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分 析対象 と出土状況 (表 20。 21)

ドキュメント内 東北大学埋蔵文化財調査年報1 (ページ 73-77)

S ソ

A. 分 析対象 と出土状況 (表 20。 21)

破片の中か ら類型化が可能 な106点を分析対象とした。残存率が極 めて低 く、完形や完形 に近 い個体 が少 ない。分布は、多 くが石敷遺構 か ら出土 し、他 にピッ トや層中出土の ものが少量 あ る。ただ し後述す る山形 に武田菱文 をもつ ものなどは、

3層

4層

か らのみ出土す る。

B.土

瓶本体の類型化

土瓶本体は、口縁部 に蓋の受口である「キ」があるもの

(I類

)と、ないもの(Ⅱ類)に大別でき、

前者 が平蓋 を伴 ない、後者が山蓋 を伴 う。

 

さらにⅡ類は、 体部 が外弯 す るもの (Ⅱl類

)と

腰 部 が屈曲す るもの(Ⅱ2類)に網別で きる。細部 はまず注 目の形 が直線 になっている鉄砲 口が少 な く、曲線 になっている溜 口が多い。耳は、ほ とんど「より山」と呼ばれるものが多い。 これは、

一定の長 さの粘土紐 を山形 にし両端 を指で押 し潰 したものである。ただし

1点

のみは、「ぬき山」

と呼ばれるものである。 これは、型抜 きで作 り中心 に穴 を設け、耳 の上 に刻 がある。底部 は、

高台内が半球体形 をなす碁筍底形 と呼ばれる。 また、底部脇 には、 ツメと呼ばれるものが

3個

ある。 これは、片手で施 釉の際 に用い られる。

地区 遺構  量 儡n   

成形 及 び調 整 文様  

図 版

ヨ径1底1器│口1底 色 調 1粒子   調

Ь L 石敷追幡 雛 竹 糊 医和

2 M 15tr

3 (h 2or3層 lAl

4 石敷通構 11301

5 (ク )

)

6 )

7 (ク ) )

h M 百敷遺構、Ar6層 60 6) )

9 L 石致遺構 C )

10

後離沼静λ )

L 石敷遺構、Cr3、 4層

M 石敷遺構 Y母 × ) )問 暇 彰が守

,ゴ9

M B2‑4層 B ,辞転ゎヨ I♀・同徳鷹

(ク) S  

(″) 石敷遺構 )

(″) (ク) iギ1・ )

(″)

(ク ) ピット36 (ク) )

(ク)

(ク) (″) )

(″ )

(ク) C2‑カクラン C2‑3揮

(ク )

(//) M B23層、ピット25

(ク) S Cl 2̀鼻B/1e

27 (ク ,

(″) A1 3婚

25島3色

石敷遺縮 炊夕i島1ヒ

(″ )

M ピット86 器綿

10孫

'6ヒ

大堀 rチ馨雪号

=(嵌

)を

(ク) i&桑:

ピッH?観 り方、石叡遺語 (知 IFX,6。 夫堀

石敷退構 解 岳決

B P 饂 報 イガ

ll19 肝尋課死

M

巳う S (ク) i路駕協ltt

(ク) iS絨 (ク )

(ク )

M 1011 絲 ″

餌誘

S C13層C12o「3層 瞬や監 躁 ピ荼ぞオ野ヽ?ド

Al‑3層Cl‑3層

45 l14 C13層

灰釉

ピ′卜3d Bl―S層 (烈 f「常 古ア7色 ×

47

Xツ

5Y'1 0

̀イ :│ぎFhカ

C13層

51

やや粗

石敷遺構 やや租

Al‑3層 × 1身ケ持F打盟琴:

B23層 '大sャ電′1ロ

A14層 25島3

石敷遺構 (,′ 命現好はつかないツ

やや組 原す゛'ぅ; × ζ(1:〜コ類と比敬す

注1( )を付したものは推定を意味する。法量、文様タイプ、目跡、生産地についても同様。

注2 0はあるもの

 

×はないもの。

16 NM2出

上 の陶器皿属性表 Table生 6 Attributes hst of dishes from N 12

1 上段、下段の数字は、図19のそれぞれ①、②の部位を計測したもの)

成 形 及 び 調 整

D2‑カ タラン

Al‑3層、カクラン

Bl‑3層、ビット1

17 NM2出

土 の磁器皿属性表(1)

Table 17 Attributes list of porcelain dishes frOm Nh12

地区 遺構 

   

