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24 28 19 1 71 1 32 33 36 IIOI

ドキュメント内 幼児の文法能力 (ページ 116-122)

66. 67 75. 68 63. 33 1 68. 93 1 80. 00 84. 61 81. 82 i 82. 11 1

2. 78

o

 8 7 12

o

o

o

o

o

o

1 0. 97

o

 7  9 10

2

5. 00

o

o

o

2

5. 13

o

o

o

o

2 L 63 2

1. 63

o

7    6    2 15 4    4    5 13

19.44    16.21     6.67 14.56 工0.00    ま0.26    11.36 10.57

3    3    9 15 2    0    3 5

8,33     8。11    30.00 14.56 5.00       6.82 4.07

36 37 30 103 40 39 44 123

1−4−15図 「E3 花子は切手を封筒に       〔=コ」の問題で「はる」を      使用できた子どもの割合

oo

1

o

・一一一→構文を正しくつくった       ものの申での割合

。一一一一一一。全体の中での翻合

ひ脚_一一一♂

一/

  一  −  /

1一一4−16図  「】雪5  花子{ま時言十差…:柱fこ[====]」

      の問題で「かけるlFつける」を使      罵できた幼児の割合

oo 1

50

5A 5B

6A 6B

  (年齢群)

o

X    x「つける」(構文を正しくつくっ       たものの中での割合〉

一「かける」(構文を正しくつくっ       たものの中での割合)

←}一一輔「かける」(全体の中での翻合)

       一一P        ノ〆       v t

     /Pt一一一m一一一一・一ut一

   ノ  ノ oノノ

5A 5B

6A 6B

   (年齢群)

舞4節 調査の結粟(2) 115

1−4 一17図 「E6太郎はプロペラを飛行機la  〔=]」で「つける』を使用できた幼児の割合 oo

1

50

o

e.一一一一一一・一一一 e 一一..一N一

      !ノ齢        /     1Ph一一NNN..ort/

   /   /  /

③____構文を正しくつくっ       たものの中での割合

Pt一一一一・一・一・e全体の中での割合

5A 5B

6A 6B

   (年齢群)

れらの使用を比較すると,「かける」を使用でき た幼児の割合は,年齢の増加にともなって上昇し ている傾向が認められるが,顕著ではなく,全体 として,この期の幼児の場合,「つける」の使用 が支配的である。

 「つける」という動詞の使用を期待して課した E6の「プPtペラを飛行機に[==〕」の問題では,

幼児の多く(構文をつくれたものの95%以上)は,

「つける」を使用して文をつくることができた。

1−4−17図に示すように,「つける」を使って,

この文をつくることのできた幼児の全:体の中での 割合は,年齢の増加にともない上昇するが,構文 をつくることができた幼児の中で「つける」を使 1−4−61表 幼児の付藩に関する目口の使用と対象・状況による使用の範囲

      織1=認究使用嚇?中での絢

問 題

反 庵

E−1てるてるぼうず    を木に〔

E−2イヌを木に〔=コ

E−3  切手を封筒セこ

   a

E−4 グローブを手セこ

   〔コ E−5 時計を柱に

   N

E−6 プロペラを飛行

  機に〔

かける

つる︵つるす︶

ぶら下げる

つける は 

いれる さ す はめる ゆわえる しまる つなぐ くくる 結 

11. 7 28. 2 16. 5 9. 7 e 7. 8

18.733.315.4 9.8 5.7 4.1

8. 7

9. 8

2.9 1.932.0 9.7 9.7 5.8 0 2.4 8.1 35.0 12.2 10.6 6.5 O.8

8. 7

14. 6

27. 2 38. 8

15. 5 57. 7

2. 9

4. 1

LO

o

52.4 5.8 5.8 56.91L 4 7.3

41. 7

48. 8

1. 0 12. 6

2. 4 21. 1

68. 9

82.工

0

1. 6

116 第1章 幼児の講文の習得と動詞の分化

用できた幼児の罰合は,約95%の値を占め,その値は年齢によっても変わらない。このことは,構 文をつくることのできる幼児は,この問題では,ほとんどすべて,「つける」を使うということを 意味している。

 E1〜E6の問題た対する幼児の反応を総じてみると,この期の幼児は,付着に関する動詞につ いて,すでに多様な語彙とその分化的な使用を行っていることを知ることができる。それは,まず 第1に,各回に対し,多様だが,しかし一定の範囲にかぎられた付着に関する類似の動詞を使って いることからわかる。1−4−56表〜1−4 一60表,1−4−16表の各県で,いま5%o以上の頻度 があった付着に関する動詞をとり出し,各問題に対する幼児の反応を整理してみると1−4−61表 のようになる。1r4−58表や1−4 一59表をみると,幼児の反応があまりにも多様なため,一見 すると無秩序のようと思えるが,このようにして整理してみると,El〜E6の各問で,付着の動 詞の特徴どして,「つける」を共通の反応項としながら,各問題に対する幼児の反応(動詞の使用)

