1)マ
シ ジ ミCorbicula leanaシ
ジ ミガイ科A‑1・ 6層
中よ り表皮のみが1点
出土 している。殻頂部 を欠 き、左右 は不明である。殻長( 殻 の最大幅)は、28.6Hlmであ る。比較的新 しい時期の追跡 。遺構 において、 このような淡水産 の貝類 が殻本体 を消失 しなが ら表皮 のみ を出土す ることはよくある。2)ア
サリ
Tapes iaponica
マルスダレガイ科D‑2・
カクランよ り左側の殻頂部 を残す破片が1点
出土 している。現生標本 との比 較 によ り、殻高31.5dlm、 殻長42.Onlm程度の個体であ り、アサ リとしては、中型の大 きさである。保存 の状態 は非常 に良い。
2.魚 類 1)マ
ダイ
ChrysOphrys mttor
タイ科石敷遺構よ り椎骨 が
1点
出土 している。人 は受 けてお らず、全体 が濃 いtr」色 を呈 している。横径5。3Hlm、 縦径5.OHlm、 長 さ5,8Hlmであ り、現生標本 との比較 よ り標準体長(吻端 よ り尾鰭の 付根 までの長 さ)が 、240Hlm弱と推定 され、マダイとしては小型の部類 に属す る。解体 を示すよ うな痕跡 はない。
2)マ
ダラ
Gadus mOrrhua macrocephahs
タラ科石敷遺構よ り椎骨 が
3点
出土 している。火 を受けた痕跡 はない。椎骨① 棘が欠損 しているが、椎体はほぼ完形。マダラに特有のゆがみが観察される。前面に おいて、 横径
11.3mm、縦径
11.2mmを測定し、標本と比較 して標準体長約
600mmと推
橋 理
同
類
L
定 され る。
椎骨② 棘と椎体前部の上半を一部欠損する。後面の横径が
11.041m、縦径が
10.6ulmで、 標準
体 長 は615Hlm程 度 で あろ う。
椎骨③
棘は欠損す るが、椎体 はよ く保存 されている。前面 において横径10.2dlm、 縦径9.lmm を測 り、標準体長約
615mmの
個体 と推定 される。以上
3点
の椎骨は、いずれも標準体長60041m程度の個体の もので、同一個体の可能性 もある。1.2mま で成長す るマダラとしては、中型の個体 とい えよ う。 解体痕 などは、観察 されない。
3)サ
ケ 科 SalmOnidac gen.et spo indet.石敷遺構 においてサケ科魚類の椎骨破片が
1点
出土 している。細片であるので椎体径、 さら に標準体長の復元 にまでは至 らなかった。人 を受けている。4)フ
サカサゴ(クロツイ?)Scropaena nettlecta(Sebastes schlegeli?)
カサゴ科フサカサゴかクロソイの胸鰭棘 と推定 される骨片が
1点
、石敷遺構 よ り出土 している。人 を受 けてかな り欠損 してお り、上記の
2種
のいずれかであろ うとい う程度の同定 にとどまる。5)ア
イ ナ メHexagrammos Otakk
アイナメ不斗石敷遺構よ り左主上顎骨の先端部、即 ち前上顎骨 との関節部 が
1点
出土 している。3.鳥 類 Anatidae gen,ct sp.indet.
ガンカモ科C‑1・ 4層
中において、鳥類の下顎骨先端部 と推定 される骨片 が1点
出土 している。 人 を かな り受けてお り、変形 が著 しいが、 カモ類の下顎 に類似 している。大 きさは、 カルガモクラスである。
4.日 甫 平し 類 1)テ
ンMartes melampus
イタチ科C‑1・ 4a層
よ り右尺骨の近位端 と右続骨の近位端 がそれぞれ1点 ずつ出土 している。 大 き さか ら同一個体の可能性 があるが、人 を受けて脆 弱 となってお り、尺骨、枕骨相互の関節部の 適合性 は確認 で きない。体長40〜50cmの 成獣 の大 きさである。2)イ
ノシシ (ブタ?) Sus scrofa leucomystax(Sus scrOfa domesticus?)
イノンシ科
ピッ ト24よ り多数の獣骨片 が出土 した。全てがかなり強 く火 を受けてお り、変形 が著 しい。
以下の
6点
が同定 された。①上腕骨 右上腕骨の近位端の一部。成長線から遊離した部分で、上腕骨頭の後側部にあたる。
②第一頚椎
(環椎
)と関節する後頭顆の左恨
J部分の下部。
③居骨 左歴骨の外側顆後側部の一部と、後顆間区一部。成長線から遊離したと推定される。
④坐骨 右坐骨の寛骨臼切痕の一部で、栄養孔が観察される。
⑤恥骨 右寛骨臼の一部とそれに連なる恥骨体の上半部。
⑥恥骨結合面 左恥骨結合面の一部
(恥骨櫛
)と推定されるが形状に若干の疑問がある。
①〜⑥のいずれにも解体痕など観察されなかった。上記以外の骨片もおそらくは、イノシシ
(ブ
タ
)の遺存体ではあろうが、確実に部位を判定できなかっ
〜
ので、以上の6点 について報告す
るに とどめ る。
ト
区 出 土 地 区 、 層 位 種 類 部 位 数
NM2
A‑1、6層 中 マ シ ジ ミ ユ (表 皮石 敷 遺 構 マ
ダ
イ 椎 骨
マ
ダ
ラ 椎 骨 フサ カサゴ(クロツイ?) 胸
鰭
棘
ア イ ナ メ 主 上 顎 骨 (か サ ケ 不斗 椎 骨 (細片)
ピ ッ
ト 24 イノシシ(ブタ?) 上 腕 骨 (〕
後 頭 顆 (ゼ )
隆 骨 (η)
坐 骨 (→
恥 骨 (r) 恥 骨 結 合 面(ゼ )
D‑2、 カクラン ア
サ
リ ユ
C 1 4層中 ガ ン カ モ 科 下 顎 骨 ]
4a層 尺
骨 (→
ユ
枕 骨 (→ 1 表
43 NM2
動物遺存体 一覧表Table 43 List of raunal remains from NM2
ドキュメント内
東北大学埋蔵文化財調査年報1
(ページ 192-195)