(mn 胎 土

成 形 及 び調 整 文様

図 版

底径 番高 底厚 負 調 種 類   調 自入

67 S 区不明2or3層 0品9et

) ピット36 (ク) 石 敷 逮播

P/、vお .こ

Cl‑3層

71 (夕) 石敷選構

(ケ) 系苔F森瞥萬言ツを

'ズ

i淳∩う1

(ク) %縄9協 7発 Yう J3

(//)

ul 77 36 26 5 5 Jaイ 4

Cl‑3層 24 5

Cl 77 4

Cl‑3層 36 5

Dl、 2‑カクラン

Cl‑3層不明 Jaイ

石敷遺構 石敷遺構、Al‑3層

Al‑4層 (ク)

L Cl‑4層 35 3 4

S Cl

87 3 (ケ)

C14思区不明3層

Cl‑3、4層

石致遺構 3

A14層石致遵構 6 (4)

石敷遺構

17 NM2出

上の磁器皿属性表(2)

I類

(図

29‑1〜

4、 図版

25‑1・

2、 図版

26‑1・ 2)胴

部 が外弯 し、底部 が基 筍 底 を持 ち 安心 型 と呼 ば れ る もの で あ る。耳 は 「 よ り山」 で注 口は鉄 砲 日 と溜 口で あ る。注 国の孔 の直 径 は 4 mmで

5,6個

あ る。 すべ て絵付 され、山水文 が多 く笹竹 文や蝶 文 もあ る。 ただ し、図

29‑

3、 図版

26‑1と

腰部 が屈 曲す る図

32‑5、

図版

30‑4は

製作 の特 徴 か ら

I類

と推 定 で きる。

Ⅲl類 (図

29‑5、

30‑1〜

2、 図版

26‑3〜

4、

27‑1)月

同部 が外弯 し、底部 内 が水平 な 基 筍 底 で、

 1点

の み あ る耳 は「 ぬ き山」(図30‑1、 図版

26‑4)で

あ る。 注 口は鉄砲 口 と溜 口 で、注 目の孔 の直径 が 6 mmで

3個

あ る。絵 付 がな く、糠 白釉 と青釉で施 釉 され る。 ただ し、

(図

32‑4、

図版

30‑3)の

み は、鉄絵 によって流 し掛風 の文様 が描 かれ る。

Ⅱ2類(図

30‑4〜

32‑3、

図版

27‑3、 30‑2) 

腰部 が屈 曲 し、底部 が基 筍 底 で耳 は

「 よ り山」で あ る。注 口は溜 国が多 く、注 口の孔 の径 は、3・ 4・ 6 mmあ り、 孔 が大 きい場 合 に は孔 の数 も少 ない。文様 には、 山水文 と山形 二武 田菱文 が多 く牡 丹文 と飛 飽 文 もあ り、

 

釉 薬 による装飾効果 と して、鮫 肌 釉 と木灰 釉 もあ る。

コ3類(図

30‑3、 32‑6〜

9・ 11、 図版

27‑3)Ⅱ

類 と推 定 はで きるものの 口縁部 と腰部 が不 明で あ るもの を示 す。肩部 に葡 萄 文?を描 くもの 、胴部 に筒描 きで区画線 を描 くもの 、 肩部 に 段 を有す る青釉 が それ ぞれ

1点

ずつ出土す る。 また、 日縁部 が不 明で あ るが腰部 が屈 曲 し、胴

部 に弱 い凹凸 が あ り筒描 きに鉄絵 具で駒絵 を描 いた り、筒描 きのみの もの もあ る。

不 明(図32‑10、 図版

31‑4)胴

部 に黒絵 具 と筒描 きで駒絵 を描 く。

C.蓋

の類 型化

総 数40点 の 中 か ら類 型化 が可 能 な29点 を分析 対 象 と した。残存 率 は、低 い が器形 の類 型化 が 可能 なもの が多い。 出土状 況 は、土瓶本体 と同様 で あ る。本体 の

I類

に平蓋

(I類

)が伴 い 、 Ⅱ

類 に山蓋(Ⅲ

)が

伴 う。

I類

(図

33‑1〜

5、 図版

31‑7〜 32‑1)口

縁部 の高 さ、つ まみの大 きさに規格性 は な く、

底部 は糸 底 で ある。平蓋 のみは、すべ て直径 3 mmの 孔 が

1個

あ る。巴文 が多 く笹竹文の文 様 も あ る。

Ⅱ類 (図

33‑6〜

18、 図版

32‑2〜 33‑6)器

形 が山形 をな し、無 文や梅 花 文・ 菊花 文 の 劾 み を持 つつ まみ が蓋 の上 につ く。 口縁部 に沈線 を有 しないⅡ二類 が 多 く、沈線 を有す るⅡ2類 も あ る。装飾 は、青釉 と鮫肌釉 が多 く山形 に武 田菱 文や巴文 もあ る。

ドキュメント内 東北大学埋蔵文化財調査年報1 (ページ 73-77)