版】
4.10 jobschmsgevent コマンドでメッセージ事象が発生しない
4.10.1 メッセージ事象が発生しない
対象バージョンレベル
・ Windows版:V5.0L10以降
・ Solaris版:5.0以降
・ Linux版:5.2、V10.0L10以降
・ Linux for Itanium版:V12.0L10以降
・ HP-UX版:5.1以降
・ AIX版:5.1以降
・ DS版:V20L10
対処1【Windows版】
確認ポイント
・ メッセージ事象を発生させるホストに、jobschmsgeventコマンドが実行可能なユーザアカウントがありますか
・ ユーザアカウントのパスワードに誤りがないか、期限切れとなっていませんか
原因
jobschmsgeventコマンドは指定されたホストのアプリケーションイベントログにイベントを記録する動作をします。このためjobschmsgevent
コマンドを実行するユーザアカウントが、メッセージ事象を発生させるホストにおいても認証が通過する必要があります。
対処方法
相手ホストで認証されるように、コマンドの実行者のユーザアカウントを変更します。例えば、Systemwalker Operation Managerのジョブ として実行する場合は、Systemwalker MpMjesサービスの起動アカウントがメッセージ事象を発生させるホストにおいて認証が通過で きることを確認してください。
対処2【Windows版】
確認ポイント
メッセージ事象を発生させるホストのイベントログの容量はいっぱいになっていませんか
原因
メッセージ事象を発生させるホストのイベントログの容量が一杯となっている場合、イベントの書き込みができず、jobschmsgeventコマン ドの実行が失敗する場合があります。
対処方法
運用を開始する前に、メッセージ事象を発生させるホストのアプリケーションイベントログのプロパティで、ログサイズを十分に大きくす るか、“必要に応じてイベントを上書きする”設定をし、イベントログの容量が不足しないようにしてください。
対処3【Windows版】
確認ポイント
メッセージ連携するホスト間にファイヤーウォールを構築し、NetBIOSインタフェースのポートを制限していませんか
原因
イベントログの記録にはNetBIOSインタフェースが利用されるため、メッセージ連携するホスト間にファイヤーウォールを構築し、NetBIOS インタフェースのポートを制限している場合、メッセージの通知が正しく実施されなくなります。
対処方法
jobschmsgeventでホスト名を指定しての利用は取りやめ、ネットワークジョブとして実行するようにしてください。
対処4【Windows版】
確認ポイント
Serverサービスは起動されていますか
原因
jobschmsgeventコマンドでメッセージ事象を発生させるホストにおいて、Serverサービスの起動は必須です。
対処方法
メッセージ事象を発生させるホストにおいて、Serverサービスを起動してください。
対処5 確認ポイント
メッセージ事象名にダブルクォーテーション「"」を使用していませんか
対処方法
ダブルクォーテーション「"」は、OSに応じて直前に円記号「\」を以下の個数付加することによって、ワード囲み記号ではなく、通常の文 字として認識されます。メッセージ事象名にダブルクォーテーション「"」を使用している場合は、以下の対処を行ってください。
・ Windows版の場合
メッセージ事象名のダブルクォーテーション「"」の前に、円記号「\」を3個付加してください。
[例] \\\"メッセージ事象文字列\\\"
・ UNIX版の場合
メッセージ事象名のダブルクォーテーション「"」の前に、円記号「\」を1個付加してください。
[例] \"メッセージ事象文字列\"
対処6
確認ポイント
メッセージ事象を待ち合わせているジョブネットが以下の状態の場合は、メッセージ事象が発生しても認識されません。
・ ジョブネットが実行中状態(注1)
・ ジョブネットが警告状態(注1)
・ ジョブネットが終了遅延(注1)
・ ジョブネットが無効状態
・ ジョブネットが異常終了状態(注2)
・ ジョブネットが強制終了状態(注3)
・ メッセージ事象の累積の発生回数が255回を超えている場合(注4)
・ メッセージ事象を待ち合わせているジョブネットが非起動日の場合(注5)
・ [メッセージ事象発生時のみ起動]の[1日1回]が指定してあり、ジョブネットがすでに起動した場合(注6)
注1)
[ジョブネット実行中も有効]をチェックしている場合は認識されます。
注2)
グループに含まれるジョブネットの場合は認識されます。また、グループに含まれないジョブネットの場合でも、[確認操作の詳細設 定]ウィンドウで[ジョブネットの確認操作を有効とする]をチェックしていない場合は認識されます。
注3)
グループに含まれるジョブネットの場合は認識されます。また、グループに含まれないジョブネットの場合でも、[確認操作の詳細設 定]ウィンドウで[強制終了を確認操作の対象とする]をチェックしていない場合は認識されます。
注4)
[メッセージ事象発生時のみ起動]のジョブネットは、内部でメッセージ事象の発生回数を保持しています。この発生回数を累積の 発生回数といいます。累積の発生回数は、メッセージ事象の発生により、1つ増加します。逆にメッセージ事象の発生により、ジョブ ネットが起動した場合、発生回数が1つ減少します。メッセージ事象の累積の発生回数が255を超えないよう注意してください。
注5)
[起動日のみ有効]をチェックしていない場合は認識されます。
注6)
“終了取消”操作後は再び認識されます。
対処方法
設定の変更、操作により状態を変えるなど、適宜対処してください。
