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Room 1 2-1-S9-7 肘部管症候群に対する予後予測因子の検討 Prognostic factor for the cubital tunnel syndrome

鈴木  拓(慶應義塾大学整形外科)

岩本 卓士,越智 健介,松村  昇,佐藤 和毅 肘部管症候群の術後成績を検討し,術前における予後予測因子の解析を行った.性別,年齢,BMI,

頸椎疾患,糖尿病,職業,飲酒,喫煙量,術前重症度(McGowan分類),MCV,SCV,術式を説明変 数とし,術後成績(Messina評価)を目的変数としたロジスティック回帰分析を施行した.術前重症度,

頸椎疾患の合併,MCVが術後成績に有意に影響を与える因子であった(P<0.05).

Room 2

第 2 会場( Room 2 )

8:20~9:14

一般演題 27 : TFCC (診断)

座長:西川 真史(にしかわ整形外科・手外科クリニック)

2-2-1 当院における動的 MRI 撮影による TFCC 損傷の診断と鏡視下部分切除術

の成績について

Diadnosis for TFCC injury with Dynamic MRI and Results of Arthroscopic Partial Resectiom of injured TFCC

西川 真史(にしかわ整形外科・手の外科クリニック)

上里 涼子,佐々木 規博,石橋 恭之 TFCC損傷診断に動的MRI撮影を施行している。動的MRIは前額面で手関節橈尺屈位・中間位で撮 影し、それぞれの肢位での共通するスライスを組み合わせて動画にした。215 例、230 関節に鏡視 TFCC部分切除手術を施行した。術後3ヶ月経過で術後成績評価を行い、Ex:195関節、G:17関節、F:

10関節、P:8関節であった。動的MRI撮影(229関節に施行)と術中鏡視所見を比較すると、76%で 有用な所見を得ることが出来た。

2-2-2 三角線維軟骨複合体損傷に合併した尺側手根伸筋腱障害と遠位橈尺関節障

害の MRI 所見

A MRI study of the ECU tendon disorder in traumatic and degenerative TFCC tears 山藤  滋(大阪暁明館病院)

面川 庄平,飯田 昭夫,田中 康仁 今回,三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷を有する患者のMRIを調査し,尺側手根伸筋(ECU)腱障害 あるいは遠位橈尺関節(DRUJ)障害の合併頻度を算出した.慢性 TFCC 損傷患者の MRI 所見から,

ECU腱あるいはDRUJ障害がTFCC断裂に高頻度(26-52%)に合併することが判明した.

2-2-3 TFCC 損傷例は尺側手根伸筋腱,腱鞘変化を合併するのか?― TFCC 損傷

例とボランティアの MRI 比較―

Comparison of the morphology of ECU groove and influence to tendon and tendon

Room 2

2-2-4 TFCC 背側部断裂の臨床像と治療成績

Clinical appearance of TFCC dorsal tear

安部 幸雄(済生会下関総合病院 整形外科)

守屋 淳詞  TFCC損傷の分類には従来palmer分類が用いられてきたが,手関節鏡手術の発達に伴い様々な損 傷形態が明らかとなってきた.TFCC 背側部断裂もその一つであり,臨床的特徴は手関節尺背側部 の圧痛,回内外時の疼痛,ロッキング様症状,尺骨頭の背側への軽度不安定性,画像診断ではMRI が有効でaxial像にてTFCC背側の損傷が認識でき,尺骨頭の回外転位を認めることもあった.鏡視 下縫合による成績は良好であった.

2-2-5 64 歳以下の橈骨遠位端骨折における遠位橈尺関節開大と DASH スコアと

の関連

Relationship between DRUJ widening and DASH score in patients sixty-four years of age and younger with distal radius fracture.

片岡 利行(独立行政法人地域医療機能推進機構 星ヶ丘医療センター 整形外科)

栗山 幸治,上杉 彩子,濱田 雅之 橈骨遠位端骨折における受傷時の遠位橈尺関節の開大や著明な橈骨の短縮は遠位橈尺関節の不安定性 を予測する因子として報告されている。今回我々は64歳以下の橈骨遠位端骨折における遠位橈尺関 節開大が術後のDASHスコアにどのような影響を及ぼすか調査した。遠位橈尺関節開大が大きいほ どDASHスコアも高値となり、遠位橈尺関節間距離3mm以上あるいはulnarvariance+6mm以上の 群では有意にDASHスコアが高値であった。

2-2-6 TFCC 損傷に対する手術後の痛みについての検討

Investigation of Ulnar side pain after treatment for TFCC injury

富田 一誠(昭和大学江東豊洲病院 整形外科)

