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● 高調波解析を実行する

4. 実行する

● 解析内容を変更する

測定データ取り込み後,解析内容,解析対象チャネルを変更して,解析を 実行できます。

1. メニューの表示

自動解析直後の画面で「F1」(戻る)を押します。

さらに「F1」(解析)キーを押すと解析内容を選択するメニューが表示され ます。

調

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9.7 解析結果を保存する

次の2とおりの方法で解析結果をCSV形式でフラッシュATAメモリカードに 保存できます。

● 解析結果を表示している画面で保存する

解析結果を表示している画面で「F3」(ファイルセーブ)キーを押すとフ ラッシュATAメモリカードに表示している解析結果を保存します。

ファイル名は自動的に「harmo***.csv」になります。「***」は000から 999まで自動的にナンバリングしていきます。999の次は000になりま す。

● 「ファイル」キーによる保存

測定データをバイナリ形式で保存すると同時に最新の解析結果も保存しま す。ファイル名は「********.csv」です。「********」は測定データの ファイル名です。

「FILE」キーによって保存されるデータは次のとおりです。

解析方法

保存方法 バイナリ形式で保存 (セーブ(B))

アスキー形式で保存 (セーブ(A))

全ブロック保存

波形解析

自動解析

波形データ

********.dat

波形データ

********.csv 解析データ

********.csv

波形データ

********.csv 波形データ

********.csv 解析データ

********.csv

波形データ blk*****.dat

波形データ blk*****.dat

詳細は「10.3 測定データをフラッシュATAメモリカードに保存する」

をご覧ください。

9.8 解析結果を記録する

解析結果を表示している画面で「F4」(プリント)キーを押すか,「プリン ト」キーを押すと,解析結果を内蔵のプリンタで記録します。

表の場合:すべての次数の解析結果をディジタル値で記録 棒グラフの場合:画面イメージを記録します(ハードコピー相当)。

調

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9.9 その他の機能

測定データに対して,高調波解析モードでも次の機能はメモリモードと同様 に操作できます。

・ 再生表示/再生記録

・ 波形の拡大/縮小(時間軸方向は波形解析だけ)

・ カーソル表示

・ 統計演算

・ スケール表示

9.10 高調波解析の演算式

OR300では,以下の演算式でそれぞれの解析結果を求めています。

高調波電圧実効値(RMS)

高調波電圧(V)は,次の式で表すことができます。

V=V1sin(ωt) + V2sin(2ωt+θ2) + V3sin(3ωt+θ3) + ···

···· + V(n-1)sin((n-1)ωt+θ(n-1)) + Vnsin(nωt+θn)

これをFFT演算(512点)することにより,n次高調波電圧の実効値Vnは,

次のように成分分解されます。

Vn : (Vnr, Vni) (n=1,2,3,・・・,n-1,n) Vnrは実数成分,Vniは虚数成分を表します。

よって,n次の高調波電圧の実効値Vnは,次式で求められます。

V = {(V ) + (V ) } /2nr 2 ni 2

n (n=1,2,3,・・・,n-1,n)

Note

高調波解析モードでは,演算結果に対してリニアスケーリングするため,リニアス ケーリングの設定によってはマイナスの値になる場合があります。

高調波電流実効値(RMS)

高調波電流も高調波電圧と同様に次式で求められます。

A = {(A ) + (A ) } /2nr 2 ni 2

n (n=1,2,3,・・・,n-1,n)

Note

高調波解析モードでは,演算結果に対してリニアスケーリングするため,リニアス ケーリングの設定によってはマイナスの値になる場合があります。

含有率

基本波の実効値含有率を100%として各次の実効値含有率を演算します。

n次含有率 = (n次の実効値/基本波の実効値)×100%

位相角

入力信号の基本波成分に対するn次高調波成分の位相差を演算します。

高調波電圧の場合

θn= (n次高調波電圧の位相)−(基本波の位相)×n

= tan-1( Vnr / Vni )−{ tan-1( V1r / V1i )}×n Vnr:n次の実数成分,Vni:n次の虚数成分 高調波電流の場合

θn= (n次高調波電流の位相)−(基本波の位相)×n

= tan-1( Anr / Ani )−{ tan-1( A1r / A1i )}×n Anr:n次の実数成分,Ani:n次の虚数成分

調

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有効電力(自動解析) 単相2線式

Wn = Vn×An×cosΦn (n=1,2,3,···,n-1,n) Wn:n次有効電力

Vn:n次有効電圧 An:n次有効電流

Φn:n次の電圧に対するn次の電流の位相差

Φn>0:電圧の位相に対して電流の位相が進んでいる場合 Φn<0:電圧の位相に対して電流の位相が遅れている場合 単相3線式,三相3線式

Wn = Wn1+Wn2 (n=1,2,3,···,n-1,n) Wn:n次有効電力

Wn1:CH1とCH2によるn次有効電力 Wn2:CH3とCH4によるn次有効電力 有効電力含有率

基本波の有効電力含有率を100%として各次の有効電力含有率を演算しま す。

n次有効電力含有率 = (n次の有効電力/基本波の有効電力)×100%

位相角(電力測定)

n次の高調波電圧に対するn次の高調波電流の位相差を演算します。

Φn = cos-1{n次の有効電力 / (n次の電圧実効値×n次の電流実効値)}

Φn>0:電圧の位相に対して電流の位相が進んでいる場合 Φn<0:電圧の位相に対して電流の位相が遅れている場合 高調波歪率(IEC)

基本波に対する2〜40次の実効値総和の比率を演算します。

基本波の電圧(または電流)実効値)

2 2

Σ

(n次高調波電圧(または電流)実効値)

n=2 40

歪率(IEC) =

高調波歪率(CSA)

基本波から40次の実効値総和に対する2〜40次の実効値総和の比率を演 算します。

2 2

Σ

(n次高調波電圧(または電流)実効値)

n=2 40

歪率(CSA) =

Σ

(n次高調波電圧(または電流)実効値)

n=1 40

9.10 高調波解析の演算式

全実効値

基本波から40次の実効値の総和を演算します。

全実効値 =

Σ

(n次高調波電圧(または電流)実効値)2 n=1

40

Note

高調波解析モードでは,演算結果に対してリニアスケーリングするため,リニアス ケーリングの設定によってはマイナスの値になる場合があります。

有効電力

有効電力 = 電圧の全実効値×電流の全実効値×cosϕ ϕ = 電圧に対する電流の位相差

皮相電力

皮相電力 = 電圧の全実効値×電流の全実効値 無効電力

無効電力 = 電圧の全実効値×電流の全実効値×sinϕ

(皮相電力) − (有効電力)2 2 ϕ = 電圧に対する電流の位相差

Note

電圧に対して電流が進んでいる場合,無効電力にマイナスの符号が表示されます。

力率

皮相電力に対する有効電力の割合を演算します。

力率 = 有効電力 / 皮相電力 9.10 高調波解析の演算式