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た。

これらの報告のうち 30 歳女性では、頻脈、動脈血圧の低下、血液酸素飽和度低下に加えて、

5.9.6 その他の投与経路

海外及び国内の症例報告で MB を静脈内、経口、髄腔内、腹腔内、羊膜内、及び子宮内又は 子宮頸部以外に投与した報告が 28 報あった。これらの報告では 9 名が死亡し、その他血中メ トヘモグロビン陽性、溶血、及び溶血性貧血等の有害事象が認められた(表 2.7.4.5.9-6)。

表 2.7.4.5.9-6 症例報告の有害事象(その他の投与経路)

No. 年齢・性別

(その他) 投与量

MetHb 血症の 原因物質

投与

経路 安全性 添付資料

番号 海外症例報告

1

1日齢 女児

(妊娠31 週の早産新

生児)

1 mL(10 mg/mL)

を2 mLの生理食 塩水で薄めたも の

食道 に投 与

気管食道瘻の確認のためMBを投 与した。投与翌日及び翌々日の尿 は緑色であった。呼吸促迫を伴わ ないチアノーゼを認めた。動脈酸 素圧の上昇、低酸素飽和度を確認 した。また、活動性溶血、高ビリ ルビン血症(最大15 mg/dL)及び LDHの上昇(3164 IU/L)、活動性 の赤血球新生がみられた。

5.3.5.2-298

2

2日齢 性別不明

(妊娠31 週の早産新

生児)

初回: 2~3 mL

(0.1%、2~

3 mg)

4、5日後: 計 4 mg/kgを少な くとも3回に分 けて投与

経鼻 空腸 管

経鼻空腸栄養チューブの位置確認 のためにMBを投与した。MBの 初回投与から最終投与の3日後ま で尿は青緑色であった。初回投与 から9日後に黄疸、その2日後に ハインツ小体性溶血性貧血が認め られた。

5.3.5.2-299

3

3日齢 性別不明

(妊娠31 週の早産新

生児)

2 mg/kg -

経鼻 空腸 管

経鼻空腸栄養チューブの位置確認 のためにMBを投与した。MB投 与2日後にハインツ小体性溶血性 貧血が認められた。

5.3.5.2-299

4 4週齢男児 不明 水道水

(硝酸塩) 不明 MetHb血症が再発した。 5.3.5.2-250

5

3ヵ月齢 男児

(G6PD欠 損症)

0.1 mg/kg 10分かけて投与

ニトログ リセリン 不明

MB投与後血行動態は徐々に改善 したが、SpO2は低いままであっ た。MB投与3日目に黄疸を起こ した。溶血に起因し、軽い血尿症 が認められたため、炭酸水素ナト リウムと水分補給の静注を行っ た。低血圧の発現の間、急性腎不 全を発症したため、腹膜透析を行 い、術後19日目に抜管した。

5.3.5.2-275

6

55歳女性

(ブプロプ リオン、

SSRI併用)

7.5 mg/kg - 点滴

副甲状腺手術時にMBを投与した ところ、方向感覚喪失、頻脈、高 血圧、動揺、発汗、過活動、舞踏 病様の動き、混乱、意味不明の発 言、皮質盲を示し、眼球クローヌ ス、異常眼運動、瞳孔が6 mmに 拡大、瞳孔反応微弱、四肢の反射 亢進がみられた。

5.3.5.2-017

c :体重60 kgと想定した換算

表 2.7.4.5.9-6 症例報告の有害事象(その他の投与経路) (続き)

No. 年齢・性別

(その他) 投与量

MetHb 血症の 原因物質

投与

経路 安全性 添付資料

番号

7

58歳女性

(SSRI併 用)

5 mg/kg 1時間かけて投 与

- 点滴

セロトニン症候群例。副甲状腺摘 出術時にMBを投与し、頻脈、ジ ストニア、激越、異常眼運動が発 現した。48時間後に自然回復した。

5.3.5.2-223

8

62名

(27~79 歳女性)

1 mCi[125I]-MB を非標識MBで 5 mLに希釈して 投与

癌乳 房注 射

乳癌患者のセンチネルリンパ節識 別のためヨウ素125標識MBを投 与したところ、1名に注射部位皮 膚の染色が、1名に表在性皮膚潰 瘍形成がみられた。

5.3.5.2-219

9 52歳女性 不明 -

左乳 房注 入

左乳房横側のセンチネルリンパ節 生検の際にMBを注入した。MB 投与5ヵ月後、MBを注入した箇 所に線維化したエリアと脂肪壊死 が認められた。

5.3.5.2-220

10 25歳男性 不明 塩素酸ナ

トリウム 不明 透析中に致命的な心停止により死

亡した。 5.3.5.2-162

11 28歳男性 不明 塩素酸ナ

トリウム 不明 死亡した。 5.3.5.2-162

12

40歳男性

(G6PD欠 損症)

1 mg/kg

8-ヒドロ キシキノ

リン銅

不明

MB投与翌日チアノーゼと呼吸困 難は継続し、溶血、Hb低下、血漿 中Hb増加がみられ、血液サンプ ルからいくつかの球状赤血球、赤 血球大小不同、赤血球断片、時折 斑点とハウエル・ジョリー小体が 観察された。5日目まで溶血と

