実施しました。調査結果は単行書「中国ビジネスのリスクマネジメント戦略」として 12 月に発 行したほか、ウェブサイトやセミナー(10 月 29 日東京他、大阪、名古屋で開催予定)を通じ て成果普及を図っています。
海外では中国日本商会(商工会議所)とも連携し、中国の中央並びに地方政府との対話促進 を目的として、在中国日系企業が直面している課題の分析、並びに解決のための建議をとりま とめた「中国経済と日本企業白書」を作成しました。その成果を活用し、中国の中央並びに地 方政府に対して事業環境の改善を働きかけるとともに、 「中国経済と日本企業白書」の成果普及 も含めた中国ビジネスセミナーを 8 月 6 日に東京で開催しました。参加人数は 163 名、役立ち 度(4 段階評価で上位 2 項目の割合)は 98.6%でした。
2)ASEAN および南西アジア
アジア大洋州課では、25 年度のテーマ調査の一環として、 「アジア主要国におけるビジネス リスク」に関わる調査を実施しました。調査の一環で、7 月 18 日には、「アジア主要国におけ る中小企業のビジネスリスク研究会」を開催、主要国・地域における操業上のリスクについて、
有識者からの報告や、報告に基づき意見交換しました。また現地出張調査を実施し、調査結果 をジェトロセンサー2014 年 6 月号、7 月号に掲載するとともに、有料出版物を発行する予定で す。
3)ロシア
ロシア CIS 課では、25 年 10~12 月にリスクマネジメント研究会を 3 回開催しました。研究 会の議論を踏まえ、26 年度にジェトロセンサーの特別リポートで取り上げるとともに、有料出 版物を通じて成果普及を図る予定です。
(2)【挑戦】開発スクールへのアフリカ研修生を新たに受入
開発スクール(IDEAS)ではジェトロが 5 月に策定した「新アフリカ戦略」に基づいて、10 月
から開始される外国人研修生課程に、新たに南アフリカからは経済貿易産業省の中堅行政官 2
名、タンザニアからはエネルギー鉱物省、産業貿易省の中堅行政官各 1 名、合計 4 名を初めて
アフリカから研修生として受け入れました。
Ⅰ
. 国 民に 対し て 提供 する サ ービ ス その 他 の 業務 の 質の 向 上に 関す る 目標 を 達成 す る た め と る べ き 措 置 等
[2]途上国のビジネス開発支援等
成果指標
1.定量的指標
【中期計画】 各年度の年度計画において、各事業の特性に合った目標を明示してその達成を図る。
【25年度計画】商談目的の事業については商談件数3,800件以上を目標とする(内部目標)。
事業の参加者等に対して「役立ち度」に関するアンケート調査を実施し、4段階評価で 上位2つの評価を得る割合が8割以上とすることを目指す。
【評価の基準】
(第3期)
第3期中期目標・中期計画で定められた以下の定量的指標を達成しているか。
(イ)ユーザーの「役立ち度」アンケート調査で、4段階評価で上位2つの評価を得る 割合が8割以上となること。
2.定性的指標
【中期計画】
【25年度計画】
TICAD Ⅳのフォローアップ事業などの国際的な合意事項やEPA協力事業などの二国
間・多国間の約束事項及び我が国もしくは相手国政府からの特段の要請に基づいた事業 を行う。
途上国における我が国企業のビジネス環境整備やビジネス開発については、効果的・効 率的にその取組みを実施し、成果を検証するため、各年度の年度計画において、各事業 の特性に合った目標を明示してその達成を図る。
【評価の基準】
(第3期)
途上国における我が国企業のビジネス環境整備やビジネス開発に向けて、効果的・効率 的な取組を行っているか。
25年度実績概要(定量+定性報告)
【ポイント】
(1)途上国貿易開発部
①商談件数は3,607件。
②役立ち度調査は、4段階評価で上位2つの評価を得た割合が各支援ツール(セミナー、ミッション、
展示会、研修員受入)の平均で97.5%となりました。
(2)展示事業部