は,適鋼な一定の範囲を保って使われて,問題が設定した薄象,状況によって,その使用が分化さ れていることがわかる。

 しかし,「つける」が共通項として使われてはいるが,「演奏」や「作成」に関する動詞の場合の ごとく,子どもは,まず,一般動詞「つける」の使用を習得し,後に,その他の特殊な分化された 動詞を習得するのか否かについては,これらのデータの分析から知見を得ることはできなかった。

たしかに,演奏,作成に関する動詞の場合のように,E6の他の聞題5問のうち4問で,ことごと く「つける」を使って文をつくった幼児(4歳後半,5歳前半各1名,6歳前半2名)や,3問で それを使った幼児(5歳前半,後半各2名,6歳前半3名,6歳後半4名)は認められた。しかし,

問題によって,幼児の動詞の使用は実に多様で,それらが,明らかに「つける」と対立して習得,

使用されているのかは,そのデータだけでは判断することができない。また,反応が多様なため,

E1〜E6を通して子どもの,このグループの動詞の習得の水準を設定することも困難であった。

したがって,これらの竿燈については,子どもの動詞の習得についての追跡的な調査を試み,それ らの知見を掬味しながら,あらためて調査をくり返してみる必要がある。

第7項 「やるj「あげる」「くれる」の使い分け

 一般に共通語では,物のやりもらいを表す動詞に3種類の対立がある。

 第1の対立は,「やる」「あげる」の対立で,自分または他人が,自分以外の人または生物に物を 与えるとき,与える人(主語)と,それを受ける人または生物(対象語)の関係についての認識,

評価に基づいて,これらを使い分ける。一般には,「あげる」ということばを使うのは,

 ア 与える四手が年上,また地位が高く,相手に敬意を表する場合,

 イ ていねいに表現する場合,

であり,「やる」を使うのは,

錦4節 調査の結塁(2)  117

 ア 梢手が同じ年または年下,地位が同じまたは下で,相手に敬意を表する必要がないか,もし   くは反対に相手をさげすむ場合,

 イ 相手が人間以外の動物,植物の場合,

である。

 したがって,一般には:,

  (ア) 花子は,お父さんに贈物をやる。

  (4)花子は,イヌに水をあげる。

とはいわず,

  (ア) 花子は,お父さんに贈物をあげる。

  (イ) 花子は,イヌに水をやる。

という。

 第2の対立は,これら「やる一あげる」と「くれる1との対立で,物を受ける人が,他人である か自分(僕,わたし)であるかによって,これらを使い分ける。「くれる」は,現在の共通語の場合,

受け手が自分(私,僕)である場合にかぎって使われ,一般に,

  母が僕に1冊の本をあげた。

とはいわず,

  (ウ) 母が僕に1冊の本をくれた。

というe

 第3の対立は,これら「やる一あげる一くれる」と 「もらう」との対立で,「やる一あげる一く れる」の動詞で表現されている授受関係を,文の上で,主客と反対にして表現する場合に「もら

う」の動詞が使われる。

 その場合,「もらう」には,授受の「やる一あげる一くれる」にあるような,待遇関係や自他関 係による動詞の対立はなく,一応に,「もらう」で表現され,上述の(ア)(イ)(ウ)の文は,

