6.2 第2段階:市民参加によるメディア制作を通じた「協働」の形成
6.2.3 第2段階の進め方と役割分担、体制について
プロジェクトのための会議は、引き続き役員会議の場を活用して開催した。
出席者は、2009(平成 19)年は、オズ商店街から中野副理事長、中小企業 診断士為崎氏、慶應義塾大学商学部牛島教授、株式会社キーライフ大川氏であ り、私は引き続き、川崎市教育委員会学校教育部中原区・教育担当及び慶應義 塾大学メディアデザイン研究科の両方の立場として参加した。
2010(平成 22)年度からは、私は本庁へ異動となり、商店街とは関係のな い部署となったことから、慶應義塾大学メディアデザイン研究科の立場として のみ参加することとなった。これにより、プロジェクトへの行政職員の常時出 席はなくなった。
第2段階では、これまで商店街からのプロジェクト会議への出席は中野副理 事長のみだったのが、柳沢理事長、安生副理事長も出席するようになった。
動画コンテンツ及びフリーペーパー制作にあたっては、制作ボランティア「オ ズ記者クラブ」を公募し、6名の市民ボランティアがコンテンツ制作に参加す ることとなった。また、慶應義塾大学商学部総合教育セミナー「地域との対話」
もコンテンツ制作に参加した。
6.2.3.2 第2段階の役割分担について
2009(平成 19)年度デジタルサイネージの設置にあたっては、申請手続等 について、為崎氏が中心となって進めた。申請書類のチェックは、川崎市教育 委員会学校教育部中原区・教育担当としての鈴木が協力した。また、経済産業 省中小企業庁への面接・ヒアリングは、商店街、川崎市教育委員会学校教育部 中原区教育担当としての鈴木、株式会社大川氏が同行した。サイネージの設置 にあたっては、株式会社大川氏が中心になって行った。設置時のサイネージコ ンテンツ制作は、大川氏が静止画コンテンツを、慶應義塾大学メディアデザイ ン研究科の鈴木が動画コンテンツを担当した。
オ ズ 通 り 商 店 街 【 全 体 統 括 、 企 画 、 調 整 】 中 野 勝 久 副 理 事 長 ( 1 ) 会 議 出 席
( 2 ) 商 店 街 内 連 絡 調 整
( 3 ) 広 報 ( オ ズ フ ァ ミ リ ー ク ラ ブ 、 マ ス コ ミ 対 応 )
( 4 ) サ イ ネ ー ジ 設 置 経 費 負 担
( 5 ) 取 材 撮 影 協 力 ・ 調 整
慶 應 義 塾 大 学 大 学 院 メ デ ィ ア デ ザ イ ン 研 究 科
鈴 木 健 大
【 研 究 】
( 1 ) 会 議 出 席
川 崎 市 教 育 委 員 会 学 校 教 育 部 中 原 区・教 育 担 当 鈴 木 健 大
【 地 域 子 育 て 協 力 】
( 1 ) 会 議 出 席
( 2 ) 助 成 金 申 請 書 類 確 認 ・ ヒ ア リ ン グ 出 席
( 3 ) 広 報 協 力
◎ ◯ 中 小 企 業 診 断 士 為 崎 緑
【 助 成 金 申 請 手 続 】
( 1 ) 会 議 出 席 ( 企 画 、 ア ド バ イ ス 等 )
( 2 ) 助 成 金 申 請 手 続
【 商 店 街 サ ポ ー ト ・ 研 究 】 慶 應 義 塾 大 学 商 学 部
牛 島 利 明 教 授 ( 1 ) 会 議 出 席 ( 企 画 、 ア ド バ イ ス 等 ) 株 式 会 社 キ ー ラ イ フ
大 川 雄 司
【 サ イ ネ ー ジ 設 置 】
( 1 ) 会 議 出 席 ( 企 画 、 ア ド バ イ ス 等 )
( 2 ) サ イ ネ ー ジ 企 画 ・ 設 置
△ 神 奈 川 県 商 工 労 働 部 商 業 観 光 流 通 課 商 業 振 興 班
【 商 業 振 興 】
( 1 ) 助 成 金 負 担
2010(平成 22)年度、「オズ記者クラブ」によるサイネージコンテンツ及び フリーペーパー制作は、サイネージ班とフリーペーパー班とに分かれ、サイネ ージ班は慶應義塾大学メディアデザイン研究科の鈴木が、フリーペーパー班は 大川氏が担当した。また、慶應義塾大学商学部牛島教授が担当する「地域との 対話」の授業受講生たちが授業の一環として、サイネージの静止画による個店 紹介のコンテンツを制作した。
オ ズ 通 り 商 店 街 【 全 体 統 括 、 企 画 、 調 整 】 柳 沢 正 高 理 事 長 ( 1 ) 会 議 出 席
安 生 誠 彦 副 理 事 長 ( 2 ) 商 店 街 内 連 絡 調 整