①25年度は、「一村一品マーケット」空港展、アフリカン・フェア2013、アセアン・フェア2013、ア ラブ・ビジネスフェア2013、FOODEX JAPAN 2014の5件の事業を実施。役立ち度調査は、4段階 評価で上位2つの評価を得た割合が各事業ツールの平均で99.6%となりました。
②第5回アフリカ開発会議(TICADⅤ)の公式イベントとしてアフリカン・フェア2013を開催しまし た。アフリカ各国の大使館による45のパビリオンが設置され、安倍総理の他、アフリカ34カ国の首 脳20名・閣僚53名が視察されました。
③アラブ・ビジネスフェア2013では、経済産業省などと綿密に協議し、アラブ諸国に重要とされる産 業分野(医療、インフラ等)を選定しました。その結果、実施面積を当初予定より倍増した大規模な展 示会となりました。
. 国 民に 対し て 提供 す るサ ービ ス その 他の 業 務の 質の 向 上に 関 する 目標 を 達成 す る た め と る べ き 措 置 等
1.定量的指標の達成状況
(1)役立ち度調査の結果
本年度の役立ち度調査の結果は、4段階評価で上位2項目の占める割合が途上国貿易開発部実施
分は97.5%、展示事業部実施分は99. 6%です。
【参考】事業ツール毎の役立ち度
事業ツール 対象 1Q 2Q 3Q 4Q 役立ち度計 役立ち度 内訳 セミナー 参加者 98.3% 97.1% 97.0% - 97.9% 61.4%
(317) (34) (263) - (614) 36.5%
ミッション 参加者 - - 100% - 100% 92.3%
- - (13) - (13) 7.7%
展示会 出展企業 100% 99.2% - - 99.3% 72.6%
(28) (118) - - (146) 26.7%
研修員受入 研修生 100% 100% - - 100% 100%
(2) (4) - - (6) 0%
専門家派遣 参加者 参加機関
- 100% 88.2% 91.7% 89.1% 57.8%
- (1) (51) (12) (64) 31.3%
招へい 参加者 - - - 100% 100% 100%
- - - (2) (2) 0%
事業ツール 対象 1Q 2Q 3Q 4Q 役立ち度計 役立ち度 内訳 国別展示会
(アフリカン・フェア) 出展国 100% 100% 63.6%
(44) (44) 36.4%
空港展 出展国 大使館
100% 100 100% 91.2%
(5) (18) (23) 8.9%
アセアン・フェア
2013 出展国
・企業 100% 100% 57.1%
(28) (28) 42.9%
アラブ・ビジネス
フェア2013 出展国
・企業
97.4% 97.4% 55.3%
(38) (38) 42.1%
FOODEX
2014 出展企業 100% 100% 83.6%
(55) (55) 16.4%
括弧内は有効回答数
(注)役立ち度内訳の上段は、最上位評価(役に立った)の割合、下段は2段階目の評価(まあ役に立った)の割合を指す。また、
小数点第二位を四捨五入している為、両者の合計は必ずしも役立ち度の割合数値とはなっていない(以下の表もすべて同様)。
(注2)出品国大使館数はのべ件数。
(2)【参考指標】途上国ビジネス開発支援
参考指標(内部目標) 1Q 2Q 3Q 4Q 25年度
実績計 達成率 商談件数
(途上国貿易) 3,048件 444 3,163 - - 3,607 118.3%
商談件数
(展示事業) 2,128件 - - - 2,585 2,585 121.5%
対日アクセス支援件数
(途上国貿易) 5件 3 5 3 9 20 400%
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. 国 民に 対し て 提供 する サ ービ ス その 他 の 業務 の 質の 向 上に 関す る 目標 を 達成 す る た め と る べ き 措 置 等