• 検索結果がありません。

10 29臼12

ドキュメント内 幼児の文法能力 (ページ 135-141)

1

テストせず

わからない︒

が上記環繋囚つり造格二誤構

不適切で︑与える立場の文になる誤り格表現は正しいが︑動詞・文の立場が

その他

(〜から)

貸した

〜に貸してあげ

〜に借りてあげ

〜に(〜から)わ たした

(に)やった

(〜から〉

かえした

(に)忘れてきた

(1)

(1)

(2)

1

11

1, (1)

2

ら 励

劃一μ動い

撚る

21

わからない。テストせず 1 1

計 (%) (40. 65)1 (45. 53)1 (8. 13)1 (O. 81)50 1 56 1 IO 1 1 (O. 81)] (O. 81)1 l l

4

4

(3. 25)

計(%)

38 (30.89)

58 (47. 15)

2 ( 1. 63)

3 ( 2. 44)

3 ( 2. 44)

1 ( O. 81)

1 ( O. 81)

3 ( 2. 44)

1 ( O. 81)

1(0.8王)

1 ( O. 81)

2 ( 1. 63)

3 ( 2. 44)

6 ( 4. 87)

123

 これらの動詞のうち,このテストで,われわれは「売る一買う」,「わたす一受けとる」を練習に使 い,「やり(あげる)一もらい」のほか,「貸す一借りる」「あずける一あずかる」「教える一習う」

の3対について,幼児の習得の程度を調べた。もとより,これらの動詞の習得とその分化は,単に 構文の上だけでなく,意味論的にも,就学前期の子どもたちにとって困難であろうことは,十分予 想されたが,立場,文の主語と対象語が粗互に入れ換わるこれらの動詞構文を,幼児がどの程度習 得しているのか,およびその習得の過程を知ることは,この期の幼児の言語能力の特質を知る上で 重要だと思われたので,この種の課題を含めた。

 「貸す一借りる」については,F4−G 4の図版で,「今日,幼稚園で,紙でいろいろなものをつ

134  舞1章 幼児の時文の習得と動詞の分化

1−4−22図 F4「花子は太郎にはさみを〔ニコ」, G 4「太郎は花子から(に)

    はさみを〔=コ1に対する幼児の反応の分類とその翻合 (数値は%)

(G4に対する反応)

      正反応借りるP4.6 貸してもらう

@ 34.0

3.9

31.1

16.5

やり一もらい の補助動詞  他の動詞  の山九

 誤反応 わからない テストせず

貸す Q9.1

貸してあげる

@ 43.7 1L7

3.9

IL7

(F4に対する反応)

      (4〜5歳クラス)

      N ut 103

借りる R0.9 貸してもらう

@ 47.2

4.1

13.0

4.9

正反応 やり一もらい

の補助岡津  他の動詞  の利用

誤反応 わからない テズトせず

貸す S0.6 貸してあげる(やる)

@  45.5

9.76

0.81

@3.25

くる勉強があったのですが,太郎さんははさみ を忘れてもってきませんでした。さあ,どうし たらよいでしょう」という説明が与えられ,

 F4 「花子は太郎にはさみを[コ」

 G4 「太郎は花子から(に)はさみを〔コ」

の文を作成し,それぞれ,「貸した」階りた」

の動詞が使われることが期待された。なお,こ のF4, G 4の課題は,それぞれ, F(i)(ii),

F1〜3, G(i)(ii), G 1〜3の文の練習と 作成のテストののちに,幼児に与・えられている。

 この問題に対する幼児の反応は,1−4−77 表,1−4−78表に示すとおりである。また,

その反応をわかりやすく,分類,整理して示し たのが1−4−22図と1−4−23図である。

(5〜6歳クラス)

  N =123

1−4−23図 F4, G4における麟i借関係について      の幼児の表現能力

100 ,一

50

o

〔「かす一かりる」の爾方を使え     た幼児の割舎

〔=コ「やり一もらい」の補助動詞の    助けをかりて「かす一かりる」

    の関係を二つの文でともに表     現できた幼児の割合        54.5

4.{

38.8

18.7

4〜5歳クラス

(N竺103)

5〜6歳クラス

(N瓢123)

藥4節 調査の結果(2) 135

1一 4 一24図  F5 「先生は花子に字を[===コ」, G5 「花子は先生か       ら(に)字を〔=コ」に対する幼児の反応 (数値は%)

   (G5に対する反応)        (F5に対する反応)

ならうLO ウわる3。9 教えてもらう

@ 47.5.

