昌=ロ 14 25 19 24 22 15 4 123 第5項 調査の実施と調査員
第3節 調査の結果(1)
幼児の構文作成能力
このテストでは,さまざまな動詞の分化を調べるために,㈹〜③の7種の構文について,文の作 成の一定の練習を行い,それから一定の動詞の使用を必要とする文の作成のテストにはいった。ま ず,これらの構文を,就学前の幼児がどの程度つくりだせるのかを調べてみよう。
第1項 (A)自動詞構文「〜が〜する」
この構:文については,
練圭)イヌが走ってる。
練ii)花が咲いてる。
の2間で練習を行い,次の5間についてテストを行った。
1 飛行機がとんでる。
2 こまがまわってる。
3 まりがころがってる。
4 てるてるぼうずがぶらさがってる。
5 スイカがわれてる。
訓練の過程は,前節で述べたように,練i),ii)の文で,調査表が,実際に図版に積木をのせな がら文をつくり,そのつくり方の見本を示し,その後,幼児にそのように模倣して,見本と同じ文 をつくるように指示した。もし,できれぽ,練ii)にはいり,もしできなけれぽ,その模倣瓢学駕 を,幼児が正しく見本と同じ文をつくるまで反復した。
この模倣・・学習の過程は,1−3−1表に示すとおりである。この表でわかるように,4〜5歳 クラス児のなかには,この種の課題がはじめてであるため,第1番目の練習問題では実験老が演示 した見証をそのとおり再生するのに,7〜8回およびそれ以上(最高12圓)試行をくり返したもの もみられた。だが,これらのケースはごく少数で,4〜5歳クラス児の場合でも,103人のうち80 人(77.7%)は,第1回の試行で見本を正しく再生し,それでできなかった場合の多くは,第2回
昌の試行で見本と同じものをつくり,全体の約10%にオ月回する8人が3回以上の試行を必要とし た。また,この年齢クラスの2人は,テストを行うことを撞丸し,結局,練習にはいることもでき なかった。このように,図版に積木をおき,文をつくるという作業は,最初の第1問は,4〜5歳 クラスの一一一部の子にとって,やや困難であったが,練習問題の2問勲こはいると,これらの幼児も,
課題に容易に慣れ,8回の試行を必要とした1人を除いて,見本の再生に必要な試行回数は,全体 的に減少した。
第3節 調査の結果(1) 39
1−3−1表 模倣=学習の過程で,実験者が提示した見本を正しく再生するのに要した試行回数((A)の溝文)
4歳クラス児 N =103(女児51,男児52)
5歳クラス児N・123(女児60,男児63)
試 行 回 数
平 均 回 数∈
練 習 問 題
練か
Kつオた
ネ ・234 5678以上i
男 女 全4〜5歳クラス5〜6歳クラス
2 し 94
て%
つ
走
が
ヌ
イる
D
80 13 3 2 177. 67 12. 63 2. 91 1. 94 O. 97
O l 1*
O. 97 O. 97
1. 37 X 52 1. 46
2 ]95 3 1 1
ii)花が咲いてる
% i 1. 94 [ 92. 23 2. 91 O. 97 O. 97
o o o 1**
O. 97
1. 06 1. 19 1. 15
i)イヌが走って
る %
o 113 8 1 1
91. 87 6. 50 O. 81 O. 81
o o o o
1. 05 1. 16 Lll
ii)花が咲いてる %
o
117 4
295. 12 3. 25 1. 65
o o o o o
1. 03 1. 10 LO7
*12回 **8回
1−3−2表 自動詞構文の練習過程
性クラス
4F
%
4M
%e
%
5F
%o
5M
fo︸6% しない
練習
2
3. 92
o
o. oo
2
1. 94
o
o. oo
o
o. oo
o
o. oo
模倣置学習を 伺回くり返し ても,練習2 間の文をつく りだせない
1
1. 96
2
3. 85
3
2. 91
o
o. oo
o
o. oo
o
o. oo
模倣ではでき たが,自力で はできない
o
o. eo
o
o. oo
o
o. oo
o
o. oo
o
o. oo
o
o. oo
模倣濡学習後,自力で練習問題 の二つの文を連続して正しくっ
くるに要した試行回数
1 2 3
43
84. 31
41
78. 85
84
81. 55
51
9. 80
6
11. 54
11
10. 68
o
o. oo
3
5. 77
3
2. 91
50
83. 33
51
80. 95
101
82. 11
9
15. 00
8
12. 70
17
13. 82 1
1. 67
4
6. 35
5
4. 07
瀬過寧
X
48
94. 12
50
96. 15
98
95. 15
60
100. 00
63
100. 00
123
100. 00
全人数
N
51
52
103
60
63
123
40 第1章 幼児の構文の習得と動詞の分化
5〜6歳クラス児の場合,この種の課題は比較 的容易で,練習問題の第1問では92傷の幼児が,
第2問では,95%の幼児が,第1試行で見本を正 しく再生し,それででぎなかった場合でも,最高 3〜4試行ですべての子が正しく文を作成した。
このように,この練習2問を,調査者が示す晃 本どおりに模倣=再:生した後,幼児は自力でこの
2間を続けて正しくつくり出すことが要求された
(チェックテスト)。2問とも独力で見本どおり正 しくつくれぽ,そのまま本テストセこはいり,でき ない場合は,ふたたび前の模倣=学習にもどり,
その後,ふたたび,チェックテストに移った。
!−3−2表,1−3−1図は,この練習過程 を示したものである。これらの図表でわかるよう に,模倣漏学習で文を作成した後,4〜5歳クラ ス,5〜6歳クラス児とも,80%以上の幼児は,
つくった。
