3~4 (略)
電線種別に関係なく一律 3. 0m と規定しているため,特別高圧絶縁電線を使用する場 合も 3.0m の離隔距離を必要とする。しかしながら,水平離隔距離として建造物の側
方離隔距離と同じ考え方(人体計測による結果)から人が手を伸ばしても届かない距 離 1.5m を保有すれば,ケーブルの場合と同様 3m 以上の離隔距離を要しないので,そ の旨ただし書に追加規定された。 」と記載されている。
この「建造物の側方離隔距離 1.5m」と同様として, 「道路等との水平離隔距離 1.5m」
を定めたと推定される。
(3) 適用電圧を拡大し,電線がケーブルである場合の離隔距離
(第 1 項第二号ハ)〔2m〕
「解説 電気設備の技術基準(第 8 版) (平成 10 年 10 月 23 日 文一総合出版)」解 釈第 117 条解説によれば, 「従来使用電圧が 35kV 以下の特別高圧架空電線についての み規定されていたが,35kV を超える架空ケーブルであっても,それ以下のケーブルと 基本的特性は変わるものではなく,60kV を超える実績も出てきており,今後も適用の 増加が見込まれることから追加した。」と記載されているが,この数値根拠となる資料 は見当たらない。
1.2.5 コメント
本条文は,特別高圧架空電線と道路等との接近又は交さについて規定したものである。
現状において,実運用上の問題は生じていないが,今後も規定の主旨を踏まえ,必要 に応じて,見直すことが望ましい。
以上
(添付資料)
添付資料1 解釈第 125 条【特別高圧架空電線と道路等との接近又は交さ】(第 1 項 及び第 2 項)制・改正の概要と理由
(出典)
1. JEAC6001-1972 架空送電規程(昭和 47 年 6 月 30 日 日本電気協会)
2. 改正点解説付 電気設備技術基準(昭和 57 年 2 月 20 日 日本電気協会)
3. 解説 電気設備の技術基準(第 8 版)(平成 10 年 10 月 23 日 文一総合出版)
Ⅲ - 1 - 2 3
解釈第125条【特別高圧架空電線と道路等との接近又は交さ】 (第1及び第2項)制・改正の概要と理由
年月日 規 定 制・改正の概要 制・改正の理由
M29.5.9 「電気事業取締規則」
(逓信省令第5号) 規定なし M30.6.23 改正「電気事業取締規則」
(逓信省令第14号) 規定なし M35.8.22 改正「電気事業取締規則」
(逓信省令第36号) 規定なし M38.12.4 改正「電気事業取締規則」
(逓信省令第77号) 規定なし M39.8.23 改正「電気事業取締規則」
(逓信省令第44号) 規定なし M41.7.11 改正「電気事業取締規則」
(逓信省令第33号) 規定なし M42.10.25 改正「電気事業取締規則」
(逓信省令第36号) 規定なし M44.9.5 「電気工事規程」
(逓信省令第26号) 規定なし T3.1.4 改正「電気工事規程」
(逓信省令第1号) 規定なし T4.2.23 改正「電気工事規程」
(逓信省令第14号) 規定なし T8.10.13 「電気工作物規程」
(逓信省令第85号) 規定なし T13.3.3 改正「電気工作物規程」
(逓信省令第3号) 規定なし T14.11.13 改正「電気工作物規程」
(逓信省令第84号) 規定なし S7.11.21 改正「電気工作物規程」
(逓信省令第53号) 規定なし S12.8.2 改正「電気工作物規程」
(逓信省令第51号) 規定なし S14.1.19 「 電 気 工 作 物 臨 時 特 例 」
(逓信省令第1号) 規定なし S24.12.29 改正「電気工作物規程」
(通産省令第76号) 規定なし S29.4.1 改正「電気工作物規程」
(通産省令第13号) 規定なし S30.11.17 改正「電気工作物規程」
(通産省令第60号) 規定なし S32.3.23 改正「電気工作物規程」
(通産省令第8号) 規定なし S34.5.1 改正「電気工作物規程」
(通産省令第47号) 規定なし S37.8.14 改正「電気工作物規程」
(通産省令第86号) 規定なし
