特別高圧架空電線が他の特別高圧架空電線と接近状態に施設さ れ,又は交さして施設される場合は,第3項の場合を除き,次の各号 によること。(省令第28条関連)
三 1の特別高圧架空電線と他の特別高圧架空電線との離隔距離 は,128-1表の左欄に掲げる使用電圧の区分に応じ,それぞれ同 表の右欄に掲げる値以上であること。ただし,次のいずれかに 該当する場合は,この限りでない。(省令第28条関連)
イ それぞれの特別高圧架空電線の使用電圧が35,000V以下の 場合において,1の特別高圧架空電線がケーブルを使用する もので他の特別高圧架空電線が特別高圧絶縁電線又はケー ブルを使用するものであって,相互の離隔距離が50cm以上で あるとき。
ロ それぞれの特別高圧架空電線の使用電圧が35,000V以下の 場合において,特別高圧絶縁電線を使用するものであって, 相互の離隔距離が1m以上であるとき。
ハ それぞれの特別高圧架空電線の使用電圧が35,000Vを超え 60,000V以下である場合において,ケーブルを使用するもの であって,相互の離隔距離が1m以上であるとき。
○条番号の変更(機能性標準化等による条文数減少に伴い,137条→128条へ変更)
○「解説 電気設備の技術基準 第8版(平成10年10月23日 文一総合出版)」によれば,第1項第3号ハの追 加について「35kVを超える特別高圧架空電線にケーブルを使用する場合の離隔を追加した」と記載されて いる。また,同解説の第117条の解説で,「従来使用電圧が35kV以下の特別高圧架空電線のみ規定されてい たが,35kVを超える架空ケーブルであっても,それ以下のケーブルと基本的特性は変わるものではな く,60kVを超える実績も既に出てきており,今後も適用の増加が見込まれることから追加した。」と記載さ れている。
○「「電気設備に関する技術基準改正理由書(平成8年9月 電気技術基準調査委員会 送電専門委員会) 」 別冊-2「電線にケーブルを使用する特別高圧架空電線路の施設条件の見直しについて」によれば, 「電 圧上昇に伴う離隔拡大の考え方」で「電圧が大きくなる程,万一の事故時における社会に与える影響は 大きくなることから,電圧上昇に応じて離隔を拡大するのが妥当と考える。」と記載されており, 「離隔 距離決定の考え方」では「35kV以下の離隔をベースに電圧上昇に対しては裸電線に準じて離隔を大きく する。 」と記載されている。第136条【特別高圧架空電線と低高圧架空電線等との接近または交さ】の離 隔距離決定の考え方については, 「35~60kVの離隔を35kV以下の0.5mに相当するものを1.0m,(中略),
60kVを超えるものは裸電線と同様の方法で算定する。 」と記載されており,第137条【特別高圧架空電線
相互の接近又は交さ】の離隔距離決定の考え方もこれに準ずると記載されている。
Ⅲ - 1 - 7 3
年月日 規 定 制・改正の概要 制・改正の理由
H9.5 「技術基準の解釈」制定 関連改正なし H10.9 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H11.11 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H12.6.30 改正「技術基準」
(通産省令第122号) 関連改正なし H12.9.20 改正「技術基準」
(通産省令第189号) 関連改正なし H13.3 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H14.3 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H14.12 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H15.4 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H16.3 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H16.4 「省令及び技術基準の解
釈」改正 関連改正なし
H16.7 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H16.10 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H16.12 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H17.7 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H17.8 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H18.2 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H18.3 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H18.6 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H18.12 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし H19.3 「省令及び技術基準の解
釈」改正 関連改正なし
H19.4 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし
H20.1 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし
H20.10 「技術基準の解釈」改正 関連改正なし
Ⅲ - 1 - 7 4
年月日 規 定 制・改正の概要 制・改正の理由
【特別高圧架空電線相互の接近又は交さ】
(省令第20条,第28条,第32条)
第128条
特別高圧架空電線が他の特別高圧架空電線と接近状態に施設され,又は交さして施設される場合は,第3項の場合を除き,次の各号によること。(省令第28条関連)
三 1の特別高圧架空電線と他の特別高圧架空電線との離隔距離は,128-1表の左欄に掲げる使用電圧の区分に応じ,それぞれ同表の右欄に掲げる値以上であること。ただし,次のいずれかに該当する場合は,この限り でない。(省令第28条関連)
イ それぞれの特別高圧架空電線の使用電圧が35,000V以下の場合において,1の特別高圧架空電線がケーブルを使用するもので他の特別高圧架空電線が特別高圧絶縁電線又はケーブルを使用するものであって, 相互の離隔距離が50cm以上であるとき。
ロ それぞれの特別高圧架空電線の使用電圧が35,000V以下の場合において,特別高圧絶縁電線を使用するものであって,相互の離隔距離が1m以上であるとき。
ハ それぞれの特別高圧架空電線の使用電圧が35,000Vを超え60,000V以下である場合において,ケーブルを使用するものであって,相互の離隔距離が1m以上であるとき。
Ⅲ-1-75
1.6 特別高圧架空電線と他の工作物との離隔距離について
解釈第 129 条 【特別高圧架空電線と他の工作物との接近又は交さ】 (第 1 項)
1.6.1 検討の背景
電気設備の建設・保守にあたっては,技術基準に適合した設備とするため,解釈に記 載されている規定値を遵守する必要がある。この規定値の根拠については,解釈の解説 に記載があるものの,必ずしも明確になっていないため,これらの根拠について調査を 実施する必要がある。
今回はその中で「特別高圧架空電線と他の工作物との接近又は交さ」に関する規定の うち,特別高圧架空電線が,ケーブルおよび特別高圧絶縁電線である場合の離隔距離に ついて,根拠調査を実施した。
1.6.2 規定の概要
解釈第 129 条【特別高圧架空電線と他の工作物との接近又は交さ】 (第 1 項)は,建造 物,道路,横断歩道橋,軌道,鉄道,軌道,索道,架空弱電流電線路等,低圧又は高圧 の架空電線路,低圧又は高圧の電車線路及び他の特別高圧架空電線路以外の工作物と特 別高圧架空電線路が第 1 次接近状態となる場合を規定している。
本条文に関する規定の概要は,以下のとおりである。
(省令第 29 条:電線による他の工作物等への危険の防止)
電線路の電線又は電車線等は,他の工作物又は植物と接近し,又は交さする場合に は,他の工作物又は植物を損傷するおそれがなく,かつ,接触,断線等によって生じ る感電又は火災のおそれがないように施設しなければならない。
(解釈第 129 条:特別高圧架空電線と他の工作物との接近又は交さ[第 1 項])
特別高圧架空電線が建造物,道路,横断歩道橋,鉄道,軌道,索道,架空弱電流電 線路等,低圧又は高圧の架空電線路,低圧又は高圧の電車線路及び他の特別高圧架空 電線路以外の工作物(以下この条において「他の工作物」 という。)と第 1 次接近状態 に施設される場合は,次の各号により施設すること。(省令第 29 条関連)
一 使用電圧が 35,000V 以下の特別高圧架空電線と 129-1 表の左欄に掲げる他の工作
物との離隔距離は,同表の中欄に掲げる電線の種類に応じ,それぞれ同表の右欄
に掲げる値以上であること。 (省令第 29 条関連)
Ⅲ-1-76
ドキュメント内
平成22年度電気設備技術基準関連規格等調査報告書
(ページ 103-107)