1
テストせず
わからない︒
応 誤反
が上記環繋囚つり造格二誤構
誤
反
応 不適切で︑与える立場の文になる誤り格表現は正しいが︑動詞・文の立場が
その他
(〜から)
貸した
〜に貸してあげ た
〜に借りてあげ た
〜に(〜から)わ たした
(に)やった
(〜から〉
かえした
(に)忘れてきた
(1)
(1)
(2)
1
11
1, (1) / ユ2
な
ら 励
陽
動
劃一μ動い
つ以
ヒ
撚る
蟹
21
わからない。テストせず 1 1
計 (%) (40. 65)1 (45. 53)1 (8. 13)1 (O. 81)50 1 56 1 IO 1 1 (O. 81)] (O. 81)1 l l
4
4
(3. 25)
計(%)
38 (30.89)
58 (47. 15)
2 ( 1. 63)
3 ( 2. 44)
3 ( 2. 44)
1 ( O. 81)
1 ( O. 81)
3 ( 2. 44)
1 ( O. 81)
1(0.8王)
1 ( O. 81)
2 ( 1. 63)
3 ( 2. 44)
6 ( 4. 87)
123
これらの動詞のうち,このテストで,われわれは「売る一買う」,「わたす一受けとる」を練習に使 い,「やり(あげる)一もらい」のほか,「貸す一借りる」「あずける一あずかる」「教える一習う」
の3対について,幼児の習得の程度を調べた。もとより,これらの動詞の習得とその分化は,単に 構文の上だけでなく,意味論的にも,就学前期の子どもたちにとって困難であろうことは,十分予 想されたが,立場,文の主語と対象語が粗互に入れ換わるこれらの動詞構文を,幼児がどの程度習 得しているのか,およびその習得の過程を知ることは,この期の幼児の言語能力の特質を知る上で 重要だと思われたので,この種の課題を含めた。
「貸す一借りる」については,F4−G 4の図版で,「今日,幼稚園で,紙でいろいろなものをつ
134 舞1章 幼児の時文の習得と動詞の分化
1−4−22図 F4「花子は太郎にはさみを〔ニコ」, G 4「太郎は花子から(に)
はさみを〔=コ1に対する幼児の反応の分類とその翻合 (数値は%)
(G4に対する反応)
正反応借りるP4.6 貸してもらう
@ 34.0
3.9
31.1
16.5
やり一もらい の補助動詞 他の動詞 の山九
誤反応 わからない テストせず
貸す Q9.1
貸してあげる
@ 43.7 1L7
3.9
IL7
(F4に対する反応)
(4〜5歳クラス)
N ut 103
借りる R0.9 貸してもらう
@ 47.2
4.1
13.0
4.9
正反応 やり一もらい
の補助岡津 他の動詞 の利用
誤反応 わからない テズトせず
貸す S0.6 貸してあげる(やる)
@ 45.5
9.76
0.81
@3.25
くる勉強があったのですが,太郎さんははさみ を忘れてもってきませんでした。さあ,どうし たらよいでしょう」という説明が与えられ,
F4 「花子は太郎にはさみを[コ」
G4 「太郎は花子から(に)はさみを〔コ」
の文を作成し,それぞれ,「貸した」階りた」
の動詞が使われることが期待された。なお,こ のF4, G 4の課題は,それぞれ, F(i)(ii),
F1〜3, G(i)(ii), G 1〜3の文の練習と 作成のテストののちに,幼児に与・えられている。
この問題に対する幼児の反応は,1−4−77 表,1−4−78表に示すとおりである。また,
その反応をわかりやすく,分類,整理して示し たのが1−4−22図と1−4−23図である。
(5〜6歳クラス)
N =123
1−4−23図 F4, G4における麟i借関係について の幼児の表現能力
100 ,一%
50
o
〔「かす一かりる」の爾方を使え た幼児の割舎
〔=コ「やり一もらい」の補助動詞の 助けをかりて「かす一かりる」
の関係を二つの文でともに表 現できた幼児の割合 54.5
4.{
38.8
18.7
4〜5歳クラス
(N竺103)
5〜6歳クラス
(N瓢123)
藥4節 調査の結果(2) 135
1一 4 一24図 F5 「先生は花子に字を[===コ」, G5 「花子は先生か ら(に)字を〔=コ」に対する幼児の反応 (数値は%)
(G5に対する反応) (F5に対する反応)
ならうLO ウわる3。9 教えてもらう
@ 47.5.
