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関連法令等

ドキュメント内 GPLv3 逐条解説 (ページ 57-60)

第 2 章 逐条解説

4. 第 2 条(許諾の基本事項)

4.4. 関連法令等

x 米国著作権法(17 U.S.C.)§107. Limitations on exclusive rights: Fair use 

x 著作権法30条〜50条 

x GPLv2 0条第2パラグラフ 

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【プログラムの出力結果にGPLv3が適用される場合】 

本条第1パラグラフの③のところで述べたように、GPLv3は、プログラムの出力結 果が当該プログラムの構成要素を含む場合について規定している。GPLに限らない一般 論として、以下のようなケースがこれに該当すると考えられる。 

(1) コンパイラが、ユーザの作成したソースプログラム(入力)を翻訳(コンパイル)

し出力する場合、そのソースコード中にコンパイラがあらかじめ用意しているイ ンラインコードを挿入することがある。例えば、GCC41が乗除算、浮動小数点、

数学関数等を翻訳する場合、C++言語のクラスライブラリ等を展開する場合。 

(2) スクリプト処理を行うプログラムが、その処理系においてあらかじめ用意してい るライブラリをユーザプログラムに挿入することがある。 

(3) オブジェクト指向の処理系が、その出力として、あらかじめ用意しているライブ ラリテンプレートやライブラリプログラムをユーザコード(入力)に挿入するこ とがある。 

(4) プログラムジェネレータ(最近ではモデルドリブン開発用のツール)が、あらか じめ用意しているライブラリプログラムを出力コードに挿入する構成で設計され ている場合。 

上記のような場合を本条第1パラグラフに当てはめると、出力結果にGPLv3が及ぶ ことになるので、注意が必要である42。 

ただし、上記(1)のGCCの場合、そのライセンスには、コンパイルの出力結果にGPL が及ぶとしても無条件で使用可能である(GPLが適用されない)旨43が明記されてい る。つまり、GCCをコンパイラとして使う限りにおいては、その出力結果にGPLが適用 されることはない(本件については、GPLv2でもGPLv3でも同様)。 

これらの条件は、GCCやその他のプログラム個々に異なるため、それぞれのプログ ラムの使用条件等(ライセンスに関する注意書き等)を十分に検討の上、使用する必要 がある。

 

[41] GCCは、GNU Compiler Collectionの略であり、GNUのコンパイラ集のことである。

(GNU は、FSFによってサポートされている、UNIX互換のソフトウェア環境をすべて フリーソフトウェアで実装するプロジェクトである)

[42] GNUのサイトのFAQページに、これに関連するものとして“In what cases is the output  of a GPL program covered by the GPL too? Only when the program copies part of itself  into the output.”の解説がある(http://www.gnu.org/licenses/gpl-faq.html#WhatCaseIsOut putGPL)。

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[43] GCCの最新バージョンはGPLv3で公開されている。コンパイルの出力結果を無条件 で使用可能である旨の定めは、GPLv3第7条第1パラグラフの「追加的許可条項」に当 たる。

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