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名に加え、地方銀行等からの出向者 39 名、計 70 名を受け入れており(26 年 3 月末時点) 、受入人数は徐々に増加しています。これにより、出向者の人材育成のみならず、

ジェトロの地域におけるネットワークの拡大・人脈形成も期待されています。

(3)自治体等との覚書締結

自治体 概要

三重県

(5月)

①三重県からの要請により、中小企業等の海外展開支援に係る業務協力に関する覚書を5 月に締結しました。対ブラジル市場開拓や農林水産物・食品分野を中心に(i)海外展 開に関心を持つ地域企業への情報提供、(ii)地域企業と海外企業とのマッチングの場の 提供、(iii)海外に進出している地域企業への支援、(iv)地域企業に対する支援体制の 構築等に連携して取り組むことになりました。

②覚書締結を受け、8月に三重県がブラジルへミッションを派遣した際には、サンパウロ 事務所長による知事を始めとしたミッション団へのブリーフィングや現地での食品商 談会の開催、また、ミッション前後には同県と協力してブラジル関連セミナーを実施し ました。その後のフォローアップの一環で、ジェトロが輸出の制度見直しを働きかけた 結果、輸出環境が整備され、豆腐・豆腐機械メーカーの豆乳の輸出が実現しました。

③水産物の販路開拓を促進するため、三重県が「三重県農林水産物・食品輸出促進協議会」

を3月に設立、さらに連携して事業を進めます。

北九州市

(7月)

①北九州市の要請を受け、北九州地域企業の海外展開支援に係る業務協力に関する覚書を 7月に締結しました。インフラ・プラントビジネス分野や地域間交流支援事業(RIT事 業)を中心に、(i)海外展開に関心を持つ地域企業への情報提供、(ii)地域企業と海外 企業とのマッチングの場の提供、(iii)海外に進出している地域企業への支援、(iv)地 域企業に対する支援体制の構築等の海外展開に連携して取り組みます。

②覚書締結を受け、2件のRIT事業を実施し、韓国との機械部品・材料加工産業交流にお いては5件の成約(見込み、MOU締結等含む)を、ベトナムとの金属加工・機械製造 産業交流では16件の成約(見込み含む)を実現しました。また、食品分野における海 外展開支援を目的として山口事務所と連携し実施している「関門プロジェクト」では、

.業 務 運営 の効 率 化に 関 する 目標 を 達 成 す る た め に と る べ き 措 置

バイヤー招へい・商談会を11月に開催し、19件の成約(見込み含む)を達成しました。

③また、市が成長戦略で重点分野として取り上げているサービス産業につき、12月にベ トナム・ホーチミンに市内関連企業4社のミッションを派遣し、うち2社については「新 興国進出支援事業」に申込・採択され、現在個別にフォローしています。

愛知県

(2月)

①愛知県の要請を受け、中小企業等の海外展開支援や対日投資促進活動に係る相互連携を 一層強化し、愛知県企業・事業者や外国企業への包括的なサポート体制を強化するため、

2月に覚書を締結しました。(i)愛知県へ進出に関心を持つ外国企業の支援、(ii)愛知 県企業等と海外企業とのマッチング支援機会、(iii)海外に進出している愛知県企業等 への支援、(iv)海外展開に関心を持つ愛知県企業等への情報提供等を連携して取り組 むことになりました。

②覚書締結に先立ち、名古屋事務所はあいち産業振興機構が入居するビルに移転し、国際 ビジネス支援のワンストップ拠点化を実現しました。今後、対日投資の促進、モノづく り分野や農林水産・食品分野における海外展開支援等に重点を置きながら事業を展開し ていきます。

大分県

(2月)

① 大分県の要請を受け、多様化する中小企業等の海外展開ニーズに的確に応えるため、相 互の組織の機能補完を目的とした中小企業等の海外展開支援に係る業務協力に関する 覚書を2月に締結しました。農林水産物・加工品・工芸品分野を中心とする企業支援 のほか、海外からの旅行者誘致、グローバル人材の育成等幅広い分野で(i)海外展開 を行う大分県企業等への情報提供、(ii)大分県企業等と海外企業とのマッチング機会 の創出及びフォローアップ、(iii)海外に進出している大分県企業等への支援、(iv)大 分県企業等に対する支援体制の構築等、海外展開の面で連携して取り組みます。

②覚書締結を受けて、大分事務所は農林水産物・食品や再生可能エネルギー、サービス産 業分野等における企業の海外展開支援、東九州メディカルバレー構想の支援、観光や対 日投資誘致などのインバウンドの取組みを進めていく予定です。

【参考:フォローアップ】

自治体

(覚書締結年) 概要

兵庫県

(24年12月)

①中小企業の海外展開支援に係る業務協力に関する覚書を24年12月に締結し、7月に はテキスタイル分野のバイヤーを招へいした商談会を、9月には日本酒バイヤー招へい 商談会を開催しました。

②県庁と連携し企業を訪問するなど、地域に強みを持つ自治体と海外に強みを持つジェ トロが協力し、効率的・効果的に事業を実施しています。また、覚書締結により改め て県内各自治体にジェトロ事業が認知され、ジェトロの事業紹介の機会が増えたほか、

三木市と小野市は25年度以降の負担金増額を決定しました。

富山県

(24年12月)

