をレトロスペクティブに収集した第 III 相試験(添付資料番号 5.3.5.2-001-1、
サヤマメの粉末が 1 名であった。
被験者 12 名の臨床徴候及び症状の内訳を表 2.7.6.1.1-4 に示す。チアノーゼが 10 名、蒼白 が 5 名、呼吸困難及び呼吸抑制が各 4 名、不整脈及び昏睡が各 2 名であった。
病院到着時の被験者の MetHb 濃度の平均は 40.5%(範囲 10.6%~75%)、中央値は 43.6%で
あった。
表 2.7.6.1.1-4 MB初回投与時の
MetHb
血症の臨床徴候及び症状のまとめ 被験者数(名)パラメータ
あり なし 報告なし 総数
蒼白 5 4 3 12
チアノーゼ 10 1 1 12
呼吸困難 4 5 3 12
呼吸抑制 4 6 2 12
不整脈 2 7 3 12
昏睡 2 8 2 12
1.1.3.2
有効性の解析Proveblue による治療とその結果を表 2.7.6.1.1-5 に示す。全被験者 12 名の Proveblue の初回 投与量は 2.0 mg/kg 以下であり、うち 8 名の初回投与量は 0.8~1.0 mg/kg であった。12 名が Proveblue を 1~4 回投与され、うち 9 名の投与回数は 1 回のみであった 。 治療期間中の総投与 量は 11 名で 7 mg/kg 以下であり、10 名で 2.0 mg/kg 以下、7 名で 1.0 mg/kg であった。
被験者 12 名の MB 初回投与時の MetHb 濃度の平均(標準偏差)は 40.5(18.5)%であり、
うち 8 名の治療後の最終 MetHb 濃度は 3.0%以下に低下した。他の 4 名の最終 MetHb 濃度は症 例報告書に記録がなかった。全被験者が Proveblue による治療の結果、臨床的に回復したと主 治医によって判断された。
なお、この試験では併用療法として 7 名に酸素治療が用いられた他、1 名には活性炭が、別 の 1 名にはシアノキットが、1 名にはコーダロンが併用された。活性炭は Proveblue の 2 回目 の投与中に投与され、シアノキットはシアン化物による経口摂取中毒が疑われた患者に使用さ れた。1 名は併用療法を受けておらず、もう 1 名は報告がなかった。
表 2.7.6.1.1-5 Proveblueによる治療と結果 パラメータ 数値又は
平均値(標準偏差) 被験者数(名)
被験者数 - 12
≤ 1 mg/kg 8
初回投与量
≤ 2 mg/kg 12
1 mg/kg 7
≤ 2 mg/kg 10
総投与量
> 2 mg/kg 2
1回 9
≤ 2回 10
投与回数
≤ 4回 12
MB初回投与時の
MetHb濃度 40.5 (18.5)% 12
治療後MetHb濃度 ≤ 3%
報告なし
8 4
被験者背景を Proveblue の初回投与量別に要約した結果を表 2.7.6.1.1-6 に示す。
Proveblue の初回投与量が 1.0 mg/kg 以下であった 8 名のうち、7 名は成人、1 名は早産新生 児であった。また、初回投与量が 2.0 mg/kg であった 4 名は、成人 2 名及び小児 2 名であった。
ほとんどの被験者は主要臓器疾患がない、又は報告されなかったが、泌尿器/腎疾患の既往歴 が 2 名、心臓疾患の既往歴が 1 名に認められた。2 名はどちらも MetHb 血症の治療が奏効し、
さらなる合併症の発症もなく退院した。
表 2.7.6.1.1-6 被験者背景及び
Proveblue
の初回投与量別の被験者分布 Proveblue初回投与量別の被験者背景変数の例数(平均値±標準偏差)
被験者背景
0.8 mg/kg 1.0 mg/kg 2.0 mg/kg 年齢(歳) 1 (25.8) 7 (33.9±18.4) 4 (16.7±17.6) 体重(kg) 1 (65.0) 6 (58.6±28.6) 4 (38.1±29.5)
あり – – 2
なし 1 3 1
泌尿器/腎疾患 の既往(名)
報告なし – 4 1
あり – 1 –
なし 1 2 3
心臓疾患の既往
(名)
報告なし – 4 1
MB初回投与時の
MetHb濃度(%) 1 (47.0) 7 (33.1±18.8) 4 (51.7±15.6)
MB 初回投与時の MetHb 濃度の平均を Proveblue の初回投与量別に解析した結果を表
2.7.6.1.1-7 に示す。 Proveblue の初回投与量が 1 mg/kg であった 7 名の MB 初回投与時の MetHb
濃度の平均(標準偏差)は 33.1 (18.8) %であった。MetHb 濃度が高かった被験者(44%~75%)