池田  純,川崎 恵吉,久保 和俊,稲垣 克記 TFCC損傷と診断し手術加療した32例( 男性19例、女性13例,平均年齢は32歳)の術後の痛みの変 化と部位を調査した。術前VAS平均72.8が、最終観察時12.7へと改善し、その40.6%は痛みが消失し た。痛みの部位は、ECUが6例、尺骨神経領域のしびれが2例、舟状月状骨間靭帯が2例、DRUJが2 例、手関節全体が2例、ポータル部が2例、尺骨への縫合knot部が1例であった。病態を解明し術後 に痛みが消失するよう術前から対処したい。

Room 2

9:40~11:10

シンポジウム 10 :末梢神経関連性疼痛( CRPS 含む)

座長:堀内 行雄(川崎市立川崎病院整形外科) 

三上 容司(横浜労災病院運動器センター)

2-2-S10-1 採血時の正中神経損傷に対する防止対策の検討

How to prevent Median Nerve Injury due to Injection Needle

勝見 泰和(宇治武田病院 整形外科)

河合 生馬,岸田 愛子,藤原 浩芳,久保 俊一 採血時の正中神経損傷を回避するために、健康成人70名を対象として、超音波エコーにて肘部の皮 静脈と正中神経との位置関係について検討した。正中神経の皮膚からの深さは3.0mmから24.4mmで、

右では男8.5mm女8.4mm、左では男8.5mm女8.1mmであった。採血皮静脈と正中神経表層までの距 離が最も近いものは1.6mmで尺側皮静脈の近傍に正中神経が観察された。皮静脈と正中神経の距離 は、右18.6mm左18.8mmであった。

2-2-S10-2 当院での外来採血時に合併した末梢神経障害患者調査

Nerve Injury Caused by Needle for Blood Sampling in Our Hospital.

佃  幸憲(北海道大学医学部整形外科)

船越 忠直,河村 太介,永野 裕介,岩崎 倫政 穿刺や採血による神経障害は訴訟に発展する例もある。平成17年1月から平成25年12月の間に当院 で外来採血を施行した患者を対象とし、神経障害の有無を調査した。神経障害と診断された患者は14 名(全患者数の0.0015%)、年平均1.6名であった。全例4か月以内に症状は消失し、訴訟例もなかった。

当院ではトラブルとなる症例はなく、医療安全対策に一定の効果があったと考えられる。

2-2-S10-3 電流知覚閾値による末梢神経障害の病態の検討 ―神経障害性疼痛と侵害

受容性疼痛の比較

Comparison between neuropathic and nociceptive pain using current perception threshold testing

津田 悦史(自衛隊中央病院 整形外科)

尼子 雅敏,平原 康文,有野 浩司,根本 孝一

Room 2

2-2-S10-4 末梢神経手術後の疼痛予後

The prognosis of pain after peripheral nerve surgery

大西 哲朗(名古屋大学 手の外科)

栗本  秀,岩月 克之,山本 美知郎,平田  仁 神経障害後の疼痛の経過は詳細な検討がなされておらず、治療を行う際に判断に困る事がある。今回、

神経手術後の疼痛の経過を調査し、神経障害後の疼痛の経過を検討した。上肢の神経の手術を受けた 患者のうち術後3ヶ月以上followup可能であった59例(男性35例、女性24例)を対象とした。時間経 過とともにほとんどの症例でPainVASscoreは低下していた。

2-2-S10-5 手術治療を要した医原性神経損傷の検討

Surgical Treatment for Iatrogenic Nerve Injury

湯川 昌広(弘前記念病院 整形外科)

藤   哲 手術による神経損傷や神経麻痺を見逃された症例に対する手術治療の成績を検討した。症例は14例、

手術時平均年齢33.4歳であった。原因は手術操作10例、神経断裂の見逃し3例、その他1例であった。

手術方法は神経移植術5例、神経縫合術4例、神経剥離術3例、筋・腱移行術2例だった。神経に対す る手術を行った12例に関しては、他覚的には改善がみられたが、自覚症状が残存または増悪し、満 足度の低い症例が3例あった。

2-2-S10-6 指神経障害性疼痛にたいする血管柄付き神経皮膚移植術の効果

Evaluation of pedicled vascularized neuro-cutaneous flap for the treatment of neuropathic pain following digital nerve injury

稲田 有史(医療法人社団湧水方円会稲田病院)

中村 達雄,諸井 慶七郎,面川 庄平,川西 弘一 指神経損傷に対する血管塀付き神経皮膚移植の開発をおこない、その結果を10例の長期観察例から 検討、症例はかぎられるが、非常に有用な外科的根治手段になりえると考えられた。今後、人工神経 との比較が望まれる。

Room 2