4.9

23.3

18.4

正反応 やり一もらい・

の補.助動詞

 他の動詞

誤反応 わからない テズトせず

教える 45.6 教えてあげた  17.5

(4〜5歳クラス)

  N == 103

14.6

7.8

・14.5

ならう5.7 ウわる4.9 教えてもらう

@ 57,7

4ユ

22.G

5.7

 正反応 やり一もらい

の補助動詞 他の動詞

 誤反応 わからない テスト量ず

教える 6e.2

(5〜6歳クラス)

  N=123

教えてあげる

 IL4

19.4

9.7

4.1

1 一 4 一25ee 「教える一教わる」関係についての      幼児の表現能力

ll uaz XZる一ならう

      璽、教える一教わる       [==コ.教える一教えてもらう          1教えてあげる一教えてもらう

se

o

  2.9

1.v

42.7

4.9 4.9

Z

59.3.

4〜5歳クラス

(N== 103)

5〜6歳クラス

(N=123)

136  第1庫 幼!の櫛文の習得と動詞の分化

 これらの図表からわかるように,F4, G4の 問題に含まれている「貸す一借りる」の関係を,

期待したように「貸す」一「借りる:のことぽを使 って,ともに表現できた幼児の割合は,4 一一5歳,

5〜6歳クラスともに,網対的に少なく,4〜5 歳児103名中6名(5.8%),5〜6歳児!23名中27 名(22,0%)に過ぎなかった。だが,そのことは,

貸借関係を表現できなかったということではなく,

上の表現をとれなかった幼児の多くは,「やり一 もらいJの補助動詞の助けをかり,上の関係を

「貸してやる」一「貸してもらう」,「貸す」一駿し てもらう」,「貸してやる一借りる」で表現し,こ の表現が,この期の幼児の貸借関係の表現で,も っとも主要な位置を占めていることが明らかにな

1−4−26図 F6「花子はお母さんにお金を〔=コ」, G6「お      母さんは花子からお金を〔=jJに対する反庵

  (G6に対する反応)      (F6に対する反応)

あずかる

15.5   正反応  やり一もらい  の補助動詞 もらうなど

 19.4

46.6

18.5

他の動詞

 誤反応 わからない テストせず

あずける

13.6

5.8(あずかってもらう)

(4〜5歳クラス)

  N冨103

わたす,あげるなど    62.1

7.8

10.7

あずかる

@29.3 0

26.8

35.8

7.3

 正反応 K)り一もらい

の補助動詞  他の動詞

 誤反応 わかならい テストせず

あずける

@30.9 あずかってもらう

@ 2L4

わたす,あげるなど

@  35.8

8.9

3.3

つた。ちなみに,両方または片方に「やり一もら い」の補助動詞の助けをかり,この関係をともに 表現できた幼児の高畠は,4〜5歳クラス38.8%,

5〜6歳クラス52.0%で「貸す]一「借りる」のこ とばによって表現できた幼児と合わせ,4〜5歳 クラスで,約45%,5〜6歳クラスで約74%が,

この問題で表された貸・借関係を一応適当に,表現 することができたということになる。

 F4の「AがBにモノを貸す」という表現の課 題と,G4の「BがAから(に)モノを借りる」と いう課題を比べると,

て,4〜5歳クラス72,8%,

の割合(「借りた」「貸してもらった」を含め,

(5〜6歳クラス)

  N=123

1−4−27図  「あずける一あずかる」関係につい      ての幼児の表親能力

50

o

〔コあずける一あずかる

〔=コあずかってもらう一あずかる

5.8

   3.9

IO.6 8.1

4〜5歳クラス

(Nm 103)

5〜6歳クラス

(N=123)

      F4の課題を正しく・表現できた幼児の割合(「貸す」「貸してあげる」を含め       5〜6歳クラス86.2%)に比べ,G4の課題を適切に表現できた幼児       4〜5歳クラス48.5%,5〜6歳クラス78.0%)は 少なく,受動的な性格をもつ後者の課題が,幼児により困難であることが示されている。

箪4節 調査の結果(2)  137

 この困難さは,先の「やり一もらい3文の「もらい」文の場合と岡じく,受動的構文のもつ統辞

・意味論的性格に,直接かかわりあいをもっていると考えられるもので,幼児の犯した誤反応に,

その困難さの特徴が表れている。

 幼児の誤反応は,F4の課題の場含は,「わからないi反応を除けばごくまれであったのに対し,

G4の場合には,非常に多く生じている。そのうち,もっとも多く,しかも,特徴的に生じたのは,

先のFAはBから〜をもらう」構文の場合と同じく,統辞・意味論的な立場あるいは,態(ボイス)

