L21 1.33 L 27
第3節 調査の結累(1) 63
1 一 3 一20ge 授受短文(2)「〜は〜から〜を〜する」の練習過程
ク
ラ性
ス
4F 4M
T
%%%
5F 5M
Aoo%
e,(
練習し
ない 6
11. 76
4
7. 69
10
9. 71
2
3. 33
2
3. i7
4
3. 25
模倣漏学習を ス回くり返し トも,練習2 竄フ文をつく 黷ネい
模倣ではでき スが,自力で ヘできない
模倣=学習後,震力で練習問題の二つ フ文を,連続して正しくっくるまで要 オた試行回数
通過率
@X
全人数
@N
1 2 3 4 5
1 1. 96
1 1. 92
2
1. 94
2
3. 92
2
3. 84
4
3. 88
25
49. 02
24
46. 15
49
47. 57
14 3
27. 45 5. 88
15 5
28. 85 9. 62
29 8
28. 15 7. 77
o
1 1. 92
王
O. 97
G
o
o
42
82. 35
45
86. 53
87
84. 47
51
52
103
o
1 1. 59
1 0. 81
1 1. 67
1 1. 59
2
1. 63
36
60. oe
35
55. 55
71
57. 72
16 4
26. 67 6. 67
19 4
30. 16 6. 34
35 8
28. 45 6. 5e
o
1 1. 58
z O. 81
1 1. 67
0
1 e. 81
57
95. 00
59
93. 65
116
94. 31
60
63
123
練習の過程は,同じく,1−3−19表,1−3−
20表,1−3−7図に示すとおりである。この構文
の文の作成の練習は,(E),〈F)の構文の場合に比べ,
特に4〜5歳クラスの幼児にとって,やや困難であ った。そのことは,実験者が提示した文の見本を,
1回で正しく摸倣再生した幼児の割合が,4〜5歳 クラスで,練i)56. 3%,練ll)で66.6%と低いこ と,さらに::二つの文を模倣=学習したのち,1回の 試行で,2問とも正しく自力でできた幼児の割合 が,4〜5歳の場合50%を割っている(1−3−7 図)ことから知ることができる。しかし,この構文 も,何回も練習すれぽ,学習できる構文であって,
1−3−20表に示すように,4〜5歳クラスの6名,
5〜6歳クラスの3名が練習の途中で放棄したが,、
4〜5歳クラス児の8婆.5%,
つた。
1−3−7図 授受構文(2)「〜は〜を〜か ら〜する」の練習過程
oo 1
50
0︵累積百分率︶ //♂
一一dy謄鞘k一欄⑫ A一騨一
!ノノ /pt
1 1/1
1 2 3 丞隔 5回
5〜6歳クラス児の94.3%が,練習の合格基準に達し,テストにはい
テストの結果は1−3−21表(1),(2)に示すとおりである。G1〜G6の六つの問題のうち,G1
64 箪1章 幼!の構文の習得と動詞の分化
。。ン 毯鴎㊦訟撫︵μ︶ ①q 1−3−21表(1) 授受構文(2)「〜は〜を〜から(に)〜する」の作成 (4〜5歳クラス) 正反応準 疋 反 忘誤 反 応構文が正しくっ ュられている割 反 応 竅@ 題
問たつ 冾ュく カ同つ ニじたワ:文つを ω動曲る @詞題 @の文 @語と @瘤病 @がな:
(2)
普@のる 省 略
(3>
モが累稽
(4)
格略 のさ跨
讐 がか醜
(6)「六つ @も詞け @らのる @う語
@L尾
@をに(7)ωがた @と組反 @(2)合慈 @〜わ @㈲さ @とつ
(8)構がる @文動 @は詞 @正が @し異 @いな 構なの カい誤 ェ。反 ウそ応 オの ュ他 わテい ゥス 辜g ネで「き。な女児男児計 G−1 イヌは桃太郎からき @びだんごをもらった%
26 Q5.24 76.80
0
21.94 018 P7.48 0O037 R5.92 13 P2.62 31 U0.78 22 S2.31 53 T1.45 G曙 お緯さんは花子から @花をもらった %