4.10.2 エラーメッセージ「RegisterEventSource() 5:アクセスが拒否されました。」が 出力される【Windows版】
エラーメッセージ
MpJobsch:エラー :7300:func=jobschmsgevent - main:RegisterEventSource() 5:アクセスが拒否されました。
対象バージョンレベル
・ Windows版:V5.0L10以降
対処1
確認ポイント
以下のいずれかに該当していませんか
・ メッセージ事象を発生させるホストにおいて、jobschmsgeventコマンドが実行可能なユーザアカウントが登録されていない
・ メッセージ事象を発生させるホストにおいて、jobschmsgeventコマンドの実行ユーザが無効(アカウントが無効)となっている
・ メッセージ事象を発生させるホストにおいて、jobschmsgeventコマンドの実行ユーザがロックアウトされている
・ メッセージ事象を発生させるホストにおいて、jobschmsgeventコマンドの実行ユーザのパスワードの有効期限が終了している
原因
Windows版のjobschmsgeventコマンドにおいて、ホスト名を指定した場合、Windows OSの機構により相手ホスト上のイベントログに直接、
イベントを書き込む動作をします。
jobschmsgeventコマンドの実行者の権限が、メッセージ事象を発生させるホスト上のイベントログへアクセスする権限が不足している場 合、jobschmsgeventコマンド内部で利用しているAPIの実行エラーを示すメッセージが出力され、イベントログへの書き込みに失敗し、
結果としてメッセージ事象が相手ホストへ通知されません。
対処方法
このエラーが出力される場合、jobschmsgeventコマンドを実行したユーザアカウントでは相手ホストにおけるWindowsの認証が通過で きていないため、以下のいずれかの対処を実施してください。
・ 相手ホストで認証されるように、コマンドの実行者のユーザアカウントを変更する。例えば、Systemwalker Operation Managerのジョ ブとして実行する場合は、Systemwalker MpMjesサービスの起動アカウントがメッセージ事象を発生させるホストにおいて認証が通 過できることを確認してください。
・ jobschmsgeventコマンドによるホスト名指定をやめ、ネットワークジョブとして実行する。
対処2
確認ポイント
メッセージ事象を発生させるホストがWindows Server 2003で、実行ユーザがAdministratorsグループ以外に所属しているのではない ですか
原因
Windows Server 2003においては、イベントログに関するセキュリティ監査の機能が導入されております。
そのため、メッセージ事象を発生させるためには、実行ユーザがAdministratorsグループに所属している必要があります。
対処方法
メッセージ事象を発生させるホストにおいて、jobschmsgeventコマンドの実行ユーザをAdministratorsグループに所属させてください。
備考
jobschmsgeventコマンドの実行ユーザは以下となります。
・ Systemwalker Operation Managerから起動した場合は、“Q&A集”の“ジョブ実行制御に関する Q & A”の“Q:ジョブ実行時の権
限は”を参照してください。
・ コマンドプロンプトから起動した場合は、デスクトップのログインユーザ、または、コマンドプロンプトの[別のユーザとして実行]で指 定したユーザとなります。
4.10.3 エラーメッセージ「RegisterEventSource() 1722:RPCサーバーを利用できま せん。」が出力される【Windows版】
エラーメッセージ
MpJobsch:エラー :7300:func=jobschmsgevent - main:RegisterEventSource() 1722:RPCサーバーを利用 できません。
対象バージョンレベル
・ Windows版:V5.0L10以降
対処
確認ポイント
指定された相手ホストは存在しますか。また、相手ホストはWindows OSですか
原因
Windows版のjobschmsgeventコマンドにおいて、ホスト名を指定した場合、Windows OSの機構により相手ホスト上のイベントログに直接、
イベントを書き込む動作をします。
指定された相手ホストが実在しないまたは動作していないか、相手ホストがWindows OSではない場合(UNIXサーバである場合)、
Windows OSの機構による相手ホストとの通信ができないため、jobschmsgeventコマンド内部で利用しているAPIの実行エラーを示す メッセージが出力され、jobschmsgeventコマンドの実行に失敗します。
対処方法
このエラーが出力される場合、jobschmsgeventコマンドで指定したホスト名(Windowsのコンピュータ名)を見直し、誤っている場合は修 正してください。相手ホストがUNIXサーバの場合、jobschmsgeventコマンドでホスト名指定をすることはできないため、ネットワークジョ ブとして実行するように設定変更してください。
4.10.4 エラーメッセージ「ReportEvent() 997:重複した I/O処理を実行しています。」
が出力される【Windows版】
エラーメッセージ
MpJobsch:エラー :7300:func=jobschmsgevent - main:ReportEvent() 997:重複した I/O 処理を実行してい ます。
対象バージョンレベル
・ Windows版:V5.0L10~V11.0L10
対処
確認ポイント
メッセージ事象を発生させるホストのアプリケーションイベントログの容量はいっぱいになっていませんか