つくったが,4〜5歳児の3人は,
に至らず,結局,
このように,4〜5歳児の一部に,
受容過程について,
* x2w6. 629 (clf == 3) p〈e. 10
1−3−1図 自動詞構文「〜が〜する」の練 習過程で練習問題2問を自力で正しく作 成するまでに要した試行園数(チェック テスト回数)と累積百分率
oo刀E 1
50F
0
累積百分率
ン〆/
,一トー一一◎嶋一in−−y一回
一e一一
一
一5〜6歳クラス児
。、一一一.___me 4〜5歳クラス児
1 2 3 4 5回
チェックテスト丁数
1團のチェックテストで独力で2問の文を正しく 5〜6歳児の残りは,すべて少なくとも3囲のチェックテストで,2聞を正しく独力で いくら試行をくり返しても独力で,この2問の文をつくり出す 4〜5歳児クラスは,103人のうち5人をのぞく98人が,次の本テストに移った。
この構文の作成の練習もできないものが認められたが,練習の ぶ 4〜5歳児クラスと5〜6歳児クラスの問に統計的には有意差は認められない。
自動詞構文テストの問題に対する幼児の反応は1−3−3 X(1),②に示すとおりである。
この構文は,単語の数も少なく,構造ももっとも単純なものであるため,幼児にとって比較的容 易であると考えられたが,a−4)ぶらさがる, a−5)われるの動詞について,自動詞と他動詞を区別
しないで使用する誤りなどが,4〜5歳クラス児,5〜6歳クラス児ともにみられ,4),5)の:文に ついては,構文が正しくつくられた割合は,4〜5,5〜6歳クラス児ともに90%をわり,特に,
4)の「てるてるぼうずがぶらさがってる」の文は,4〜5歳児にとって困難であった。
5間平均して,構文が正しくつくられている割合は,4〜5歳クラス児86.21%(女児84.71%,
男児87.69%),5〜6歳クラス児93.98%(女児93.33弩,男児94.60%)だが,問題により差が大 きい。これらの五つの文について,文の数の分布を調べたのが,付表1−1表である。表からわか るように,各クラスの性差は認められないが,4〜5歳クラス児と5〜6歳クラス児の間には有意 な差(Z』9.2525,ガ=2)が認められ,年長クラスの正反応率は,年中クラスに比べて有意に高い。
第3節 調査の結果(1) 41
1一3 一一 3裏(1) 自動詞樋文「〜が〜するAの作成(1)
4〜5歳児 (N=103, 女芽己51, 男児52)
反応
問題
a華齪んEl ll.471.・・78
正反応 準圧反応(機文は正しい) 誤 反 応 構文が正しくつくられ トいる割賦
\
聞たつ 閧ュくカ岡つ
ワ文つを .ニじた 動問る
i題の文
黷ニ異がな
5塞の る省略 が議が姦蚕雪
構がつ カ他かヘのうウ動し詞いを
回る誤 カ。反
ェ評
わテい
ゥス辜g
ネで「き。な 女 児 男 児 全 体
ハU︵︶ 3 i O
2. 91i O 5 li 49 [ 49 1 98
4. 85 ll 96, 08 i 94. 23 1 95. 15
a−2 88 こまがまわって 85. 44る %
6 ] 0
5. 831 O
0︵V
2 12 15 ll 47 149 i 96
1. 94 1 1. 94 1 4. 85 ll 92. 16 1 94. 23 1 93. 20a−3 47 まりがころがっ 45. 63てる %
9 1 0 8. 741 e
OG
38 1 2 1 7 ll 47 1 47 1 9436. 89 1 1. 94 1 6. 8e il 92. 16 1 90. 38 1 91. 26
トるてるぼうずがa−4 ヤらさがってる
33 R2.04
32.91
00 00
35R3.98 19 P8.45
10 X.71
34 U6.67
40 V6.92
74 V1.84 a−5@スイカがわれて
@る % 62 U0.19
23 Q2.33
00 00 00
11P0.68
76.80 42
W2.35 43 W2.69
85 W2.52 人
ス 均@ % 63.40 U1.55
9.80 X.51
00 00
15.60P5.14 6.80 U.60
6.80 U.60
43.80 W5.88
荏5.60 W7.69
89.40 W6.80
1−3−3表(2) 自動罰購文「〜が〜する」の作成(2)
5〜6歳児(N=123,女工60,男児63)
問題 反応
a−1飛行機がとんで る %a a−2
こまがまわって る % a−3 まりがころがっ てる % a−4
てるてるぼうずが ぶらさがってる%
a−5 スイカがわれて る %
平 山
人%
正反庵
つくったたく岡じ文を問題文とまつ
102
82. 93
106
86. 18
69
56. 10
41
33. 33
75
60. 98
78. 6 63. 90
準正反応(構文は正しい)
動問る 出題の文 語と 尾異 がな 16
13. 01
12
14. 76
つかうが他の動詞を構文は正しい
に澱き換わる
﹁が﹂が﹁は﹂
がある﹁が﹂の省略
2
1. 63
1 0. 81
o 1
0. 8!
1 0. 81
o
誤 反 応
20
16. 26
7
5. 69
36
29. 27
18. 2 14. 80
1 0. 18
o
2
1. 63
1. 2 9. 75
梅なの
:文い誤
が。反 正そ応 しの く他 1 0. 81
2
1. 63
o 32 1 1
26. 02 1 O. 81
o
1 0. 81
O. 4 0. 33
54
43. 90
!
O. 81
17. 2 13. 98
18
8. 53
8
6. 50
6. 4 5. 20
わからない︒ テストできな い
1
0. 8!
1 0. 81
o
3
2. 91
e
LO
O. 81
上文力量巴しくつくられ ている翻開
通 児