26 Q5.24
2L94
00016 P5.53 0 1 E0.97 32.91
40 R8.83 15 P4.56 26 T0.98 22 S2.31
48 U6。60 G−3 僕(私)は花子から自 @動車(お人形)をもらっ @た %
25 Q4.27 65.83
00012 P1.65 00935 R3.98 16 P5.53 26 T0.98 26 T0.00 52 T0.48 G−4太郎は花子からはさ @みをかりた %
65.83 10.97
0
10.97
0
43.88 38 R6.89
0
43.88 32 R1.07 17 P6.50 32 U2.75 22 S2.31 54 T2.43 G−5花子は先生から字を @ならった %
0
1α97 000032 R1.07 025 Q4.27 26 Q5.24 19 P&45 34 U6.67 24 S6.15 58 T6.31 G−6お母さんは,花子か @ らお金をあずかった%
13 P2.62 21.94
0
10.97 000020 P9.喚2
48 S6.60 19 P8.45 19 R7.25 17 R2.69
36 R4.95 平 均 @ %
16.00 P5.53 3.17 R.07
00
0.67 O.64
00
8.33 W.G9
1L67 P1.32 G.16 O.16 10.16 X.87 36.33 R5.27 16.50 P6.02 28.0 T4.90 22.1 S2.63 50.17 S8.71
①O 器H欄 尊罰㊦麟掛㊦囎識窪轡國㊦¢︷σ 1−3−21表(2)授受構i文(2)「〜は〜を〜から(に)〜する」の文の作成 (5〜6歳クラス) 反 亦疋反欝準正反誤 反 応 問 題
問たつ 閧ュく カ同つ ニじたワ文つを
(D動鴨る @平調 @の文 @語と @尾異 @がな
(2)
增@のる 省略
︵3脂が慕稽
(4)
㈲「動つ
㈲糞
@も詞け @らのる聾跨
@う語@L尾
@をに(7)(1)がた @と組反 @(2)合臨 @〜わ @㈲さ @とつ
(8購がる @文動 @は詞 @正が @し異 @いな 構なの カい誤が。反 ウそ応 オの ュ他 わテい ゥス 辜g ネで「き。な G−1イヌは桃太郎からき @びだんごをもらった%
55 S4.72 11 W.94 10.81
0022 P7.88
00523
64.88
G−2 お母さんは花子から 50 20 0 花をもらった % 40.65 16.261 I O e. 8113 1 0 10. 57
o
一文が正しくつ くられている割 合 7266 4. 88
女児 男児 計 48 146 194 8e. OOI 73.021 76.42 46 145 191 76.671 71. 421 73. 98 G−3 僕(私)は花子から自 50 動車(お人形)をもらっ た % 40. 6516 1 0 13. 001 1 0 0. 8120 i O 16. 26
o723 1 6 II 41 153 [94 18. 70 1 4. 88 ll 68.331 84. 131 76.42 G−4 太郎は花子からはさ 19 2 0 みをかりた % 15.45 1,63
oo12 1 61 9. 76
e 6 1 14 4. 88
9 ll 48 151 IIOO 7.32 i[ 80. 001 80.951 81. 30 G−5花子は先生から字を ならった %2 1 1 I O 1. 63 1 O. 81
oo
5 158 I O
4. e7 1 4Z 2524 1 26 1 7 # 47 143 190 19. 51 1 21. 14 1 5. 69 11 78. 331 68. 251 73. 17 G−6 お母さんは花子から 27 8 0 お金をあずかった % 21。 95 6.50 oo 1 1 2 I O O. 81 ] 1. 6332 [ 44 1 9 II 31 139 170 26. 02 1 35. 77 1 7. 32 ll 51. 671 61. 901 56. 91 平 均 @ %