4.9
23.3
18.4
正反応 やり一もらい・
の補.助動詞
他の動詞
誤反応 わからない テズトせず
教える 45.6 教えてあげた 17.5
(4〜5歳クラス)
N == 103
14.6
7.8
・14.5
ならう5.7 ウわる4.9 教えてもらう
@ 57,7
4ユ
22.G
5.7
正反応 やり一もらい
の補助動詞 他の動詞
誤反応 わからない テスト量ず
教える 6e.2
(5〜6歳クラス)
N=123
教えてあげる
IL4
19.4
9.7
4.1
1 一 4 一25ee 「教える一教わる」関係についての 幼児の表現能力
ll uaz XZる一ならう
璽、教える一教わる [==コ.教える一教えてもらう 1教えてあげる一教えてもらう
se
o
2.9
1.v
42.7
4.9 4.9
Z
59.3.
4〜5歳クラス
(N== 103)
5〜6歳クラス
(N=123)
136 第1庫 幼!の櫛文の習得と動詞の分化
これらの図表からわかるように,F4, G4の 問題に含まれている「貸す一借りる」の関係を,
期待したように「貸す」一「借りる:のことぽを使 って,ともに表現できた幼児の割合は,4 一一5歳,
5〜6歳クラスともに,網対的に少なく,4〜5 歳児103名中6名(5.8%),5〜6歳児!23名中27 名(22,0%)に過ぎなかった。だが,そのことは,
貸借関係を表現できなかったということではなく,
上の表現をとれなかった幼児の多くは,「やり一 もらいJの補助動詞の助けをかり,上の関係を
「貸してやる」一「貸してもらう」,「貸す」一駿し てもらう」,「貸してやる一借りる」で表現し,こ の表現が,この期の幼児の貸借関係の表現で,も っとも主要な位置を占めていることが明らかにな
1−4−26図 F6「花子はお母さんにお金を〔=コ」, G6「お 母さんは花子からお金を〔=jJに対する反庵
(G6に対する反応) (F6に対する反応)
あずかる
15.5 正反応 やり一もらい︒ の補助動詞 もらうなど
19.4
46.6
18.5
他の動詞
誤反応 わからない テストせず
あずける
13.6
5.8(あずかってもらう)
(4〜5歳クラス)
N冨103
わたす,あげるなど 62.1
7.8
10.7
あずかる
@29.3 0
26.8
35.8
7.3
正反応 K)り一もらい
の補助動詞 他の動詞
誤反応 わかならい テストせず
あずける
@30.9 あずかってもらう
@ 2L4
わたす,あげるなど
@ 35.8
8.9
3.3
つた。ちなみに,両方または片方に「やり一もら い」の補助動詞の助けをかり,この関係をともに 表現できた幼児の高畠は,4〜5歳クラス38.8%,
5〜6歳クラス52.0%で「貸す]一「借りる」のこ とばによって表現できた幼児と合わせ,4〜5歳 クラスで,約45%,5〜6歳クラスで約74%が,
この問題で表された貸・借関係を一応適当に,表現 することができたということになる。
F4の「AがBにモノを貸す」という表現の課 題と,G4の「BがAから(に)モノを借りる」と いう課題を比べると,
て,4〜5歳クラス72,8%,
の割合(「借りた」「貸してもらった」を含め,
(5〜6歳クラス)
N=123
1−4−27図 「あずける一あずかる」関係につい ての幼児の表親能力
50
o
〔コあずける一あずかる
〔=コあずかってもらう一あずかる
5.8
3.9
IO.6 8.1
4〜5歳クラス
(Nm 103)
5〜6歳クラス
(N=123)
F4の課題を正しく・表現できた幼児の割合(「貸す」「貸してあげる」を含め 5〜6歳クラス86.2%)に比べ,G4の課題を適切に表現できた幼児 4〜5歳クラス48.5%,5〜6歳クラス78.0%)は 少なく,受動的な性格をもつ後者の課題が,幼児により困難であることが示されている。
箪4節 調査の結果(2) 137
この困難さは,先の「やり一もらい3文の「もらい」文の場合と岡じく,受動的構文のもつ統辞
・意味論的性格に,直接かかわりあいをもっていると考えられるもので,幼児の犯した誤反応に,
その困難さの特徴が表れている。
幼児の誤反応は,F4の課題の場含は,「わからないi反応を除けばごくまれであったのに対し,
G4の場合には,非常に多く生じている。そのうち,もっとも多く,しかも,特徴的に生じたのは,
先のFAはBから〜をもらう」構文の場合と同じく,統辞・意味論的な立場あるいは,態(ボイス)
