制限事項
4.3.3 使用例
このセクションでは、ファイル名前付けの簡略化の使用例について説明します。
4.3.3.1 例 1. 日単位のバックアップ(古いものを置き換える)
次のようなシナリオについて考えてみます。
コンピュータの完全バックアップを毎日実行します。
実行したバックアップをローカルに接続された USB ハード ドライブのファイル MyMachine.tib に格納します。
古いバックアップが新しいもので置き換えられるようにします。
このシナリオでは、日単位のスケジュールを使用したバックアップ計画を作成します。バッ クアップ計画を作成するとき、アーカイブ場所として USB ハード ドライブを指定し、ア ーカイブ名として MyMachine を指定し、[アーカイブ名を使用してバックアップ ファイ ルに名前を指定する...] チェック ボックスをオンにし、バックアップの種類として [完全]
を選択します。
結果: アーカイブは、MyMachine.tib のような単一のファイルになります。このファイルは、
新しいバックアップの作成前に削除されます。
ローカルに接続された RDX ドライブまたは USB フラッシュ ドライブをバックアップ先 に選択した場合は、[アーカイブ名を使用してバックアップ ファイルに名前を指定する...]
チェック ボックスは表示されません。代わりに、「リムーバブル デバイス モード 『244 ページ 』」が [リムーバブル メディア] になっていることを確認します。
4.3.3.2 例 2. 日付スタンプ付きの日単位の完全バックアップ
次のようなシナリオについて考えてみます。
コンピュータの完全バックアップを毎日実行します。
スクリプトを使用して古いバックアップをリモートのロケーションに移動させる場合。
このシナリオでは、日単位のスケジュールを使用したバックアップ計画を作成します。バッ クアップ計画の作成では、アーカイブ名を MyMachine-[DATE] と指定した後、[アーカ
イブ名を使用してバックアップ ファイルに名前を指定する...] チェックボックスをオンに して、バックアップの種類を [完全] にします。
結果:
2012 年 1 月 1 日のバックアップは MyMachine-[2012-01-01].tib、2012 年 1 月 2 日のバックアップは MyMachine-[2012-01-02].tib というように保存されます。
スクリプトでは、日付スタンプに基づいて古いバックアップを移動できます。
「[Date] 変数 『87ページ 』」も参照してください。
4.3.3.3 例 3. 1 日の時間単位のバックアップ
次のようなシナリオについて考えてみます。
サーバーの重要なファイルを毎日、時間単位でバックアップする場合。
毎日、初回のバックアップは完全バックアップで午前 0 時に実行し、その後のバックア ップは差分バックアップで毎時間実行する場合。
古いバックアップをアーカイブに保存する場合。
このシナリオでは、日単位のスケジュールを使用したバックアップ計画を作成します。バッ クアップ計画の作成では、アーカイブ名を ServerFiles[DATE] と指定し、[アーカイブ名 を使用してバックアップ ファイルに名前を指定する...] チェックボックスをオンにし、バ ックアップの種類を [差分] にして、午前 0 時から毎時間バックアップを実行するように スケジュールします。
結果:
2012 年 1 月 1 日のバックアップは、ServerFiles[2012-01-01].tib から開始され、
ServerFiles[2012-01-01]2.tib が続き、ServerFiles[2012-01-01]24.tib まで、24 のファイルに保存されます。
翌日のバックアップは、完全バックアップの ServerFiles[2012-01-02].tib から開始さ れます。
「[Date] 変数 『87ページ 』」も参照してください。
4.3.3.4 例 4: 日単位の完全バックアップ(日単位でドライブをスワップ する)
次のようなシナリオについて考えてみます。
コンピュータの完全バックアップを毎日実行します。
実行したバックアップをローカルに接続された USB ハード ドライブのファイル MyMachine.tib に格納します。
ドライブが 2 つあるとします。コンピュータに接続されているときのドライブ文字はど ちらも D です。
毎日のバックアップの実行前にドライブをスワップして、一方のドライブには今日のバ ックアップ、もう一方には昨日のバックアップが格納されるようにします。
新しいバックアップによって、現在接続されているドライブ上のバックアップが置き換 えられるようにします。
このシナリオでは、日単位のスケジュールを使用したバックアップ計画を作成します。バッ クアップ計画は、次のように作成します。
アーカイブ名として MyMachine を指定します。
アーカイブ場所として D:\ を指定します。
[アーカイブ名を使用してバックアップ ファイルに名前を指定する...] チェック ボック スを選択します。
バックアップの種類として [完全] を選択します。
結果 - それぞれのハード ドライブに完全バックアップが 1 つ格納されます。一方のドラ イブはコンピュータに接続されていますが、もう一方のドライブは接続されず、データのさ らなる保護が提供されます。
ローカルに接続された RDX ドライブまたは USB フラッシュ ドライブをバックアップ先 に選択した場合は、[アーカイブ名を使用してバックアップ ファイルに名前を指定する...]