  お父さんは花子に(から)贈物をもらった。

  イヌは花子に水をもらった。

  僕は母に1冊の本をもらった。

に.なる。

 これらの「やり一もらい」に関する動詞の三つの鮒立関係を図式的に表わすと次のようになる。

    やる

    レー一くれる・ ・もらう

    あげる

 これらの関係を,幼児はどの程度習得し,動詞を使い分けているのであろうか。まず,[=の

118  第1蟻 幼児の構文の習得と動銅の分化

わくの中に収められている,〔やる一あげる〕一くれるの関係について調べてみよう。

 われわれは,幼児に

 Fl 桃太郎はイヌにきびだんごを[=コ。

  1−4−62表 「F1 桃太郎はイヌにきびだんごを〔=ll」に対する反応

クラ刈

4〜5歳クラス 5〜6歳クラス

二丁ま一坐刻棘繭和歌前門

東京   京都  稲歌撫

やる

あげる

わたす

so60fo60

構文が正しく できない  % わからない。

テストせず%

7 18 15

19. 44 48. 64 50. 00

22 13 9

61. 11 35. 14 30. Oo 4    2    1 11. 11 5. 40 3. 33

1 1 0

277 2. 70 2    3    5 5. 56 8. 11 16. 67

40

38. 83

44

42. 72 7 6. 80

2

1. 94

10

9. 71

16 18 27

40. 00 43. 59 61. 36

17 17 14

42. 50 43. 59 31. 82 4    3    0 10. 00 7. 69

1    0    1

2. 50 2. 27

2 1 2

5. 00 2. 56 4. 54 61

49. 59

48

39. e2

7

5. 69

2

1. 63

5

4. 07

36 37

30 ilO3

40 39 u,1ima,3,

1一姦一63褒 「F2 花子はお母さんにお花を〔=コ1に対する反慈

ク  ラ  ス 4〜5歳クラス 5〜6歳クラス

反応

蠣!油点面明計 鯨京都鰍川計

あげた 30 30 18 78 35 37 39 111

83.33 81.08 60.00 75.73 87.50 94.87 88.63 9α2荏

やった 2 0 3 5 2 0 1 3

5.56 10.00 ∠L85 500 227 244

わたした 1 1 2 4 1 1 2 4

2.78 a70 6.67 a88 a50 250 4.55 3.25

買ってきてあ 0 0 1 1 0 0 0 0

げた

a33 α97

ごうてきだ 0 1 0 1 0 1 1

270 α97 2.50 α81

持ってきた 0 0 1 1 0 0 0 0

a33 α97

構文が正しく できない  % わからない。

テストせず%

1 2 e  l 3

2. 78 5. 41 1 2. 91

2 3 5 [10

5. 56 8. ll 16.67 1 9. 71

o o

2    0

5. 00

o

2

4. 55

o

4

3. 25

曇舜

36 37

.30 ko3

40 39

44 1123

簗4簾 調査の結果(2)  i19

 F2 花子はお母さんにお花を1==コ。

 F3 花子は僕(私)に自動車(人形)を[コ。

の三つの課題を与えたが,それらに対する幼児の反応は,1−4−62表〜1−4−64表に示すとお

りである。

 これらの表をみてわかるように,F2の「お母さんにお花を〔=コ1の問題については,東京,

京都,和歌山の幼児の多く(4〜5歳クラスでは,全体で75.7%の幼児,5〜6歳クラスの場合 89.4%)は,「あげる1で答えることができ,しかも,地域による差は少ない。しかし,F1, F

  1一一4−64表 「F3 花子は僕(私)に自動軍(入形)を[==〕」に対する反応

クラ刈

4〜5歳クラス 5〜6歳クラス

波誌一塑」鯨繭緻唄計 鯨京都轍一計

くれた

あげた

やった

わたした

かした

かしてくれた

かしてあげた

買ってくれた

AOe90so60gO60

だかせてあげ た    駕 プレゼントし た    %

もらった

     90 三文が正しく できない  % わからない。

テストせず%

12

33. 33

10

27. 78

0

1 2. 78

4

11. 11

1 2. 78

0

1 2. 78

0

1 2. 78

0

19

51. 35

7

18. 91

0

1 2. 70

2

5. 41

3

8. 12

1 2. 70

0

o

o

o

15

50. 00

5

16. 67

1 3. 33

1 3. 33

e

o

o

o

1 3. 33

1 3. 33

0

2    1    1 5. 56 2. 70 3. 33 4    3    5 11. 11 8. 11 16. 67

642Llα3a654alα10︒正0︒21.0 4422

4

3. 88

12

11. 65

24

60. 00

9

22. 50

1 2. 50

3

7. 50

0

o

o

o

o

o

o

21

53. 85

11

28. 21

0

5

12. 82

0

o

o

o

o

o

1 2. 56

33

75. 00

4

9. 09

3

6. 82

e

1 2. 27

1 2. 27

0

o

o

o

o

1 1 0

2. 50 2. 56 2    0    2

5. 00 4. 54

78

63. 4]

24

19. 51

4

3. 25

8

6. 50

1 0. 81

1 0. 81

0

o

e

o

1 0. 81

2

1. 62

4

3. 25

1 36 37

30 llO3

40 39

44 k23

120  第1童 幼児の構文の習得と動詞の分化

1 一 4 一65Pt 「(やる一あげる)一くれる」の区別を求めた課題Fl, F2, F3における幼児の反応の型

F1, F 2の問 題で,やる一あ げるを区別して 使用したか

区別して使用

した。

  (+)

区別しない

「やる」一

「やるJに なる

「あげるj 一「あげる」

になる

どちらか

一一・一・福ェで

きる

F3の問題

で「くれる」

を使用した

使用した     Ao 使用しない     % 使用した     gO60 使用しない     %o

4〜5歳クラス

東京 京都 和歌山

0

5

13. 89

9

24. 32

6

16. 22

6

20. 00

4

13. 33

1 2. 77

1 2. 78

2

6. 67

1 3. 33

使用した    %

使用しない     % 使用した     % 使用しない     ko 構文が正しくできない。

わからない

二=

8

22. 22

15

41. 67

8

21. 62

5

13. 51

6

20. 00 1 3. 33

3

8. 33

0

2

5. 41

4

10. 81

2

6. 67

3

10. 00

3 8. 33

3

8. 11

5

!6. 67

36 37 30

5〜6歳クラス

東京 京都 和歌山

7

17. 50

6

15. 00

12

30. 77

5

12. 82

21

47. 73

3

6. 83

2

5. 00

0

0︵U

1

2. 27

1 2. 27

13

32. 50

7

17. 50

7

!7. 95

12

30. 77

10

22. 73

4

9. 09

ドキュメント内 幼児の文法能力 (ページ 116-122)