の誤りといわれるものであった。G4の課題の場合, F 4の場合とは反対に,幼児は,物(はさみ)
を授与される,あるいは受ける方の立場に立って,貸借蘭係を表現しなけれぽならない。しかし,
この期の幼児には,この受ける:方の立場に立つことができないか,もしくは,その立場に立っても,
その立場から貸借関係を適切に表現できず,結果的に,モノを与える立場からの文をつくるという
(誤りの)ケースが,しぼしぽみられている。もっとも典型的なのは,「太郎は花子から(に)はさみ を借りた」というべきところを「太郎は花子から(に)はさみを貸した(貸してあげた)」という文を つくるケースで,特に,4〜5歳クラスに多く,この種の文をつくった幼児の翻合だけでも,4〜
5歳クラス児の約20%にも達している(5〜6歳クラスでは3.2%)。また,その他「太郎は花子か ら(に)はさみを貸してくれた」f太郎は花子にはさみを借りてあげた」など,補助動詞「やり(あ げる)一もらう」の使用が不適切で,結果的に,モノを与える立場の文になったケースもみられて いる。総じて,このG4の問題でモノを受ける立場に立てず,与える立場から文をつくった幼児は,
4〜5歳クラスで,103人中28人(27.2%),5〜6歳クラスで123人中11名(8。9%)の割合を占め
た。
F教える一ならう」については,F5−G 5の図版で,1学校です。花子さんは字を知りませんで した」という説明が与えられ,幼児が
F5 「先生は花子に字を[==コ」
G5 「花子は先生から(に)字を〔]」
の文を作成し,「教える」「ならう」の動詞を使うことができるか否かを調べた。
また,cあずける一あずかる」については, F 6−G 6の図版で,「花子さんはお正月に,おじさ んからお年玉として,お金をもらいました。花子さんは,お金を霞分でもっているとなくしてしま うので,お母さんのところへ行きました。さあ,花子さんは,何をしたのでしょう」という説明が 与えられ,
F6 「花子はお母さんにお金を〔=コ」
G6 「お母さんは花子からお金を〔コj の文で,テストされた。
これらの課題に対する幼児の反応は,1−4〜79表〜1−4−82表に示すとおりである。また,
その反応を整理したものを1−4−24図〜1−4−27図に示す。
138 第1簸 幼児の構文の習得と動詞の分化
劇窯 翻餅㊦謙麹︵bσ︶ ドωり
1 一 4 一79表 F5「先生は花子に字を〔コ」, G 5 f花子は先生に(から)寧を〔=jに対する反応(4〜5歳クラス) F5に対 する反間正反応および準正目刺 構文が正しい G5に対 する反応 Xs.教えた
正︵準正﹀反応
構文が正しい
ならった 教わった 教えてもらった (もろた) (に.)読まされた 説明された (に)読んでもらう 覚えた
1009 2
教えて読ませ あげたた
15
1 2
書いた番かせ た 1
言った
ユ
聞・
ョ明し
1誤反応 動詞不適切そ の 他 覚えた
/
でつ んら 読もた
1
動詞が 知らな かったD.K.
儲禦三半 が舗皆誤.
テスト わから
誤 反 応
格文る ¥の立〜に(〜から)教えた1,① 境立場 ヘ場の
〜に(〜から) @教えてあげた2 正が文〜に(〜から)読ました し不に読ましてあげた い適な ェ切る〜に(〜から)書いた で蟹 ョり(〜から)書つた(1) 詞教 L (〜から)みせた ●え. そ動詞がわからない
ユ
の:文を展旨して表現2 他格表現が二つ以上誤り, ル構造3
1, (1) 1, (1)
11
i ユ
1
11
三
1
1
1 (1) (1)
訂(%) わからない。テストせず
3i1
1t t
︷
1 ( O. 97) 4 ( 3. 88) 49 (47. 57) 2 ( 1. 94) 1 ( O. 97) 1 ( O. 97) 1 ( O. 97) 2 ( 1. 94) 4 ( 3. 88) 2 ( 1. 94) 3 ( 2. 92) 1 ( O. 97) 1 ( O. 97) 計(%) 47 i 18 {40r. 63M(IZ 48 8 (Z 77) 2(1. 94) 2 1 1 (1. 94)1(O. 97) 1(O. 97) 1(O. 97) 1(O. 97)
4 ( 3. 88) 3 ( 2. 91) 5 ( 4. 85) 2 i 12 1 lg (ls. 〈t4) 1(O. 97) 1(O. 97) 1(O. 97) 1(O. 97>②1、轟、103