(1)
高まるという傾向は一応みられるのである。ただし,このことは,年齢と職隠 の相関関係を老慮に入れれば,前に示した職階別の集計と並行的な結果である にとどまり,ただちに年齢という要因だけによるものとはいい難い。
次に在社年数別の集計をen 2一 87でみよう。日鐵建材は在社年数の把握が困 難であるので雀略する。
年齢と同様,全事業所を通じた一定の傾向はみられない。羅立本社では在社 年数の各群とも「不可欠」が9罰以上(1年以下は88%)でほぼ均一である。
これに対して,茨城現場系では在社年数2年〜19年の5群で「邪魔」が4分の 1から3分の1強と,他の群より多く,これと背中制せで「不可欠」が少ない。
逆に,入社早々の人や,入社後20年以上のベテランの人では「不可欠」が優勢 という傾向がみられる。京阪はある程度人数が得られた!4年以下についてみる と,6〜9年の群をピークに「邪魔」が多く,この部分については茨城現場系 と類似している。茨減事務系は,全体的には屑立本社と同Vく「不可欠」が9
2.2.2.敬語意識 M9 割前後(比率は本社より若干低目だが)で均〜だが,より細かくみれば,2〜
3年,6〜14年の3群で「邪魔」が少しずつ多く,茨城現場系に似た分布も観 察される。つまり,日立本社と茨城現場系の中間的な様相を示しているといっ ていい。なお,こうした在社年数による集計結果も,在社年数がもつ職階や年 齢との相関を考慮に入れれば,それ自体として独立したものでなく,職階・年 齢それぞれの集計結果と並行的なものである。
以上の検討をまとめれば,検討した属性(事業所・職階・性別・年齢・在祉 年数)のうち,現在の社内敬語への意識に関して独立して有意にはたらく要因 となるものは,事業駈(大きくは事務系と現揚系,それぞれの具体的な典型が 臼立本社と茨城現揚系)と,性別(特に事務系0)女性)とである。他の職階・
年齢・在社年数は,それら自体がすでに互いに関連しあっていたことから当然 ながら,単独ではたらくものとはいい難い。ただし,それぞれの集計結果がほ ぼ:重なりあう内容であることが認められるので,3者がまとまって要因となっ ていることは旛摘できる。なお,学歴別の集計には特に注意すべき傾向はなか
った。
こうした事情は,以下で検討する多くの項目について共通してみられるもの である。このことは,まとまって働く属性のうち一つを選んで中心におき,た とえば「職階と在社年数とに相関をもった年齢が効く」とか「年齢と職贈とに 相関のある在社年数が効く」という表現をとっても,互いの相関をふまえてい る限り同じ内容を表していることになるものである。もちろん,より厳密には 統計学的に,ある属性を目的変数とし他を説明変数としてその属性間の従属・
被従属関係を詳細に把握するなどの検討が必要であるが,ここではそこまで立 入らない。ここでは,属性の性格・内容を考慮の中心におき,入社時に既定の 属性として出発し,のちは単純に増加する年齢と在社年数を 説明変数 とみ なし,それらおよびその他の要因で職階が記述されるという立揚(2.1.5.
もこの立揚に立ったものである)から,「年齢と在社年数と糧関関係をたもち ながら職階が要因として働く」という表現をとることにする。以下で,この他 に学歴などの属性も同様に扱うことがあるが,特に単独で顕著な動きを示す場
150 2,企業内アンケート調査
合を除いて,職階を二心においた記述・表現をとるわけである。これが以上の ような前提と立場に立った,つまりなお別の観点・手法による検討が必要なも のであることを断わっておきたい。調査企画段階から,要因の分析の申心に職 階をおくという立場があったことも技術的な面での理由である。
2.2.2.2.将来の社内敬語への意見
アンケート票ではうしろの方で提出した設問であるが,前述の現在の社内敬 語への意識と関連が深い内容であるので,ここで㈱将来の社内敬語への意見
についてみておく。
設問は「将来,会社の中での敬語はどんなものになっていくとよいと考え」
るかについて,
表2−88将来の社内敬語への意見
(事業所別・性別・全体)
意
磨@ 見境 {でi…
@駈
珊もっと
ォちんと 現在の
度
もっと
艪驍竄、竃こ なくなった
福ェよい
NR 人数
男 0/Q2,6!σ 64.0 エ0.2 エ.6 エ.6
人
?86B立本社
女 28.エ 63.1 7.5 0.6
α6
ユ60 全体 25.3 63.5 8.9ム2
エ.2 34824.0 60.0 12.0 1.6 2.4 三25
日鐵建暦
34.3 57.1 7.エ 0.0 エ.4 70
全体 27.7 59.0 10.3 1.0 2.エ 195
3エ.5 57.6 7.6 エ.エ 2.2 184
茨城事務系
女 Q7.8 T5.6 !エ.エ 0.0 5.6 36 全体 30.8 57.0 8.6 0.9 2.7 221
