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ケース 27   ㈱ BSN アイネット

8  サービスモデ

(1)一般的な診療報酬請求事務   業務プロセス

  各歯科医師は、手書き又は個別システムを通じ

社会保険診療報酬支払基金、国民健康保険団体連合会での事前審査を経て健康保険組合、

者に紙媒体で提出して、支払い請求を行う。

②  デメリット

  蓄積されたデータは、自医院の傾向を判断するための材料にしかならない

(2)データセンター(新潟県)方式 業務プロセス

各歯科医院様のデータを回線を通じてデータセンターに集積し、センター側でレセプトの出力・帳合・

編綴などの作業し、レセプトを社会保険診療報酬支払基金、国民健康保険団体連合会での事前審査を 経て健康保険組合、市町

②  メリット

歯科医院での煩雑な請求事務作業やマスター管理が不要、システムの共同利用によりコストが安価、

集積されたデータを基に、様々な統計、分析を行うことが可能となる。また、センター方式によるレ セプト代納によって、僻地等の診療所からのレセプト配送に関する時間的メリットと個人情報の漏洩 に対するリスク軽減が挙げられる。

(1) 新潟県歯科医

全会員向け発行誌への広告や新入会員オリエンテーションの場において紹介機会が与えられるなど、

新潟県歯科医師会の事業として展開できた。

(2) 他企業に先駆けていち早く歯科レセプ

ASP型のメリットとして、導入コストの抑制と、導入までの時間が短いという2点が市場ニーズと 合致した。さらに、ASP方式が受け入れられた背景として、新潟県内を襲った度重なる自然災害によ りデータセンターでの一括管理方式の評価が高まったことも挙げられる。

(3) ASPサービスの特色の明確化

本企業はASPサービスの開始後、導入型のシステムも一新し多機能な導入型サービスも同時に展 開

提供する新 潟

においても5,6年でシステム更新を必要とする従来型の商品に こで本企業はIT未導入層をコアターゲットと

テム提供を開始することに着目した。

ASP サービス

提供している。レセプト作業(印刷・帳合・編綴・基金、連合 行することにより、煩雑な請求事務作業から医院を解放し、治療に専

システムでは出せない統計・分析データ(分析 表

内の歯科医師がバックオフィス業務として行っていた煩雑なレセプト作成・提出

サービス提供を行っている。

また、本サービス導入により、医院での患者サポートの向上を図り、患者満足活動へ医師の時間を り向ける、更には歯科助手及び衛生士、事務員等の経営資源を振り向けることが出来る。

本サービス導入後の業務プロセスにおけるメリッ 、歯科医院での煩雑な請求事務作業やマスタ している。廉価サービスとしての ASP サービスと、多機能な導入型システムの両方を展開するこ とにより、それぞれのサービスの差別化がより鮮明となり、結果としてそれぞれのサービスの売上を 伸ばすこととなった。

(4) センター方式の採用

一般的に、システム提供側からみると、ASP方式は運用工数の削減も大きなメリットのひとつとし て挙げられるが、本事業においては、システム提供はASP方式の採用により運用工数を減らしつつ、

サービス提供はレセプトの印刷、帳合、編集して審査機関への代納までという手間のかかるサービス 提供している。単なるASP 方式によるサービス提供ではなく、地域の情報処理センターとして培 ってきた本企業の強みを活かしたサービスを提供している。

10 総合評価

  本企業は、昭和41 年に新潟市で設立されたソフトウエア企業で、その医療情報部門が

県歯科医師会と連携して開発・運用しているDENTALフレンドASPについて、本ケースでそのサ ービスモデル革新の状況を明らかにした。

当時、従来型の導入型システムに対して、導入コストがシステム導入の障壁と感じIT化に踏み切 れない顧客が存在していた。また、医科におけるORCAプロジェクト(日本医師会におけるソフト の無償提供)の開始もあり、歯科市場

対して懐疑的な風潮の兆しが見え始めてきていた。そ して、当時歯科市場においては珍しいASP方式でのシス

本サービスは、県(新潟県)の歯科医師会の事業として、会員(各歯科医院)へ本 を活用した安価なレセプトシステムを

会への提出)をセンター側で代 念できる環境を提供している。

センターに集積されたデータを基に、院内導入型の

)を各医院へフィードバックすることが可能なシステムとなっている。カルテイメージそのままの 入力画面を採用することにより、PCに不慣れな先生・スタッフでも容易に入力が可能となっている。

本企業は、新潟県

業務について、本企業が新規事業創造したASP方式での差別化したソフトウエアを賃貸契約しの形 で顧客企業にインフラ提供サービスを行うことにより、各歯科医師が行うこの業務をアウトソース可 能とし、その業務の業務品質と生産性の向上に向け、組織の壁を串刺しにした業務プロセス連携を行 うための全体最適化に向けた仕組を構築し、代行運用する

トは

ー管理が不要、システムの共同利用によりコストが安価、集積されたデータを基に、様々な統計、分 析を行うことが可 となっている。

  成功の要因とし は、以下の4点が考えられる。

(1) 新潟県歯科医師会の事業として展開されたこと。

(2) 他企業に先駆けていち早く歯科レセプトシステムのASP化を実現したこと。

(3) ASPサービ の特色の明確化

(4) センター方式の採用

  本企業の提供す サービスは、新潟県の歯科医院等を対象としたレセプトの電算処理のアウトソー スと代行納入サー スの先行的な成功事例である。

国のレセプトのオンライン納入に関する政策は、病院、診療所、調剤薬局に加え、歯科医院にも適 用になり、歯科院 対しては、早くて平成23年4月1日以降のレセプト処理からオンライン処理を 義務化している。

  今後、本サービ のこれまでの提供経験を十分生かして、本ASP サービス事業をベースにオンラ インサービスへも り出し、また、新潟県を超えて、他の地域の中小歯科医院のレセプトオンライン の円滑な導入を支 して、この歯科医院のバックオフィス業務の生産性向上、更には患者満足の向上 に向けての取組を 援していくことが期待されている。

能 て

る ビ

ス 乗 援 支