• 検索結果がありません。

ケース 27   ㈱ BSN アイネット

4  医療分野の事業内容

本企業は、公共分野、保健福祉分野、医療分野、産業分野において、多 ジネスを展開している。このケースに関連する医療分野のシステム概要を以

病院情報管理システム・MEdical System for Hospital(MESH-C/MESH-LIB/快LAN板)

電子カルテシステム  (BS-MI・RA・IS)

病院部門システム  給食管理 (DIETフレンド)、薬品管理 (DRUGフレ 公立病院向けSOFIA財務会計システム、S

歯科電子カルテシステム  (e-DENT 歯科病院向け予約システム  (歯科we 歯科診療報酬請求システム  (DENTAL 医科会計システム  (MEDICALフレン 調剤薬局総合管理システム (CASPフレンド)

処方せん画像ファイリング管理支援システム  (PICSS)

システムソリューション

産業システムソリューション

保健システムソリューション DCサービス部 取締役会

総務管理部

事業企画部 監査役会

監査役

会長 社長

文教 システ ソリュー ム開発部

ション

5  企業成長の経過

て認定(通産省)

月 一般第二種電気通信事業として登録(郵政省)

及に貢献したことで受賞(郵政大臣)

ステムオペレーション企業として認定(通産省)

アイネットコンプライアンス憲章  制定 ビン黒大イースト社との合弁会社  龍越ソフト(株)設立

県歯科医師会と連携して開発・運用しているDENTALフレンドASP に

ることに着目した。

科医師会のレセコン事業を本企業が委託を受ける形で『センタ るレセプト請求経路が確立していたので、この問題を克服した。また、同時期に

本 が進ん

だ できた。

和 41年  4月 新潟市一番堀に、(株)BSN電子計算センターとして創立 昭和 59年  3月 情報処理サービス業安全対策実施事業所とし

昭和 59年  8

昭和 60年 10月 地域の情報通信の発展・普

(株)BSNアイネットに社名変更

昭和 61年  3月 新潟県経済振興賞受賞(新潟県・新潟博記念財団)

昭和 62年 10月 昭和62年度優秀情報処理システム賞受賞(通産省)

昭和 63年 12月 システムサービス企業(システムインテグレーター)として登録(通産省)

平成  3年  2月 システムサービス企業(システムインテグレーター)として認定(通産省)

平成  8年  3月 特定シ

成 11年  4月 プライバシーマーク取得 平成 11年 11月 ISO9001認証取得 平成 14年  4月 データセンター開設 平成 14年  6月 ISO14001認証取得 平成 14年 10月 ISMS認証取得

平成 18年 12月 BSNグループ行動規範、BSN 平成 19年  9月 ハル

6  サービスモデル革新

本ケースでは、本企業が新潟

ついて、そのサービスモデル革新の状況を明らかにする。

(1)着想

① 空白の市場の把握から新提供機能化

2003年当時、従来型の導入型システムに対して、導入コストがシステム導入の障壁と感じIT化に 踏み切れない顧客が存在していた。また、医科におけるORCAプロジェクト(日本医師会における ソフトの無償提供)の開始もあり、歯科市場においても5,6年でシステム更新を必要とする従来型の 商品に対して懐疑的な風潮の兆しが見え始めてきていた。そこで本企業はIT未導入層をコアターゲ ットとして、当時歯科市場においては珍しいASP方式でのシステム提供を開始す

サービスモデル化

サービスモデル化にあたり、コスト負担面での課題はASP方式により克服できたが、ASP方式 ゆえ、医院の経営情報を外部に出すということが新たな課題として浮上してきた。しかしながら新潟 県においては昭和48 年より新潟県歯

ー方式』(※1)によ

企業がデータセンター事業を開始したことと、市場のブロードバンドに関するインフラ整備 ことが背景となりサービスモデル化

※1『センター方式』

への代納までを行う方式。

デル

価 な 提供している。レセプト作業(印刷・帳合・編綴・基金、連合会への提出)を センター側

提供してい 個別に行っていたレセプトの電算処理システムの ASP ースと代行納入事業の組合せサービスである。

機能はコア(請求部分)をメインとした展開。今後は、電子カルテサービスとの連携を視野に

ビジネスである。

ックス・システムズが開発したクライアント・サーバー型ミドルウエア。シトリッ

データセンター にいたるまで本企業内で完結している。さらにIT 環境のない顧客に対し 医院で作成したレセプトデータを一旦センターに集約。この集約されたデータを基にセンター側で レセプトの印刷、帳合、編集して審査機関

