を呼んだ方がよいのか、受診の必要性などについて相 談出来る、# 7 0 0 0 等救急電話相談の周知が必要です。 

(1)初期救急医療体制

1  現状・主な取り組み 

2  課    題 

   

【初期救急医療体制を引き続き実施します】 

 引き続き、所沢市医師会及び歯科医師会と協力しながら在宅当番医制及び休日緊急歯科 診療を実施していきます。 

 初期救急及び二次救急の医療機関の役割分担を踏まえ、救急医療体制の維持に努めます。 

【関係機関と連携しわかりやすい情報提供に努めます】 

 「埼玉県大人の救急電話相談(# 70 0 0 )」、在宅当番医、休日緊急歯科診療についての 情報提供、また、限りある医療資源を有効活用するため、救急車の適正利用の周知啓発 を進めます。

 

             

【かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)を持ちましょう】 

 ご自身やご家族の健康、病気に関する相談などを気軽にでき、症状など必要によって専門 機関へつなげる役割を担う「かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)

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」を持ちましょう。

 

【必要な情報の活用について意識しましょう】 

 「埼玉県大人の救急電話相談(# 7 0 0 0 )」や日曜日、祝休日に受診できる医療機関の情 報は、広報で毎月お知らせしています。緊急時に利用できる情報を普段から意識してお きましょう。

 

 市内の 6 5 歳以上の方がいる世帯を対象に、市が希望者へ配布している「救急医療情報 キット」を活用しましょう。

 

【救急車の適正利用について考えてみましょう】 

 埼玉西部消防局のホームページでは「家庭で使用できる救急車利用マニュアル」を掲載 しています。救急車や救急医療は限りある資源ですので、適正利用を意識し有効に利用 しましょう。

 

3  今後の市の方向性 

4  期待される市民自らの取り組み 

第 2 節  救急医療

 

       

〔現状〕 

 埼玉西部消防局の「消防年報」によると、埼玉西部消防局管内で救急搬送された種別搬 送人数は下記の表のとおりとなっています。 

単位:人)

死亡 重症 中等症 軽症 その他 計

24年中 348 2,586 10,262 15,923 6 29,125 25年中 222 2,610 10,589 16,639 10 30,070 26年中 224 2,525 11,488 16,367 2 30,606

資料:埼玉西部消防局「消防年報」

種別搬送人員( 再掲)

 

 埼玉県に届出のあった A E D

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設置施設のうち公表可能な設置施設について、埼玉県の ホームページで公開しています。 

〔本市の主な取り組み〕 

 入院や手術を必要とする重症救急患者に対応する第二次救急医療体制

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として、所沢地 区(所沢市・狭山市・入間市)で病院群輪番制

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を実施しています。

 

 市民医療センターは、内科について病院群輪番制病院に参画しています。

 

 市内の 6 5 歳以上の方がいる世帯を対象に、医療機関、服薬内容等の医療情報や健康保 険証の写し等を専用の容器に入れ、自宅の冷蔵庫に保管しておくことで、緊急時に救急 隊が活用することができる「救急医療情報キット」を希望者へ配布しています。

 

     

 救急医療体制を維持していくため、引き続き、各医療機関の理解・協力が必要です。

 

 A E D の使用方法や設置場所の周知、救急蘇生法の知識等、市民への病院前救護活動に 対する知識の普及が重要です。

 

 急な病気やけがをしたとき救急車を呼んだ方がよいのか、受診の必要性等について相談 出来る#7 0 0 0 の周知等を通じて、救急車の適正利用を促すことが必要です。

 

(2)第二次救急医療体制

1  現状・主な取り組み 

2  課    題 

   

【第二次救急医療体制を引き続き実施します】 

 狭山市・入間市及び関係機関と連携して、平日夜間・祝休日の重症救急患者に対応する 病院群輪番制を引き続き実施していきます。 

 初期救急及び二次救急の医療機関の役割分担を踏まえ、救急医療体制の維持に努めます。 

【関係機関と連携しわかりやすい情報提供に努めます】 

 消防等関係機関と連携し、適切に急病者に対応するための救命活動・救命処置に必要な A E D の使用方法や設置場所の周知、救急蘇生法の普及啓発に努めます。 

           

【かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)を持ちましょう】 

 ご自身やご家族の健康、病気に関する相談などを気軽にでき、症状など必要によって専門 機関へつなげる役割を担う「かかりつけ医療機関(医科、歯科、薬局)

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」を持ちましょう。 

【必要な情報の活用について意識しましょう】 

 「埼玉県大人の救急電話相談(# 7 0 0 0 )」や日曜日、祝休日に受診できる医療機関の情 報は、広報で毎月お知らせしています。緊急時に利用できる情報を普段から意識してお きましょう。 

 救急車を呼ばなければならない状況となった時には、慌ててしまい冷静に対応できない ことも考えられます。1 1 9 番の救急通報の仕方(場所、患者の状況の正確な伝達など)

を普段から確認しておきましょう。 

 市内の 6 5 歳以上の方がいる世帯を対象に、市が希望者へ配布している「救急医療情報 キット」を活用しましょう。 

 救急救命講習等に積極的に参加して、救急車が到着するまでの正しい処置や A E D の操 作方法等を身につけておきましょう。 

 埼玉県のホームページでは A E D 設置施設のうち公表可能な設置施設について公開して います。操作方法と併せて近くの A E D 設置施設を確認しておきましょう。 

【救急車の適正利用について考えてみましょう】 

 埼玉西部消防局のホームページでは「家庭で使用できる救急車利用マニュアル」を掲載 しています。救急車や救急医療は限りある資源ですので、適正利用を意識し有効に利用 しましょう。 

3  今後の市の方向性 

4  期待される市民自らの取り組み 

ドキュメント内 所沢市保健医療計画全体版 (ページ 107-113)