男
22.エ 64.7 8.4 ユ.6 3.2 190
茨城現場系
女
エ3.5 73.0 5.4 2.7 5.4 37 全体 2エ.エ 65.5 8.2 1.7 3.5 232男
28.8 61.0 6.8
ム7
エ.エ 59京阪:
女 26.7 633 6.7 3.3 0.0 30
全体 27β
62.2 6.7 2.2 エ.エ 90︵性不明2>︵性不明1︵性不明5︶︵性不明−︶
乱2a4
現在よりもっときちんとしたものになるとよい。現在の程度がよい。
現在よりもっとゆるやかなも:のになるとよい。
なくなった方がよい。
2.2.2.敬語意識 15i
の4選択肢を提示して閥うた。選択肢のうち「きちんとした」は「厳格で整然 とした」,「ゆるやかな」は「簡潔で平明な」というように,たがいに別の意味 領域でそれぞれ肯定的な意味に解しうるはずであり,設問の意図もそこにあっ たが,鐵二者によって,たとえば前者をギ複雑で固苦しい」,後者を「単純で いいかげんな」などの否定的な意味に解釈した富合があったろうことは否定で
きない。
一X 2一 88に,各事業所の性別・全体の集計を示す。
まず金体ごとの集計をみると,各事業所とも「現在の程度」が6割弱から6 捌5分程度で最も比率が高く,現状維持派が過半数である。これにつぐのが各 事業所とも「もっときちんと」で2割5分から3割くらいを占める。「もっと ゆるやかに」は1割前後,京阪では6。7%と低い比率にとどまり,さらに「な
くなった方がよい」は1〜2%とごくわずかである。選択肢は「〜方がよい」
という表現であるから,それを選ぶ場合にはそこに肯定的・積極的な意味をく みとって選んでいると考えられる(逆にある選択肢を避ける際にはどちらかと いえば否定的・消極的な意味を想定していよう)。その意味で,「もっときちん と!を選んだ回答者は「もっと厳格で整然とした敬藷」を求める意見の持ち主 であろうから,全体としては現状維持派と現状を肯定しさらに敬語使用を厳格 にすべしとする派とで8〜9割を占めていることになる。現在の園内敬語につ いての意識で「不可欠」派が多数を占めたことと並行的な結果といえるだろう
(両設問のクnス集計の一一部は後述する(p.159))。
性別の集計をみると,事業所を本被機構とそれ以外に分けた時に,両者の間 に差がみられる。本社機構(資立本社・日鐵建材)では,「現在の程度」と
「もっとゆるやかに」とが男性の方で塩瀬が高臼であるのに対し,「もっときち んと」は女性の方が多いという特徴がみられる。これらに対し,茨城・京阪で は「もっときちんと」が女性より男性の方で高翼である(現場系;男22,1%,
図裏 2−89
(1) 日立本社入 部長(7)
君瑳と ・畏(27) 童三 f{…(45) 企誕狽(65) ミ罫務;ミ(161) (2)茨−城事務系 1?l〜 長(5) 課長(工8)主任(41)
企画貝(57) 亦務貝(84)将来の社内敬語への意見(事業所別・職!;{メ1別) 28.67ム4
222.
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1人
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116
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1人
Q29
外販は各職階の大数力{少ないので実数だけを示曳空偲まぜfU。)
NR
7.1 Jr.6 2.4NR
工頃口 bΩ● 命購︸圃V町ープ
2.2.2. 薙文書吾意壽離
153女13.5%など)。「現在の程度」は茨城現揚音では男64.7%,女73%と本社 機講とは逆になり,「もっとゆるやかに」も茨城事務系では女性に比率が高い 傾向がある。このうち,茨城現場系の女性は,rもっときちんと」の匙率が唯 一,2割を下回ったグループであ!,前問で現在の敬語に最も否定的(不可欠
年 人
齢 数
一一19 (13)
20ev24 (IQ3)
25−29 (73)
30一一34 (66)
35−39 (46)
4e一一44 (20)
45 一一 49 (12)
r」e一一 (12>
ω 日立本社
7.7 エ5・49、
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年 人 齢 数 一19(5)
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年 人
齢 数
〜19(1の
20 一一24 (32)
25 一一29 (48)
30 一一 34 (44)
35 v39 (27)
40−44 (15)
45−49(7)
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↑なくなった方がよい