チェック ボックスは表示されません。代わりに、「リムーバブル デバイス モード 『244 ページ 』」が [リムーバブル メディア] になっていることを確認します。
4.3.3.5 例 5: 日単位のバックアップ(週単位でドライブをスワップす る)
次のようなシナリオについて考えてみます。
コンピュータのバックアップを毎日実行します。月曜日には完全バックアップ、火曜日 から日曜日までは増分バックアップです。
バックアップをローカルに接続された USB ハード ドライブのアーカイブ MyMachine に格納します。
ドライブが 2 つあるとします。オペレーティング システムでのドライブ文字は、コン ピュータに接続されたほうが D になります。
毎週月曜日にドライブをスワップして、一方のドライブには現在の週(月曜から日曜)の バックアップ、もう一方にはその前の週のバックアップが格納されるようにします。
このシナリオでは、次のような 2 つのバックアップ計画を作成する必要があります。
a) 最初のバックアップ計画は、次のように作成します。
アーカイブ名として MyMachine を指定します。
アーカイブ場所として D:\ を指定します。D はそのドライブがコンピュータに接 続されたときの、オペレーティング システム内のドライブ文字です。
[アーカイブ名を使用してバックアップ ファイルに名前を指定する...] チェック ボ ックスを選択します。
バックアップの種類として [完全] を選択します。
バックアップを毎週月曜日に実行するようにスケジュールします。
b) 2 つ目のバックアップ計画を作成するときは、最初の計画と同じように設定しますが、
バックアップの種類として [増分] を選択し、毎週火曜日から日曜日まで実行するよう にスケジュールします。
結果:
最初のバックアップ計画によって月曜日のバックアップを作成する前に、現在接続され ているドライブからすべてのバックアップが削除されます。
一方のドライブはコンピュータに接続されていますが、もう一方のドライブは接続され ず、データのさらなる保護が提供されます。
ローカルに接続された RDX ドライブまたは USB フラッシュ ドライブをバックアップ先 に選択した場合は、[アーカイブ名を使用してバックアップ ファイルに名前を指定する...]
チェック ボックスは表示されません。代わりに、「リムーバブル デバイス モード 『244 ページ 』」が [リムーバブル メディア] になっていることを確認します。
4.3.3.6 例 6. 業務時間内でのバックアップ
次のようなシナリオについて考えてみます。
サーバーの重要なファイルを毎日バックアップする場合。
毎日の最初の完全バックアップを午前 1 時に実行する場合。
業務時間中の差分バックアップを午前 8 時~午後 5 時に毎時間実行する場合。
バックアップ ファイル名に作成日を含める場合。
このシナリオでは、次のような 2 つのバックアップ計画を作成する必要があります。
a) 最初のバックアップ計画の作成では、アーカイブ名を ServerFiles[DATE] と指定し、
[アーカイブ名を使用してバックアップ ファイルに名前を指定する...] チェックボック スをオンにし、バックアップの種類を [完全] にし、毎日午前 1 時にバックアップを実 行するようにスケジュールします。
b) 2 つ目のバックアップ計画の作成では、最初のバックアップ計画と同じ設定値を使用し ますが、バックアップの種類を [差分] にし、次のようにバックアップをスケジュール します。
タスクの実行: 日単位
間隔: 1 時間
開始時刻: 08:00:00 AM
終了時刻: 05:01:00 PM
結果:
2012 年 1 月 31 日の完全バックアップは、ServerFiles[2012-01-31].tib に保存さ れます。
2012 年 1 月 31 日の差分バックアップは、ServerFiles[2012-01-31]2.tib から開始 され、ServerFiles[2012-01-31]3.tib が続き、ServerFiles[2012-01-31]11.tib まで、
10 のファイルに保存されます。
翌日 2 月 1 日のバックアップは、完全バックアップの ServerFiles[2012-02-01].tib から開始されます。差分バックアップは、ServerFiles[2012-02-01]2.tib から開始さ れます。
「[Date] 変数 『87ページ 』」も参照してください。