の誤りといわれるものであった。G4の課題の場合, F 4の場合とは反対に,幼児は,物(はさみ)

を授与される,あるいは受ける方の立場に立って,貸借蘭係を表現しなけれぽならない。しかし,

この期の幼児には,この受ける:方の立場に立つことができないか,もしくは,その立場に立っても,

その立場から貸借関係を適切に表現できず,結果的に,モノを与える立場からの文をつくるという

(誤りの)ケースが,しぼしぽみられている。もっとも典型的なのは,「太郎は花子から(に)はさみ を借りた」というべきところを「太郎は花子から(に)はさみを貸した(貸してあげた)」という文を つくるケースで,特に,4〜5歳クラスに多く,この種の文をつくった幼児の翻合だけでも,4〜

5歳クラス児の約20%にも達している(5〜6歳クラスでは3.2%)。また,その他「太郎は花子か ら(に)はさみを貸してくれた」f太郎は花子にはさみを借りてあげた」など,補助動詞「やり(あ げる)一もらう」の使用が不適切で,結果的に,モノを与える立場の文になったケースもみられて いる。総じて,このG4の問題でモノを受ける立場に立てず,与える立場から文をつくった幼児は,

4〜5歳クラスで,103人中28人(27.2%),5〜6歳クラスで123人中11名(8。9%)の割合を占め

た。

 F教える一ならう」については,F5−G 5の図版で,1学校です。花子さんは字を知りませんで した」という説明が与えられ,幼児が

 F5 「先生は花子に字を[==コ」

 G5 「花子は先生から(に)字を〔]」

の文を作成し,「教える」「ならう」の動詞を使うことができるか否かを調べた。

 また,cあずける一あずかる」については, F 6−G 6の図版で,「花子さんはお正月に,おじさ んからお年玉として,お金をもらいました。花子さんは,お金を霞分でもっているとなくしてしま うので,お母さんのところへ行きました。さあ,花子さんは,何をしたのでしょう」という説明が 与えられ,

 F6 「花子はお母さんにお金を〔=コ」

 G6 「お母さんは花子からお金を〔コj の文で,テストされた。

 これらの課題に対する幼児の反応は,1−4〜79表〜1−4−82表に示すとおりである。また,

その反応を整理したものを1−4−24図〜1−4−27図に示す。

138  第1簸 幼児の構文の習得と動詞の分化

劇窯 翻餅㊦謙麹︵bσ︶ ドωり

1 一 4 一79表 F5「先生は花子に字を〔コ」, G 5 f花子は先生に(から)寧を〔=jに対する反応(4〜5歳クラス) F5に対 する反間正反応および準正目刺 構文が正しい G5に対 する反応 Xs.教えた

正︵準正﹀反応

構文が正しい

ならった 教わった 教えてもらった (もろた) (に.)読まされた 説明された (に)読んでもらう 覚えた

1009   2

教えて読ませ あげたた

15

1 2

書いた番かせ 1

言った

聞・

ョ明し

1

動詞不適切そ の 他 覚えた

でつ んら 読もた

1

  動詞が 知らな かったD.K.

儲禦三半 が舗皆誤.

テスト わから

格文る ¥の立〜に(〜から)教えた1,① 境立場 ヘ場の

〜に(〜から) @教えてあげた2 正が文〜に(〜から)読ました し不に読ましてあげた い適な ェ切る〜に(〜から)書いた で蟹 ョり(〜から)書つた(1) 詞教 L (〜から)みせた ●え. 動詞がわからない

:文を展旨して表現2 格表現が二つ以上誤り, ル構造3

1, (1) 1, (1)

11

i

1

11

1

1

1 (1) (1)

訂(%) わからない。テストせず

3i1

1

t t

1 ( O. 97) 4 ( 3. 88) 49 (47. 57) 2 ( 1. 94) 1 ( O. 97) 1 ( O. 97) 1 ( O. 97) 2 ( 1. 94) 4 ( 3. 88) 2 ( 1. 94) 3 ( 2. 92) 1 ( O. 97) 1 ( O. 97) 計(%) 47 i 18 {40r. 63M(IZ 48 8 (Z 77) 2(1. 94) 2 1 1 (1. 94)1(O. 97) 1(O. 97) 1(O. 97) 1(O. 97)

4 ( 3. 88) 3 ( 2. 91) 5 ( 4. 85) 2 i 12 1 lg (ls. 〈t4)  1(O. 97) 1(O. 97) 1(O. 97) 1(O. 97>②1、轟、103

ドキュメント内 幼児の文法能力 (ページ 135-141)