このスキームのスケジュールの最初の 14 日間(14 セッション)は次のようになります。色 のついたセルの数字はバックアップレベルを示します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 4 1 2 1 3 1 2 1 4 1 2 1 3 1 レベルが異なるバックアップは種類が異なります。
最後のレベル(この場合はレベル 4)のバックアップは完全です。
中間レベル(2、3)のバックアップは差分です。
最初のレベル(1)のバックアップは増分です。
クリーンアップメカニズムにより、各レベルの最新のバックアップのみが保持されます。次 に、新しい完全バックアップを作成する前の日である 8 日目のアーカイブの状態を示しま す。
1 2 3 4 5 6 7 8 4 1 2 1 3 1 2 1
このスキームではデータストレージを効率よく利用できます。バックアップは現時点に近づ くほど蓄積されていきます。4 つのバックアップがあれば、今日、昨日、半週前、または 1 週間前のデータを復元できます。
レベルが 1 つ増えると完全バックアップおよびロールバックの期間が 2 倍になります。
復元可能日数が異なる理由を確認するために、もう一度前の例を見てみましょう。
12 日目には次のバックアップがあります(背景が灰色の数字は削除されたバックアップを表 します)。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 4 1 2 1 3 1 2 1 4 1 2 1
新しいレベル 3 の差分バックアップはまだ作成されていないので、5 日目のバックアップが まだ保存されています。このバックアップは 1 日目の完全バックアップに依存しているので、
この完全バックアップも使用可能です。これにより 11 日前まで戻ることが可能になるので、
これが最善のシナリオです。
ただし、次の日には、新しい第 3 レベルの差分バックアップが作成され、古い完全バックア ップは削除されます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 4 1 2 1 3 1 2 1 4 1 2 1 3
これにより、復元可能日は 4 日間のみとなるので、これは最悪のシナリオです。
14 日目の復元可能日は 5 日間です。復元可能日は再び減少に変わるまで後続の日にも増加 していきます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 4 1 2 1 3 1 2 1 4 1 2 1 3 1
ロールバック期間は、最悪の状況でも保証されている日数を示します。4 レベルのスキーム の場合は 4 日間です。
4.2.6.5 手動による開始
[手動による開始] スキームを使用する場合、バックアップ計画を指定する必要はありませ ん。バックアップ計画は、後からいつでも [計画およびタスク] ビューから手動で起動する ことが可能です。
次を参照して適切な設定を指定します。
バックアップの種類
バックアップの種類の選択
完全: すべてのバックアップ保存先に対してデフォルトで選択されています
(Acronis Cloud Storage を除きます)。
増分: 1 回目は完全バックアップが作成されます。以降のバックアップは増分になり ます。Acronis Cloud Storage の場合、唯一のバックアップの種類として選択され ます。
差分: 1 回目は完全バックアップが作成されます。以降のバックアップは差分になり ます。
4.2.6.6 初期シード
このバックアップ スキームは、Acronis Cloud Storage がバックアップの保存先として選 択されているときに使用できます。初期シード ライセンスを所有している場合にのみバッ クアップが正常に行われます。
地域によっては初期シード サービスが使用できないことがあります。詳細については、こちらをク リックしてください。 http://kb.acronis.com/content/15118
『http://kb.acronis.com/content/15118』.
初期シードを使用すると、最初のバックアップ(完全バックアップで通常は最大サイズにな る)をインターネット経由ではなくハード ドライブ上のクラウド ストレージに転送できま す。それ以降のバックアップは、すべて増分で通常はかなり小さくなるので、完全バックア ップがクラウド ストレージに届いた後でインターネット経由で転送できます。
500 GB 以上のデータをバックアップする場合、初期シードによってバックアップされたデ ータは高速で転送され、トラフィック コストを下げることができます。
詳細については、「初期シードの FAQ」セクションを参照してください。
4.2.7 アーカイブのベリファイ
バックアップ データが復元可能かどうかを確認するにはベリファイ タスクを設定します。
バックアップのベリファイ結果が不合格の場合は、ベリファイ タスクが失敗し、バックア ップ計画がのステータスがエラーになります。
ファイル バックアップのベリファイでは、バックアップからダミーの復元先に対してすべ てのファイルの復元を疑似的に実行します。ボリューム バックアップのベリファイでは、
バックアップに保存されているすべてのデータ ブロックのチェックサムを計算します。
ベリファイを設定するには、次のパラメータを指定します。
1. [ベリファイの実行時期]: ベリファイを実行するタイミングを選択します。ベリファイ は多くのリソースを使用する処理なので、管理対象のコンピュータのピーク時以外にベ リファイをスケジュールするのが効果的です。これに対し、ベリファイがデータ保護戦 略の主要な部分になっており、バックアップ データに破損がなく正常に復元できるかど うかをすぐに知りたい場合は、バックアップ作成後すぐにベリファイを開始することを 検討してください。
2. [ベリファイの対象]: アーカイブ全体またはアーカイブ内の前回のバックアップのどち らをベリファイするかを選択します。
アーカイブのベリファイでは、すべてのアーカイブのバックアップをベリファイするた め、多くのシステム リソースを使用して、長い時間が掛かる場合があります。
このバックアップが増分バックアップまたは差分バックアップで、サイズが小さい場合 でも、最新バックアップのベリファイに時間がかかる可能性があります。これは、バッ クアップに物理的に含まれているデータだけでなく、バックアップの選択によって復元 可能となったすべてのデータもベリファイされるためです。このベリファイには、以前 に作成したバックアップへのアクセスが必要となります。
3. [ベリファイのスケジュール](手順 1 で [スケジュールに従う] を選択した場合のみ表 示されます): ベリファイのスケジュールを設定します。詳細については、「スケジュー リング 『94ページ 』」を参照してください。
4.2.8 バックアップ計画のログイン情報
計画を実行するアカウントのログイン情報を指定します。コンピュータの管理権限を持つユ ーザーがバックアップ計画を作成した場合、その計画はデフォルトではエージェント サー ビス アカウントの下で実行されます。Users グループのメンバなど、通常のユーザーが作 成した場合、その計画は該当ユーザーのアカウントの下で実行されます。