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勲漉3−1 被調査者の内訳

学校・学年 男子 女子 合計

A中学校 1年生   56 B中学校 1年生  117 C中学校、1年生   76

45 117 93

101 234169

合 計  249 255 504(人)

b,調査時期

 平成7年3月下旬に行われた。

c.調査内容および手続き

 Evans(1986)の凝集性次元と質問項目を参考にして日本の中学生にあてはまるよう に質問項目を仮定した。これらの質問項目の決定は、以下のように行った。

 埼玉県内の3名の教師(3名とも男性で、一人目は理科専攻、特別活動主任、教師 経験は11年。二人目は技術専攻、教師経験は8年。三人目は教育委員会指導主事、特 別活動担当、教師経験は17年)に対し、Evansによる凝集性尺度を説明し、これを参 考にして、筆者によって作成された質問項目を新たに日本の中学生の学級場面にあ てはめることが可能であるかを検討してもらった。

 その結果、表現が曖昧なものや、学級で実施しにくい項目がチェックされ、中学 校1年生に理解しやすく、学級担任の負担にならないように修正を加えた。さらに、

質問項目の内容的妥当性を判定するために、3名の大学院生(現職教員で学校教育研 究専攻)と3名op教師(A校、 B校、 C校の教育相談担当)により内容が検討された。

判定の基準は、次の2点である。

(1)項目における場面設定は適切であるか。

(2)使用されている漢字や表現が中学校1年生にとって無理はないか。

その結果、学級凝集性を測定する質問項目として全項目を使用することにした。

 質問項目は、学級内の対人魅力に関するものと課題遂行に関する二つの内容から なり、合計30項目である(個々の生徒が自分の学級をどのように感じているか、対 人魅力にかかわる項目が逆転項目を含めて20項目、課題遂行にかかわる項目が10項 目である)。質問内容において対人魅力に関する項目を多くしたのは、凝集性を定 義したFestinger(1950)、 Cart.wright(1968)、Hogg(1992)らの指標、つまり 個人 が認知する集団の魅力は対人魅力との関連が大きい ことにもとづいて項目が作成

されたためである。

 各質問項目について、7段階評定で回答を求めた(「7.全くそう思う」から

「1.全然そう思わない」の うち一つを選択させることによって測定)。

調査は学校に依頼し、学級担任が行わない学級単位の集合調査法により実施された。

その際、調査用紙には学年、組、性別を記入してもらい、調査用紙は回収後所定の 封筒に入れ、その場で封をしてもらい回収した。

(2)結 果 a.因子分析結果

 CCS30項目について、 「7.全くそう思う」に7点から、 「1.全然そう思わない」

に1点を与え、得点化した。欠損値を含むデータを削除した結果、有効データ449

人であった。

 次に、学級集団の凝集性構造を生徒がどのようにとらえているかを明らかにする ために、.CCSの30項目について因子分析を行った。分析では、各項目の反応間の 相関行列に基づき主因子解を求めた。

 Kaiser(1960)の基準にもとづき、固有値のプロット(固有値1.00以上)を参考に しながら、3因子(固有値L42)〜2因子(固有値1.10)に対してバリマックス回転を それぞれ試みた。因子負荷量が.40に満たない項目を除外し、他の因子に因子負荷量 が.35以上ある項目も除外した。

 その結果、因子パターンの解釈可能性の観点から、2因子解を採用した。最終的に 項目を選定したところ、第1因子は9項目、第2因子は8項目が得られ、計17項目が残 った。項目内容および回転後の因子構造がTtthle 3−2 に示されている。なお、 V 24

「この学級では、男女の区別無くみんな仲がよい。」の項目は、因子負荷量一.42で あるが、第1因子の中で因子負荷量が一番低かったことと、第2因子の項目数が8項

目であったために除外することにした。

 第1因子に高い因子負荷量を示す項目は8項目である。これらは、学級集団に対す る魅力と対人関係に関する態度の項目であることから、 「対人魅力・帰属性」の因 子と命名した。第2因子に高い因子負荷量を示す項目は8項目である。これらは、自 己存在感や、課題に対する積極性に関する項目であることから、 「課題遂行・積極 性」の因子と命名した。

b.GP分析結果

 第1因子、第2因子の合計16項目(逆転項目は変換)についてGP分析を行った。

分析方法は、因子合計得点のうち上位25%(112人)と下位25%(112人)の得点を使用し て、2群間の平均値の差をt検定で求めた。結果はTdble 3−3に示したとおり、どの 項目も1%水準で統計的に有意であった。

7励惚3−2. ccs

因子分析結果(バリマックス回転後)

N=449

番号 1 11 共通性

 6.

 9.

 7.

10.

 8.

17.

14.

24.