33.83 Q7.51 9.67 V.85 0.16 O.14 0.33 O.27
00
12・‡7 X.89 20.17 P6.39
00
13.50 P0.98 26.00 Q1.14 7.16 T.83 43.5 V2.50 46.17 V3.28 89.83 V3.04
〜G4の問題文で,「からjを「に」で表現して文をつくったケース,さらに, G 4, G 5の問題文で,
「借りる」を「かしてもらう」,「ならう」を「教えてもらう」として文をつくったケースが,割合 多くみられたが,これらの場合,基本的に構文はつくられていると考え,準正反応の中に含めた。
これらの表をみてわかるように,この槌文の場合,この構文を正しくつくり出すことができず,
誤反応となった幼児が,4〜5歳クラスで,6問平均して35,3%,5〜6歳クラスで2!.L%認めら れ,この調査であつかった七つの構文のうち,この構文が,幼児にとって,もっとも困難な構文で あることがわかった。
この六つの問題文について,構文をすべて正しくつくり出せた幼児は,4〜5歳クラスで103人 中22入(21.3%),5〜6歳クラスで123人中43入(35.0%o)に過ぎず,(F)の場合の値(4〜5歳ク
ラス103人中68人(66.02%),5〜6歳クラス123人中96人(78.1%))に比べると,その値は著しく 低い(付表1−7表,!−8表参照)。また,平均正反応率も4〜5歳クラスは48,7%,5〜6歳 クラスで73.O%の値を得たに過ぎなかった。同じ現実を,「与える立場」から表現している(F)の構 文の場合,その平均正反応率は,4〜5歳クラスで83.7%,5〜6歳クラスで93.0%に達している
ことを考慮すると,「もらう立場」から表現している(G)の構文の場合の値は,著しく低く,その差は,
4〜5歳クラスの場合に特に顕著に認められた。
なぜこのように,同じ現実を異なった立場から表現する二つの構文に,顕著な差が認められるの か,この閥題については,第4節で,よりくわしく分析してみることにしよう。
pa 3節 調査の結累(1) 67
第4節調査の結果(2)
幼児の動詞の分化
以上,この調査で扱った7種の構文について,調査の結果を述べたので,次に,動詞の分化につ いての調査結果を述べることにしよう。
第1項 自動詞と他動詞の分化
一般に日本語においては,自動詞講:文の場合と,「を」格の対象語を支配する他動詞の構文の場 合に,類似した語幹をもっている場合でも,動詞は,例えば「飛ぶ一飛ぼす」「まわる一まわす」
のように,区:溺されて利用される。就学前の幼児は,基本的な動詞について,どの程度,この南面 ができているのであろうか。
本調査では,この種の動詞の分化,魚座を調べるため,A1−B 7, A2−B 9, A 5−D 1,
A3−B 8, A 4−E 1の図版を利用して,「飛ぶ一飛ばす」,「まわる一まわす」,「われる一わる」,
「ころがる一ころがす」,「ぶらさがる一ぶらさげる」の五つの対をなす動詞についてテストを行っ た。以下,順にその結果をみていこう。
(1) 飛ぶ一飛ばす この分化については,
A1 飛行機が〔=コ。
B7 太郎が飛行機を[=コ。
の問題で調べたが,その各面における幼児の動詞についての反応は,1−4−!表,1−4−2表 に示すとおりである。また,「飛ぶ一飛ばす」ともに正しく使うことのできた幼児の割合を,1−
4−3表に,地域,クラス,性別に示す。
これらの表をみてわかるように,「飛ぶ一飛ばす」を混同して誤るという反応は皆無で,この両 動詞ともに正しく使い分けた子どもの割合は,4〜5歳クラスで平均80.6%,5〜6歳クラスで平 均92,3%に達し,就学前の幼児期に,この種の分化は,もうほぼできあがっているということを物 藷っている。
