復元先のディスクを指定する手順は、次のとおりです。
1. 選択したディスクの復元先となるディスクを選択します。復元先のディスク領域には、
少なくとも圧縮されていないイメージ データと同じサイズが必要です。
2. [OK] をクリックします。
復元先のディスクに保存されているすべてのデータは、バックアップ データで置き換えられるため、
復元先に存在するバックアップされていない必要なデータに注意してください。
NT シグネチャ
NT シグネチャは、MBR に保存されるレコードです。このシグネチャにより、ディスクが オペレーティング システムに対して一意に識別されます。
システム ボリュームを含むディスクを復元する場合、ターゲット ディスクの NT シグネ チャをどのように操作するかを選択できます。次のパラメータのいずれかを選択します。
[自動的に選択する]
バックアップに保存されているものと同じ NT シグネチャである場合、ターゲット デ ィスクの NT シグネチャがそのまま保持されます(言い換えると、バックアップされた 同じディスクにディスクを復元する場合)。それ以外の場合、ターゲット ディスクに対 して、新しい NT シグネチャが生成されます。
これは、ほとんどの場合に推奨されるデフォルトの選択です。どうしても必要な場合の み、次の設定を使用してください。
[新規作成]
ターゲット ハード ディスクに対して新しい NT シグネチャが生成されます。
[バックアップから復元]
ターゲット ハード ディスクの NT シグネチャは、ディスク バックアップにあるシグ ネチャで置き換えられます。
注意: このコンピュータの既存のディスクに同じ NT シグネチャがないことを必ず確認してくだ さい。同じ NT シグネチャがあると、起動時に最初のディスクからオペレーティング システム が実行され、2 番目のディスクで同じシグネチャが検出されるので、新しい一意の NT シグネチ ャが自動的に生成されて 2 番目のディスクに割り当てられます。その結果、2 番目のディスク 上のすべてのボリュームはそのドライブ文字を失います。ドライブ文字がないため、そのディス クに対するパスはすべて無効となり、プログラムからそのディスク上のファイルは見えなくなり ます。そのディスク上のオペレーティング システムは起動できなくなります。
次のような理由により、ディスクのシグネチャの復元が必要になります。
Acronis Backup は、ソース ハード ディスクのシグネチャを使用してタスクをスケ ジュールします。同じディスク シグネチャを復元する場合は、前に作成されたタス クを再作成または編集する必要はありません。
インストールされたアプリケーションには、ライセンス管理やその他の目的にディ スク シグネチャを使用するものもあります。
これにより、復元されるディスク上のすべての Windows 復元ポイントを保持でき るようになります。
Windows Vista の「以前のバージョン」機能で使用する VSS スナップショットを 復元します。
[既存のものを保持]
ターゲット ハード ディスクの NT シグネチャはそのまま残されます。
自動マッピングの動作
Acronis Backup は、システムのブータビリティが維持できる場合に復元先のディスクにデ ィスクまたはボリュームを自動マッピングします。維持できない場合、自動マッピングはキ ャンセルされるため、ディスクまたはボリュームを手動でマッピングする必要があります。
このほか、ボリュームが Linux 論理ボリュームまたは Linux ソフトウェア RAID(MD デ バイス)の場合も、手動でマッピングする必要があります。論理ボリュームおよび MD デバ イスの復元の詳細は、「MD デバイスと論理ボリュームのリカバリ」を参照してください。
自動マッピングは、次のとおり実行されます。
1. ディスクまたはボリュームが元の場所に復元されると、マッピングでは元のディスクま たはボリュームのレイアウトが再現されます。
ディスクまたはボリュームの元の場所とは、まったく同じディスクまたはボリュームのバックア ップのことを指します。バックアップ後にボリュームのサイズ、場所、または他の物理的なパラ メータが変更された場合、元のボリュームとは見なされません。ボリュームのドライブ文字また はラベルを変更しても、そのボリュームは認識されます。
2. ディスクまたはボリュームが別の場所に復元された場合は、次のとおりに処理します。