MetHb血症が続いたためジメルカ

プロールの投与と血漿交換を開始 したところ、MetHb濃度は1.1%ま で低下した。

5.3.5.2-180

13 45歳男性

2 mg/kg × 1回 1 mg/kg × 12回

(6日目まで投 与)

ニトログ

リセリン 不明 副作用は認められなかった。 5.3.5.2-121

14 48歳男性 不明 塩素酸ナ

トリウム 不明 重篤な高カリウム血症を示し、入

院2時間後に死亡した。 5.3.5.2-162

15 55歳男性 不明 塩素酸ナ

トリウム 不明 入院36時間後に死亡した。 5.3.5.2-162

16 59歳男性 不明 モノリヌ

ロン 不明

極度の口腔(恐らく食道)潰瘍で あり、腎不全、呼吸不全、肝不全 を発現し、10日後に死亡した。

5.3.5.2-186

17

59歳男性

(G6PD欠 損症、転移 性腎細胞

癌)

1 mg/kg × 3回

Triapine

(抗がん 剤)

不明

MetHb血症発症時に転移性腎細胞

癌を併発していた。MB投与後24 時間中に、黄疸と著しいヘモグロ ビン尿症、血管内溶血、ハインツ 小体の出現が観察された。水分補 給と赤血球交換により改善し、7 日後に退院した。

5.3.5.2-179

c :体重60 kgと想定した換算

表 2.7.4.5.9-6 症例報告の有害事象(その他の投与経路) (続き)

No. 年齢・性別

(その他) 投与量

MetHb 血症の 原因物質

投与

経路 安全性 添付資料

番号

18

女性

(年齢不 明)

不明 塩素酸ナ

トリウム 不明 門脈血栓症を示し、入院5日目に

死亡した。 5.3.5.2-162

19

詳細不明

(SSRI併 用)

不明 - 不明

副甲状腺摘出時にMBを投与し、

せん妄、混乱、興奮、四肢のコン トロール不能などが発現したこと を以前報告。

本文献ではSSRIとMBの相互作用 によりセロトニン中毒を示したと 結論づけた。

5.3.5.2-221

国内症例報告

20 53歳女性

1~4回目:

0.8 mg/kgc

(50 mg)

5~8回目:

1.7 mg/kgc

(100 mg)

計600 mg

プロパニ ル

(スタム 乳剤)

点滴 MB投与後MetHb濃度が上昇し

た。 5.3.5.2-304

21 64歳男性 5 mg/kg(300 mg)

プロパニ ル

(クサノ ンA)

経胃 管

MB投与後MetHb濃度が上昇し た。MB投与7日後(第9病日)

に溶血性貧血を認めたが、徐々に 改善した。

5.3.5.2-321

22 46歳男性

数回反復投与 総投与量:

16.7 mg/kg/96 h

プロパニ ル

(DCPA)

不明

MB投与後MetHb濃度が再上昇し た。第5病日から溶血性貧血が出 現した。濃厚赤血球輸血、ハプト グロビン投与によって改善した。

5.3.5.2-313

23 53歳男性

初回: 1.7 mg/kg c

(100 mg)

総投与量:

6.7 mg/kg c(400 mg)

プロパニ ル

(アニリ ン系序章

剤)

不明 MB投与後MetHb濃度が再上昇し

た。 5.3.5.2-308

24 57歳男性

初回:

0.83 mg/kg c

(50 mg)

総投与量:

9.6 mg/kgc

(575 mg)

DCMU

(ネコソ ギ)

不明

MB投与後MetHb濃度が上昇し た。入院時から軽度の溶血は認め られたが、入院8日目著明な溶血 性貧血(Hb5.4 g/dL)を発症し輸血 を施行した。溶血による高ビリル ビン血症(総ビリルビン31.1 g/dL)

に対し2度血漿交換を行った。入 院3日目から38°Cを超える発熱が 継続した。

5.3.5.2-336

25 59歳男性 1.7 mg/kgc

(100 mg)× 4回 - 不明

MetHb血症発症時にアルカプトン

尿症、C型肝炎、慢性腎不全を患 っており、溶血性貧血、進行性代 謝性アシドーシスが認められてい た。種々の治療にも関わらず、代 謝性アシドーシスの進行を抑えら れず、集中治療室入室40時間後に 死亡した。

5.3.5.2-343

c :体重60 kgと想定した換算

表 2.7.4.5.9-6 症例報告の有害事象(その他の投与経路) (続き)

No. 年齢・性別

(その他) 投与量

MetHb 血症の 原因物質

投与

経路 安全性 添付資料

番号

26 62歳男性 不明

亜硝酸 アミル

(RUSH)

不明

入院3時間後より洞調律欠落の後 心停止となり、CPRにて回復した。

その後もRR間隔不整、上室性期 外収縮、心室性期外収縮、心室性 頻拍を間欠的に認めた。

5.3.5.2-333

27 68歳男性 不明

無水 クロム酸

(六価ク ロム)

不明

MB投与後MetHb濃度が上昇し た。重篤なショックから脱却しえ ず、搬入約12時間後に死亡した。

5.3.5.2-344

28 73歳女性 計5 mg/kg 分割投与

ジ二トロ アニリン 系除草剤

(ゴーゴ ーサン)

不明

第3病日以降、交換輸血によって SaO2と意識レベルは改善したが、

敗血症を併発し第9病日に呼吸不 全により死亡した。

5.3.5.2-326

c :体重60 kgと想定した換算

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