Oracle Application Server 高可用性フレームワーク
2.5 外部ロード・バランサ 外部ロード・バランサ 外部ロード・バランサ 外部ロード・バランサ
アクティブ/アクティブ・トポロジの多数のOracle Application Serverインスタンス間でリク エストをロード・バランシングするには、外部ロード・バランサを使用する必要があります。
複数のOracle Application Serverインスタンスがクラスタ化されており、それらの前にロー
ド・バランサが配置されている場合、ロード・バランサはシステムのエントリ・ポイントとな ることで、複数のインスタンス構成を隠します。リクエストはクラスタ内のどのインスタンス でも処理できるので、外部ロード・バランサは、クラスタ内の任意のOracle Application
Serverインスタンスにリクエストを送信できます。システムの能力は、追加のOracle
Application Serverインスタンスを導入することにより、高めることができます。これらのイン
スタンスを別々のノードにインストールすれば、ノードの障害に備えて冗長性を確保できます。
Oracle Application Serverとともに使用可能な外部ロード・バランサには様々なタイプがあり
ます。表2-3に、これらのタイプの要約を示します。
表表
表表2-3 外部ロード・バランサのタイプ外部ロード・バランサのタイプ外部ロード・バランサのタイプ外部ロード・バランサのタイプ ロード・バランサのタイプ
ロード・バランサのタイプ ロード・バランサのタイプ
ロード・バランサのタイプ 説明説明説明説明 ハードウェア・ロード・
バランサ
ハードウェア・ロード・バランシングでは、Oracle Application Serverインスタンスの グループまたはOracleAS Web Cache(リリース2(10.1.2))の前にハードウェア・
ロード・バランサを配置します。ハードウェア・ロード・バランサは、クライアントに は透過的な方法で、Oracle HTTP ServerまたはOracleAS Web Cacheのインスタンスに リクエストをルーティングします。
ソフトウェア・ロード・
バランサ
ソフトウェア・ロード・バランサでは、1つのアプリケーション・サーバーに対する複 数のコールをインターセプトして、これらのリクエストを冗長なコンポーネントにルー ティングするプロセスが使用されます。
外部ロード・バランサの要件 外部ロード・バランサの要件 外部ロード・バランサの要件 外部ロード・バランサの要件
オラクル社は、外部ロード・バランサを提供していません。他社の外部ロード・バランサを使 用できます。
ご使用の外部ロード・バランサがOracle Application Serverと連動することを確認するには、
外部ロード・バランサが表2-4に示されている要件を満たすことをチェックしてください。
この表に示されている要件の一部を満たす必要がない場合があります。外部ロード・バランサ の要件は、考慮されるトポロジと、ロード・バランシングが実行されるOracle Application
Serverコンポーネントによって異なります。
図2-1は、Oracle Application Serverでのハードウェア・ロード・バランシング・ルーターの配
置例を示しています。
Linux用LVSネットワーク・
ロード・バランサ
一部のLinuxオペレーティング・システムでは、オペレーティング・システムを使用
してネットワーク・ロード・バランシングを実行できます。
Windowsネットワーク・
ロード・バランサ(Oracle Application Serverの Windowsバージョンに適用)
一部のWindowsオペレーティング・システムでは、オペレーティング・システムを使
用してネットワーク・ロード・バランシングを実行できます。たとえば、Microsoft Advanced Serverでは、NLB機能を使用して、同じ仮想IPアドレスまたはMACアド レスを共有している異なるマシンにリクエストを送信できます。これらのサーバー自体 をオペレーティング・システム・レベルでクラスタリングする必要はありません。
表表
表表2-4 外部ロード・バランサの要件外部ロード・バランサの要件外部ロード・バランサの要件外部ロード・バランサの要件 外部ロード・バランサの要件 外部ロード・バランサの要件 外部ロード・バランサの要件
外部ロード・バランサの要件 説明説明説明説明
仮想サーバーおよびポートの構成 外部ロード・バランサで仮想サーバー名とポートを構成できる必要があります。
また、仮想サーバー名とポートは次の要件を満たす必要があります。
■ ロード・バランサで複数の仮想サーバーの構成を許可する必要があります。
各仮想サーバーについて、ロード・バランサでは複数のポート上のトラ フィック管理を構成できることが必要です。たとえば、OracleAS Clusterで は、ロード・バランサはHTTPおよびHTTPSのトラフィックに対する仮想 サーバーとポートを使用して構成する必要があります。
■ 仮想サーバー名はIPアドレスに関連付けられていて、DNSの一部である必 要があります。クライアントは仮想サーバー名を使用して外部ロード・バラ ンサにアクセスできることが必要です。
リソースの監視、ポートの監視 およびプロセス障害の検出
通知などの方法を使用してサービスおよびノードの障害を検出するように、また
Oracle Net以外のトラフィックを障害の発生したノードに送ることを停止するよ
うに、外部ロード・バランサを設定する必要があります。ご使用の外部ロード・
バランサに、障害の自動検出機能がある場合は、それを使用してください。
フォルト・トレラント・モード ロード・バランサをフォルト・トレラント・モードになるように構成することを 強くお薦めします。
その他 トラフィックの転送先のバックエンド・サービスが使用できない場合はコール元 のクライアントにただちに戻すようロード・バランサの仮想サーバーを構成する ことを強くお薦めします。この構成は、クライアント・マシンのTCP/IP設定に 基づいてタイムアウトの後にクライアントが切断される場合に適しています。
表表
表表2-3 外部ロード・バランサのタイプ(続き)外部ロード・バランサのタイプ(続き)外部ロード・バランサのタイプ(続き)外部ロード・バランサのタイプ(続き)
ロード・バランサのタイプ ロード・バランサのタイプ ロード・バランサのタイプ
ロード・バランサのタイプ 説明説明説明説明
図図
図図2-1 Oracle Application Serverでのロード・バランシング・ルーターの配置例でのロード・バランシング・ルーターの配置例でのロード・バランシング・ルーターの配置例でのロード・バランシング・ルーターの配置例
ロード・バランシングでは、アクセス・ポイントの提供によってスケーラビリティが向上しま す。このアクセス・ポイントを通じて、使用可能な多数のインスタンスのいずれかにリクエス トがルーティングされます。外部ロード・バランサが機能しているグループにインスタンスを 追加すれば、ユーザーの追加に対応できます。
ロード・バランシングでは、最も使用可能度が高いインスタンスにリクエストをルーティング することにより、可用性が向上します。あるインスタンスが停止した場合、または著しくビ ジーである場合、外部ロード・バランサは別のアクティブなインスタンスにリクエストを送信 できます。