「飛ぶ」「飛ばす」の動詞を使うことができなくて,他の動詞を使った反応としては,「飛行機が 飛んでる」に対し,「走っている」で反応したものが, 4〜5歳クラスで3名, 5〜6歳クラスで
1名(いずれも東京)みられ,「太郎が飛行機を飛ばす」に対しては,「する1「あそぶ」「みる」
「あげる」「おす」を使った幼児が,両クラスに若干名みられた。
B7の問題において,構文を誤ったものが3名みられたが,それは「太郎が飛行機で遊ぶ」「太郎 が飛行機とかけている」「太郎が飛行機に手をふっている」という反応(各1名)であった。しか
68 第1章 幼児の構文の習得と動詞の分化
1−4−1表 「A1 飛行機が⊂==]Jlご対する反応
ク ラ
x1
4〜5歳クラス1
5〜6歳クラス険禿…一く聖遂」鯨京都鰍日計1亭亭些細1計
飛んでる*
走ってる
Ae
%
構文ができない
わからない。
テストせず
%%
32 36 27
88. 89 97. 30 90. 00
3 0 0
8. 33
o o o
1 1 3
2. 78 2. 70 10. 00
95
92. 23
3
2. 91
o
5 8 54
39 38 43
97. 50 97. 43 97. 72
1 0 0
2. 50
o
o
O l 2. 27 1 0
2. 56
120
98. 31
1
0. 81 1 0. 8i
l O. 81
卜曇ロ
1 36 37 30 lio3 40 39 44 P23
*実際の反応には,「飛んでる」のほか,「飛んでいるj「飛んでいます」「飛んだ」など語尾の異な つた反応がある。しかし,ここでは,語尾の形は重要でないので,問題文に合わせた形でまとめて 書いている。以下の表も同様である。
1−4−2表 「B7太郎は飛行機を〔=コ」に対する反応
ク ラ
ス
rv・ tstw
飛ばす
する
あそぶ
みる
あげる
おす
%%
lao
%%
tho
構文ができない
わからない。
テストせず
fo6
1ao
計
二嚇ハ
4〜5歳クラス 東京 京都和歌山
30
83. 33
0
o
2
5. 56
0
o 33
89. 19 1 2. 70
0
o
o
o 22
73. 33 1 3. 33
1 3. 33
1 3. 33
0
1 3. 33
2 1 0
5. 56 2. 70
2 2 4
5. 56 5. 41 13. 33
36 37 30
計 85
82. 52 2
1. 94
1 0. 97
3
2. 91
0
7 9
1︵︶
3
2. 91
8
7. 77
103
5〜6歳クラス 東京 京都 漁歌山 34
85. 00 1 2. 50
0
1 2. 50
2
5. 00
0
38 44
97. 43 100. 00 1
2. 56
0
o
o
o o
o
o
o
o
o o
2 0
5. 00
o
o
40 39 44
卜二言
1 3
ρ041︵コー3 6 991
0
1 0. 81
2
1. 63
0
o
2
1. 63
123
第4節 調査の結果(2) 69
1−4−3豪 A1, B7の問題で「飛ぶ一飛ばす」をともに正しく使用できた子ど もの翻合
地域 クラス・性
4F 4M
%%%
5F 5M
T
%gO60%
策:裳 京都 湘歌山
12/17
70. 58
15/19
78. 95
27/36
7s. eo
18/21
85. 71
15/16
93. 75
33/37 89. 19
10/13
76. 92
13/17
76. 42
23/30
76. 67
15/19
78. 95
18/21
85. 71
33/40 82. 50
18/19 94. 74 19/20 95. 00 37/39
94. 87
21/22
95. 45
22/22 100. 00 44/44 100. 00
全 体 40/51
78. 43
43/52 82. 69 83/103 80. 58 54/60
90. 00
59/63 93. 65 114/123
92. 68
1−4−4表 「飛ぶ一飛ばす」の使用についての要因分析
要 困