(2)新サービスモ

新潟県内の歯科医師を想定し、医師が行う診療報酬請求事務の煩雑さに対し、以下の2つの目的を 達成する新サービスモデルを形成。

①  新提供機能をベースとした差別化に向けた仕組

県(新潟県)の歯科医師会の事業として、会員(各歯科医院)へ本 ASPサービスを活用した安 レセプトシステムを

で代行することにより、煩雑な請求事務作業から医院を解放し、治療に専念できる環境を る。本サービスは、従来各医院が

活用による事務処理のアウトソ

センターに集積されたデータを基に、院内導入型のシステムでは出せない統計・分析データ(分析 表)を各医院へフィードバックすることが可能なシステムとなっている。カルテイメージそのままの 入力画面を採用することにより、PCに不慣れな先生・スタッフでも容易に入力が可能となっている。

②  収益性確保のメカニズムの導入

ⅰ  規模の経済 

新潟県内の歯科医院は、およそ1200医院であり、その内300医院が参加しているが、

今後とも顧客拡大に向けて努力。

ⅱ  範囲の経済  提供

入れて、内容の多角化を模索していく。

ⅲ  スピードの経済 

システムは一からの開発ではなく、自社の導入型システムをMetaFrame(※2)上に展開することに より、立案からサービス提供開始までの時間とコストを短縮した。本件は新潟県歯科医師会の協力(広 告)によりサービス提供開始時にまとまった案件の受注数を見込むことができた。

料金徴収の基本は、定額の課金を月末しめで翌月末入金の形で、キャッシュ

※2  MetaFrame 米シトリ

クス・システムズ社の商標登録。

ⅳ  集中化と外部化の経済 

フロント部分の顧客指導及び運用サポートから、システム開発(制度改正対応等)、

によるシステム管理、配送

ては、顧客からの要請があればプロバイダサービスから機器の販売・設置までをカバーしている。既 存の資産を利用しながらトータルサービスを顧客に対して提供している。

  ⅴ  囲い込みの経済   

本企業は新潟県内における情報サービスの最大手として歯科だけでなく、病院等医療機関、県市町 どの自治体、県内

村な の民間企業分野など幅広い分野において長年サービスを提供してきており、新 同様な各地区の会社との協業を模索

  日 マンを対象とする被用者保険で大企業

る「共済組合」である。また、中小企業の従 政管健保)がある。もう一つが自営業者を 国民皆保険が実現した。

保険料負担の割合、保険料の徴収方法、等

は、使用者と被用者に加え国が保険料を分担。

②  

医 して開発・運用したDENTALフレンドASPシステムの内容の概要を以下に記述する。

フトウエアの賃貸契約形式である。

ムとなっている。

、顧客の生産性向上支援

れている。また、データセンタ 潟県内においてのブランド力は確立されている。県外においては

中。

(3)  新サービス開発・供給システム形成

①  日本の健康保険制度概要

本の健康保険制度は、2 つに大別される。一つはサラリー の従業員を対象とする「組合健保」と公務員を対象とす 業員を対象として政府が自ら保険者となる政府管掌保険(

対象とした国民健康保険(国保)で、1961年には、

  これら仕組における患者の自己負担割合、地域における に相違がある。

組合健保・共済組合では、使用者と被用者で保険料を分担して支払う。

中小企業を対象とする政管健保で

保では、自営業者等と市町村が分担。公的病院に対し、国と地方が運営費補助。

本システム内容概要

以上のような複雑な健康保険制度をベースに、新潟県内で適用される仕組をベースに、新潟県歯科 師会と連携

ⅰ  歯科医院にシステムを販売するのではなく、ソ

  アプリケーションは歯科医院側のパソコンに搭載せずに、データセンター側のサーバーに搭載さ れたものを使用

ⅲ  歯科医院がインターネット環境を準備するだけで利用可能

③ 特長

ⅰ  初期導入コストからアプリケーション導入費用が削減される。

  制度改正時のシステム改造等の対応は、全てデータセンター側でタイムリーに行うことができ、

より早く、最新版のシステムを利用することができる。

ⅲ  短期間での導入が可能なシステ

④ 全体最適に向けた仕組形成

  フロントオフィスでの顧客接点のマネジメント a 導入前の事前サポート(環境設定、操作説明等)

b 患者即時対応(領収書発行等)を含めたシステム本番立会い

c 導入後サポート(操作的な質問対応、歯科保険請求上の疑義対応等)

ⅱ  バックオフィスでの効率化

ASP方式の採用により、システム修正(Ver.UP、改正対応等)はセンター側一括対応可能と なり、従来の導入型システムと比較して、更新処理の効率化が図ら

ーに設置されたサーバを利用することによりハード資源の効率化と、管理工数の効率化が図られて