中 野 勝 久 副 理 事 長 ( 3 ) 広 報 ( オ ズ フ ァ ミ リ ー ク ラ ブ 、 マ ス コ ミ 対 応 ) ( 4 ) フ リ ー ペ ー パ ー 発 行 経 費 負 担 ( 印 刷 製 本 費 、 謝 礼 )
( 5 ) 取 材 撮 影 協 力 ・ 調 整
表6.7:第2段階プロジェクト(オズ記者クラブ)参加メンバーとそれぞれの 役割
表6.6:第2段階プロジェクト(サイネージ設置)参加メンバーとそれぞれの 役割
◎ : プ ロ ジ ェ ク ト の 中 心 ◯ : プ ロ ジ ェ ク ト 会 議 の と り ま と め △ プ ロ ジ ェ ク ト 会 議 に 適 宜 出 席
◎ 慶 應 義 塾 大 学 大 学 院 メ デ ィ ア デ ザ イ ン 研 究 科
鈴 木 健 大
【 研 究 】
( 1 ) 会 議 出 席
( 2 ) 映 像 コ ン テ ン ツ 制 作 (企 画 、 取 材 、 編 集 )
◯ 中 小 企 業 診 断 士 為 崎 緑
【 助 成 金 申 請 手 続 】
( 1 ) 会 議 出 席 ( 企 画 、 ア ド バ イ ス 等 )
( 2 ) 助 成 金 申 請 手 続
【 商 店 街 サ ポ ー ト ・ 研 究 】 慶 應 義 塾 大 学 商 学 部
牛 島 利 明 教 授 ( 1 ) 会 議 出 席 ( 企 画 、 ア ド バ イ ス 等 )
( 2 ) 放 映 ・ イ ベ ン ト 時 の 運 営 協 力
( 3 )「 地 域 と の 対 話 」に よ る サ イ ネ ー ジ コ ン テ ン ツ 制 作 株 式 会 社 キ ー ラ イ フ
大 川 雄 司
【 サ イ ネ ー ジ 設 置 】
( 1 ) 会 議 出 席 ( 企 画 、 ア ド バ イ ス 等 )
( 2 ) フ リ ー ペ ー パ ー 制 作
( 3 ) サ イ ネ ー ジ コ ン テ ン ツ ア ッ プ ロ ー ド
( 4 ) ホ ー ム ペ ー ジ 更 新
△ 神 奈 川 県 商 工 労 働 部 商 業 観 光 流 通 課 商 業 振 興 班
【 商 業 振 興 】
( 1 ) 助 成 金 負 担 オ ズ 記 者 ク ラ ブ ( 6 人 )
※ 公 募 ボ ラ ン テ ィ ア
【 コ ン テ ン ツ 制 作 】
( 1 )デ ジ タ ル サ イ ネ ー ジ 動 画 コ ン テ ン ツ 制 作 の た め の 取 材
( 2 ) フ リ ー ペ ー パ ー 制 作 の た め の 取 材 、 編 集
図6.17:第2段階プロジェクト参加メンバー役割分担図
◎ : プ ロ ジ ェ ク ト の 中 心 ◯ : プ ロ ジ ェ ク ト 会 議 の と り ま と め △ プ ロ ジ ェ ク ト 会 議 に 適 宜 出 席 ※ 分 科 会 の み 出 席
6.2.3.3 サイネージ設置及び「オズ記者クラブ」によるコンテンツ制作の理由、
経緯について
ワンセグテレビによる情報発信は、ビジュアルなコンテンツにより市民に訴 える手段については肯定的な評価が得られたものの、電波の届く範囲が極小な こと、携帯電話におけるワンセグテレビの普及がまだ十分でないこと、チャン ネル設定が煩雑なこと等から、今後の展開については見送ることとした。
しかしながら、映像や写真等のコンテンツは訴求力があること、より多くの 地域の人に商店街を PR したいことから、2009(平成 21)年、平成 21 年度地 域商店街活性化事業に応募したところ助成が受けられることになり、2010(平 成 22)年3月、デジタルサイネージを設置することができた。
設置に際し、動画コンテンツについては慶應義塾大学メディアデザイン研究 科鈴木がワンセグの際に制作したものを元に新規コンテンツを加えて制作した。
個店情報など静止画コンテンツについては、株式会社キーライフ大川氏が制作 した。
コンテンツについては、持続的な更新、スキルの確保、予算削減の観点から、
公募により「オズ記者クラブ」として制作ボランティアを募ることとした。ワ ンセグ放映時のアンケート結果において、47%といった多くの市民がコンテン ツ制作への参加に関心を示したことに基づいている。ポスターやチラシ、メー ルマガジン等で募集したところ、6名の参加があった。内訳は、イラストレー ター、主婦、フリーライター、オズ通り商店街商店主がそれぞれ1人、大学生 が2人であった。サイネージ動画班2人、フリーペーパー班4人に分かれて、
それぞれ慶應義塾大学鈴木、株式会社キーライフ大川氏が担当となって制作に あたった。