添 付 資 料 1
Ⅲ - 1 - 2 4
年月日 規 定 制・改正の概要 制・改正の理由
S38.7.10 改正「電気工作物規程」
(通産省令第86号) 規定なし
S40.6.15
「電気設備に関する技術 基準を定める省令」
(通産省令第61号)
<参考>
(特別高圧架空電線と道路等との接近または交さ)
第134条
特別高圧架空電線が道路、鉄道または軌道(以下この条において「道路等」という。)
と第1次接近状態に敷設される場合は、第3種特別高圧保安工事および第3種特別高圧径 間工事によらなければならない。
2
使用電圧が35,000V以下の特別高圧架空電線が道路等と第2次接近状態に敷設される場 合は、第2種特別高圧保安工事および第1種特別高圧径間工事によらなければならない。
<参考>
○ 電気設備に関する技術基準制定に伴い、第134条が制定された。
S43.6.28 改正「技術基準」
(通産省令第73号)
<参考>
(特別高圧架空電線と道路等との接近または交さ)
第134条
特別高圧架空電線が道路、横断歩道橋、鉄道または軌道(以下この条において「道路 等」という。)と第1次接近状態に敷設される場合は、次の各号によらなければならな い。
一 特別高圧架空電線路は,第3種特別高圧保安工事および第3種特別高圧径間工事に よること。
二 特別高圧架空電線と道路等との離隔距離(路面上または軌条面上の離隔距離を除 く。以下この条において同じ。)は、前条第1項第二号の規定に準じること。
2(第2次接近状態に敷設される場合)
使用電圧が35,000V以下の特別高圧架空電線が道路等と第2次接近状態に敷設される場 合は、次の各号によらなければならない。
一 特別高圧架空電線路は,第2種特別高圧保安工事および第1種特別高圧径間工事に よること。
二 特別高圧架空電線と道路等との離隔距離は、3m以上であること。
<参考>
○ 第1次接近状態と第2次接近状態の各条文について内容が一部変更された。今回の 数値根拠の調査対象は含まれていない。
S43.11.30 改正「技術基準」
(通産省令第121号) 関連改正なし S44.8.20 改正「技術基準」
(通産省令第78号) 関連改正なし
Ⅲ - 1 - 2 5
年月日 規 定 制・改正の概要 制・改正の理由
S47.1.26 改正「技術基準」
(通産省令第6号)
(特別高圧架空電線と道路等との接近または交さ) 第134条
特別高圧架空電線が道路、横断歩道橋、鉄道または軌道(以下この条において「道路 等」という。)と第1次接近状態に敷設される場合は、次の各号によらなければならな い。
一 特別高圧架空電線路は,第3種特別高圧保安工事によること。
二 特別高圧架空電線と道路等との離隔距離(路面上または軌条面上の離隔距離を除 く。以下この条において同じ。)は,前条第1項第二号の規定に準ずること。ただし,
ケーブルを使用する使用電圧が35,000V以下の特別高圧架空電線と道路等との水平 離隔距離が1.2m以上の場合は,この限りでない。
2 (第2次接近状態に敷設される場合)
二 特別高圧架空電線と道路等との離隔距離は,前条第1項第二号及び前項第二号のた だし書の規定に準ずること。
○ 35kV以下の特別高圧架空電線にケーブルを使用する場合には、水平離隔距離1.2m までに緩和できることが追加規定された。特別高圧架空電線にケーブルを使用す る場合の工事工法が新たに規定されたことによる(第112条の2) 。
○ 「JEAC6001-1972 架空送電線規程(昭和47年6月30日 日本電気協会)」によれば、
第12-1条の解説に「35kV以下のケーブルを使用する特別高圧架空電線の場合の離 隔距離は、一般に人が触れる危険のある場合は1.2m以上とした」との記載がある。
数値1.2mの明確な根拠の資料は見当たらない。
○ 第2項第二号においても前条に準用しているので同様である。
S48.10.17 改正「技術基準」
(通産省令第103号) 関連改正なし S51.10.16 改正「技術基準」
(通産省令第70号) 関連改正なし S52.1.21 改正「技術基準」