① 海外貿易投資環境調査

タイ及びベトナムにおける貿易投資環境及び市場環境等に関して、25年10月に現地 調査及び文献調査を実施して、26年2月に報告書「タイ貿易投資環境・市場環境調査」

をとりまとめた。

② 富山県内でのセミナー

タイ及びベトナムの貿易投資環境、市場環境等を紹介するため、ベトナム海外展開セ ミナー(応用編)(25年10月:富山市)、タイ海外展開セミナー(26年2月:高岡市)

を行った。

高岡市

(24年6月)

①24年に高岡市と締結した市内企業の海外販路開拓のための支援に関する覚書を受け、

25年10月の「工芸都市高岡2013クラフト展」に併せて中国及び台湾からバイヤー2 名を招へいし商談会を開催しました。12社20件の商談の結果、中国バイヤーとの代 理店契約締結に至ったほか、台湾バイヤーとの商談が継続しています。

②商談会当日だけでなく、事前セミナー開催においても同市と連携し広報を行ったほか、

同市から補助要員の導入を得るなど、効率的な事業実施を行いました。

③覚書に基づき、同市は負担金を増額、覚書の継続を条件に次年度も同水準を維持する 意向を示しています。

周南地域地 場産業振興 センター及 び西京銀行

(25年2月)

①山口県周南市、下松市、光市、田布施町の4自治体及び各地域の商工会議所が共同出 資する周南地域地場産業振興センター及び西京銀行と24年度に覚書を締結しました。

②周南地域は特に製造業が集積し、ジェトロサービスを必要とする中小企業のポテンシ ャルも高いことから、地元に根ざしている両機関と共同で支援企業を発掘するなどの 連携を通じて、周南市を中心とする県東部における支援サービスを強化・充実させま した。

. 業務 運営 の 効率 化 に関 する 目 標を 達 成 す る た め に と る べ き 措 置

③覚書締結後は、毎月、関係機関連絡会及び貿易相談会を周南地場センターにて開催し ています。貿易投資相談件数(25年1月から26年3月末)は、合計45件に上り、そ の中には親会社に合わせたマレーシアへの進出を無事に完了させるなど具体的な成果 も出ています。また、3機関で連携し、5件の海外ビジネスセミナーを開催すると共に、

3件のビジネスミッションを派遣しました。さらに、2件の新興国進出支援企業を協働 して発掘し、ジェトロ山口が主催する3件の商談会には多数の域内企業が参加するな ど、多岐にわたる支援サービスを提供しました。

(4)外国投資促進機関との連携強化

1)欧州、ロシアの貿易投資振興機関等との覚書の締結

ジェトロは日欧、日ロシアの貿易・投資のさらなる拡大に向け、25 年度中に欧州、ロシアの 7 カ国 9 機関の貿易投資振興機関と覚書(MOU)を締結しました。MOU では、①各機関によ る事業活動、成功事例等の情報共有、②貿易促進セミナー、投資誘致セミナー開催への協力、

③個別案件の紹介(輸出・投資案件) 、④ウェブサイトにおける相互リンク等広報における協力、

⑤第三国市場等における協力に関わる情報共有等が謳われています。

対日投資促進等の重要性が高まる中、ジェトロは本 MOU の締結により、当該国の輸出や投 資誘致機関との連携強化を通じ、当該国からの対日投資拡大や中小企業を中心とする日本企業 の欧州、ロシア市場開拓を後押しします。

【25年度に締結した欧州、ロシアの貿易投資振興機関等とのMOU一覧】

締結年月 国 MOU締結先

6月 フランス フランス企業振興機構(UBIFRANCE)、対仏投資庁(AFII) 10月 スペイン 貿易投資庁(ICEX)

10月 イタリア イタリア貿易振興会(ICE)

10月 ポーランド 情報・外国投資庁(PAIiIZ)

11月 ハンガリー 投資貿易促進公社(HITA)

12月 アイルランド 商務庁(Enterprise Ireland, EI)産業開発庁(IDA Ireland)

12月 ロシア 全ロシア中小企業連盟(オポラ・ロシア)

3.その他の取組み

(1)環境と社会に配慮した業務運営体制構築とその取組み

ジェトロ事業の環境社会配慮ガイドラインへの適合性を外部識者に評価していただく環境社 会配慮諮問委員会を 25 年度中 2 回開催し、その結果を 24 年度(2012 年度)意見書としてとり まとめ、3 月に HP で公表しました。また、25 年度中 8 回にわたり開催された(通算では 11 回開催) 、ジェトロ環境社会配慮ガイドラインの見直し・改定のためのワーキング・グループ(5 名の諮問員とジェトロ側で構成)がまとめた同ガイドライン改定案について、2 月に一般から の意見聴取(パブコメ)を実施し、 3 月末に最終案を固めました。同案は 26 年度第 1 四半期に 環境社会配慮の実施に関する規程(規程第 57 号)別添部分として改定される見込みです。

(2)省エネ対策への取組み

省エネ活動の推進に向け、恒常的に取組むべき活動内容を改めて策定し、さらなる周知・実

践を図りました。夏季においては、エネルギー需要の増大に対応するため、7 月 1 日から 9 月

30 日まで「夏季の節電対策」を実施し、節電のさらなる徹底、適正な室温管理の強化などに取

り組みました。7 月 30 日には「地球温暖化対策推進委員会」を開催し、24 年度の温室効果ガ

ス排出実績の報告および今後の取組方針について議論し、温室効果ガス排出の削減に向けた取

組みの定着に努めました。

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