ディスクを復元する場合: ソフトウェアは復元先ディスクのサイズとボリュームをチ ェックします。復元先ディスクにはボリュームが格納されておらず、サイズは復元 するディスクを配置するのに十分な大きさが必要です。初期化されていない復元先 ディスクは、自動的に初期化されます。
必要なディスクが見つからない場合、ディスクは手動でマッピングする必要があり ます。
ボリュームを復元する場合: ソフトウェアは復元先ディスクの未割り当て領域をチェ
十分な未割り当て領域がある場合、ボリュームは「そのまま」復元されます。
復元先ディスクの未割り当て領域が復元するボリュームのサイズよりも小さい場合、
未割り当て領域に合わせて(空き領域を減らすことで)ボリュームが縮小されます。
縮小されても未割り当て領域に合わない場合は、手動でボリュームをマッピングす る必要があります。
5.1.4.2 復元先ボリュームの選択
使用できるボリュームのリカバリ先は、コンピュータで動作しているエージェントによって 異なります。
復元先
:物理コンピュータ
Acronis Backup エージェント for Windows またはエージェント for Linux がインス トールされている場合に選択できます。
選択したボリュームは、コンソールが接続されているコンピュータの物理ディスクにリ カバリされます。これを選択した場合は、次に示す通常のボリューム マッピングの手順 に進みます。
新しい仮想コンピュータ
Acronis Backup エージェント for Windows またはエージェント for Linux がインス トールされている場合。
選択したボリュームは、次のいずれかの種類の 新しい仮想コンピュータ に復元されま す。VMware Workstation、Microsoft Virtual PC、Red Hat Kernel-based Virtual Machine(KVM)、Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV)、Citrix XenServer Open Virtual Appliance(OVA)。
仮想コンピュータのファイルは、[ストレージ] セクションで指定した復元先に保存され ます。デフォルトでは、新しい仮想コンピュータは現ユーザーのドキュメント フォルダ に作成されます。
Acronis Backup エージェント for Hyper-V またはエージェント for VMware がイン ストールされている場合
これらのエージェントによって、指定した仮想化サーバー上に新しい仮想コンピュータ を作成できます。
デフォルトでは、新しい仮想コンピュータは仮想化サーバーのデフォルト ストレージに 作成されます。仮想化サーバー上のストレージを変更できるかどうかは、仮想化製品の 製造元と設定によって異なります。VMware ESX(i) では、複数のストレージを設定で きます。Microsoft Hyper-V サーバーでは、任意のローカル フォルダに新しい仮想コ ンピュータを作成できます。
新しい仮想コンピュータは自動的に構成され、ソース コンピュータの構成が可能な範囲で コピーされます。構成内容は、[仮想コンピュータの設定] 『228ページ 』 セクションに表 示されます。設定を確認し、必要に応じて変更します。
続いて、次に示す通常のボリューム マッピングの手順に進みます。
既存の仮想コンピュータ
Acronis Backup エージェント for Hyper-V またはエージェント for VMware がイン ストールされている場合に使用できます。
これを選択した場合は、仮想サーバーとターゲット仮想コンピュータを指定します。続 いて、次に示す通常のボリューム マッピングの手順に進みます。
リカバリ先のコンピュータは、リカバリ前に電源が自動的にオフになることに注意してください。
手動で電源をオフにする場合は、[VM 電源管理] オプションを変更します。
ディスク
/ボリューム
自動マッピング「自動マッピングの動作 『175ページ 』」の説明のとおり、Acronis Backup によって、
選択したボリュームの復元先ディスクに対するマッピングが試行されます。マッピング の結果に満足できない場合は、ボリュームを手動で再度マッピングできます。そのため には、逆の順番にボリュームのマッピングを解除する必要があります。つまり、最後に マッピングしたボリュームを最初に解除します。その後、以下の説明に従って、ボリュ ームを手動でマッピングします。
MBR