(通産省令第8号) 関連改正なし S52.12.9 改正「技術基準」
(通産省令第70号) 関連改正なし S56.7.21 改正「技術基準」
(通産省令第43号) 関連改正なし
S57.2.16 改正「技術基準」
(通産省令第3号)
(特別高圧架空電線と道路等との接近又は交さ) 第134条
特別高圧架空電線が道路、横断歩道橋、鉄道又は軌道(以下この条において「道路等」
という。)と第1次接近状態に敷設される場合は、次の各号によらなければならない。
一 特別高圧架空電線路は,第3種特別高圧保安工事によること。
二 特別高圧架空電線と道路等との離隔距離(路面上または軌条面上の離隔距離を除 く。以下この条において同じ。)は,前条第1項第二号の規定に準ずること。ただし,
特別高圧絶縁電線を使用する使用電圧が35,000V以下の特別高圧架空電線と道路等 との水平離隔距離が1.5m以上の場合又はケーブルを使用する使用電圧が35,000V以 下の特別高圧架空電線と道路等との水平離隔距離が1.2m以上の場合は,この限りで ない。
2 (第2次接近状態に敷設される場合)
二 特別高圧架空電線と道路等との離隔距離は,前条第1項第二号及び前項第二号のた だし書の規定に準ずること。
○ 「特別高圧絶縁電線」の規格が定められたことから、35kV以下の特別高圧架空電 線に特別高圧絶縁電線を使用する場合には、水平離隔距離1.5mまで緩和できるこ とが追加規定された。
○「改正点解説付 電気設備技術基準(昭和57年2月20日 日本電気協会)」第134条 によれば、「第1項第二号において、本文では前述第1項第二号を準用すること により、地表面からの高さを除く道路等からの上方離隔距離については、電線種 別に関係なく一律3.0mと規定しているため、特別高圧絶縁電線を使用する場合も 3.0mの離隔距離を必要とする。しかしながら、水平離隔距離として建造物の側方 離隔距離と同じ考え方(人体計測による結果)から人が手を伸ばしても届かない 距離1.5mを保有すれば、ケーブルの場合と同様3m以上の離隔距離を要しないの で、その旨ただし書に追加規定された」と記載されている。
○ 第2項第二号においても前条に準用しているので同様である。
Ⅲ - 1 - 2 6
年月日 規 定 制・改正の概要 制・改正の理由
S57.6.29 改正「技術基準」
(通産省令第31号) 関連改正なし S60.4.1 改正「技術基準」
(通産省令第8号) 関連改正なし S61.3.25 改正「技術基準」
(通産省令第8号) 関連改正なし S62.3.28 改正「技術基準」
(通産省令第17号) 関連改正なし S63.1.25 改正「技術基準」
(通産省令第11号) 関連改正なし H1.10.6 改正「技術基準」
(通産省令第69号) 関連改正なし H1.11.6 改正「技術基準」
(通産省令第86号) 関連改正なし H2.5.30 改正「技術基準」
(通産省令第23号) 関連改正なし H4.4.27 改正「技術基準」
(通産省令第25号) 関連改正なし H7.10.18 改正「技術基準」
(通産省令第83号) 関連改正なし H9.3.27 改正「技術基準」
(通産省令第52号) 関連改正なし
H9.5 「技術基準の解釈」制定
【特別高圧架空電線と道路等との接近又は交さ】
第 125 条 特別高圧架空電線が道路,横断歩道橋,鉄道又は軌道(以下この条において
「道路等」 という。)と第 1 次接近状態に施設される場合は,次の各号によること。 (省 令第 29 条関連)
一 特別高圧架空電線路は,第 123 条第 3 項の第 3 種特別高圧保安工事の規定に準じ て施設すること。
二 特別高圧架空電線と道路等との離隔距離(路面上又はレール面上の離隔距離を除 く。以下この条において同じ。)は,125-1 表の左欄に掲げる使用電圧の区分に応じ,
それぞれ同表の右欄に掲げる値以上であること。ただし,次のいずれかに該当する 場合はこの限りではない。
125-1 表
ドキュメント内
平成22年度電気設備技術基準関連規格等調査報告書
(ページ 53-57)