は、Proveblue の初回投与量が 0.8 mg/kg だった成人の 1 名を除いて初回投与量が 2.0 mg/kg で あった。
表 2.7.6.1.1-7 MB初回投与時の
MetHb
濃度と初回投与量の関係 MB初回投与時のMetHb濃度の群別平均値(標準偏差)
Proveblueの
初回投与量(mg/kg)
被験者数(名) 平均値(標準偏差)、範囲(%)
0.8 1 47.0, 47~47
1.0 7 33.1 (18.8), 11~63
2.0 4 51.7 (15.6), 44~75
MB 初回投与時の MetHb 濃度を Proveblue の総投与量別に解析した結果を表 2.7.6.1.1-8 に示
す。ヘモグロビン(hemoglobin:Hb)の機能回復に要した Proveblue の総投与量と MB 初回投与
時の MB 初回投与時の MetHb 濃度には関連があった。例えば、Proveblue の総投与量が
13 mg/kg であった被験者 1 名の MB 初回投与時の MetHb 濃度が 75.0%であったのに対し、総
投与量が 1 mg/kg であった 7 名の MB 初回投与時の MetHb 濃度の平均は 33.1%であった。
表 2.7.6.1.1-8 DS-2207b総投与量別被験者背景及び
MB
初回投与時のMetHb
濃度 年齢、体重、MetHb濃度の群別平均値Proveblueの総投与
量(mg/kg) 被験者数
(名) 年齢(歳) 体重(kg)
MB初回投与
時のMetHb 濃度(%)
1.0 7 33.9 58.6 33.1
1.5 1 25.8 65.0 47.0
2.0 2 2.0 12.6 44.0
7.0 1 26.0 66.0 43.7
13.0 1 37.0 61.0 75.0
MB 初回投与時の MetHb 濃度を Proveblue の投与回数別に解析した結果を表 2.7.6.1.1-9 に示 す。Proveblue の投与回数も MB 初回投与時の MetHb 濃度と関連があった。
表 2.7.6.1.1-9 Proveblueの投与回数別被験者背景 Proveblueの総投与回数
変数 1回
N = 9
2回 N = 1
3回 N = 1
4回 N = 1 平均年齢(歳) 26.8 25.8 37.0 26.0 MB初回投与時の
MetHb濃度(%) 35.5 47.0 75.0 43.7
表 2.7.6.1.1-10
に示すように、Proveblue の総投与量及び投与回数と治療後の MetHb 濃度の 関係に関するデータはほとんどなかった。被験者 8 名が総投与量 1.0~13 mg/kg で最終 MetHb
濃度 3.0%以下に回復した。4 名で最終 MetHb 濃度の報告がなかったが、いずれも治療後の経
過が良好であったことから、退院時には臨床的に許容可能な MetHb 濃度まで低下したと推定 した。
表 2.7.6.1.1-10 Proveblueの総投与量及び投与回数と最終
MetHb
濃度 Proveblueの総投与量(mg/kg)最終MetHb濃度 1.0
N = 7
1.5 N = 1
2.0 N = 2
7.0 N = 1
13.0 N = 1 0~1% - 1名 (2) 2名 (1) 1名 (4) 1名 (3)
> 1~3% 3名 (1) - - - -
報告なし 4名 (1) - - - -
( )内は投与回数
Proveblue を用いた MetHb 血症治療と臨床的回復との関係を表 2.7.6.1.1-11 に示す。硝酸塩
又は亜硝酸塩などが原因で MetHb 血症を発症した平均年齢 27.5 歳の被験者 12 名が Proveblue
による治療で MetHb 血症から臨床的に有意に回復した。12 名の MB 初回投与時の MetHb 濃度
の平均は 40.5%であったが、平均 2.7 mg/kg の Proveblue を平均 1.5 回投与された結果、最終
MetHb 濃度は 8 名で 3%以下に低下した(4 名は最終 MetHb 濃度の報告なし)。
表 2.7.6.1.1-11 Proveblueを用いた
MetHb
血症の治療と結果パラメータ 数値又は平均値(標準偏差)
被験者数(名) 12
年齢(歳) 27.5 (18.4)
硝酸塩又は
亜硝酸塩 7名
メトクロプラ
ミド 1名
抗生物質 1名
原因物質
その他 3名
総投与量(mg/kg) 2.7 (3.66)
投与回数(回) 1.5 (1.0)
MB初回投与時のMetHb濃度(%) 40.5 (18.5)
≤3% 8
最終MetHb濃度(例数)
報告なし 4