の類 型に つい ては
、一 見し たと ころ
、一 方の 事業 者・ 消費 者が
、他 方の 事業 者が 提示 した 情報 を熟 知で きな い状 態で 契約 をし
、そ れに より 損害 を受 けた とし ても その 責任 は契 約の 内容 を熟 知し ない 状態 で契 約し た事 業 者・ 消費 者に ある と思 われ る。 フラ ンチ ャイ ズ・ ガイ ドラ イン では
、コ ンビ ニ本 部が 商品 の仕 入先 の推 奨制 度や ロイ ヤル ティ の算 定方 法等 につ いて
﹁充 分な 開示 を行 わず
、又 は虚 偽若 しく は誇 大な 開示
﹂を 行っ た場 合に ぎま ん的 顧客 誘引 に当 たる とす る。 フ ラン チャ イズ
・シ ステ ムは その 経営 にお いて ザー のノ ウハ ウや 経営 指導 が重 要な 成功 要因 であ る。 それ 故、 ジー は 情報 のほ とん どを ザー に依 存せ ざる を得 ない
。そ のた め、 ジー は契 約の 内容 に対 して 熟知 でき ない 状態 で契 約を 締 結す る場 合が あり うる
。前 記の コン ビニ フラ ンチ ャイ ズ契 約に おけ る契 約書 は当 日に 開示 され
、一 回の 読み 上げ に より 契約 がな され る場 合が ほと んど であ る。 この よう な契 約過 程で の問 題は
、上 記の
﹁充 分な 開示 を行 わず
﹂に 当た るか ら、 ぎま ん的 顧客 誘引 とな ると 解す るこ とは 可能 であ る。 しか し実 際上 は、
﹁充 分な 開示
﹂だ った か否 かを 立証 する こと はか なり 困難 であ る。 例え ば、 景表 法の よう に不 当表 示を 規制 する ので あれ ば、 その 表示 と実 際の もの を比 較す るこ とで その 表示 の不
当性 を証 明で きる
。し かし
、一 定の 説明 会を 開い てジ ーを 募集 し、 契約 当日 の一 回の 読み 上げ で、 契約 を締 結す る 場合
、ぎ まん 的顧 客誘 引に 該当 する とす るに は、 自己 責任 を果 たし てい たか など の反 論を 受け るし
、中 小小 売商 業 振興 法や フラ ンチ ャイ ズ・ ガイ ドラ イン にお ける 開示 規制 に反 して いる わけ でも ない ので
、立 証が 難し いの であ る。 すな わち
、ジ ーは 契約 締結 の前 のザ ーの 説明 がぎ まん 的ま たは 不十 分で あっ たと 主張
・立 証し なけ れば なら ない が、 ザー が意 図的 にジ ーを ぎま んす るつ もり であ れば
、特 にそ の証 拠を 残さ ない よう に努 める であ ろう
。ま た、 ジ ーも 事業 者で ある 以上
、情 報収 集に 対す る責 任が ある
。す なわ ち、 契約 書に 書か れた こと を熟 読し て、 契約 を締 結 する 責任 があ るの で、 それ を怠 けた とい う反 論に 対応 でき ない
。 以上 のよ うに
、第 四の 類型 につ いて は、 ぎま ん的 顧客 誘引 とし て規 制す るこ とは 困難 であ り、 おそ らく 民法 上の 契約 締結 の際 の問 題と して も、 この こと を理 由と して 無効 を主 張す るの は難 しい ので はな いか と考 えら れる
。 この よう な場 合に 対処 する には
、独 占禁 止法 のよ うな 事後 規制 では なく
、事 前規 制、 しか も現 行法 より 厳し い事 前規 制に よっ て、 取引 の相 手方 が熟 知で きる よう な情 報開 示を 義務 づけ るこ とが 有効 であ る。 この よう な立 法例 は、 諸外 国に もあ るし
︵本 章第 二節 参照
︶、 日本 でも
、不 動産 取引 にお いて は、 宅地 建物 取引 業 法︵ 昭和 二七 年六 月一
〇日 法律 第一 七六 号︶ 三五 条に よっ て、 宅建 業者 に対 して 売買
、交 換ま たは 貸借 の契 約が 成立 する まで の間 に、 取引 主任 者を して
、取 引し よう とす る物 件の 内容 や取 引内 容に 関す る一 定の 重要 事項 を記 載し た 書面 を交 付し て説 明を させ なけ れば なら ない とさ れて いる
。
S
上述 の第 四の 類型 以外 に、 立法 論と して、情 報開 示規 制を 強化
・拡 充さ せる べき 事項 とし て、 以下 のよ うな 点が 考え られ る。 フラ ンチ ャイ ズに 関す る法 律の 立法 につ いて は様 々な 議論 があ ると 考え られ る。 しか し、 その 情報 開示 につ いて
は、 前記 のF TC 規制 にお ける 開示 項目 と同 様の 事項 を開 示項 目と して 定め る必 要が ある と考
( )
える
。
66
以下 では
、そ の開 示事 項に おい て最 も重 要な 要素 につ いて あげ てお く。
①ジ ーが その 情報 を理 解す る時 間︵ 熟慮 期間
:
︶ これ につ いて は、 前記﹁第 四の 類型
﹂と して 述べ た。
②ロ イヤ ルテ ィ算 定方 法等
、情 報を 明確 に提 供す るこ と
③ジ ーが その フラ ンチ ャイ ズ取 引の 全体 の状 況を 理解 でき る情 報の 提供
︵例 えば
、売 上予 測の 場合
、そ の予 測が 妥 当か 否か を判 断で きる 客観 的な デー タを 示す 事項
︶
④契 約書 のひ な形
︵い わば 標準 契約 モデ ル。 個別 具体 的な 契約 を開 示す るこ とは でき ない とし ても
、そ れら の元 にな る モデ ルを 事前 に公 開さ せる とい う趣 旨︶
T
以上 は、 ザー がジ ー︵ の希 望者 に︶ 対し
、一 般に 公開 すべ き事 柄に つい て述 べた もの であ るが
、こ れと は別 に、 取引 開始 後に
、ジ ーの 個別 の情 報開 示請 求に 応じ るべ きこ とも ある と考 えら れる
。 コン ビニ フラ ンチ ャイ ズの 契約 にお ける 情報 問題 につ いて は、 本部 に重 要な 経営 情報 を集 中さ せ、 加盟 店に はそ れら を与 えな いと いう 問題 もあ る。 例え ば、 前記 判決 の
⒆
事件 では、以 下の よう な指 摘が なさ れて いる
。
﹁コ ンビ ニエ ンス
・ス トア は、 商品 を仕 入れ てこ れを 販売 する こと によ って 成り 立っ てい るの であ り、 商品 の仕 入れ は、 加盟 店の 経営 の根 幹を 成す もの とい うこ とが でき ると ころ
、加 盟者 は、 Yと は独 立の 事業 者で あっ て、 自 らが 支払 義務 を負 う仕 入先 に対 する 代金 の支 払を Yに 委託 して いる ので ある から
、仕 入代 金の 支払 につ いて その 具 体的 内容 を知 りた いと 考え るの は当 然の こと とい うべ きで ある
﹂。
コン ビニ フラ ンチ ャイ ズの 基本 契約 にお いて
、商 品の 仕入